クリスタ色々

Clip Studio Paint EX(以後、クリスタ)は、たしかにまだ色々と改善の余地があるソフトウェアではありますが、それだけ伸びしろがあると思っています。

 

iOS版のクリスタは、ふと客観的に評価すると、随分とApple Pencilの追随が良く、iPad Pro 12.9インチの狭さはあるものの、原画は十分描けるレベルに達しているんだな‥‥と感じます。

 

「あれ? こんなにクリスタって、ペンの書き心地が良かったっけ?」と改めて最近気づきました。もしかしたら、レイテンシーが多少気になるAstroPad(iPadが液タブになる)をしばらく使っていたので、描いててダイレクト感のあるiOSのAppの印象が相対的に良く感じられたのかも知れません。

 

ジェスチャーだけではアニメーション機能は使いこなせませんが、Bluetoothキーボード(テンキー無しのJIS)を併用してショートカットをセッティングすれば、ごく普通に原画が描けるまで、最近慣れてきました。

 

アニメーションの場合、タイムラインを少しだけでも表示させておきたいので、どうしても画面が狭くなりますが、まだワークスペースの吟味は未着手なので、もうちょっと広くすることは可能だとは思っています。

 

やっぱり、毎日どれだけ使っているか‥‥が、慣れに直結しますネ。

 

使えば使うだけ、慣れてきます。「最初の壁」‥‥覚えることだらけの段階を抜ければ、ソフトやハードの素性が「初心者のバイアス」なしに受け取れるようになってきますネ。

 

老いも若きも、もしペーパーレスの流れ、4K&HDRの流れに乗ろうと思うのなら、12.9インチのiPad Proとクリスタなどの安価なAppで、まずはUHDサイズ(3840x2160)で絵を描くところからスタートするのが良いです。

 

もちろん、2Kで原画を描いても良いのですが、まだアニメ業界はペーパーレスとは程遠い現実があるので、イラストを自分の描きたいように描くところから着手して、アニメーターといえどアニメとは違う絵を描いてみるのも良いんじゃないかと思います。

 

 

 

でもまあ、要望はいっぱいあります。

 

クリスタは変形ツールが弱いので(10年くらい前のレベル止まり)、Procreateのようなペンで自由に変形できる変形ツールを実装してくれるのを期待しています。

 

iPadは‥‥‥、iPad Proの21インチとか出ればよいのにネ。‥‥無理か。

 

 

 

原画と動画の取り回しに関しては、スタイロスやペイントマンと互換性をもった色鉛筆のRGBの値とか、アニメーションフォルダ、単なるレイヤーフォルダの構成の「最低限のお約束」とか、整備すべき点はあるでしょうネ。

 

FF0000=RGBでの赤の純色, 00FF00=RGBでの緑の純色, 0000FF=RGBでの青の純色などの極端な色は、原画作業においては陰影を掴みにくいので、「原画の色鉛筆」と「動画の色鉛筆」は分ける必要があるでしょう。原画上がりの演出チェックの時に、影付けの印象を判断しやすくするために紙時代の色鉛筆に似せる必要性は自ずと生じてきます。

 

動画では、現段階ではペイントマンの動作を考慮に入れた色鉛筆の色選びが必要です。「アニメーション出力」でのセル素材出力を期待する結果にしたい場合、色鉛筆の各色の値を「8bit x 3=24bit」にて厳密に規定することが必須のようです。

 

RETAS Studioの終焉が見えてきたとはいえ、二値化の動仕はまだまだ現役でありメインストリームです。思わぬエラーを防ぐためには、クリスタを「従来アニメ用」に使いこなすメソッドを確立して共有するのが肝要と思います。

 

以下はクリスタのマニュアルにある「トレス線と塗り色」の値をHTMLの24ビットでそのまま反映させたものです。「0123456789ABCDEF」16進数(4bit)の6桁(24bit)での表記です。

 

●:FF0000

●:00FF00

●:0000FF

●:FF80FF

●:80FFC0

●:FFFF00

●:8080FF

●:FF8000

●:00C0FF

●:80FFFF

●:FF8080

 

 

16進数の値の入力は、カラーホイールなどのウィンドウにあるカラーチップをダブルクリックすると出現する「色の設定」ウィンドウでテキスト入力します。「HEX」欄に入力します。

 

*あ。ミスタイプしとる。「88FFFF」ではなく「80FFFF」の間違いです。

 

 

そうすると、クリスタ上の画面では見えていたヌキ指示やヌリの色鉛筆が、ペイントマン仕様の「不思議なTarga」=「隠し画像」?をもったTargaへと出力できます。

 

●クリスタでのヌリやヌキ指示

 

●ペイントマン向けのファイル画像。ヌリやヌキ指示を隠し持って(?)います。‥‥セルシス独自仕様のTargaなので、Photoshopのバッチを通すと隠し画像を喪失するらしいです。(色彩設計さんから聞きました)

 

 

 

こうしたことに限らず、毎日使って実際の作業にフィードバックして、経験蓄積のスパイラル〜OODAループを実践するかが、当人や制作集団のポテンシャルに直結するでしょう。

 

