ビデオカメラの選択肢



高性能な民生用AVCHDビデオカメラや、今どきのコンデジムービー録画機能は、「これで録画は充分」と思う事しきりです。実際、私の所有するソニーの2万円以下のコンデジ(カールツァイスレンズのやつ)のHD録画機能は、そのボディのコンパクトさからは想像もできない高画質録画ができます。

高画質でホームビデオなり取材用ビデオを録る際、もはやプロ用機材にでも手を出さない限りは、「性能はこれでもう上限」か‥‥と思っていると、今年6月頃に発売されるBlackMagicの新製品は、中々に「ソソる」内容を持って、誘惑してきます。

Blackmagic Pocket Cinema Camera

価格は10万円。「え、凄く高いじゃん」とか思われるかも知れませんが、これは、AVCHDのビデオカメラではなく、ProRes422(HQ)とロスレス圧縮で映像を記録できるプロ仕様の超安価な「シネマカメラ」の本体です。「凄く高い」のではなく、「凄く安い」のです。

レンズはマイクロフォーサーズのマウントなので、レンズの選択肢も種類・価格ともに豊富です。紹介ページではLumixブランドのレンズが装着されてますネ。

記録フォーマットはProResコーデックを採用しており、FinalCutでストレスなく編集可能でしょう。422(HQ)なので、HDCAMよりも高画質です。220Mbps(30fps時)の余裕は、画質にもしっかり表れます。ちなみにAVCHDは24Mbps程度、Blu-rayは30〜50Mbps、HDCAMは144Mbpsです。
*テープで編集渡ししていた時代は、私にとって、暗黒時代でした。ProResなどのデータ渡しフローなら高画質&スピーディーなのが解りきっているのに、HDCAMにテープ落としする悲しさといったら‥‥。居残りのテープ落としで時間を浪費し、トーンジャンプなど画質も劣化して、さらにランニングコストも高い。データで映像を作っているのに、テープ運用をいつまでも続ける‥‥。有効・有用なテクノロジをいつまでたってもフローに導入できないアニメ業界の限界を思い知る、数ある側面のひとつ‥‥でしたネ。

BlackMagicは、この他にも、USB3.0&ThunderboltでHDMIや各種ビデオ入力をキャプチャする機器を、2万円で発売してたり、プロにもアマにも訴えかける製品を多くリリースしています。

ポケットシネマカメラ。発売後のレビューが楽しみな製品です。

環境をどうする

私は去年のAdobe CC(Creative Cloud)サービス開始と同時に、予約までして使い始めたクチなので、今回のCCへの一本化は特に大きな衝撃なしに受け止められました。

ただ、最初から「旧ライセンスは破棄しても良い」なんて思えたわけではなく、CCを1年間使ってみて、「過去のライセンスを諦められるキモチになった」のです。さすがに1年前の段階では、「CCを契約したから、今までのライセンスはもういらない」とは決断できませんでしたネ。長い事、継承し続けたライセンスだもの。

アドビはアップグレードの「有効期限」がありますので、あまりにもアップグレードしないでいると、アッブグレードの権利を失効してしまいます。これは言わば、「アップグレード料金の定期支払い」を仕組まれているわけで、実は以前から、「ソフトを買えば安泰」なわけでは無かったのです。

私はCS5のままで止まっており、去年CCを契約した頃は、CS5.5に対応できずやりずらさを感じていたのですが、CCを導入した途端に、最新&全開でソフトウェアを使えるようになりました。

ただ、必ず新しい環境を導入すべきかは、考える余地がありそうです。

自社の作風を持ち、ブランド戦略が通用するところならば、あえて「環境を凍結」して手堅い制作環境でブランドを維持するのもアリ‥‥かも知れません。

実は私も、「環境の固定」を考えた事がありました。2005年頃で、まだ業界フローに光明を見いだそうとしていた頃です。野方図に新しいものを導入して環境が崩れるよりも、手堅く制作できる環境を考えたのです。

私はMacOSを昔から使っているので、「いつ、土台が無くなるか、わからない」強迫観念とともにありました。つーか、未来もそうか。‥‥Windowsユーザの人からは「可哀想に」と思われるかも知れませんが、土台がひっくり返るかも知れない危機意識を持ち続ける事は、あながち悪い事ばかりではありません。「どのように土台を形成するか」に、絶えず意識が働きますからネ。

