ゴールデン枠、完全消滅

アニメがテレビのゴールデン枠から、完全消滅したそうな。

 

進むアニメの「テレビ離れ」 ゴールデン帯から番組消失

https://www.asahi.com/articles/ASM9T7FXDM9TUCVL03S.html?iref=com_rnavi_arank_nr05

 

 

私はまさにアニメがゴールデン帯の主役だった頃の世代です。今でもよく覚えていますが、土曜日は夜8時半になってもアニメを放送していたくらいです。1973年の「キューティーハニー」です。

 

1970年代。今は2020年代目前。‥‥ほぼ、50年前ですネ。

 

子供にターゲットを合わせたアニメが当時の主流でしたが、今のアニメは玩具を売る宣伝としてのアニメのほうが珍しいですし、子供も少ないですし、アニメ以外の娯楽で盛りだくさんです。

 

そして、そもそも、テレビ自体が、テレビ放送を見るためだけに存在するものではなくなりました。映像娯楽コンテンツを映すためのプラットフォームであり、私も1ヶ月でテレビ放送を見る時間は10時間に満たないこともあります。

 

とりあえず何でもテレビをつけて流しておく‥‥みたいな生活ではなくなりました。戦後昭和とは大きく異なります。

 

 

 

まあ、仕方ないんじゃないでしょうか。こればっかりは。

 

ゴールデンにアニメを戻そう!‥‥なんて言っても、結局は私の世代=ベビーブーム世代のノスタルジーでしかないのです。「戻す必要性は何?なぜ?」と言われて終了です。

 

テレビ放送が無かった江戸や明治大正にはアニメ番組も無かったわけです。‥‥つまり、アニメは普遍の存在でも何でもなかったのです。

 

アニメを作っている側からすれば、未来も普遍であって欲しいと願うでしょうし、私のような生まれた時からアニメ番組テレビ放送が存在していた世代はアニメが普遍であると勘違いしやすいです。しかし、戦後の日本でアニメ番組が花開いたのは、戦前から兆しを見せていた映像の科学技術が、世界的な戦後復興の勢いを追い風にして飛躍的に発達した、強い影響下にあるのは否めないでしょう。

 

つまり、社会を形成する人口の層と経済によって、技術も、そしてその技術から生み出される娯楽産業も、強い影響を受けるのです。

 

社会の技術と経済の変化、それに伴う人々の生活の変化。

 

思うに、深夜のアニメだって、この先どうなるかはわからないですよネ。深夜だけは安泰だ‥‥なんて誰も保証できないでしょ。

 

深夜に流して円盤を売る。‥‥そうしたビジネスモデルが今後行き詰まりを見せるのは必至ですし(もう何年も前から言われてますよネ)、深夜枠&円盤ビジネス感覚のまま、未来の映像フォーマット基準のアニメなんてとても作れるものではないです。衣の付く製作も、付かない制作も、両者とも覚悟すべし。

 

 

 

2020年代、2030年代、2040年代と、時間は確実に進行します。

 

1970年代をいくら懐かしんでも、時間は戻りません。未来は「2010年代はアニメをやたらと深夜に放送してたよなあ」と懐かしく思う日も来ましょう。

 

 

 

2020年代も自分らの未来を見据えて何をすべきかを考えれば良いだけのことです。難しく考える必要はないです。

 

アニメがゴールデン枠から消えたなら、その事実とその先の未来を見据えましょう。

 

 

 


クリスタのTIFF

クリスタの使用頻度が徐々に増えるようになって、色々と改善点を感じるようになりました。

 

今回ハマったのは、アニメーションセルの出力における落とし穴です。

 

なぜか、TIFFにアルファチャンネルがつかない

 

‥‥というナゾ仕様です。TIFFはごく普通にアルファチャンネルが持てるファイルフォーマットで、アルファチャンネル付きで書き出す代表的なフォーマットです。

 

しかし、現バージョンのmacOS版のクリスタはTIFFにはアルファチャンネルがつきません。どうして???

 

PNGやTARGAではアルファチャンネルが付きます。TIFFにアルファチャンネルがつかずに白背景になるのは、どういう根拠に基づく書き出し仕様なのか、理解できません。本当はアルファがつくはずなのにバグ? 内部事情なので外部からはわかりません。

 

そもそも、「アニメーションセル」出力での各ファイルフォーマットのオプションが指定できない仕様は、無駄なエラー&リトライをユーザに強いることにもなりましょう。After Effectsの出力モジュールのように設定できれば、仕様なのか設定ミスなのかバグなのかがすぐに判別できます。

 

初心者向けに、細かいオプションを省いて使いやすくする‥‥という意図もありましょう。しかし、ペンタブで作画するアニメーターは「プロ」であって初心者ではないので、ファイルフォーマットのオプションくらいは普通に知識として有すべきですし、「知らない方が知識不足でNG」なので、ユーザをひとまとめに初心者扱いせずに、普通にフォーマットオプションは設定できるようにしてほしいです。