やっぱり、道具は使い込んでメソッドを探求してこそ‥‥ですネ。

 

 

 

iPadもクリスタも年齢制限などないですから、使いたい人は自由に使って、未来の可能性の幅を、未来を夢見る皆で一緒に広げていきましょうネ。

 

 


時代とともに、あるいは背を向け

VHS時代には16ミリフィルム、DVD時代にはSDのデジタル映像データ、BD時代には1.2〜1.5KアップコンのHDのデジタル映像データ‥‥と、アニメ業界は旧態依然としながらも、実は、時代に呼応する形でフォーマットを乗り換えながら歩んできました。

 

これはアニメ業界の多くのスタッフが無意識‥‥というか無関心かも知れませんが、時代に合わせて、納品物のフォーマットを変えてきたのです。

 

つまり、4Kテレビが普及し、テレビ放送や円盤商売だけでなく、ネットの映像娯楽産業も普及した未来においては、当然のことながら、アニメ業界で納品するフォーマットも「未来のソレ」になります。

 

フォーマットの進化がいきなり止まるわけ、ないじゃん。

 

いつもと同じように、アニメ業界も社会に合わせていくことになります。

 

もしアニメ業界が社会と離反するようなら、それはアニメ産業の終焉を意味します。博物館で陳列されるだけの「懐かしの産業」となるでしょう。

 

 

 

アニメはいつも、社会の技術変化に合わせて歩んでいます。

 

誰かが最初に道を切り開いて、その道に続く形で日和見層は追随します。

 

しかし、今度の新しい道〜転換期は、作画全般に及ぶので、切り開いた道に全員参加で追随できるかどうかは、ナゾです。

 

もしかしたら、アニメブーム時代(=人口的にも多い世代)のアニメーターの老化・体力の衰えとともに、一旦、制作者の層は激減するかも知れない‥‥と、ふと私は考えることがあります。

 

今までのようには、今度はいかないのではないか‥‥と。

 

アニメブーム時代のアニメーターの大半は紙とともに去るのではないか‥‥と。

 

 

 

10年後、アニメの産業は、果たしてどうなっているのか。

 

今は持ちこたえている会社も、10年後にどんなことになっているのか、まさに10年後の事実が証明するのでしょう。

 

 

 

 

 


ライセンス買取とバージョンアップの日々

クリスタのライセンスは、macOS/Windows版を2つ、iOSを1つ、計3つ、個人で所有・維持しています。macOS版は、最初に買ったクリスタの支払いがいつの間に終了し(月500円だもんね)、2つ目のライセンスを支払い中ですが、やがていつか満期(支払い終了)となるでしょう。iOS版は今月まで月額払い(980円)ですが、来月から年額払い(月あたり650円)をスタートします。個人使用目的なので、全部、自腹です。

 

クリスタは思い起こせば、今まで料金をともなうバージョンアップがありません。その昔「コミックスタジオ」を買ったことがありますが、クリップスタジオとして新しくなって以来、お金を購入時以外は払わずに、いつでも新バージョンを使える状況です。

 

もしかしたら、バージョン2になった時に、バージョンアップの料金が発生するかも知れませんが、2019年7月現在(バージョンは1.9)に至るまで、何ら追加のお金を必要としていません。いったい、クリスタが発売されてから、何年になるんだろうか。

 

このクリスタの状況。‥‥相当珍しいです。デスクトップOS(macOSやWindows)のソフトウェアとしては、異例です。

 

クリスタのこの状況が普通だと思ったら、他のソフトなど何でもお金がかかるように思えて、使えないでしょう。

 

 

 

いくつものソフトウェアを使っている場合、ランセンスの買取は、煉獄の始まり‥‥でした。

 

例えば、Adobeのマスターコレクション(PhotoshopやAfter EffectsやIllustratorなど主要ソフトがセットになった商品)を「清水の舞台から飛び降りる」勢いで購入したまでは良いものの、それから後が地獄です。いくつものソフトウェアをバージョンアップするのに、それぞれ2〜3万円のバージョンアップ料金(全部ではなくそれぞれ‥‥ですよ)で、それが2〜3年ごとに押し寄せてきます。

 

ある時期からAdobeは「毎年必ずバージョンアップ製品をリリースする。そして、3バージョン以上放置すると、バージョンアップ権を失う」という方針を打ち出しましたから、結局は必ず定期的にバージョンアップすることになりました。

 

加えて、OSがどんどん更新され、新しいファイルフォーマットやコーデックが出現した際に、以前のバージョンでは未対応で仕事に支障がでることもありました。

 

ちなみに私は、何かの付録でついていたPhotoshopのLEを、優待価格でPhotoshopフル版にグレードアップし、その後「Extended版とスタンダード版(‥‥PhotoshopはElementsやLEだけでなく、Extendedなどのグレードがいつからか導入されたのです。‥‥覚えてます?)」の分岐が発生した際は、お金が割けなくて「非Extended〜スタンダード版」で自宅(自腹)は凌いでいました。

 

自宅のPhotoshopがExtendedでないばかりに、色々なこと(プロ用途で必要になりがちな要素)で制限が発生して、なんだかミジメな気持ちになったのを思い出します。

