HDDを3ヶ購入

HDDをまとめて3個購入しました。「大人買い」というよりは、「追いつめられ買い」と言ったほうがピッタリで、4TBを2本、3TBを1本、データが溢れる寸前で買いました。HDDの構成は変えたくないので、買い足しではなく買い換え(HDDを交換)で、差し替えてお役御免になった旧HDDは、他でのバックアップ用途で予備役的に使います。

銘柄は、4TBの1つはHGSTのクールスピンのやつ、もう1つの4TBはWDのRED、3TBもWDのREDです。

HGSTのクールスピンのモデルは、いわゆる「容量優先」型で、WDでいうところのGREENに近い位置付けでしょうネ。私はミラーリング用途(=RAID1ではなくプログラムによる)で購入しました。バックアップ処理以外の時は電源OFFで外しておくので、このモデル(型番は「Deskstar 0S03361」)をチョイスしました。

WDの2TBと3TBは、常時読み書きする用途で、REDをチョイスしました。NAS向けを謳っていますが、RAIDも推奨している用途の広いモデルです。私はRAIDを組まずにシングルで使いますが、完成画像や映像の蓄積に使うので、REDのスペックで必要充分です。

映像用途向けには、BLACKなどの銘柄もありますが、メーカー的にはRAIDは非推奨らしく、もしかしたら、今どきのギガビットレベルの映像ストリーム用途では、REDをストライピングで組んだほうが時代に合っているかも知れませんネ。BLACKは単体の実測で200MB/sくらいの速度みたいなので、今後はちょっと役不足でしょうネ。

今でもちまたで人気ナンバー1のWDのGREENですが、何度もイタい目にあっているので、GREENはどうしても買う気になれないのです。コンピュータが趣味の領域なら、データが飛んでも「あーあ…」で済むかもしれませんが、本業ではそうはいきません。買う時に多少辛くても、2割増しのお金を足して、REDにしておいたほうが、後々「良かった」と感じると思います。

まあ、お金に余裕があれば、HGSTオンリーでいきたいところですが、自宅の機材はもちろん自腹なので、REDとかのお手頃価格のHDDに流れてしまう‥‥のです。

そういえば、BLUEって使った事なかったな‥‥。PURPLEも私にはあまり縁がなさそう。

‥‥でも、WDの「色で大よその目的を分ける」のって、解りやすくて気に入ってます。旧IBM〜現HGSTも、DeskstarとかUltrastar、Travelstar(‥‥って、2.5インチオンリーの銘柄だっけ?)、Cinemastar(今でも売ってるんだろうか)‥‥みたいに分かれてますが、現在のコンシューマ向けはほとんどが「Deskstar」になっちゃってて、よくわからんのです。「0S03361」とか言われても、ピンとこないスもん。

宅環境のバックアップシステム

3D(ステレオグラム)の時は、ぶっちゃけ「他人事」ではありましたが、4K8Kはまさに「自分事」なので、世間の動向は気になります。情勢を鑑み、私も自己ロードマップに修正を加えて、「配分」を少々変更しようと思っています。恐らく今年以降、各社各所で色々な4Kアニメが試作されると思いますが、私のターゲットは既に定まっているので、より具体的な作業システムの構築へと駒を進めようと考えています。

ふと、活動の基盤となる自宅のサーバを改めて点検してみると、外付けのHDDは全部が低価格大容量の「WD Green」。意識してGreenを購入したつもりはありませんでしたが、ディスクユーティリティで型番を見てみると、見事に全て「EZRX」です。あちゃー‥‥。これは単純に運用資金の問題ですネ。価格面から、何となくGreenを選んじゃったのでしょう。‥‥個人レベルのイタさではあります。金に余裕があれば、Greenなんて買わないですもん。タイの洪水が尾を引いてて、HGST(日立)のHDDとかも高騰していた時期だったかも知れません。‥‥でもまあ、購入当時にGreenがサーバ向きではない事を知らなかった私自身、ぶざまではあります。
*ちなみに、私の周りには「Greenにやられた」という人は結構居ます。まあ、製品の品質だけでなく、輸送経路にも問題はあるのでしょうが。

Greenすべてを一度にRed7,200rpmのDeskstarに置き換えるほどの資金的馬力は無いので、HDD現物はおいおい置き換えていくとして、まずはディスクの構成を変更して、RAID0+1風な履歴バックアップ環境へと組み直しています(GreenはRAID向きでは無い…との製造元のアナウンスもありますが)。バックアップ用にRAID0(もしくはRAID5)を組んでタイムマシンバックアップするので、「RAID0+1」「RAID1+0」ではなく、「RAID0+1風」なのです。