しかし、業界の動向が「本撮は3日あれば良いほう」みたいな意識へとどんどん流れて、作業は過酷になる一方、このまま業界フローに巻き込まれていると「早死に」は必至と思うに至り、安住の土台など無い事を悟り、新しい制作方法を模索し、環境も新しいハードとソフトを求めるようになったのです。

私の取り組んでいる制作手法は、新生児のごとくの制作スタイルなので、ブランド力などありませんし、フローを育て上げるためにも、新しいハードとソフトは必須となるでしょう。なので、CCベースの環境は必然的です。

しかし、アニメの旧来スタイルやブランド力を継承し、CCを必要としない作業グループ・流派も、有って良いと思います。本当にCCへ移行すべきか‥‥を問うてみるのも、必要だと思います。特に、CCは「使い始める時に、全てのアプリが提供される」ので、移行を悩む間は、従来のCSで作業するのもありでしょう。

恐らく、業界全体としては、成り行きでなんとなくCCを導入して、やっぱり成り行きで作業区分が今以上に曖昧になり、ギャラ据え置きでコンピュータを使用する作業者の仕事が増える‥‥ような未来へと進むように思われます。これは未来の予言ではなくて、過去のいくつもも業界の事例を言い換えているだけです。業界の歴史を振り返れば、黙示録が浮かびあがります‥‥よネ。

各自、各グループ、各社、どのようなポリシーで環境を構築していくのか。そしてどのような未来になるのか。

私は覚悟を決めておりますが、‥‥皆はどうなんだろうか。そもそも、覚悟なんてしない‥‥のかな。

CSを廃止、CCへ移行。とな。

"米Adobe、Creative Suiteの新機能開発を中止〜Creative Cloudへ移行"

うひょー。

ここまでバッサリ行くとわ。

前々回書いた私の杞憂、「ソフトウェアバージョンと、CSバージョンと、さらにCCのバージョンも、全部一緒に平行移動するんか?」と言うのは無くて、CSが廃止され、CCに移行だったのネ。

これを受けて、危機感を募らせている人も、少なからず存在するようです。

「ハードウェア環境もアドビのソフトウェアに合わせてアップグレードしなければならない」

‥‥う〜んと、これは別に今、始まった話じゃないよネ。かなり前、前世紀の頃から、そうなんじゃないですかネ。

新しい機能が増えて今まで以上の事ができるようになったソフトウェアが、より一層のハードウェア性能を求めるのは、そんなに理不尽な事かいな?

アドビに限らず、何でもそうなんじゃないかな? 映像フォーマットだって、音声フォーマットだって、デジカメの写真だって、スマートフォンの録画機能だって、皆、どんどん新しくて高性能なハードウェアを求め続けていると思いますよ。

アドビって、叩かれやすいよネェ。いつも。

‥‥思うに、尻切れトンボで消失したソフトウェアなんて山ほどあるし、そんな「いつの間にか消えた会社のソフト」に私も結構なお金を費やしてきたけど、アドビは今でも健在なだけ、マシなほうだと思うんだけどな。

人それぞれ、感慨はあるとは思います。私としては、ハードウェアを何年か毎に高性能なものへと買い替えていく負担は、「コンピュータで飯を喰う以上、避けられない」と覚悟しております。だってさ‥‥、自分のマシンが「やりたい事に見合わなくなる」のは、年々実感できる事ですから、アドビに頼まれなくても、新しいマシンは必須なんですよネ。

でもまあ、このCS廃止は、今後の流れを分岐する「キッカケ」かも知れないですネ。これでアドビを見限る人が出てもよいでしょうし、CS6を最後にバージョンアップしない流派が出ても良いでしょう。旧来の初期導入費用を用意できなかった弱者が、月額の低さを上手く利用して野心を叶えるのでも良いでしょう。

「自分たちはどのようにお金を使い、どのように道具を使って、どのように映像を作って、お金を手にするか」と言う「映像作りのライフサイクル」を見つめ直す、プチきっかけになるのだとしたら、アドビの極端な方向転換によって、流れがシャッフルされるのは悪い事ばかりではない‥‥と思うのですけどネ。

数年後の環境

私の自宅は、HDDが沢山あります。何かおバカさんみたいな言い方ですが、要は、外付けHDDが各所に接続されていて、今後も増えるだろう‥‥と言う事です。

5発ケース、4発ケース、2発ケースx2、NAS1発、単発ケース‥‥、ぐぬぬ、ざっと数えて15個。HDDの数はともかく、USB、SATAで繋がっているケースは5個。一生懸命、まとめたつもりでも、何だか煩雑な結果となっています。