 

Dreamweaverなどは失効ぎりぎりでバージョンアップに追われる始末。バージョンアップを諦めて失効したソフトもありました。After Effectsは私の本業のソフトでもあったので、何とか毎年バージョンアップに喰らいついていました。

 

なので、私は「買取が安い」だなんて、全く感じられないのです。クリスタは極めて稀なケースです。

 

場当たり的にお金が中途半端に消えていくのに、各ソフトウェアは決して最新版ではなく、虫食いバージョン状態だったのは、忸怩たる思い‥‥というよりは、個人レベルの限界を感じました。

 

 

 

現在、私はAdobe CCを1ライセンス、iOS版のクリスタを1ライセンス、絵描き関連のソフトウェアを自腹でサブスクリプションを支払っていますが、昔に比べて遥かに良好な作業環境を整備できています。

 

まずイニシャルコストが無いのが良いです。

 

PhotoshopもAfter Effectsも最初は10万円前後はしたはずです。After Effectsはその昔20万円前後だった記憶があります。

 

そうした初期導入の負担はサブスクリプションにはありません。

 

そして、バージョンアップ料金の消滅。

 

常にどのソフトも最新版で使えます。もしAfter Effects2019のように出来がイマイチな場合は、2018など安定したバージョンで故意に保留できます。

 

さらには、運用コストの見極めが容易です。バージョンアップ料金にハラハラドキドキしないで済みます。

 

結局なんだかんだと、ソフトやハードの更新にお金が必要ならば、イレギュラーで場当たり的な予算ではなく、Adobeは年間いくら、セルシスは年間いくら‥‥と事前に「必要経費」として1円の誤差もなく計画できていた方が、お金も明確に用意できます。

 

 

 

実際、アニメ業界がCS6で立ち止まっているのって、「金」ですよネ。

 

ハードの更新、ソフトの更新、さらにはインフラの更新まで含めて、沢山のお金が必要になることが明白なので、そもそも動画や仕上げの報酬を単価190〜300円くらいでしか設定できないアニメ業界としては、機材環境にお金を回すこと自体が難しいのでしょう。

 

サブスクリプションをマシン全台にインストールするなんて、まるで目処がたたないのかも知れません。

 

しかし、macOSだけでなく、Windowsも32bitをサポート終了する未来が近づいています。32bitソフトウェアを使い続けることは難しくなるでしょう。RETAS Studioも終了です。CS6は64bit対応との文書がありますが、サードパーティ製のプラグインが対応しているかまでは言及していませんし、他の部分で思わぬ非対応要素が発覚する恐れもあります。

 

もしかしたら、2030年になっても、アニメ業界はWindows10、macOS High Sierraを使い続けて、時代から取り残された孤島となっていることすら、笑い話ではなくリアルにあり得ます。今の感覚で例えれば、Windows XPやSnow Leopardを使っているようなものです。

 

 

 

新しい技術への転換は、新しい時代にアニメ制作現場が生き残る「必須項目」です。

 

アニメ業界だけ「平成のままで良いんだ!!」と叫んだところで、ソフトウェアやハードウェアやインフラの進化は、アニメ業界の都合に合わせてくれません。

 

時代の技術をたっぷりと活用して、未来社会で生き続けるためには、ソフトウェアの更新はどうしても必要です。

 

ライセンスの買取、そしてバージョンアップの料金に、公私ともに悩み苦しんだ私としては、「目先の買取料金」でコストを計算することは経験上できません。

 

2020年代、2030年代と続く「令和の道」を、どのように歩んでいくか。

 

20年近く前のフィルムが徐々に消えていった頃、技術を転換できずに現場を去った人、役職を変えた人は、決して少なくありませんでした。2020年代以降の令和の時代は、その転換がいよいよ作画にも及ぶ時代です。

 

気持ちだけではどうにもなりません。技術、そしてその技術を支える環境が伴わなければネ。

 

転換期にたとえレッドまみれになろうと、未来のビジョンを見失わず、ブルーの海を目指して、一緒に頑張りませんか。

 

 


年間ライセンス。

昨日、遅ればせながら、iOS版のClip Studio Paint EX(つまり、iOSクリスタのフル版)を年間ライセンス割引に切り替えました。

 

もうiOSの定番ソフトにしても良いと思ったので。

 

ちなみに、自腹で購入した自宅用です。個人仕事用のアカウントで買いました。

 

 

 

ファミリー共有ってどうだったかな?‥‥と思って検索したら、別の話題の「サブスクリプションはキツいので買取で」とか、「Apple  IDの縛りは面倒。TVPaintのほうは切り替えやすい」とか、色々な意見がセルシス本家のQ&Aに書き込まれているのが検索にヒットして、アニメ業界の状況や意識を改めて垣間見た次第です。

 

前から書いてますが、クリスタは相当安価な価格設定ですヨ。プロ用のドローソフトとしては。

 

クリスタのフルバージョンのEXは、iOS版で年間7800円です。大まかに1年8千円として、10年で8万円。20年で16万円。

 

一方、TVPaintのProバージョンは1250ユーロ。1ライセンス16万円です。

 