私の経験ですが、バックアップするデータ合計が、既存のHDD最大容量を超過する場合は、ディスク分割して細切れバックアップするのではなく、必要な容量になるように連結したRAID(もしくはJBOD)とタイムマシンでバックアップしたほうが、結果的に信頼性が高いようです。もちろん、あくまで「個人レベル」の話、ですけど。
*ここで言う「バックアップ」は常時作動するバックアップシステムの事をさしています。データをコピーした後、非作動にして保管するバックアップ(アーカイブ)とは別です。

バックアップソフトって、結局はシステムを不安定にして、本末転倒になりやすいように思います。これはもう、20年近くの経験で‥‥。タイムマシンだけでもそこそこ負担なのに、それに加えてバックアップソフトを併用するのは、リスキーな感じがします。‥‥というか、リスキーだと悟りました(=体験済み)。

個人で構築できるバックアップシステムって、数十万円するラックマウントのストレージではないですよネ。エンターブライズではない一般流通のHDDの中からチョイスし、4発のUSB3.0箱に組み込んで、バックアップ基盤を作るのが現実だと思います。個人のバックアップシステムとは結局、そうした現実の中でどのように「耐障害性」と「安定性」を獲得するか‥‥という言う事なのでしょう。

その時に必要になるのが、「何を買って」「どのように組むか」と言う知識と経験です。この辺の情報って、意外にネットにはほとんど出回ってないのよネ。これとこれを買って組んで、このようにシステムを設定すれば、個人映像制作の保守はバッチリだ!‥‥なんて情報、見た事がないス。個人ごとのマシン環境によって、YESがNOに変わる事も往々にしてあるから、「これでキマリ!」なんていう事は公言できないのかも知れませんネ。なので、各個人が「相性の良い」機材や運用法を見つけていくしかない‥‥のだと思います。

今のところの私の定番は、データを保存するHDDはシングルモード(RAIDなどディスクのArrayを組まない)、バックアップ先はディスク連結による大容量パーティション‥‥のような感じです。HDDの銘柄は、HGSTの7,200rpmあたりが良いと考えています。箱の選定は実は一番難しくて、今のところ、ロジテックの4発が健常に動作してはいますが、どんな環境でも安定動作するとは限りません。買った製品が正常に動作してくれるかどうか解らないのが、この手の箱の怖いところです。‥‥自宅の押し入れには、2〜3個の「安定動作しなかったUSB3.0の箱」が眠っておりますから‥‥。
*SCSIだろうが、FireWireだろうが、ドツボにハマる時はハマりますよネ。USBは障害の頻度が高いように感じはしますが‥‥。

これから先の未来、アニメーション制作において「絵を描く人」には「作画技術」はもちろんのこと、「映像技術」も必須になることでしょう。こんにちまでのアニメーターは「作画のプロ」である事は多く望まれましたが、「映像のプロ」である必要性は暗黙のうちに免除されてきたフシがあります。しかし、4K48fpsのような次世代のフォーマットやテクノロジーを自由自在に使いこなすようなアニメーターになるには、「映像のプロ」の素養も必要になる事でしょう。だとすれば、「映像を具現化する媒体であるコンピュータ」に関する知識も併せて必要になるのは明白です。

分け隔てなく、システムクラッシュやHDD障害など「キングボンビー級の災難」は誰にでも襲来しますから、その際に「多くを、または全てを失う」事になるのか、「1日のロスで復旧できるのか」は、まさに「コンピュータに関する知識」がモノを言う事になるのでしょう。

MacOSXでミラーリング+拡張デスクトップ

MacOSXにはディスプレイのミラーリングとマルチデスクトップ(Macでは正式には拡張デスクトップと呼ぶらしい)の2種類がありますが、これを任意に組み合わせて使用する事ができます。要は、3台のモニタがあったら、「ミラーリング、ミラーリング、拡張」という組み合わせができるわけです。

ただ、これをどうやって設定したら良いかは、なぜだか、ネットでは検索し辛いです。「ミラーリングを実行したい場合は、環境設定でチェックボックスをチェックして」みたいな事しか検索できません。「ミラーリングと拡張デスクトップの混在」を指南している文献は少ないよう‥‥なので、私が。

簡単です。まず、ディスプレイ環境設定の「調整」タブにて、ミラーリングしていない設定状態(=拡張デスクトップの位置調整画面)にしておいて、おもむろにミラーリングしたいディスプレイの枠を「オプションキーを押しながらクリック」して、他のディスプレイの枠へと「オプションキーを押したまま重ね合わせる(ドラッグ&ドロップですネ)」すれば、良いのです。