 

macOS版のクリスタを使う限りでは、容量を節約しつつアルファチャンネルを持てるのは「PNG」ファイルフォーマットを選択した場合です。しかしそれはあくまでクリスタの設計上の問題で、一般的にはTIFFでもPNGと同等の容量削減(LZW圧縮にて)とアルファ保持は可能です。

 

 

 

ちなみに、エフェクト系の作画なら、煙や火など色数が限られているので、After Effectsで無理やり「二値化風の255透明化」は可能です。

 

トーンカーブで色を極端化して二値化の準備をして、ポスタリゼーションで色数(255の白も色数にカウント)を入力し二値化と同等処理した後で、逆カーブのトーンカーブや色置換系エフェクトで色を元に戻す‥‥というプロセスで、あたかも二値化のペイント素材のようにできます。‥‥おそらく、この処理が可能なのはエフェクトのみで、キャラには難しいと思います。

 

運悪くTIFFで書き出して「クリスタの出力にはアルファがつかない!!」と思い込んだ場合(=私)は、チカラ技でAfter Effectsで処理することはできますが‥‥

 

TIFFにもアルファをつける

アルファを持たせるか否か、圧縮形式など、ファイルオプションで指定できる

 

‥‥ようにクリスタがセル出力できれば、何の不具合もトラブルもないです。

 

書き出したファイルを眺めて内容をうっすら把握できる‥‥というのではなく、最初からオプションまで指定して書き出して明示的に状況を把握したいです。

 

 

 

でもまあ、クリスタもまだバージョンは1.9.x。

 

バージョン1=初期バージョンゆえの試行錯誤の期間として、ユーザともども、未発達な状態を承知して使うくらいのキモチで良いのでしょう。色々と行き届かないのはバージョン1の特徴として、温かく見守る恰幅がユーザサイドに求められましょう。

 

TIFFにはなぜかアルファチャンネルがつきませんが、PNGやTARGAならアルファ付きで連番出力できますので、TIFFを避けてPNGで書き出すようにします。そうすれば、階調トレスで直描きしたエフェクト作画などを、そのまま劣化させずにセル素材として出力してAfter Effectsに読み込めます。

 

バージョン2や3に思いを馳せつつ、今のバージョンで切りぬけようと思います。

 

 


ふれすこ2

移動中の時間を利用して、Adobe Frescoをもう少しイジってみました。

 

何だか、Amazon Music UHDで凄い良い凄いと連発した後で気が引けますが、

 

Fresco、凄く良いぞ。

 

Adobeのことだから、色々と機能を盛り込んで重くなって書き味が犠牲になってるのかも‥‥と推測してたのですが、邪推というか、全くの逆でした。

 

ペンの軽快さは随一。ビットマップの鉛筆は、最高レベルじゃないでしょうか。

 

最後発ということでライバルが多い中、一番ハードルが高そうな、まさか書き味のダイレクト感で勝負してくるとは。

 

そして‥‥

 

ベクターペンも最高。

 

申し分なくプロ仕事ができます。

 

ビットマップ(ラスター)ペンもベクターペンも、両方ともとても描き心地が良いです。最後発のプレッシャーを見事跳ね返して、描いた瞬間から良さを実感できます。

 

まさに、

 

絵が描きたくなるApp。

 

ですよ。試し描きしている間、年甲斐もなく、惚れ惚れしちゃって困りました。

 

macOSアプリと液タブでは太刀打ちできない書き味の良さ、軽快さ。iPadならではの世界です。

 

 

 

‥‥macOSにしろ、Windowsにしろ、あのレイテンシーの大きさ、ペンの筆致の遅延が、わたし的には憂鬱なんですよネ。iPadに慣れてしまうと、久々にCintiqを使った時に、レイテンシーでまず違和感を感じてしまって、慣れるのに苦労するのです。

 

iOS 13(iPad OS 13)のプレビューの時にプレゼンしていた「さらにレイテンシーが小さくなって、9ms」が、Frescoの書き味にも貢献しているのでしょうか。技術的な内側はわかりませんが、とにもかくにも、書き味はとても良いです。Procreateと比較しましたが、ビットマップ描画同士ならFrescoの方が筆致が一層ダイレクトです。Procreateのペン(ビットマップ)とFrescoのベクターペンが、ちょうど同等の速さのように感じられます。

 

 

 

ビットマップのペンは、様々な質感が用意されていて、画具をたくさん取り揃えたような気分になります。絵だけでなく、カリグラフも楽しいと思います。つたない文字で済まんですが、かすれ具合も気持ちい、カリグラフペン風のプリセットで書いてみました。

 

 

ビットマップなので、拡大すると(1291%)、当然ドットが表れて荒れます。

 

 

ベクターのペンと比較すると、一目瞭然。

 

 

 

ベクターのペンの動作も軽快です。ビットマップのペンの筆致がとてもダイレクトなので、それよりは遅い感じはしますが、他のドローソフトのビットマップ描画と同等レベルで十分高速です。

 

今さら説明するまでもないですが、ベクターの真骨頂はまさに下図の通り。

 

 

ベクター線の優位性はいわずもがなですが、Frescoで驚くのは、「ベクター臭くない」ことです。

 

他のドローソフトですと、「ベクターの事情」が見え隠れするのですが、Frescoのベクター線はそれを感じることがかなり少ないです。

 