つまり、iOS版の20年分の使用料と、TVPaintの現バージョン使用権買取は同じ値段です。

 

両方ともフラッグシップのバージョンですが、かなりの開きがありますよネ。

 

iOS版のクリスタを頑なに「高い高い」という人は、どういう計算で、高い・安い‥‥の試算をしているんだろうか。

 

これから絵を描き続けて商売する際に、クリスタの年額7800円は、本当に法外に高い価格設定でしょうかネ。‥‥私は、散々ソフトやハードに自腹を割いてきたので、クリスタは天国並みに安く感じます。CS時代のAdobeのAfter EffectsやPhotoshopを購入して更新し続けるのにどれだけお金を貢いできたか、クリスタなど及びもしないほどの金額の高さ・多さでした。

 

Procreateに至っては、本当に1200円で使用権買取で良いのか、安過ぎるほどコワいものはないとすら思います。

 

 

 

おそらく、クリスタは当人のiPadで使うので自前(自腹)、TVPaintは会社に席を借りるがゆえに会社持ちなので出費はゼロ‥‥という、かなり状況の異なる設定での金銭感覚だと思われます。

 

クリスタを自腹で買った人は多いと思いますけど、TVPaintのプロ版16万円をクリスタと同じように皆さん自腹で買ってるんでしょうかね‥‥? どうなんでしょう? その辺。

 

クリスタはサブスクリプションが高いと叩かれる一方で、TVPaintってなぜ叩かれにくいんでしょうネ。その辺は、単純に不思議です。

 

クリスタは仕事で使うソフトウェアとしては、冗談のように安いです。もしクリスタが業務用として「高い」というならば、他の業種の業務用ソフトウェアの価格を知って、腰を抜かしてほしいです。(まあ、他の業種は、フリーランスで支える業態ではないので、ソフトウェアは会社が購入することがほとんどでしょうけど)

 

 

 

また、Apple IDとの紐付けも、自分所有のマシンは自分のID、会社で席を借りて一時的に使うのなら会社の用意したIDで、IDを切り分けた運用で制作可能です。実際に運用しているので実感があります。Clipファイルの受け渡しに、Apple IDの縛りなんてないですしネ。

 

アニメ現場の制作事例としてApple IDの運用事例が少ないので、どうするのかイメージが湧かないこともあるでしょうが、Appleに限らずAdobeも社用と個人とはアカウントを切り分けての運用がアニメ会社も必要になるでしょう。例え、フリーランスのアニメーターフロアでも。

 

アクティブディレクトリのユーザを取っ替え引っ替えして(ログイン&アウト)、同じマシンのAdobe IDを使い回すことは契約上禁止されているようです。昔と違って、CCのライセンスの内容は変わってるみたいですヨ。

 

 

 

もう、世の中は、パソコンソフトを店頭で箱で買って、光学ディスクからインストールするような「2000年代」とは大きく離れています。アニメ業界のコンピュータ作業環境に対する基本認識は、相当カビが生え始めています。

 

今は、ソフトウェアの開発会社と共存していく時代です。

 

一度買ったら、できるだけお金を使わずに、OSの世代交代も御構い無しに、無償のサポートやアップデートを要求する‥‥なんていう感覚は、もう未来には通用しません。

 

ゆえに、個人も会社も、ちゃんとコンピュータの機材運用を報酬や制作費にIncludeするのです。机と椅子と筆記具だけあれば済んでいた過去の慣習のまま、お金を取り扱う意識を根底から考え直しましょう。

 

 

 

であれば、クリスタのEX。

 

年間7800円は、超安い。不安になるくらい、安い。

 

実際、「そんなに安くて、ちゃんと開発やサポートを継続できるのか」と考える人もいますヨ。

 

 

 

おそらく、多くの学生、少年少女たちが自宅で使うのは、クリスタやメディバンペイントやProcreateでしょう。TVPaintやHarmonyを自宅のパソコンで使う人は、相当少ないはず。

 

私は新しいアニメーション技術による、新しいクリエイティブを考えているので、人材の育成は目の前に突きつけられた直近の達成課題です。

 

世代を貫く縦軸視点でも、人々のつながりで広がる横軸視点でも、「新しいエコシステム」が必要だと考えます。

 

そのエコシステムに、ぴったりフィットするのは、老若男女を問わず導入可能な、安価で高性能なApp群です。学生の頃から、iPadのクリスタでイラストやアニメを作っていれば、プロ現場のペンタブ作画にもカットアウトにも技術を繋げていきやすいです。

 

 

 

年額7800円は、月当たり650円です。

 

この値段が本当に高いと思うのか。

 

未来を試算して、「進む」か「立ち止まるか」を、真剣に考える時期が、まさに「個人それぞれの2020年代」だと思います。

 

 

 


バッテリーの切れ時が、作業の止め時

iPad Proは結構消費電力が大きいので、常時電源供給しないと、作業が1日もちません。

 

Apple Pencilも、書きっぱなしだと4〜5時間前後、ゆっくり〜普通のペースで8時間くらいでバッテリーが切れます。

 

「ふがいなし」‥‥とか思いがちですが、いやいや、「ちょうど良いタイミング」だと思っています。

 