そうすると、例えば、「2つのモニタはミラーリングモード、1つのサブモニタは拡張デスクトップ」という状態を作り出す事ができます。

単に「ディスプレイをミラーリング」チェックボックスをTRUEにするだけだと、繋がったモニタ全部がミラーリングしてしまいますが、上記の段取りを踏めば、ミラーリングと拡張の混在が可能です。

で、何で私がこの方法を知っているかと言うと、「もしかしたら、オプションキーを押しながら操作したら、設定できたりして」と何の知識もないままテキトーにイジってみたら、出来たのです。ぎゃふん。‥‥もしかしたら、かなり昔に、同じ操作をした事があって、体が覚えていたのかも知れませんが‥‥。

(全てのMacOSXは解りませんが)少なくともMacOSX 10.8では、2.5kの2つのモニタをミラーリング、作業用のサブモニタとして2kモニタを1つ追加‥‥のような、変則的な組み合わせも実現可能です。ただ、少し前のGPUだと、2.5k, 2.5k, 2kのモニタをぶら下げると(合計何kになるんだ?)、途端にコマ落ちするので、それ相応のグラフィック性能は必要です。でっかいモニタ総面積(モニタ面積の総計スね)にて、正常に動画を描画するには、GPUの高い性能も必須なのです。

Kindle Fire HDX 8.9

Kindle Fire HDX 8.9。‥‥う〜ん、呼び名が長い。以後は「HDX8.9」「HDX」でスミマセン。

HDX7の「青グラデ」問題に衝撃を受けた私は、結局、お高いHDX8.9を買ったのですが、HD8.9とはハードウェア面で大きく進化しており、満足しております。

HD8.9は、安くなった今を狙って別途購入しましたので、HDX8.9との比較ができるのです。HDはしっかりとした重さを感じるのですが、HDXは軽いし薄いです。HDXは梱包を解いて手にした途端に「軽い薄い」と実感しましたが、HDのほうは、HDXを先に手にしていた事もあって、石版のような重さを感じました。

肝心の絵のほうですが、HDX8.9はかなりきれいで、テスト映像を作った私自身の目からでも「このレベルで映るのなら、かなりイイ」と感じるクオリティです。HD8.9のほうも十分きれいではあるのですが、既に前iPadを所有している事もあって、感動は薄め‥‥でした。

ただ、細かいテストはまだしておりません。本業が修羅場に突入しておるので、イジる時間がありません。正月休みで色々テストしてみようと思います。
 
  1. グレーのバー(=帯域別に変なよじれが無いか)
  2. ブラックのバー(どこまで暗さを表現できているか)
  3. ホワイトのバー(どこまで明るさを表現できているか)
  4. いくつかのサンプル画像(目視判断‥‥色彩計は自前で所有してないので)
  5. 映像のビデオ解像度の上限
  6. 映像のフレームレート上限
  7. 許容するファイル形式及びコーデック
  8. いくつかのサンプル映像

‥‥あたりをまずはテストしてみて、HDX8.9の基本スペックを調べたいと思っています。過度な期待はしていませんが、良い結果になるといいな‥‥。

HDX8.9は確かにきれいですが、型落ちのiPadくらいの値段がするので、「Kindleは安い」という印象は薄いです。また、iPadの機能を全部まかなえるわけでもありません。iPadからKindleに乗り換え‥‥とは中々いかないように思います。

ただ、「セカンドパッド」的な役割なら、十分こなすと思います。iPadと同じ機能を持てないという事は、逆に考えれば、身軽にできるという事でもあります。何でもかんでも詰め込もう‥‥という気にならないので、「魔Pad」にならずに済みます。

HDX8.9のようなディスプレイ品質の高いデバイスが各家庭に広まっていけば、少なくとも2Kまでは、高密度映像を配信できる可能性が生まれる‥‥という事です。2Kをビロ〜ンと引き延ばして40インチに映し出すのではなく、引き締まった絵で9インチに映し出すほうが、わたし的には好印象なんですけどネ。

(諸事情で何度も使い回しで申し訳ないですが)下図の2.5Kダウンサイズ版をHDX8.9で移し出してみたところ、髪の毛の1本ずつのニュアンスがちゃんと出てくれて、繊細に描写できていました。



このブログの縮小版画像(540px幅が上限)よりは、遥かに奇麗な描写がHDX8.9で実現できていたので、今後のテストの期待も膨らみます。

4Kは恐らく、2Kに縮小しないとHDX8.9では映像再生できないと予測していますが、2Kでも家庭用テレビで見るよりは意図したイメージに近くなります。今のアニメでは定番の「チラつき防止のボカシ」を入れずに、シャープで克明なまま、ユーザに配信できるかも知れません。「繊細な絵が、繊細に動く」のをまず最初に体験できるのは、現時点で高価な4Kテレビや4Kモニタではなく、入手しやすいKindleやiPadなのかな??