今はまだ他に優先してお金をかけるものがあるので実行できませんが、1〜2年後には、成り行きで増えたHDDを、きれいにまとめたいと考えています。各端末はシステム、ワークスペース・バックアップの、3つのHDD(見た目はPC本体と外付け1個)にして、ライブラリは全てネットワーク上のファイルサーバにアーカイブするのです。

現在、主要なライブラリは、Mac mini ServerにUSB2.0で繋いでいるのですが、‥‥USBって、結構、不安な要素が多いのです。こじんまりとした宅サーバなら許容できるのですが、ライブラリが本格化してくると、信頼性の低さがネックになってきます。

Wikiや、ライブラリの「案内役」として、Mac mini Serverは使い道も豊富ですが、ハードウェア視点でのファイルサーバとしては、全くのコンシューマレベルです。信頼性はMac Bookの「ファイル共有」レベルです。

ライブラリが充実してくると、少なくともデータの保存先は、ある程度の堅牢さが欲しくなってきます。



しかし、業務用の高いサーバは買えませんので、例えば、QNAPのTS-869あたりの廉価なモデルが個人で手を出す限界かなと感じています。

ただ、サーバ本体だけ買えば良いのではないので、そのあたりを日々、悶々と考えています。要は、設置する場所の悩みです。

快適な温度を要求し、騒音のうるさいサーバを、自宅にそのまま鎮座させるわけにはいきません。何かうまい方法を考えねばなりません。TS-869がどれだけ騒音が大きいか‥‥にもよりますが、HDDが8つも集まれば、それだけでもにぎやかにはなるでしょうネ。

押し入れとか物入れに入れるのは、よっぽど温度的に適した場合でないと、NGです。熱がコモるのは、「耐熱サーバ」でも無い限り(そんなのあるんか?)、ハードウェアの故障を頻発させます。‥‥でもねえ、冷却目的で冷房を入れっぱなしにすると、電気代がモノ凄いのです。(経験者は語る)

サーバって、それそのもの「だけ」じゃなくて、設置場所、ネットワークの敷設もコミコミの、総合的なソリューションなんですよネ。1G〜10Gの有線配線は、日曜大工レベルでどうにかなりますが、設置場所が「一般のご家庭」では結構ムズい。私の自宅は、トイレの空間がひんやり冷えているのですけど、まさかトイレに置く訳には‥‥。

サーバがどんどん電気を喰って、熱として排出されるのを、冷房などに頼らなくても、うまくエアフローで逃がせるのが理想なんですが、‥‥う〜ん。。。建物の構造まで絡むからなあ‥‥。。。

tm

After Effects CS6のエクスプレッション入力欄で、「tm」で始まる文字列を入力すると、トレードマークの「™」に自動変換される、妙な動作に戸惑っています。入力欄からフォーカスが外れると、勝手に「™」になるという‥‥。

ちなみに、行頭にtmの文字列が来なければ自動変換されないので、今は"_tm"で誤摩化して運用してます。

いくつかの似た環境で試すと、どうも個々の環境固有の問題で、必ず発生する動作ではなさそうです。

After Effectsと言うよりは、他の問題か。OSX 10.8の何か?

最大2台のパソコンでの同時使用が可能

AdobeのCreative Cloudは、サービスが始まって以来、ソフトウェアの維持費に困っていた私の、まさに「助け舟」となって、各所各場面で便利に使い続けております。

今度、そのCreative Cloudの規約が変更になり、「CS6以降の全てのバージョンが使える」「2台まで同時使用可能」となったようです。Adobeのブログから。

「2台まで同時使用可能」は特に嬉しいです。私は同時使用2台、インストール4台なので、現在2ライセンスのCreative Cloudにお金を払っていますが、倹約する場合は1つのライセンスに減らせますし、拡大する場合は4台を同時に使って時間を有効に使えますので、今回の規約変更は都合が良いばかりです。

Adobeのソフトって、ぶっちゃけ、単体で買って、単体でアップグレードすると、凄く金がかかるのです。Adobeのソフトと16〜7年付き合ってきて、しみじみ、実感するのです。

なので、数年前に「月極でソフトを切り売りしてもらえると、導入する側は楽になる」と要望を出した事があるのですが、おそらく、似たような意見が世界各地でそこそこあったんでしょう。ソフトウェアの導入って、アドビ製品となると、まさに予算管理との「争点」ですからネ。3ヶ月だけ必要‥‥なんて事が、現場ではよくあるのよ‥‥。