アニメーターが絵を描く集中度から言って、

 

Apple Pencilのバッテリー切れは人道的

 

‥‥とすら思います。

 

Apple Pencilのバッテリーが残り10%くらいになった頃に、仕事を切り上げるか、1時間ほどの休憩を入れた方が良いのです。1時間も充電すれば、結構バッテリーは復活するので、残りのノルマを達成して1日を終了できます。

 

 

 

1日のスタート。Apple Pencilが満充電状態から作業をスタートし、ちょうどバッテリーが切れるくらいで作画作業を切り上げ、もし早めの切り上げだったら、マウスでmacOSでの仕事(After Effectsとか)を進めて、1日全体のバランスを取れば良いです。

 

もし追い込みなら、Apple Pencilは4時間くらいでバッテリーが切れますので(相当酷使するので‥‥。チップ(ペンの先)はあっという間に消耗して削れて、1週間もたないこともある)、1時間休憩を入れてその間に80%くらいまで充電し、最後0%になるまでを1日の区切りにすれば、追い込みと体力の目安になるでしょう。

 

Wacomとかのタブレットはさ‥‥。USBで繋いでいる限り、際限なくペンで絵を描けちゃうので、ちょっと怖い感じがします。極端なスケジュールに立たされた場合、強制的なピリオドがないまま、延々と描き続けたあげく、数日でミイラみたいに干からびちゃうんじゃないですかね‥‥。無理をした反動が怖い。

 

 

 

Apple Pencilのバッテリーは1日24時間もちませんが、「24時間戦えます」なんてアニメ業界とて未来社会では愚も愚ですから、ちょうどいいバッテリー容量だと感じてます。

 

 

 

私の使っているApple Pencilら。

 

もちろん、これらを入れ替わりで使っているのではなく、iOS作画用のiPad Proは1本だけです。macOSのAstroPad用iPad Proで1本、アニメとは別ジャンルの作画用iPad Proで1本、雑事の無印iPad用が1本、打ち合わせなどに携帯するiPad mini用が1本です。そのほか、もう1〜2本あるはず‥‥です。

 

ペンに貼り付けているシールは、ペアリングしているiPadにも同じシールが貼ってあり、どのApple PencilがどのiPadとペアかをすぐに判別するためです。

 

最近、動物シールが底をつき始めたので、猫と金魚のシールが届く予定です。

 

 

 


電力チェッカー

前々回、USBハブの電力を測るのに買ったのは、コレ

 

 

 

iPadやFireがどれだけ電力を欲しているか、特に今まで気にしてきませんでしたが、考えてみれば、身の回りはタブレットばかりで、1つくらいは持っていても損はないと思い、この度、買ってみました。

 

 

 

iPadのバッテリーを減らさずに維持しながら作業するには、大体1〜1.5Aくらい〜5〜8Wくらいあればどうにかなるようです。

 

大まかな目安でも、USBハブや充電器の電力(ボルトとアンペア)を測る機会は、これからもあるでしょう。未来の現場には常備しておくのも良いですネ。

 

FireタブレットやiPadをサブモニタにする際の電力供給の目安、ケーブル不良の簡易チェック、充電器やUSBハブの各ポートの出力など、計測できるのは何かと便利です。

 

 


AirDropとPMの使い分け

現在、私らのワークグループでは、PM(プロジェクトマネージャ)とAirDrop、そして従来のファイルサーバを使い分けて運用しています。

 

ファイルサーバは「ご存知の通り」無法地帯になりやすいです。どんなに規則を決めても、その規則はまず全員に告知されずに浸透しませんし、強制力も実質存在しません。漠然と敷地を公開して、白線だけ引いて、「ここからは駐輪場、ここは待合スペース、ここはバイク置き場」と決めるようなものです。「ベビーカーは? 荷下ろしの場所は?」など定義していない場合は、駐輪場などに溢れ出してすぐに破綻します。

 

そうした場合、「もっと徹底するために看板を立てよう」とか「ペナルティをもうけよう」「管理人を常駐させよう」などとするのは、全くダメダメな運用論。

 

漠然と更地に白線を引いただけで区切っている、運用側・管理側の「策の無さ」が大原因なわけです。漠然とした管理方法は、漠とした状態へと帰すのです。整然と管理したいんなら、管理方法のアイデアに手を抜くなよ、ということです。

 

 

 

私は前々から、ファイルサーバを皆で共有する管理方法には限界を感じていました。人災のるつぼだからです。

 

例えば、大きな金庫を1つ用意して、そこに銀行員の自己管理能力で「お金を保管」するような管理方法だったら、銀行の業務はどうなるでしょうか。言うまでもなく、早々に大混乱、破綻、崩壊しますよネ。

 

作品制作も同じです。ファイルサーバを作業者に公開しただけでは、いくらフォルダ構成を練っても、ほころびが生じます。

 

 

 

●作品制作のクリエイティブに関するファイルの受け渡しはPMでおこない、直にファイルサーバでの受け渡しはおこなわない。

 