でもまあ、ハードウェアのテストも必要ですが、同時に「演し物」も必要です。どんどん先に進まねば‥‥。

レンダリングが忙しくなったら

レンダリングが忙しくなったら、もう1台くらいMac miniを買い足しても良いかなぁ‥‥と思ってますが、現行ラインアップは1年前の3GHz未満のモデルなので、もうちょい待ち‥‥です。

そんなこんな、「そろそろモデルチェンジの季節かな」と思ってアップルストアをチラっとのぞいてみると、即納ではなく2日待ちになってます。おやおや。

たしかに、微妙な時期ですね。以前この時期にeMacを買った事がありますが、ストアから「ご注文のモデルは在庫がありますが、ほぼ同じ値段でよりスペックの高い新モデルが出ますので、ご検討なさってはいかがでしょうか」的な連絡を受けた事がありました。

まあ、2.6GHzのi7のままでは、色が褪せてますわな。そろそろ入れ替えの時期、でしょうね。

レンダリング‥‥と言えば、私は最近、4K48fpsなどの影響で、「レンダリングが重いサイクル」に入りました。

 1・マシンの性能が上がり処理が軽くなる
       ↓
 2・性能向上に合わせて映像内容の各種レベルを上げる
       ↓
 3・マシンの速度が処理内容に追っ付かなくなる
       ↓
 4・マシンの処理速度を一時的にマシンの台数でカバーする
       ↓
 5・新型マシンの処理能力が向上したようなので買い換える
       ↓
 1にもどる...

いわゆるイタチごっこというヤツですが、今、私のいるフェイズは3、4あたりです。とにかく、速いマシンが欲しい‥‥のですが、速いマシンといっても、CPU、GPU、メモリ、HDDなどが全般的に高速化しないとダメな状態なので、多分、今のコンシューマレベルでは無理だと思っています。全体が底上げしてくるのを待つしかないと観念し、当座は分散処理で凌ぐしかないと考えています。

どんだけ重いかというと、1996〜7年のPentium200MHzやPPC604e/180くらいの性能で、1280や1920をやるような体感です。止め絵ならともかく、モーションピクチャーなので、ハードルがぐんと高いのです。320x240、640(720)x480の時代に、HDコンテンツを作る事を想像してもらえば、なんとなく解るかと思います。

しかし、ツールは色々と揃っているので、昔のような手も足もでない閉塞感はありません。単に重く遅いだけです。運用技術で何とかなるように思います。

私は現在、Adobe CCを2ライセンス契約しているので、4台のマシンを同時使用可能です。Mac miniもそこそこ速いし、Adobe CCありきのレンダーファームシステムをプログラムすれば、安価に「航空艦隊」が組めそうです。

まあ、後は映像表現の技術向上、でしょうかね。最近、ちょっとだけ当座の仕事(現行HD)に技術を流用しましたが、まだまだツッコめる箇所は山ほどあって、自分の技術の未発達さにヘコみました。各部、伸びしろだらけなのは嬉しいのですが、逆に大して伸ばせない自分にもどかしさを感じた次第です。まだ技術は未完成、発展途上にあるのを再認識しました。

私はもうプライベートでは4K/48fps未満の映像を作る事は無いと思います。2K/24fpsが欲しい時は、「スマートダウンコンバート」(単純な間引きではないダウンコン)で対応するでしょう。ほんとに強欲なもので、今では2Kをさして奇麗とは感じなくなってしまいました。

今度のAfter Effects 12.1は「HiDPI content viewers for Retina display on Mac」ですから、After Effectsも徐々に高密解像度に対応し始めている感じ、ですネ。

マシンあれこれ

今日、「3万円台Windows8マシン(新品)」のDMがアマゾンから来たので、中身を見てみると、中々の低スペックぶりにびっくり。イーサネットが100baseだったり、メモリ上限が8GBだったりと、たまにしかパソコンを使わない人向けのスペックで、安いなりには理由があるのがわかります。