いやぁ、これで随分と運用が楽になります。PhotoshopやAfter Effectsを用いた変換サーバを立てるにも、既存のCreative Cloudライセンスの「余り1台分」を使えば良いですし。

おそらく、Creative Cloud CS7以降は、「クラウド」の本来の強み〜ネットを介したデータの一意性〜を活かした機能も追加されるでしょうから、作業場が3カ所に分かれた私の現状には、うってつけです。

Creative Cloudのデメリットは、色々言われています。「ネットでアクティベートしなければならない」「新しいバージョンが出たら、旧いバージョンが使えないかもしれない」「お金を払い続ける必要がある」「今後、値段が上がるかもしれない」などなど‥‥です。

ただ、こうした要素は、わたし的には、「ネットワークありきのワークグループ」において、「機能向上した最新のソフト」を、「単体アップグレードより安価な予算」で維持する目的から、ほとんどデメリットとして作用しないのです。用途によって、是非が大きく異なるのが、Creative Cloudですネ。

「Photoshopが何となくインストールしてあって、たまに使うくらい」だったら、単体購入 & 2〜3年に一度のバージョンアップ(権利を失効しない程度のスパン)のほうが格段に安上がりです。「旧い定番のバージョンで充分だ」という人も、Creative Cloudは必要無いと思います。逆に、「お金がかかるからバージョンアップしないけど、本当は様々なソフトの最新版を使って、どんどん作品を作りたい」のであれば、必要経費と割り切って導入すべきでしょうネ。我慢して旧いソフトを使い続けていると、浦島太郎的なロスが物凄いです。かく言う私も、現在、Illustratorで苦戦しております‥‥。

そろそろ、アドビのバージョンアップの季節‥‥ですネ。今年はCS7と言う事になりますが、これは一方で旧バージョン保持者の「バージョンアップの権利失効」の恐怖でもあります。

思うに、パッケージを持ってようが、クラウドだろうが、Adobeにキンタマ(失敬)を握られている状況は同じ。どうせ握られているのなら、グイグイ押し付けてやる(これも失敬)くらいの開き直りで良いんじゃないかと、私は思うのですけどネ。

結局ソフトウェアなんて、プログラムコードの所有権を買ったのではなく、単に使用ライセンスを買っている事に過ぎませんし、食器や家具と違って、大切に使えば何十年も使えるものでも無いです。パッケージソフトを買うと、何か、自分が「ソフトウェアを所有」した錯覚を起こしますが、結局は、移ろいやすい環境の移ろいやすい使用権限を「当座、保持している」だけに過ぎないんだと、今の私は、結構冷めた視線で見つめているのです。

スキャナを新調

数ヶ月、購入の是非に悩んでいたA4のフラッドベッドスキャナを、昨日購入しました。おそらく、A4サイズのスキャナを買うのは、これでひとまず終了かと思います。

フラッドベッド並みの画質をもったドキュメントスキャナが出れば考えちゃいますが、A4フラッドベッド型は、劇的な技術革新でも無い限りは、今の性能で充分作業要求に耐えるので、買い替えの必要性はもう無いと考えております。

買ったのは、エプソンのGT-X820というモデルで、高速起動と高速読み取り、DIGITAL ICEなどの補正機能が売りです。A3が欲しいところではあるのですが、金も場所も無いので、従来通り、A4を買いました。

購入したショップは、アマゾンです。アマゾンは初期不良の返品交換がとても楽なので、HDDなど初期不良が怖い精密機器は、アマゾンで買うようにしています。故障に対して、アマゾン側からは特に何の検証もなく、申請すれば新しいものを即日に届けてくれるので、面倒な手間がかかりません。故障品は1ヶ月以内に着払いで送り返せばOKです。集荷すらしてくれます。

今まで使っていたスキャナはCanonの8800Fというモデルです。LEDで高速起動ですが、スキャン速度が、400〜600dpiで作業するようになった私のニーズには合わなくなってきたので、買い替える事にしたのです。300dpiまでは充分速いスキャナですので、他で使い回す予定です。

私はB4くらいの用紙が作画にはベストかと思っているのですが、B4のスキャナって、ほぼ無いんですネ。A4かA3サイズになってしまいます。まあ、今のうちは、A4で凌ごうかと思っています。

iMacのメモリ問題

8GBメモリを4本装着したiMac Late 2012。一昨日から突如、フリーズする症状に陥り、原因を究明しようとチャレンジしてみましたが、結局、原因は掴めず、回避策だけをなんとか探り当てた状況です。