●カットごとの作業上がりは、PMがファイルサーバへのアップ&ダウンロードをおこない、必ず規定された場所に存在している。どこに何があるのか、日付のフォルダで中身が見えない‥‥などの悪しき運用から逃れ、整然とした中間素材管理をコンピュータの処理能力によって達成する。

 

●前の工程が完了しない限り、次の工程には進めず、必ず「作業完了」のフラグが立ってから、次の工程へと進める仕組みを持つ。

 

●例えば、背景が未アップ、検査前の仮色でタイミング撮をコンポジットするのなら、ちゃんとそのように工程を組んで、ワークフローとして確定する。例外のワークフローは例外としてちゃんと定義する。

 

 

こうしたことを徹底できるのは、人間同士の曖昧な示し合わせだけでは、不可能です。だから、PMが必要になります。

 

一方、作業同士のオフラインのやり取りは、AirDropを使って、サーバを経由しない方法を採っています。オフラインのやり取りを野放図に拡大するとワークフローはまた管理不能な状態に陥りますが、PMを介さないやり取りは作業者にとっても不利益=作業をアップしたことにならない=無報酬なので、自ずと「オンラインとオフラインの使い分け」ができるようになります。

 

ただ、AirDropが可能なのはmacOSとiOSに限定されます。また、PMを社内外の全作業者に普及できるほどアニメ制作会社は発展していませんから、旧体制への互換性を保つために、ファイルサーバでのやり取りも一部残す‥‥というのは現在の私らの状況です。

 

 

 

PM、AirDrop、ファイルサーバ。‥‥どれもファイルの受け渡しをする手段なので、最初はどのように使い分けたら良いか、私も実感に乏しかったです。

 

しかし、運用を始めると、受け渡し手段の切り分けが肌身で理解できるようになりました。

 

会議室で話す内容と、日々の雑談は、切り分けますもんネ。

 

 

 

ちなみに、PMはシステムスタッフの開発者の方にお願いして、自社開発したものです。ワークフローをカットごとに最適化して如何様にでも自由に再編成できる仕様で、形骸化した工程を取り除き、今までの常識では計れなくても必要な工程は柔軟に組み込める仕組みです。

 

もちろん、コンピュータの冷徹無比なPMが存在する以上、工程の「誤魔化し」は一切できず、整然とワークフローを流していくことが求められます。‥‥そういった意味では、戦後アニメ史上、最悪なまでに劣化した現在のテレビシリーズ(テレビ枠フォーマット)制作事情には、あまり合わないかも知れません。

 

でも、それで良いと思っています。劣化した状況に合わせ続けたのが、今のアニメ業界の制作事情なわけで、そこからどうやって脱出するかを、ベテランから新人まで当事者意識で取り組むべき未来の達成目標だとも思います。

 

 

 

目下の悩みは、WindowsにAirDrop的なソリューションが存在しないことです。

 

カットアウトをToon Boomで作業する場合、Windowsの環境はやや安く揃えられるので(60万が50万くらいには)、Windowsマシンも編成プランとして考えているのですが、AirDropやiOSとの連携などで足枷が生じます。

 

ちょっと確認してほしい程度の、1GBくらいのサンプルムービーを、いちいちサーバにアップして遠回りするのは、はっきり言って、もうウザいです。パッパ、パッパと、AirDropで小回りに動いて、正式な工程を踏む場合は、PMに任せたいです。

 

味見してもらうくらいの段取りに、いちいち申請書を出したり、稟議を通すのは、過剰な管理ですもんネ。ちょっとした会話をするにも、会議室を予約する必要があるのか。

 

雑談だけで重要な決定事項を決めるのはNGですが、雑談そのものをすべて会議で取り上げるのも馬鹿げてます。‥‥TPOが肝要です。

 

日頃の意思疎通や認識の共有に、AirDropは適しています。WindowsにもAirDrop的なものが出来て、クロスプラットフォームでやり取りできれば良いのにネ。

 

Macだけで現場が染まるのは、Macを長年使っている私もちょっと怖いです。色々な理由で。‥‥しかし、Windowsしか知らない現場もそれはそれで怖いです。凄く無駄な遠回りをさせられる現場になりそうで。

 

映像の未来に多様性を求めるのなら、現場の機材も多様性が必要です。WinもMacも適度に混ざっている現場が好ましいと私は考えます。

 

パソコンの管理の風下に、映像制作の作業を置く会社は、もはや映像制作会社ではなく、パソコン運用会社だよネ。

 

アニメ会社はさ。パソコンを管理する会社ではなくて、映像を作り出す会社なんだから。

 

色々な道具を駆使して、色々な面白い映像を作れる会社〜制作集団を目指したいですネ。

 

 


iPad Proの消費電力

iPad ProをMacと繋いでUSBで通信しつつ、バッテリーを維持しつつ充電するとなると、USBのポートから充分な電力が供給されている必要があります。

 

しかし、すべてのUSBハブが、iPadが必要とする電流・電力を保証しているわけではなく、たとえ電源付きのハブ(セルフパワーのハブ)でもiPadに電力を供給できずに、iPadのバッテリーがどんどん減っていく製品も少なくありません。

 

というのは、以前に書きました。

 

