FPS

私は最近、FPS(フレームス・パー・セコンド=1秒あたりのフレーム数)ではなく、無段階で秒間を意識できないかなと考えています。ぶっちゃけ、そういう機能がAfter Effectsにあれば良いのにな‥‥と最近よく思います。

でもまあ、実際は、After Effectsは秒(time)を浮遊小数点(Floating-Point Value)で扱っているので、既に無段階であると言っても差し支えないのですが、明示的に無段階で扱えたら使いやすいなあ‥‥と感じています。

*知っている人は、よく知っている‥‥とは思いますが、After Effectsは24コマや30フレの場合でも、1秒=1で扱います。24コマにしたからって、秒の基準が24になるわけではありません。1コマは0.04166666...です。なので、スクリプトを組むときに、誤差の扱いに工夫が必要なんですよネ。詳しくは、スクリプティングガイドを参照。


今ですと、1秒間は99フレームしか入力できません。少なくとも、120、できれば240や300まで入力できるようになると、良いのにな。そうすれば、随分、ステップが細かくなって、無段階風にはなります。

高精度で作っておいて、あとで各種メディアに合わせてダウングレードして最適化する‥‥という事が、今のAfter Effectsでは解像度と色数くらい(後は圧縮関連か)しかできないですネ。

もちろん、ダウングレードにはそれなりの手間はかかります。単にFPSを下げただけじゃあ、ちょうど良い絵(かっこよい絵)がフレームにおさまるとは限りません。ちゃんと、「最適化」の作業を施さないと、ヌルい映像になってしまいます。

まあ、プリコンポジションしても、透過的に「秒の浮遊小数点な扱い」は継承されるので、「荒く作っておいて、後で細かく」というのもできなくはないんですが、荒いキャンバスからスタートすると、後々の加筆修正がめんどいのです。例えとして、320pxで描いた絵を、3200pxに拡大して、ジャギを消す‥‥なんて作業、したくないですからネ。最初から3200pxで描けば良いのです。

「そうは言っても、動画の段階で、A1,A2みたいにコマ割りの絵じゃないか」と考える人もいるかと思います。‥‥ですから、そういう「FPSに従属した」やり方は、よほどの特例をのぞいて、もう「無い」のです。新しい方式において、動画は、もっと違う役割(=アシスタントアニメーター)となるでしょうネ。私が24コマタイムシートのデータ運用を随分前に放棄した理由も、そういう事なのです。もちろん、メンテナンスモードでは今でも継続はしていますが。。。

静止画用途のAfter Effects

 静止画はPhotoshop、動画はAfter Effects‥‥というのが、何となく常識になっている昨今。

私は現在、静止画用途でも旺盛にAfter Effectsを使用しています。理由はズバリ、可逆の作業性を持つ事、です。その他の理由としては、After EffectsのTIPSがそのまま使える事、After Effectsの強力なスクリプト機能が使える事、‥‥でしょうか。

これはすなわち、今までのフローが成立しない使用法なのですが、私にとっては特に問題ないのです。まあ、原理主義的な言い方かも知れませんが、「フローのために絵がある」のではなくて、「絵のためにフローがある」わけですから、実は作品を主体として考えた際には、とてもシンプルで合理的な使用法なのです。

「でも、重くならない?」とか思われるでしょうが、それはAfter Effectsの様々な機能、プロキシとかプリレンダリング・フッテージの置き換えを、スクリプト制御かつ最適化した新しいフローで対処すれば良いのです。手作業でプリレンダリングやフッテージの置き換えなんてしてたら、イヤになっちゃいますもんネ。

ドロー用途なら、文句なしにPhotoshopが優れています。ラフスケッチやアイデア出しなどでは、Photoshopは非常に心強いツールです。なんでもかんでも、After EffectsがPhotoshopの代わりになるわけではありませんが、時と場合によっては、Photoshopの何倍も効率的な作業が可能となります。


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