Remberによるメモリ単体のチェックは、4本とも問題無し。メモリが原因かも‥‥と思っていましたが、ハズレ。まあ、メモリのハード不良なら、それが一番明快ですから、希望的観測ではありました。

その次にAfter Effectsのメモリ管理の問題か(フリーズが始まったのは、After Effectsのレンダリング時のフリーズが最初だった)と思いましたが、どうもそうでは無いと思われます。After Effectsその他のアプリを全て終了し、Remberだけのメモリ診断プロセスでもフリーズするので、After Effectsがらみではなさそうです。4000px四方のAnimation圧縮のQTが変な挙動をするのは、また別の障害であり、今回の主題とは関連性が低いと思います。

ウィルスチェックやバックアップなどの、バックグラウンドプロセスが原因でも無いようです。

ではどうやって障害を抑えるか‥‥という事ですが、16GBメモリを4本差さなければ、フリーズしません。「じゃあ、その4本の中に、トラブル原因のメモリが含まれているのでは?」と普通思うのですが、単体テストではみな合格し、スロットを1つ空けた状態(8GBx3=24GB)ならば、どの組み合わせでもフリーズはしないのです。

うきー。

ちなみに、変則的な「8+8+8+4=28GB」の構成でも問題無く動作します。フリーズしません。Remberだけでなく、Apple Hardware Testも「問題無し」の結果が出ます。After Effectsのレンダリングも好調で高速です。(Mac Pro 2008で同内容のレンダリングが18時間かかったのが悪夢のようです)
*Apple Hardware TestはDキーを押しながら起動すると使えます。

しかしながら、全く同じ環境の別のiMacでは、8GBx4=32GBでフリーズは発生していません。今のところ、「個体差」という一番納得しがたい結果となっています。

16GBメモリを1本引っこ抜くと正常に動作する、私のiMac。‥‥まあ、28GBあれば、全然良いか‥‥と釈然としないまま、使い続ける事になりそうです。

トラブルがトラブルを呼び

iMacでのAfter Effectsレンダリング中のフリーズの原因を究明していく過程で、どんどんあちこちから、障害の片鱗らしきものが表れてきました。

4000x4000のQT素材の扱いにおいて、コーデックがAnimationですと、イレギュラーなフレーム欠落が発生します。絵がとびとびで真っ黒になる妙なエラーです。

過去に経験したQTでの画素数24bit(=1670万画素)の上限をふと思い出しましたが、4000x4000なので、24bitは辛うじて超過していまん。それにQuickTime Playerだと正常に再生されるので、After Effects固有の問題かも知れません。
*画素数24bit超過は、QuickTime Playerでも「これはQuickTime書類ではない」とはじかれるのです。

同じ4000x4000のQTをQuickTime Player 7(Pro)で、ProRes422で書き出したものを、After Effectsに読み込むと、フレーム欠落は発生しません。

コーデックの差異で、After Effectsで障害が出たり出なかったり。

う〜ん。。。

トラブルの原因を掘り起こしていくうちに、色々絡み付いてきたようです。下手すると、解決に時間がかかるのかな‥‥。

iMacの速さ・2

前回書いた通り、最新のiMacが予想以上に高速に処理する事が、トラブル転じて実感できたわけですが、Mac Pro 2008の5倍の処理速度かと思いきや、そんなもんじゃ無かったです。

実は今もMac Proでレンダリングしていますが、レンダリング時間は11時間目に突入、予測残り時間5時間で、合計16時間。一方、iMacは1時間ちょい。‥‥なんだ、この差は。

実装するメモリ容量が大きく違ったりと個々の環境が違うので、この差を短絡的にマシンの性能差として認識するのはNGですが、今までHD解像度作品において全く遜色を感じなかったMac Proが、このような雲泥の差をつけられるとは、予想していませんでした。

iMac
 i7 3.4GHz
 4コア(仮想8コア)
 32GBメモリ

Mac Pro 2008
 XEON 2.8GHz
 4コアx2=8コア
 10GBメモリ

今回のレンダリング内容は、4Kの素材1つを、何重にも重ねて配置する内容で、メモリの容量がモロに反映される状況なのでしょうかネ。数年前は大容量だった10GBメモリのMac Proも、4K素材をキャッシュに溜め込む構造のレンダリングでは役不足なのかも知れません。

iMacは32GBのメモリが効いているのか、Mac Pro 2008の10倍以上なのは、あきれて笑けてしまいます。時は金なりと言いますが、まさに大きくコストに響く、処理速度の差です。