私の自宅のメインマシンは、つい去年まではMac Proだったんですが、今はすっかりMac miniばかり使っています。Windows7もそのMac miniで動かしています。もともとは、Mac Proに集中していた要素を、Mac miniに逃がすつもりでの購入だったのですが、Adobe CCが2台までの同時使用可をアナウンスしてからは、Mac miniばかり使うようになってしまいました。Mac Proはやっぱり熱いしうるさいんで、「事が足りているうちは」Mac miniばかりになっているのです。編集と音楽制作だけはMac Proの担当のままですが、それはSATAの安定したHDDを頻繁に使う作業だから‥‥ですネ。

昔はよく「Macは高い」などと言われましたが、最近はそうでもないようです。もし今でも安く感じる事があれば、それは単に低いスペックのBTOが存在しているがゆえに、即物的な価格表示だけの事が多いです。たまに、同等スペックのWindowsマシンを見積もる事がありますが、意外なほど安くならないのです。昔は同等処理速度のマシンでも半額くらいになったものでしたが、今はMacが安くなったのかWinが高くなったのかはわからないですが、価格面での優勢は崩れているように感じます。‥‥なので、デカくてうるさい汎用筐体を使ったWin機よりも、小さくて静かなMac miniを買ってデュアルブート(もしくは仮想マシン)したほうが良いくらいに感じます。

Core i7, 16GBメモリ, 1TB SATA HDD, 1000baseイーサネット, 無線LAN, USB3.0 (&ThunderBolt)‥‥といったMac標準の仕様をWindowsで実現しようとすると、結局コストはMacと同じくらいになります。ただ、省電力・省スペースといった面も評価対象に入れると、Winマシンには匹敵するものが中々見つかりません。

7〜8年前、Mac G4とWin、サーバの合計数台を自室で動かしていた時はあらゆる面で居住性は最悪でした。場所を我が物顔で占拠し、各種の騒音が唸り、全機の廃熱によるプチヒートアイランド状態で冬は弱暖房でしのげるほどでした(そのかわり夏は悲惨)。昔のコンピュータは「住環境を阻害する存在」の典型だったのです。作業環境をより良く快適にするはずの高性能コンピュータが、どんどん環境全体の快適性を阻害していく‥‥という何とも皮肉なジレンマに陥っていたのです。

なので、昔は単に性能だけで選んでいた機種選定を、今ではトータルコスト・作業環境全体の快適性の観点を重視しておこなうようになりました。たまに安いPCの宣伝を見て「今、こんなに安く買えるのか」と色めき立った十秒後くらいに、昔の騒音&発熱地獄がフィードバックして「やっぱり、いいか‥‥」と冷めてしまうのです。昔の筐体のままの安PCを見ると、「あの騒音」が思い出されてウンザリするのです。タワー型のワークステーション(現Mac Proも含む)も、今では図体ばかりがデカく感じられます。

アニメーターの机にドカンとタワー型が無遠慮に設置されているのを見ると、ものすご〜く前時代的な「コンピュータに我慢する人間」の構造を感じます。また、ドアを開けて部屋に入った途端、PCの各種騒音が室内を覆っているのも、昔は「コンピュータをいっぱい導入してまっせ」というドヤ顔の雰囲気でしたが、今では「まだこんな騒音の中で人間に作業させてんのか」と感じる事しきりです。コンピュータの騒音なんて、無ければ無いほど良いと思うんですよ。コンピュータの廃熱は冬場の暖房になりますけど、騒音って役に立つ事は、多分、無いですよネ。

今度の新Mac Proはかなり小さいとか。問題は騒音ですね。発熱は高カロリーの処理を前提としたマシン設計では、ある程度仕方ないとは思っています。

編集用iMacにThunderBoltで繋がったHDDの速度をつい最近見ましたが、実測(理論値ではなく)で3〜4Gbpsとかなりの高速でした。ちなみにブルーレイは0.05Gbps、HDCAMは0.14Gbpsですので、その快速ぶりが解ると思います。静音・省電力でも、チョイスをわきまえれば、高性能な環境が得られるのが、最近の特徴のようです。マシンに関わる意識を変えないままだと、いつまでもマシンの騒音と廃熱の中に生きる‥‥しかないのでしょう。

アマゾンで思い出したけど

アマゾンの話で思い出しましたが、以前書いた「追っかけ」に頼る管理法から、徐々にでも「クロール&アナライズ」を盛り込んだ次世代の管理法に移行しよう‥‥というのは、アマゾンの「レコメンダシステム」にちょっと近いものがあります。作業の特性・傾向を各種の情報分析ルーチンで研ぎ出し、運用上の「大きな糧」として活用する‥‥という造作において。