では、どのくらいの電力を確保すれば、iPad Pro 12.9インチは、バッテリーを保持したまま作業できるのでしょうか。

 

実際に測ってみました。

 

まず、「iPadのバッテリーがどんどん減っていくUSB3.0セルフパワーハブ」から計測します。

 

 

 

5Vで0.5A。2.5W。

 

iPadの純正充電器が10.5ワット、3ポートの充電器で30ワットが普通の昨今、2.5ワットではいかにも足りない感じですネ。

 

iPad Proのような電力を欲する機器では、昔の基準のUSBハブでは、電力供給が追いつかないのでしょう。USBのポータブルHDDは回転できても、iPad Pro 12.9インチでは荷が重いんでしょうネ。

 

ちなみに、この0.47Aの数字はまったく変動しませんでした。供給している電流が、ポートに割り当てられた100%で「頭打ち」になっているので(=0.47Aを下回る瞬間が皆無)、ずっと固定の数字のまま変動がないのだと思います。言い換えると、iPad Pro的には、5V 0.47Aではいつも「電力が足りてない状態」なんでしょう。

 

 

 

その次に、新しく買った「5V 3000mA(3A)=15W」のUSB3.0セルフパワーハブです。

 

 

 

普通にiPad Pro 12.9インチ:第1世代が起動状態(画面がついている状態)で、このくらいの電力は欲していることがわかりました。

 

ちなみに、カメラを起動した途端に1.2Aまで電流が上がったので、かならず1Aで落ちついているわけではなく、処理の負荷によって結構大きく変動するものと思われます。下は0.6A、上は1.3Aくらいまで、常に変動している様子が見てとれました。

 

 

 

では、第3世代のiPad Pro 12.9インチは、処理能力の向上とともに、アイドリング状態での消費電力は上がっているでしょうか。

 

 

 

画面がついているだけの起動状態では、消費電力の差はありませんでした。第1世代も第3世代も、だいたい似たような電力要求‥‥という感じです。

 

つまり、USBの1ポートに対し、1〜1.5Aの電流を供給できれば、iPad Pro 12.9インチではバッテリーの減りを気にせずに、USB通信したまま、作業が可能‥‥ということになりそうです。

 

 

 

おそらく、「5V 3A」を謳うUSBハブも、各ポートにいろんな機器を繋げば、電力が分配されて各ポートの電力は減少するでしょうから、3台以上のiPadやiPhoneを同時に繋ぐのはNG‥‥だと思います。(前回のテストでは、iPad Pro 2台までなら大丈夫っぽい感じでした)

 

iPad ProでAstroPadを起動し、「Macと通信しながら給電する」目的ならば、いまどきの5V 3A仕様のUSBハブを導入すれば、バッテリーの減りを気にせずに作業ができます。

 

一方、USB通信が不要な機器(日頃使いのiPadやiPhone)は充電器で充電‥‥という今までの運用スタイルで良いかと思います。

 

 

 


自分という境界線

自分の境界線の中にとどまって、外に踏み出さないばかりに、人生の時間を無為に過ごす人はそこそこ存在する‥‥と感じます。「非モテ」とか言う人は、自分の境界線の内側に立ち止まったまま、誰かが腕を掴んで引っ張っていってくれるのを待つだけなので、非モテな男のまま‥‥だということもあると思います。

 

女性の場合はどうかは男性の私が知ったクチを叩くのは傲慢なので言及しませんが、男に関しては、自分の境界線の中、精神的な安全地帯から外に踏み出さないからこそ、非モテだし、絵が下手だし(絵を描く場合ネ)、人のキモチもわからずにコミュ障害に陥るケースが多いんじゃないですかネ。

 

自分の境界線の外側。

 

自分のキモチは境界線の内側です。しかし、他人のキモチは、境界線の外側なので、どんなことになっているのかは解らないです。

 

状況が解らない未知のエリアには踏み出すのが怖い。‥‥なので、いつまでも自分の境界線の内側に留まり続けます。

 

たまに境界線の外側に一歩踏み出すと、なまじ外側を避け続けたばかりに、歩きかたも立ちかたも解らず、数歩でよろけて転んで傷を負います。

 

そんなブザマな自分を慰めるために、境界線の外側を茶化して「どうせそんなもの」と知ったような態度をとります。そればかりではなく、自嘲して自分自身すら茶化して、かすり傷を一生懸命舐めて、キモチを落ち着かせようとします。

 

そうして、いつまでたっても、自分の境界線の外に出れないまま、時間が過ぎ去ります。悪循環です。自分の境界線が、どんどん、どんどん、越えられないもののように思えてきます。

 

 

 

好意を寄せている人に「あなたが好きです」と言って、相手がどう反応するか‥‥なんて、いくら自分の境界線の内側で考え続けても予想できません。

 

「いや。わかっていたよ。自分がフラれるなんてことは。」‥‥と、また知った風なクチを叩いて、自分のキモチを自分で茶化して、自分を慰めるのです。プラスを夢見るとダメだった時にギャップが酷いので、最初からマイナスで考えて、状況を下方予測したり、早々に下方修正するんですよネ。

 

まあ、つまり、自分の境界線の内側に閉じこもって、ひとり遊びを続けているのです。

 

そんな状態で、他人から「あなたが好き」と告白されるのを夢見てるのだとすれば、「恐ろしく破綻した構造」なのです。非合理にもほどがあります。

 

外に出ずに姿を現さないのに、外側から自分の存在を認識してほしい、承認してほしい‥‥なんて、合理的な構造とは言えまい?

 

 

 

自分の境界線の外側に踏み出す‥‥というのは、恋愛に限らず、自分の能力の発展にも大きく作用する、極めて重要な行為です。

 

例えば絵。

 

色んな人の、色んな絵の、色んな描きかたに、ナマで接することで、「ネットで検索」よりも遥かに情報量の多い体験が可能です。どんなにネットで多くの絵が検索できても、どんな速度で描いているのか、どんな表情で向き合っているのか‥‥なんて、メイキング映像の僅かな断片でしか垣間見れないでしょう?

 

自分が「下手くそ」認定されるのは、そりゃあ、ヘコんで傷つきます。恋愛だと、フレらるのと同じです。

 

自分より明らかに絵が上手い人と接して、自分の下手さを痛感するのは、辛いことです。

 

でも、下手な自分、フラれた自分を、自分で再認識して分析するからこそ、上手くなれる自分、フラれないかも知れない自分へと、徐々に変わっていけるのです。

 

外界へ踏み出すからこそ、外界の風土に接し、世界の歩きかたも身についてきます。

 

 

 

これは「デジタル」も同じで、紙の世界ばかりに閉じこもっていると、進化し続ける世界の映像技術にはいつまで経っても踏み出せません。コンピュータによるペーパーレスの世界に踏み込むからこそ、新しい時代のアニメ制作のビジョンも見えてきます。

 

紙の世界に留まり続けて、いつか誰かが、手を引っ張って新しい世界に連れていってくれる‥‥と思っているのなら、それは残念ながら「ない」です。「行くつもりがないのなら、どうぞご自由にそのままで」と放置されるだけです。

 

 

 

自分の境界線を越えることは、誰しも不安で怖いものだと思います。「何があるか、解らない」という状態は、ワクワク以上にガクガクブルブルの恐怖が上回るかも知れません。

 

境界線の内側に留まっても、生きていけるでしょう。ですから、全員参加ではないです。非モテなら非モテのまま人生を送るのも、個人の自由です。

 

しかし、今の自分に限界を感じるのなら、境界線の外側に踏み出しましょう。

 

自分の限界とは、自分の今の境界線そのものです。境界線の外に踏み出して慣らして、境界線を拡張すれば良いのです。

 

一生死ぬまで、自分自身を定義し続ける「境界線」からは逃れられないと思います。しかし、境界線は一切変動のない静的なものではなく、自分のアクション次第でいくらでも動的に拡張できると実感します。‥‥私が20歳のままの自分だったら、今の自分の境界線の遥か狭いエリアに限定されていることでしょう。

 

境界線の外側はツラいことも多いけど、案外、包容力も許容も大きいもの‥‥ですヨ。

 

 

 

考えてみれば、アニメ制作会社、そしてアニメの産業すらも、まさに「過去の境界線」の中でもがき苦しんでいるのかも知れませんネ。

 

今までのエリアから外界へと踏み出し、境界線を拡張すべき時は、刻一刻と迫ってきているように思います。

 

 


AstroPadとプレビューでメモを書く

AstroPadネタが続きます。今度はmacOSにもれなくついてくる「プレビュー.app」のメモ機能についてです。

 

*むやみに高品質なmacOSのアイコン。情報を見るウィンドウでアイコンをコピーすれば、プレビューの「新規書類」でICNファイルを作成できます。(クリップボードから新規書類を作る機能がプレビューにはあります)

 

 

以前の「プレビュー」は、その名の通り、まさにプレビューのための標準Appでしたが、今はどんどん高機能化して、テキストやペンでメモを自由に書き込めるソフトに進化しています。

 

Apple PencilとiPad(Apple Pencilの使えるiPad)、そしてAstroPadがあれば、液タブがなくても手書きのメモが書き込めます。

 

例えば、こんなことがプレビューで可能です。

 

 

 

最近気がついたのですが、矢印を手書きで描くと、自動で認識して矢印図形に変換してくれる機能が、いつのまにかプレビューに備わっていました。ちょっとビックリ。いつから?

 

手書きの図形を矢印へと変換出来るのですから、円形や矩形はもちろん、星型まで図形化できます。図形を後から編集することも可能です。さらには、Adobe Fontsがあれば、楽しいフォントでテキストも書き込めます。

 

 

 

図形を描いたり、絵のメモを描くには、AstroPadを経由してiPadとApple Pencilを使えば、液タブのないMacBookでもiMacでも、iPadが液タブの代わりになります。

 

AstroPadの使い道は、広がる一方。

 

秋には、「条件さえ揃えば」サイドカーで同じことができるようになるでしょう。

 

 

 

なんだよ‥‥。

 

どんどん時代は進化しているぢゃないか。

 

容赦ないすネ。

 

どんどん使いかたを広げて、どんどん使いこなしましょうネ。

 

 



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