凄く綺麗に描かれたペンのような自然さです。十分、インク系のペン用途の清書に活躍するでしょう。これを使わない手はないですネ。

 

 

 

Frescoは、ProcreateにもConceptsにも、もちろんクリスタにも、他のドローソフトにはない部分をまるっと埋めてくれるので、わたし的にはかなり嬉しいドローソフトです。

 

鉛筆線のルックではどうしても様にならないジャンルがあって、ProcreateでもConceptsでもペン設定を色々と模索していたのですが、Frescoのベクタートレスであっけなく解決しそうな予感です。

 

しかもベクターなので解像度フリーです。さらには、どんなに線を重ねて高速で描き進めても、重くなったりもしません。以前のベクタートレスは「絵の内容を手加減」する必要が少なからずありましたが、Frescoは手加減なしにベクターの恩恵だけをプラスできそうです。

 

 

 

こんなに出来栄えが良いとは、思いませんでした(=失礼な言い方)。まだまだiPadもiOSのAppも「伸びしろ」があることを痛感します。そして、Adobeの提供するソフトウェアも、PhotoshopやIllustratorやAfter Effectsだけが絵を描く人間のためのソフトではないことを、改めて認識しました。Frescoは全世界の絵を描く人に訴えるAppですネ。

 

今まで以上にダイレクト感に優れた書き味のドローソフトが、2019年の秋に出現するとは、嬉しい誤算です。

 

 

 


ふれすこ

出てましたネ。Fresco。

 

今はイジる時間もないので、インストールだけしました。

 

パッと線を引いてみた感じだと、レイテンシーを感じさせない筆致のダイレクト感に驚きました。描き心地に優れたProcreateに比べても、Frescoのほうがペンの追随が若干速いです。

 

iPadならではのレイテンシーの低さを満喫できそうな予感です。

 

インストールしたのは、初代のiPad Proで、OSは新しいiPadOS 13.1です。初代でも全然遜色のない描き心地です。

 

 

 

もしAdobe CCを契約していて、Apple Pencilを常用しているのなら、Frescoを使わないのはもったいないですネ。

 

Adobe CC無しだと、1080円の月額サブスクリプションで使えるようです。

 

 

 

* * *

 

 

サラサラシートを貼ったiPadとApple Pencilで、実際にFrescoで数本だけ線を描いてみるだけでも、現代のテクノロジーの片鱗を窺い知ることができます。

 

一方、アニメ業界の制作技術は、どんどん現代から遠のくばかり。どんなに新しい技術とハードとソフトが現れても、それを活用することができないのは、魅力的な機能が溢れているほどかえってそれを使えないミジメさと悲しさが増します。私はこの数年自費を少なからず投入して、なんとか新しい未来を切り開こう・機運を盛り上げようと気を吐いてきましたが、正直疲れてきました。業界が新しい4KやHDRに未来を見れないのなら、もうそのまま=地デジ2K止まりのフォーマットのまま今後何十年と作り続ける制作会社があっても、それはそれで良いのでしょう。無理強いすることでもなし。

 

Frescoがリリースされたのに、なんだか弱気になっているのは、Frescoがどんなに新しい基軸をひっさげて登場しても、びた一円もアニメ業界には恵みがないことが判るからです。恵みがない‥‥というよりは、そもそも新たな恵みを得ようとしない気風がガッチリと根付きすぎちゃって変わらないのです。

 

せっかくFrescoやProcreateやConceptsがあるのなら、そうした新世代の画具と画法が活きる全く別の何かを考えたほうが良いのかも知れない‥‥とも思う今日この頃。今の私に必要なのは、しがらみを一切断つ、最大限の「Think Different」なのかも知れません。

 

 


iPad OS, Procreate, Clip Studio, Concepts, Fresco, , ,

iPad OSが今日の未明、公開開始しましたネ。私は既に3つのiPadにインストールして使い始めました。

 

iPadは、絵を描くことだけを考えても、かなり「未来」に期待を持てます。

 

Precreate。

 

近々登場予定のバージョン5は、オニオンスキンが搭載され、アニメ(日本の商業アニメ限定ではなくアニメーション一般)も作れるようになるそうです。

 

まあぶっちゃけ、オニオンスキンなんてなくても、私はもう4年間、原画をiPad ProとProcreateで描いてますけどネ。使えない理由を挙げている人もたまに見かけますが、使い方次第ですよ。オニオンスキンが搭載されたらなら、より便利に原画も描けるようになるでしょうし、イラストを直に動かしたようなユニークなアニメも作れるでしょう。

 

Clip Studio。

 

レガシーOSのソフトウェアをそのまま移植したような使い勝手ですが、少なくともmacOSのクリスタよりはアニメ作画機能は遥かに軽快に動作します。

 

既に動仕作業が終わったセルをムービーで読み込んで敷いて、エフェクト作画を送り描きでスイスイ描き足すような使い方は、今のところ、クリスタの独壇場です。4Kオーバーのサイズでもストレスなく動作してます。

 

Concepts。

 