「アマゾンで顧客が買い物を続ける」うちに、顧客の性質や傾向、全体の売り上げの傾向、時刻や季節による影響など、各種の情報が蓄積され、運用の重要な指針となっていく‥‥という構造が、「アニメーション制作で作業者が作業を重ねる」うちに云々‥‥という構造と似ているのです。

atDBは、作業者が実際に作業をおこなう事によって、自然に情報が組み上がっていく仕組みを、かわいいレベルながら指向したものでした。「明示的データ収集」「暗黙的データ収集」の2面も、小規模ながら装備していました。‥‥まあ、atDBを作った当時は「レコメンダ」なんて言葉、知らなかったですけど も。

従来のatDBは、蓄積された情報を整理して提示するだけでした。「明示的」「暗黙的」データ収集の結果を、コンポジット作業者に解りやすく提示し、運用の指針とするものでした。例えば、OODAループでいうところの最初の「O=Observe」を、atDBが担当していた事になります。

「クロール&アナライズ」を管理システムに組み込むという事は、同じくOODAループでいうところの「Observe, Orient」をコンピュータが担当すると言う事です。ヒトは、その分析結果・フィルタリングされた情報を見て、「Decide, Act」を、自らの経験値を踏まえておこないます。

新しいatDBxでは、OODAのOO、クロールしてアナライズするプロセスを導入すべく、プログラムを開始しています。私はさらに、いわゆる「NCW」や「協調フィルタリング」のレベルまで情報を活用できれば‥‥とは思ってはいますが、最初から欲張らずに、まずはハードルの低いところからやっています。

頭からお尻まで、コンピュータをふんだんに活用するような制作方式になると、コンピュータの中にあって、目には見えない「実態」をどう把握すべきか?‥‥という事が、とてつもなく重要になってきます。大きなブラックボックスに隠匿されたまま、INとOUTしか観測できない‥‥なんて、もはや状況判断するしない以前の状態です。カット袋による運用は、実は、カット袋の動きで状況の動きが「目で見てわかる」のが、最大の利点でした。GUIとして直感的に解りやすいというか。

より一層、コンピュータベースで作業を回す‥‥となると、今以上に、状況の把握が困難になってきます。そうした時、どのように情報を整理し運用の指針となすべきでしょうか? ‥‥まさか、サーバのフォルダの中を1つ1つクリックして開いて、目で確認して集計する? そんな事、大変過ぎますが、それでも情報管理としては大味すぎます。

例えば私は、過去に撮影監督を担当して、単に「ラッシュチェックした」だけではとても安心など出来ませんでした。どのようなペースでモノが入り、どのような期間でそれが作業完了し、リテーク率はいかほどか。延べ作業数は何カットか。なぜ、一向に上がってこないシーンがあるのか。現状のキャパでの限界値・防衛最終ラインはどの地点か。意思決定とアクションの際、内外の情報はいくつも必要で、総カット数とINOUTを集計してるだけじゃ、あまりにも大雑把です。

atDBはかわいいレベルのソリューションでしたが、それでも多いに情勢判断・意志決定・行動の際に役立ちました。交渉の際の、数値的裏付けにもなりました。

そうした経験からも、未来のアニメーション制作においては、「レコメンダシステム」的なソリューションが求められるようになる‥‥と実感しています。

途方もないような事を言ってる‥‥と思われても、今は仕方無いとは思います。実際、現状の視点からすると、オーバースペックかも知れません。ただ、処理すべき情報が圧倒的に増大する未来においては、手入力に頼る情報管理のほうこそ「途方もない」と感じられるようになるでしょう。実際に自己研究の小さなレベルでも、今までのフィルム互換制作形式とは比較できないほどの大量の情報を処理しなければならず、ひしひしと、新しい情報管理&運用制御技術の必要性を感じています。

アニメーション作品は、ナマな人間が作り、ナマな人間が観るものです。システムの都合や状況把握の不備、情報の管理不足が影響し、ナマの純度が損なわれ、結果、受け取る人間(作品を観る人)への作品ボルテージが低下するのは、一番、「あってほしくない」事です。

実は、作品を本位に考えるほどに、人間と同じくらいの重要度をもって、コンピュータの活用技術が必要になるのかも知れません。人間を過信して偏るのも、コンピュータを過信して偏るのも、どちらもNGなのかも知れません。人間とコンピュータの両方を信頼しなければならない‥‥のでしょう。