現在検証中のトラブルは、iMacで同じレンダリングをすると、20分くらいのところでシステムもろともフリーズする事です。何度やっても、20分くらいでフリーズするので、「コップがいっぱいになった時点」でフリーズする感じです。これをどう解釈するか。「メモリのハードウェア不良」なのか、「After Effectsのメモリの使い方が悪くて、システムもろとも巻き込んでクラッシュする」のか、まだまだ検証の余地はあります。しかし、少なくとも、正常に動いている間は、非常に高速な事は解りました。

「メモリのハードウェア不良」だったら対処が楽で良いなあ。不良交換すれば良いので、対応措置が明快です。

‥‥もし、「After Effectsのメモリの使い方が悪くて、システムもろとも巻き込んでクラッシュする」のだったら、‥‥面倒だな。環境設定のメモリ消費の設定くらいしか、いじるところがないですからネ。ディスクキャッシュの設定変更等で好転すれば良いですが、どうかな‥‥期待薄ではあります。‥‥32GBもメモリを実装しているのに、「シークレット環境設定」でレイヤーキャッシュを1フレームごとにクリアする設定へと変更するのは、イヤですしネ‥‥。

‥‥とまあ、トラブルにはひっかかっていますが、「iMacでも」充分な処理環境になる事だけはわかりました。モニタが換えられない面で、運用の是非は問われるとは思いますので、iMacと同等かそれ以上の性能の、別体型マシンの登場が待たれるところではあります。また、2008 Mac Proではなく、16コアのMac Pro Early 2009だとどうなるのか、興味深いところですが、iMacより格段に優勢になることは考えにくしですし、むしろちょっと劣るくらいかも知れません。(=想像)

そんなこんなを考えると、今、自主制作をやってみよう‥‥なんていうアマチュアの人が、機材を揃えるなら、

・i7のiMac(アマの場合、一番高いモデルじゃなくても充分かと)
・増設メモリ(16〜32GBへ)
・Adobe Creative Cloud
・1万円くらいのフラットベッドスキャナ
・5千円くらいのプリンタ
・WACOMタブレット
・外付けのHDD(2発以上のもの・作業スペースとバックアップの2つのHDD)

‥‥でプロ並みの環境が作れちゃうんですネ。初期導入費用を試算すると、20〜25万円くらい。別途、Creative Cloudは月ごとにはなりますが、ちょっと前はコミコミで70万とか必要だったのに比べれば、格段に敷居が低くなりました。

さらに高性能にしたい場合は、外付HDDをThunderBoltにするとか(う〜ん‥‥)、外付HDDを安いモデル(例えばWDのグリーン)から、ランダムアクセスの速い高いモデル(WDのブラックなど)に交換するとか(コレはアリですネ)、動画編集用のチューニングはまだ余地があります。

iMacの強いところは、GarageBandと言う音楽制作環境がついてきますし、ミキサー、マイクとマイクスタンド、ポップガードを追加購入(まずは合計1万円くらいので充分)すれば、アフレコもできるところです。MacOSXは、知らない人も多いかも知れませんが、DSP(音声処理)のライブラリが素で実装されているので、ノイズゲートやイコライザ、コンプレッサー、エンハンサなどで音をまとめられるんですよ。もちろんディレイやリバーブもありますよ。腕さえ上げれば、かなり高品質な音声トラックを作る事が可能です。

iMacの高性能ぶりから、ふと、違う視点で思考を巡らすと、機材のリプレースが難しかったり旧い運用思想のままだと、例え会社の体を成していても、簡単に時代遅れになる‥‥という事も見えてきます。昔ながらのタワー型ワークステーションにPhotoshopとAfter Effectsを単体購入してインストールする‥‥なんていうやり方、今の私から見れば、「コストがかかる割に、限られた事しかできないじゃん」と思うわけですが、アニメ会社って「コスト削減を標榜する」一方で「コスト削減のアイデアに乏しい」ですよネ。間引く事でしかコスト削減できず、運用スタイルを変えてコストを下げる発想にはいたらない‥‥という凡人的発想が多いスね。

コンシューマ向けのiMacが、環境のチョイス次第で、ここまで速くなるとは‥‥。単純に、純粋に、驚いております。




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