水彩風の筆致までベクターで処理する、ベクタードローソフトの雄です。私はメモや落書きなど、アイデア出しに重宝しています。寸法解像度の概念がないのが(ベクターなので)、アイデアを膨らます際に便利です。JPEGなどに書き出す際に、初めて解像度や寸法を指定するので、ビットマップのような解像度不足による絵の劣化がありません。

 

Fresco。

 

Adobeの放つ本格的なiOS用ドローソフトです。いまいちパっとしないAdobeのiOS関連も、FrescoとPhotoshopフル版で一気に巻き返すかも? ‥‥登場を心待ちにしているAppです。

 

 

 

今後の発展が楽しみなAppばかりです。1996〜2005年の10年間もそうでしたが、どんどんできることが増えて、表現も多彩に広がって、「伸び盛り」のころのOSやソフトウェアって、まさに作り出す成果物も「伸び盛り」なのです。

 

この「伸び盛り」の時期に、作る人間も一緒になって「伸び盛り」を体現できます。

 

一方で、衰退し消えていくものもあります。

 

昔の慣習や常識も時には必要ですが、今現れ続けるものにどんどん触れて新しい何かを掴むことも重要です。常識で自分を縛り続けて、海が真っ赤に染まった頃にようやく触れ始めるのでは、時を逸します。

 

MacやWinは、いつしか進化の速度が落ちて、勢いがなくなった感は否めません。据え置きにしろモバイルにしろ、パソコンという形態の「行き詰まりの象徴」とも思えます。それは筐体の重さから始まって、デスクトップのデザインに至るまで。

 

しかし私は、レガシーなOSはとりあえずはそのままで、新しい要素をiOSで追加して、全体の広がりを得る方法も大いに有効だと思います。

 

これは作画技術も同じで、旧来の技術は維持しつつ、カットアウトなどの新技術を大々的に加えて、強力なハイブリッドの布陣を形成することで、ようやく新時代を生き抜くことが可能だと、最近の作業で確信するに至りました。どっちかが、ではなく、どっちも活用して、です。

 

iPadやiOSのAppを大して使ったこともない人が、iPadやiOSに難色を示して低評価するとか、今までと使い勝手が違うので「使えない判定」するとか、どれも当人の了見の狭さを公言しているようなものです。

 

使いこなせばいいじゃん。

 

使いこなせるよう、日々研鑽を積めばいいじゃん。

 

そうすれば、道具はきっと応えてくれます。

 

 

 


iPad OS 13.1

‥‥を、とりあえず、iPad Pro 12.9 第1世代、無印iPad 第6世代、iPad mini 第5世代の3つにインストール開始しました。

 

仕事で今日も使っていたiPad Pro 12.9 第3世代は、とりあえず様子見でiOS 12のままでいきます。プロクリとクリスタで不具合が出るのは困るので。

 

 

 

 


変えていくことを考えよう

「アニメ制作現場は内部での改善はもう限界なので、政治のチカラでなんとか」みたいな論調を、たまツイッターでみかけます。

 

内部での改善はもう限界‥‥とのことですが、改善や改革に本気で自分から取り組んだことがあるのでしょうか。単に傍観して、酷い状況を見聞きして悲観する。自分の身に降りかかっても、なんだかんだと受け流す。その繰り返しじゃ改善なんて、アニメ業界に限らず、何にだって無理です。

 

昔からホントに思うのは、アニメって自由な発想で、現実にはない奇想天外なストーリーを映像化することが多いのに、当の作っている本人たちはシステムや技術に対しては酷く保守的で、アニメを一意的に考え過ぎています。

 

アニメを作る技術に対して、不自由な思考のまま、しかも頭がカタい。

 

昭和の作り方を変えずに、線が格段に多くなって、動きも細かくなって、チェック基準も厳しくなって、そんな状態で5000〜10000枚も1枚ずつ描いて塗り続ければ、何をどうしたって「昭和レベルの単価計算」では作業者が破綻します。

 

アニメの作り方を一意的にしかとらえず、一方では成り行き任せで10000枚も細かい絵を作り続けるばかりでは、政治のチカラをもってしても救えないと思います。政治のチカラを買いかぶり過ぎているではないでしょうか。自分らとは別世界ゆえに、物凄い支援策が政治の世界のチカラで実践されると夢想しても、この金のない日本でアニメだけゴージャスに支援してもらえることは、普通に考えて想像できません。

 

こんな記事がありました。

 

東洋経済オンライン

●時給「1000円ぽっち」払えない企業は潰れていい

 

その中に、

 

 

‥‥という一節があります。アニメ制作の場合、アニメ会社というより、アニメ業界を言い当てているような一節です。耳が痛いのを通り越して、図星過ぎて怒り出す人もいるんじゃないですかネ。

 

一部の会社は、懸命に「社員」に関しては改善に取り組んでいますが、業界全体としては‥‥否定できない指摘ですよネ。

 

生産性が低すぎる

 

作画工程において、生産性を高める技術革新に取り組んでいる人は、どれだけいますか?