WDはアマゾンで

WD(ウェスタンデジタル)のハードディスクは、よく壊れます。正確には、WDのバルク品が‥‥と言ったほうが良いかも知れませんが。

私は、過去1年半の間に、3回。知り合いは1回。これってスゴい確立だよね。

アマゾンから送られてくる梱包を見れば、「普通、HDDをこんな状態で運送するか?」と強く疑問に思うほどのイージー梱包の時があります、ダンボール地の封筒に、ペラペラの樹脂製トレイでとりあえず動きにくいようにしてあり、後はいつもの銀色の袋に入ってオシマイ。

かと思えば、一応、商品パッケージのような強い紙製の梱包の時もあります。

時によってまちまち‥‥ですが、輸送時の安全基準が曖昧な事だけは伺えます。安く流通する代償なのでしょうか。

運送が障害の原因かどうかは、判断できません。しかし、目の前の現実としては、簡易梱包のWDのHDDだけが頻繁に初期不良を発症する事だけは事実です。過去から今まで、HGSTもSeagateも購入してきましたが、WDの初期不良率はちょっと異常ですネ。

壊れたWDのHDDは、私の1年半の観察によると、設置してからほぼ2〜3日でダメになります。突如アンマウントされたり、再起動したらフォーマットを求められるなど、異常が数日中に発生し、後は、「カツン‥‥‥‥カツン‥‥‥‥カツン‥‥‥‥」の繰り返しの音のまま、先に進まなくなります。

そこでアマゾンの出番。アマゾンは製品不良で送り返す手続きをとると、即時に交換品を送ってくれます。‥‥アマゾンの輸送時にHDD不良の原因(全てとは言わないけど)が含まれているような感触なので、またアマゾンを使うのはビミョーですが、「どうせバルクで、ダメな時はダメだ」みたいな割り切りで望めば、実はアマゾンが一番手続きが楽で安心。‥‥なんてこった。

なので、アマゾンでバルクのHDDを買ったら、梱包品一式を取っておきましょう。少なくとも、伝票は必ず。‥‥で、もし、梱包素材を捨ててしまっても、返品手続きを先にして新品を受け取り、その梱包素材で不良品を送り返します。アマゾンは不良交換の際に、不良品の到着など待たずに、新品を即日到着で送ってくれます。不良品は1ヶ月以内に「着払い」で送り返します。

皮肉な言い方かも知れませんが、アマゾンは、私の過去16年来の様々なショップの中で、一番簡単に手早く、交換に応じてくれるショップです。

ちなみに‥‥、その不良交換品として送られてきたHDDがまた不良かも知れない事態を想定して、すぐに設置して、数日運用してみます。私の場合は、2連チャンだった事はないですけども。

すげぇ雑な考えですが、WDのバルク品は、ほんとにトラブルが多いので、「毒をもって毒を制す」でいくのが、何だかんだと、一番被害が少ないですね。

HGSTが健在の頃は(というか、安値で流通してくれてた頃は)、WDはあえて買わなかったものですが‥‥、言っても仕方ない事ですネ。

ちなみに、Seagateはここ1〜2年、なんだかんだと故障はないです。シーク音にドキっとする事はあるんですけど。

ビデオカメラの選択肢



高性能な民生用AVCHDビデオカメラや、今どきのコンデジムービー録画機能は、「これで録画は充分」と思う事しきりです。実際、私の所有するソニーの2万円以下のコンデジ(カールツァイスレンズのやつ)のHD録画機能は、そのボディのコンパクトさからは想像もできない高画質録画ができます。

高画質でホームビデオなり取材用ビデオを録る際、もはやプロ用機材にでも手を出さない限りは、「性能はこれでもう上限」か‥‥と思っていると、今年6月頃に発売されるBlackMagicの新製品は、中々に「ソソる」内容を持って、誘惑してきます。

Blackmagic Pocket Cinema Camera

価格は10万円。「え、凄く高いじゃん」とか思われるかも知れませんが、これは、AVCHDのビデオカメラではなく、ProRes422(HQ)とロスレス圧縮で映像を記録できるプロ仕様の超安価な「シネマカメラ」の本体です。「凄く高い」のではなく、「凄く安い」のです。

レンズはマイクロフォーサーズのマウントなので、レンズの選択肢も種類・価格ともに豊富です。紹介ページではLumixブランドのレンズが装着されてますネ。

記録フォーマットはProResコーデックを採用しており、FinalCutでストレスなく編集可能でしょう。422(HQ)なので、HDCAMよりも高画質です。220Mbps(30fps時)の余裕は、画質にもしっかり表れます。ちなみにAVCHDは24Mbps程度、Blu-rayは30〜50Mbps、HDCAMは144Mbpsです。
*テープで編集渡ししていた時代は、私にとって、暗黒時代でした。ProResなどのデータ渡しフローなら高画質&スピーディーなのが解りきっているのに、HDCAMにテープ落としする悲しさといったら‥‥。居残りのテープ落としで時間を浪費し、トーンジャンプなど画質も劣化して、さらにランニングコストも高い。データで映像を作っているのに、テープ運用をいつまでも続ける‥‥。有効・有用なテクノロジをいつまでたってもフローに導入できないアニメ業界の限界を思い知る、数ある側面のひとつ‥‥でしたネ。

BlackMagicは、この他にも、USB3.0&ThunderboltでHDMIや各種ビデオ入力をキャプチャする機器を、2万円で発売してたり、プロにもアマにも訴えかける製品を多くリリースしています。

ポケットシネマカメラ。発売後のレビューが楽しみな製品です。

環境をどうする

私は去年のAdobe CC(Creative Cloud)サービス開始と同時に、予約までして使い始めたクチなので、今回のCCへの一本化は特に大きな衝撃なしに受け止められました。

ただ、最初から「旧ライセンスは破棄しても良い」なんて思えたわけではなく、CCを1年間使ってみて、「過去のライセンスを諦められるキモチになった」のです。さすがに1年前の段階では、「CCを契約したから、今までのライセンスはもういらない」とは決断できませんでしたネ。長い事、継承し続けたライセンスだもの。

アドビはアップグレードの「有効期限」がありますので、あまりにもアップグレードしないでいると、アッブグレードの権利を失効してしまいます。これは言わば、「アップグレード料金の定期支払い」を仕組まれているわけで、実は以前から、「ソフトを買えば安泰」なわけでは無かったのです。

私はCS5のままで止まっており、去年CCを契約した頃は、CS5.5に対応できずやりずらさを感じていたのですが、CCを導入した途端に、最新&全開でソフトウェアを使えるようになりました。

ただ、必ず新しい環境を導入すべきかは、考える余地がありそうです。

自社の作風を持ち、ブランド戦略が通用するところならば、あえて「環境を凍結」して手堅い制作環境でブランドを維持するのもアリ‥‥かも知れません。

実は私も、「環境の固定」を考えた事がありました。2005年頃で、まだ業界フローに光明を見いだそうとしていた頃です。野方図に新しいものを導入して環境が崩れるよりも、手堅く制作できる環境を考えたのです。

私はMacOSを昔から使っているので、「いつ、土台が無くなるか、わからない」強迫観念とともにありました。つーか、未来もそうか。‥‥Windowsユーザの人からは「可哀想に」と思われるかも知れませんが、土台がひっくり返るかも知れない危機意識を持ち続ける事は、あながち悪い事ばかりではありません。「どのように土台を形成するか」に、絶えず意識が働きますからネ。

しかし、業界の動向が「本撮は3日あれば良いほう」みたいな意識へとどんどん流れて、作業は過酷になる一方、このまま業界フローに巻き込まれていると「早死に」は必至と思うに至り、安住の土台など無い事を悟り、新しい制作方法を模索し、環境も新しいハードとソフトを求めるようになったのです。

私の取り組んでいる制作手法は、新生児のごとくの制作スタイルなので、ブランド力などありませんし、フローを育て上げるためにも、新しいハードとソフトは必須となるでしょう。なので、CCベースの環境は必然的です。

しかし、アニメの旧来スタイルやブランド力を継承し、CCを必要としない作業グループ・流派も、有って良いと思います。本当にCCへ移行すべきか‥‥を問うてみるのも、必要だと思います。特に、CCは「使い始める時に、全てのアプリが提供される」ので、移行を悩む間は、従来のCSで作業するのもありでしょう。

恐らく、業界全体としては、成り行きでなんとなくCCを導入して、やっぱり成り行きで作業区分が今以上に曖昧になり、ギャラ据え置きでコンピュータを使用する作業者の仕事が増える‥‥ような未来へと進むように思われます。これは未来の予言ではなくて、過去のいくつもも業界の事例を言い換えているだけです。業界の歴史を振り返れば、黙示録が浮かびあがります‥‥よネ。

各自、各グループ、各社、どのようなポリシーで環境を構築していくのか。そしてどのような未来になるのか。

私は覚悟を決めておりますが、‥‥皆はどうなんだろうか。そもそも、覚悟なんてしない‥‥のかな。


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