 

現在アラウンド50で発言権や決定権のある人は、むしろ‥‥

 

昔からアニメの作り方はそうだった

 

‥‥なんて言い続ける人も多いのではないですか。

 

生産性を新しい技術で向上しようなどとは微塵も発想せず、現代社会の技術進化も気にもかけず、「アニメの作り方を決めつけるばかり」ではないですか。

 

昭和のアニメ制作技術は人類普遍の定型プロセスではありません。いくらでも改善と改革の余地があります。

 

 

 

思うに、窮状を傍観して放置し続け、外部のチカラ頼みの論調に傾きがちな人って、

 

アニメ業界は変わらないままでいてほしい(金だけはいっぱい貰えるようになって)

 

‥‥と思っているのではないですかネ。実は「変えたくない」のです。変えたいのは「貰う金だけ」なので、新しい映像フォーマットなんて無用であり、A4用紙で150dpiで二値トレスでSDRのままで、未来も作り続けたいのだろうと察します。

 

「昭和」の時代をそのままに、お金周りだけ「令和」にしたいのが、一定のアニメ関係者の様々な文脈や流れから読み取れます。未来もずっと、昭和から継承した同じルーティンで作業し続けたいこと、‥‥言い換えれば、演出・作監・原画あたりを「聖域」にしたい主旨がクリアボックスの中身のように透けて見えるのです。

 

 

 

私は、昭和を終わらせない限り、昭和の悪癖も延々と引き摺ると考えます。

 

私は昭和生まれなので、特に実感をもてます。

 

2019年の9月の今、昭和はおろか、春に平成すら幕を閉じたではないですか。

 

新しい作画技術を取り入れることで、アニメ制作現場は、作業報酬を格段に改善しつつ4KHDRの未来にも生きていけます。昭和〜戦後に別れを告げ、新しい時代を生きる気概に満ちれば。

 

年長者こそ、新しいことに積極的になるべきです。

 

若い世代が、新しい映像や画像の技術を習得して使おうとしても、昭和生まれが「昔のままがいい」と阻むようでは、なんのための「年の功」なのか。

 

マーラーは14歳下のシェーンベルクの音楽について、こう語ったそうです。

 

「私はシェーンベルクの音楽が分からない。しかし彼は若い。彼のほうが正しいのだろう。私は老いぼれで、彼の音楽についていけないのだろう」

 

正しいか否かの言い回しは「語り口」としても、自分が馴染んできたものとは異質な何かが登場した時、「ありえない」「デタラメ」「インチキ」「気分が悪い」と拒否するだけが年長者の行動ではないことを、この逸話は教えてくれます。

 

私はまさにテレビアニメの申し子です。ベビーブームの中にいました。戦前戦中世代の大人からは新人類(軽く蔑視も含めて)などとも呼ばれ、日本のアニメの「子供向け玩具の宣伝役」待遇を、「映像作品」としての待遇に変えていった世代です。

 

私の世代は、当時の年長者の目からすれば、破天荒で荒唐無稽にも映ったはずです。新しいことをアニメにどんどん取り入れていきました。

 

その世代が、歳を喰ったら体力も行動力も衰退して気弱になって、保守的な立ち位置にばかり固まって、新しいことを嫌悪し、古いやりかたばかりに固執するのでしょうか。

 

もし、昭和40年代前後生まれの人間が若いまま、令和の今にアニメを作るべくタイムスリップしたら、「政治家の力をあてにしよう」なんて、いの一番に言い出さないでしょう。

 

なんとか、自分たちの力で技術改革を推し進め、どうすれば新しい社会と新しい映像産業と共に歩めるかを考えるはずです。

 

 

 

変えていくことを考えましょう。

 

自分たちの発想で、自分たちの行動力で。

 

他人をあてにしてたら、20代もあれよあれよというまに50代ですヨ。

 

キャラの髪の毛の中に目と眉が透けているだけで、生産効率がドカンと下がるような現場を変えていきましょう。

 

アニメ作りは一意ではないです。色々な技術バリエーションがあります。

 

2020年代は、自らを変えていくことが、キーワードとなりましょう。

 

生きるか死ぬか、大きな運命が託されているのですから。

 

 

 

 

 

オマケ:新しい技術の一部を、ちょっとだけ紹介(以前のブログから再掲)

クレーン(ドローン)やZ軸のカメラワークは、もう10年以上前にはスタンバイ状態でした。しかし、制作現場は旧式のタイムシートに固執するばかりなので、一向にアニメ制作には導入できませんよネ。新しいアニメの技術では、XYZの3軸はデフォルトです。

ベクタートレスも、まだあまりにもアニメ業界では未開過ぎます。私らは次のステップとして、Toon Boomにてベクタートレスの本格導入へと駒を進める所存です。

 

描けばどんどん炎になる「リアルタイムエフェクト作画技法」とかも、旧来のアニメ制作フローでは全く取り回せないです。After Effectsだからって、撮影スタッフさんに炎の作画をしてもらうわけにはいかないでしょう。After Effectsを作画のツールとしても認識できる、新世代のアニメ制作技術と意識が必須です。

 

CSVでシートを反映することもできます。さらには、昔から「複合クミ」として問題になる「眉と目が透ける処理」も、簡単なマスクワークだけで下の目や眉を透かすことが可能です。髪の毛に目を描き込んで作画しちゃうなんて、あまりにも面倒で不毛です。

 

 


Amazon MusicのUHDまとめ。

Amazon Music HDの「UHD」ハイレゾ配信で、私個人として一気に音楽の楽しみが倍加したこの数日。

 

iPadもiMacも、ほんの1〜2日の片手間のうちに、96〜192kHZで音楽を楽しめる環境が整いました。

 

導入は思いのほか簡単でした。192kHZに対応したオーディオインターフェイスを買い足せば、あっけなく環境が整います。

 

もしiPadを使っているのなら、LightningからUSBの変換アダプタが必要になりますが、流れとしては、

 

  • 1・アマゾンのサーバから音楽データをネット経由で流し込む(普通にネットに繋がっていればOK)
  • 2・コンピュータやタブレットPCでデータを「Aamazon Music」で再生(操作は聴きたい音楽を選ぶだけ)
  • 3・オーディオインターフェイスにて、デジタルデータをアナログデータ(アナログ音声信号)に変換
  • 4・アナログ音声信号をヘッドフォンやスピーカーから音出し

 

‥‥で無事決着。危なっかしい人柱などなしに、普通に接続すれば苦もなくハイレゾ音楽が楽しめます。

 

Amazon Music.appの設定を、HD/Hi-Res、HD/Ultra HDに変更すれば、ソフト&ハードの準備が完了します。ハイレゾの音楽再生はネットの転送量がそれなりに大きいので、ローカルに保存してオフライン(ネットにアクセスしない)で聴くのがオススメです。

 

 

 

もしこれがハイレゾCDだったら、MQAに対応したCDプレーヤーを買い足して、できるだけノイズが混入しない経路でヘッドフォンで音出し‥‥のように、少々面倒になりそうです。RCAピンジャックには直にヘッドフォンやスピーカーは繋げませんし、ヘッドフォン出力の付いているCDプレーヤーもあまりないです。さらには、MQAの面倒なことと言ったら、説明を読んでるだけでもゲッソリします。

 

MQA-CDをハイレゾで聴く方法

https://www.universal-music.co.jp/international/mqa-uhqcd/cat/howto/

 

段取りが多くて、前時代的‥‥ですネ。MQA-CD対応を謳うプレーヤーもあまりにも少ないです。旧来CD規格の中にハイレゾデータ部分を折りたたんで格納する仕組みは工夫のいることだったと察しますが、その格納の仕組みを解く手間をユーザに負担させているのが、なんとも残念。上記MQA-CDのページも、結局何を買い揃えればOKなのかが判りにくいですしネ。

 

iPadやiMacの場合は、オーディオインターフェイスのヘッドフォン出力にヘッドフォンを直に繋げば最短の経路で音が鳴ります。MQA-CDを買って聴くための機材導入と手間に比べれば、圧倒的に手軽です。AmazonでUR12を買ってUSBで繋ぐだけで96Kや192Kヘルツのハイレゾが気軽に楽しめます。

 

MQAをちょっと検索して調べただけでも、円盤商売が衰退し、円盤再生機器も衰退した理由を、まざまざと見せつけられるキモチです。

 

iPadやiMac、Mac miniで、Amazon MusicのUHD(96kHZや192kHZ)を聴く方法は以下の通り。いつも雑な絵でスマんす。

 

 

既に最近のiMacやiPadを持っていて、お気に入りの有線ヘッドフォンを使っているのなら、そこにUR12やAG03やAG06を付け足すだけです。一番安価な方法は、UR12でしょうかネ。私も土曜日に注文して日曜日に到着してすぐに設置しました。

 

USB一本でiMacとの接続が終了するので、簡単この上なし。

 

 

 

 

 

UHDハイレゾの音楽は、前にも書いた通り、96kHZ 24bitで1.6MB/s(=12.8Mbps)の転送量が必要みたいなので(軽く計測してみた感じだと)、UHDの楽曲はダウンロードしてオフライン再生したほうがよさそうです。

 

ちなみに、ダウンロードする際は、ダウンロードの設定をHD/UHDへと変更しないと、ロッシーな軽いファイルがダウンロードされますので、ご注意を。

 

 

 

色んな音楽を定額制で楽しめるだけでも、社会の変化を感じていたのに、今度は品質にまで及び始めました。

 

私は中学生の頃に「貸レコード屋」さんが出来て、「レコードを買わなくても、聴きたいと思っていた音楽が聴ける!」と大喜びしたものですが、その当時はAmazon Music HDのようなサービスが未来に出現するなど、全く思いもしませんでした。

 

音楽産業が衰退したとか一時期言われましたが、単に音楽CDの売上が落ち込んだだけで、音楽そのものは定額制のサービスに移り変わって健在なんじゃないすかネ。日本は何に限らず古い体質から抜けるのに時間がかかりますが、欧米はとっとと新しいビジネスモデルに移行しているようですし。‥‥私は最近全くCDを買わなくなりましたが、定額サービスには結構お金を払っています。Apple MusicとAmazon Music Unlimitedの2つですもん。

 

ハイレゾをCDで聴くのに、ややこしい配線と変換、数十万もする機器ばかりを買うのも(40万のアンプとかWebで紹介されてもなあ‥‥)あきらかに失速の一因でしょうしネ。CDに限らず、UHD BDも「ハードウェアがらみ」で結構危うい気はします。データ転送の安定度から言えば、ネットより手元の記録媒体が有利なように思いますが、オーディオ機材〜ハードウェアは一度買ったらソフトウェアの更新で次世代に性能アップするのは中々難しいですから(ファーム更新による機能小更新くらい‥‥ですよネ)、「昭和のオーディオコンポ」的概念は通用しづらくなるんでしょうネ。

 

「ポケットにラッキーコイン」という歌詞の意味が解らない人も多い、令和の現代。公衆電話自体が珍しいですもんネ。昭和平成の「機微」はどんどん過去のものになり、令和、2020年代の新しい「機微」で人々は感情的なものを推し量るようになるのでしょう。

 

100年後の人々は、どんな世界に生きるんでしょうネ。

 

100年後はともかくとして、音楽も映像も、進化を繰り返して、2020年代、2030年代と進んでいくのでしょう。

 

 


iOS版のクリスタ

iOS版のクリスタを使っていて、色々と使いにくさを感じることは多いです。例えば、タイムラインの操作性はToon Boomに遠く及びませんし、macOS/Windowsをそのまんま持ち込んだツールウィンドウ構成は、12.9インチの画面を有効に活用できているとは言い難いです。

 

しかし、そんなことよりも、使っていて一番感じるのは、

 

開発者の人が、iPad/iOSを使い慣れていない

 

‥‥ように強く感じることです。これはつまり、

 

iPadでは動作検証が主で、日頃から使っていない感じ

 

‥‥が漂っているとも言えます。

 

もし日頃からiPadを使っていれば、クリスタの「非iOS感」に色々気づくはず‥‥なんですよネ。

 

 

 

例えば、新規ファイルでスタートする時に、デフォルトで自動保存しない仕様は、macOSやWindowsでは当たり前の動作(ユーザが保存操作をして初めて保存状態になる)ですが、iOSの流儀でいうと「甚だ異質」です。

 

iOSは新規で作業を開始することが、新規ファイルの自動保存と同義です。もし不要になったら、捨てる‥‥という流儀ですネ。ユーザの保存操作にまかせるのではなく、まず自動で保存してしまって、そのファイルを残すか捨てるかはユーザに託す‥‥という流れがiOSの一般的な流儀です。

 

iOSクリスタは、新規作成画面で設定して開始した後に、なぜ自動でファイルを保存しないのか。保存していない危ない状態で、どんどんユーザに絵を描かせる状況を放置するのか。

 

iOSは、macOSやWindowsのようなレガシーOSとは思想が異なるのです。持ち歩くガジェットであることを何よりも重視した設計です。「転ばぬ先の杖」的な思想で固められたOSです。

 

iPadで日頃から他のドローソフトで絵を描いていれば、自動保存は当たり前の動作です。むしろ、iOSでは「自動保存で上書きされないために工夫する」くらいです。

 

クリスタは、単に「WindowやmacOSのソフトウェアを移植した」ような状態で、iOSのスタンダードから大きく外れている感が否めません。

 

もし、開発者の人が、日頃からiOSのAppの挙動や仕様に慣れていれば、「macOSやWindowsではそうかも知れないが、iOS版は自動保存くらいは初期動作に加えるべき」と感じるはず‥‥なんですけどネ。

 

iOS版のクリスタが、他のiOSのドローソフトに比べて、いちいち古めかしく感じるのは、様々な機能を指摘する以前に、開発者の方々の「iOSでの実感」が乏しいからではないか?‥‥と思うのです。それとも、開発責任者・トップの人が、iOSの標準に逆行せよ‥‥との指令を出しているんですかね。

 

iOSのAppなのに、iOSでユーザが感じる利点を反映して活かしてないのが、現バージョンのクリスタの大きなナゾなんですよね‥‥。

 

 

 

改善して欲しい瑣末な点はいっぱいありますが、そんなことより、開発者の人が「いつもiPadを使ってない感」がAppの様々な挙動に丸出しになっているのが、現段階のiOS版クリスタの大きな限界のように感じています。

 

iOSはmacOSやWindowsとは大きく動作が異なります。コマンド+Sで保存癖がついているわけでもないですし(そもそもキーボードでの操作を想定していないジェスチャーベースのiOS)、コマンド+Qでソフトウェア終了することもないです。

 

レガシーOSとの互換性を保つのは、ソフトウェア操作知識の共通点など、良いことも多いでしょうが、iOSを常用しているユーザからすればあまりにも独特な使用感で戸惑います。

 

開発者の方がiOSでのクリスタ挙動の大きな違和感を自覚していないようにも感じられます。それはすなわち、iOSで自社のソフトを常用していない証とも推測するのです。開発者の方が肌身で、「iOS版クリスタのこの動作は、iOSユーザからすれば誤操作や事故のもとになるだろう」と実感しているとは思えません。

 

 

 

iOS版クリスタは、プレビューのレンダリング時間を待てば(大した待ち時間ではないです)、4K以上の寸法でもその場でモーションが確認できるし、価格ゆえに誰もが簡単に導入できるし、アニメの枠を超えて色々なクリエイターが使っているしで、良い面はいっぱいあります。

 

Win、Mac、iOSと、面倒を見るプラットフォームが多くて大変とは思いますが、iOSはWinやMacとは大きくポリシーの異なるOSであることを踏まえて、初期保存の自動化、短い間隔での自動保存(描いた直後に自動保存‥‥とまではいいませんが)、強制終了への対策など、基礎的な箇所はiOSの他のAppに倣うことが必須のように思います。

 

「iPadのクリスタは、全然iOSっぽくないから、操作には注意して」とひとこと添えないと他者に勧められないのは、なんともツラいところです。

 

資金力のないアマチュアや個人が、アニメを作り始めるのに最適なクリスタ。

 

iOSでの一層の充実を期待してます。

 

 

 


雑感

インパール作戦の大将は、毎朝、戦勝祈願の祝詞をあげていた‥‥とNHKの戦争ドキュメンタリーで見たことがあります。まあ、宗教は人それぞれでしょうが「インパールを陥とさせ給え」みたいな、あまりにも具体的なお願いをされては、神様も困っちゃいますネ。

 

普段から信心深い人のココロの拠り所とか、何かの節目の行事としてなら、決して否定しませんが、にわか「神頼み」はまさに、破滅が近づいている象徴ですわな。つまりは「もう神様しか頼るものがなくなったので、にわか信心を装って、神に頼む」という状況。

 

いやぁ‥‥‥うまくいかんわなあ‥‥そんなの。

 

私は神頼みなんてしないです。

 

というか、今の自分の存在自体が、運命というか、宇宙と地球の不思議な出来事のように思います。進化論を信じるのならば、私の祖先はアミノ酸なんでしょ? 凄くないすか、ソレって。

 

もし私が200年前の日本に生まれていたら、アニメなんて作れなかったはず。

 

もし私が200年後の日本に生まれたのなら、アニメなんて作れる平和な社会じゃないかも知れません。

 

もし私が他の国に生まれたら、アニメを作れる地域社会ではなかったかも知れません。

 

 

もし、神様を信じるにしても、この「アニメを作れる状況を与えてくれた」ことだけで十分感謝できます。そしてそれを可能にする様々な人々と巡り会ったこと、これから巡り会うであろうことも、まさに神秘的な運命とも思えます。

 

 

 

まあ、私はそもそも神様を信じているかというとビミョーなんですが、風呂敷をドバっと広げて、太陽の周りを一年かけて回る地球自体に「神がかり的なもの」を感じます。金星でも火星でもなく、地球がそもそも神がかった星ですよネ。‥‥なんでまあ、地球に誕生できちゃったかな、人類は。

 

地球の立ち位置‥‥というか、太陽系における地球の周回軌道って、絶妙の位置ですよネ。

 

もうそれだけで「神様的なもの」は充分です。さらにこれ以上の「奇跡」を神様に頼もうなんて思いませんわ。

 

 

 

打算。

 

それが先行すると、神頼みしたり、手段と目的が入れ替わったり、主目的を隠してすり替えたりと、ウソが多くなりますよネ。

 

どうか、神様。私に宝くじを当たらせ給え。できれば、何千万円クラスの。

 

とか、

 

どうか神様。私に結婚相手と巡り会わせ給え。できれば若くて従順でなんでもいうことを聞く人を。

 

とか、打算まみれの神頼みなんて、どこの神様が願いを聞き入れてくれるのか、「よこしま(邪)」そのものですよネ。打算まみれで欲深しても成就しないんではしょうがないでしょう。

 

私は信心なんてほとんど持ち合わせていないですが、もし神様に日頃お願いすると仮定したら、

 

どんな辛く厳しいことがあっても、私がくじけないように、見守っていてください

 

‥‥くらいの「漠としたこと」で良いと思います。

 

それこそ、地球の軌道が或る日突然外れて太陽からどんどん離れて氷の星にならないだけでも、宇宙の物理法則に感謝します。

 

まあ、インパールの大将もそうですが、信心的な本人の行動って、その人の考え方、三つ子の魂そのものですネ。

 

そうした当人の奥底の心情や考え方は、映像作品作りにも、どんなに行動の表面を装って繕っていても、表れます。有名になってお金が欲しくて異性にモテたいから、作品を作る‥‥なんて、「どらまつるぎだいみょうじん」(故・わたなべぢゅんいちさん命名)が許してくれるわけないですヨ。

 

達観しきった仙人や聖人になる必要はないですが、目的と手段を錯誤して打算まみれの生き方は、何よりも当人が不幸になるので、避けたいですネ。

 

 

 

自分は何を求めているのか。それを何よりもまず自分にウソをつかずにストレートに直視すれば、神頼みなんてせずとも、神様仏様に対して日本の風土としてつきあっていけますよネ。

 

神頼みなどせず、自分と仲間と、そして今はもういないけれど、かつて一緒に生きた人や猫らの存在を感じながら、これからも励もうと思います。

 

 



calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< December 2019 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM