簡単に手に入り、簡単に失う時代

私は、自分たちの関係した仕事は、独自の基準でアーカイブしています。やはり、作業した当事者だからこそ、「真のアーカイブ」が可能になります。

 

とはいえ、データのアーカイブは非常に難しいです。

 

データそのもののバージョン、データを開くための機器、そして、データを開くための関連性(これが一番厄介)の3つが必要だからです。

 

私が毎日のように使うAfter Effectsは、データを丸ごと取っておいても、20年後にそのデータを開ける可能性はかなり低いです。実際、CS6時代のWindows版のAEPが、Mac版のCC 2017で開けないのを、間近で見かけました。CS6って言ったら、10年も経ってないのに、です。‥‥ちなみに、Mac版の古いCC(2013とか14とか)では開いたようです。

 

しかしソフトウェアのバージョンを下げて開く程度なら、まだ楽な方です。

 

After Effectsは、After Effectsそのもののバージョンだけでなく、プラグインのバージョンも等しく重要です。‥‥なので、私はできるだけサードパーティのプラグインは使わないようにしています。

 

それでもAfter Effectsのデータアーカイブは困難です。After Effectsのデータを後生大事に保管するのなら、何年かの周期でハードウェア一式も保管すべきでしょうね。要は、環境一式をアーカイブするわけです。‥‥なので、もしサーバにデータを置いたまま作業するスタイルだとアーカイブは非常に面倒なことになります。ゆえに、サーバのデータは数年で「死蔵状態」に陥ります。

 

1990年代当時にアーカイブした様々な様々なデータは、そのままではもはや読み出しすらできないものが多いです。フロッピーディスク、ZIP、JAZ、MO、DDS、ベーカム、デジベ、DAT‥‥。もし、これらのデータを難なく読み込めて、2017年現在の一般的なPCで再生できるフォーマットに即座に変換できるアニメ制作会社があったら、その機能だけでも商売できるんじゃないですかね。

 

 

かたや、紙。

 

私がフリーアニメーターとしてキャリアを開始した1987年の頃の絵コンテや各種設定書は、インクがかすれることもなく、今でも普通に読むことができます。

 

前回紹介した書籍に至っては40年前以上の出版物ですが、手に取ればすぐに「情報データを開く」ことができ、閲覧可能です。

 

紙の時代の情報は、紙に記録されるがゆえに、その情報寿命は極めて長期間です。1000年前のデータとか、平然と判読できますもんね。

 

 

しかし、アナログデータがおしなべて時間の経過に強いわけではありません。SPやLPのレコード、カセットテープやオープンリールテープ、VHS‥‥と今や再生がおぼつかなくなった情報記録メディアはやまほどあります。私の世代でも、Lカセットなど、再生デッキを見たことすらないものも多いです。

 

 

 

 

 

そして今や社会の主流と言っても過言ではないデジタルデータは、時代の移り変わりに極めて脆い‥‥と言わざる得ません。

 

インターネットで簡単に情報データを手にいれることが可能ですが、同じ分だけ、データを喪失するのも簡単なのです。

 

簡単に手に入り、簡単に失う時代に、私らは生きているのです。

 

 

2017年現在の少年少女が、自宅のパソコンやiPadで見ていた絵は、50年後の2067年に懐かしく見返すことが可能なのか‥‥は、全く予想がつきません。

 

まあ、私なら、「残しておきたいデータは、非圧縮データで保存し、データインプリメンテーションチャートと保管しておく」とか、JPEGなどの「世界規模」で「喪失したら困るデータ形式」で保存し、いずれも定期的にデータ保存メディアを更新する‥‥ようにするでしょうが、それは私がオトナになったからできることです。

 

少年少女らがデータのバックアップをどれだけできるか、‥‥いや、そもそも、今見ているデータが自分にとって重要であるか否か‥‥なんて、そうそう自覚できるものでもないでしょう。オトナになってしみじみと「大切だった」とわかることも多いものです。

 

 

ですから、いい歳をしたオトナたちが、「情報を失いやすい危険な現代に生きている」ことを自覚して、然るべきデータの取り扱い、運用とアーカイブを心がけるしかないでしょう。そのまま放っておいたら、あっという間に、「残してはあるけど読めないデータ」や「記録メディア自体が再生できない情報データ」へと化します。

 

「15年前にデータを保存しておいたハードディスクなんだけどさぁ‥‥、今のパソコンに接続しても読み出せないんだよ」とマヌケなことを言うんじゃなくて、「データの運用」を日頃から心がける必要があります。

 

「生きたデータ」にしたいなら、データは「死蔵」しちゃダメです。

 

 

でもだからと言って、紙の時代には戻れません。

 

山積みの段ボールに突っ込まれたカット袋を見るだに、「紙に人間が追い詰められる」構造を痛感します。紙運用を放置し続けると、制作会社のいたるところ、段ボール箱で埋め尽くされていきます。ただでさえ、土地の値段が高い東京で、です。

 

紙でも地獄、デジタルデータでも行く先は暗闇。

 

私は、過去に散々苦渋を舐めて判りきった紙の地獄よりも、照らし出せば先が見えそうなデジタルデータの方を選びます。

 

 

まあ、ぶっちゃけ、紙でも、「置き場所がなくて困って捨てる」「どこかにしまい込んで行方不明」なようなことがあるわけですから、紙がいくら経年変化に強いといっても、必ず存在し続けるとは言い難いわけです。Kindleとか読んでると、「オリジナルの原稿が行方不明なため、雑誌からスキャンしました」なんていう昔のマンガは山ほどありますしね。

 

デジタルデータ主体の世の中に移行しても、「簡単に情報を失う時代」だと当事者が自覚して相応の行動指針を持てば、良いのです。結局はただそれだけ‥‥ですね。

 

 


マンガのかきかた

休日を利用して実家の風呂場のクローゼットを整理してたら、奥からダンボールが出てきて、その中に様々な書籍が詰まっていました。‥‥風呂場になぜ書籍が‥‥と思いますが、私の実家は一事が万事そんな感じで、「合理的に整えることができない」家族なのはもう諦めております。‥‥というか、私もその血を色濃く受け継いでおり、整理することに強迫観念があるのです。

 

アニメを作っていて、出力に絡む役職だと、夥しい数のファイルを整理しなければならないので、自分自身の「散らかり癖」は一生抱えるトラウマ、呪わしい自分の性質です。

 

 

とまあ、そんなこんなで、風呂場から出てきた書籍の中から、私が小学生の頃に度々繰り返し読んでいた、懐かしい本が出てきました。

 

これです。

 

 

 

秋田書店刊の「マンガのかきかた」です。アマゾンでも古本が手に入ります。

 

もちろん、内容は古いですけど、古いがゆえに興味深くもあります。

 

例えば、巻頭の「テレビマンガができるまで」は、この本の初版の昭和37年から、アニメの作り方が根本的に変わっていないことが、よくわかります。

 

 

 

 

初版の昭和37年って言ったら、私の兄も生まれておりません。西暦ですと、1962年です。今から55年前くらい‥‥ですかね。

 

ちなみに、実家にある本は昭和50年の「75版」です。地元の本屋さんでは売ってなくて、私と兄の子供二人だけで(当時は二人とも小学生)飯田橋の秋田書店に「直に」行って、秋田書店本社で買った記憶があります。

 

なんておおらかな時代なんでしょうか。子供がノコノコと出版社本社に現れても、邪険に扱わず、ちゃんと書籍を買わせてくれるんだもん。‥‥多分、今は無理なんでしょうね。

 

 

前にも書いた余談ですが、やはり小学生の頃、夏休みに友達と「手塚プロ・突撃アポなし見学」を実行したことがあります。高田馬場に子供たちだけで‥‥。さすがにその時は見学させてはくれませんでしたが、代わりに、「バンダーブック」のセル画を子供たち全員に配ってくれました。もちろん、本番で使用した素材です。‥‥これも、今思うと、なんて優しい時代だったんだろう‥‥と思います。

 

 

本の「まえがき」を今になって読むと、心に染み入る文章が記されています。当時はぼけっと読んでましたけど、今は何か、わたし的に、心を打つものがあります。

 

*今年度上半期のNHKテレビ小説「ひよっこ」の小道具・大道具を見ていて、どこか「昭和40年ぽさが足りん」と思っていましたが、当時の印刷物は今のようにフォントのベースラインがぴったり整然と揃っていることはなく、上図のようにかなり大きく揺れていたんですね。活字がゆらゆら並ぶさまは、まるでダイモみたいですもんね。

 

こんなまえがきさ‥‥、今どきの本に、堂々と、書けます?

 

技術もないわりにショートカットだけ覚えるような現代社会の気風の中、こんな正直で根本的なことを、しっかりと文章に表している本て、あまり見かけないよな‥‥。そもそも、子供向けの技術書が激減しましたからね。

 

内容も、子供向けだからと言って「子供騙し」では全くなく、むしろ、「レイアウトを第2原画の下書きだと思っている」イイ歳した大人のアニメーターに読ませたくなるような項もあります。

 

 

 

構図がいかに重要か、レイアウトが作品の品質をいかに大きく上下させてしまうかは、今も昔も初心者は中々気がつかないものですが、現在は「1原2原」のシステムが悪い方向で定着してしまって、レイアウトの技術をアニメ制作現場で学ぶ機会は非常に少なくなっていると思います。

 

でもまあ、それは「教わる側」だけの問題ではなくて、「教える側」にもかなりの問題がありますから、未来の人材育成の可否が各現場で問われるところです。

 

 

‥‥と、話を戻して。

 

この頃は「アニメ」という言葉は定着しておらず、あくまで「マンガ映画」「テレビマンガ」です。

 

 

 

このページを見るに、本の内容は版を重ねるたびに「アップデート」していたことがわかります。初版の昭和37年には、グレンダイザーは存在していないですもんネ。

 

興味深いのは「CM」に関するページの記述です。

 

 

 

 

「スポンサーの注文にしたがって作るのですから、いちがいにたのしい仕事とはいえませんが」。

 

‥‥うけけ。

 

なるほど、時代は変わっても、皆、感じるところは‥‥ですね。

 

でもまあ、「指南書でこの一文を書くか」と、今の感覚だとドキッとします。

 

 

最後のページには、こんなことが書いてあります。

 

 

 

 

「マンガのかきかた」の最後のページとして、編集者さんがこの文でまとめあげた想いが、今になるとよく伝わってきます。

 

マンガに限らず、モノを作り出す人間がいつでも胸に留めておきたい、とても重要な心構え‥‥ですネ。

 

 

ちなみに、この「マンガのかきかた」は、他の本と同様に、「学級文庫」に供出したらしく、なんとも下手くそな字で、持ち主の名前が記してありました。

 


コンデジの存在意義

私は35mmライカ判の一眼レフフィルムカメラを長い事愛用していたこともあり、カメラという存在に対して深く強い信頼感を感じております。ゆえに、「デジカメ」に移行してからも、APS-Cサイズとはいえ、一眼レフは自宅と仕事場の両方に常備していますし、日頃使いはコンパクトデジタルカメラ、通称「コンデジ」がメインでした。

 

完全防水のCOOLPIX2K60pが撮影できる高性能PowerShot専用充電池に頼らずバッテリーの心配がないカメラ‥‥など、状況に応じて使い分けてきました。机には数台のコンデジが並んでおります。

 

しかし、iPhone6 Plusを使い始めた2年ほど前から、コンデジの活躍の場はどんどん減少し、現在はほとんど使わなくなっています。

 

そして、iPhone 8 Plus。

 

相当、綺麗で繊細な写真とムービーが撮れます。もはや、コンデジの出番は全く消え失せてしまった状態です。

 

iPhoneは一眼レフの代りにはならないので、一眼レフは今後も使い続けます。気の入った撮影をするときは、今でも一眼レフじゃないとダメです。絞り優先、シャッタスピード優先、即座のAEロックやフォーカスロック、被写界深度のプレビュー、レンズのボケ足など、iPhoneが苦手とするような要素を、一眼レフは軽々とクリアします。

 

しかしコンデジはアカンす。取り柄がほとんどiPhoneに喰われてしまいました。

 

絞りを操作した際のボケ足を即座に確認もできませんし、ムービー機能は4K30p止まりですし、撮影データの移動は何かと段取りが多くてめんどくさいし、バッテリーは毎度毎度専用バッテリーでランニングコストが高いし‥‥で、一眼レフに性能(操作性も含む)では全く及ばず、気軽さではiPhoneに全く及ばず‥‥で、良いところがみつかりません。

 

ふと考えると、大仰な一眼レフと、所詮スマホであるiPhoneの、中間を埋める存在にもなりそうなんですが、所詮スマホであるはずのiPhoneの性能が格段に上がってしまったので、コンデジの「居場所」がなくなってしまった感があります。

 

一般的なニーズはともかく、私だけの欲求で言えば、絞りを一眼レフ並に瞬時に操作できて、4K60pのムービー撮影ができるようなコンデジが出てくれれば、買う意義も使う場面もかなり増えるんですが‥‥ね。

 

iPhoneで写真やムービーを撮るとさ‥‥、軒並み、深度が深くなるじゃん。似たような被写界深度のオンパレードになってしまって、そこはiPhoneの限界かなと思っています。

 

私は標準から中望遠のレンズのボケ足を活かした絵作りが好きなんですけど、まあ、ボケ足って結局、レンズの性能というか持ち味なので、iPhoneのレンズが一番苦手なテリトリーなんですよね。

 

例えば、以下のような写真は、一眼レフに中望遠レンズをつけて、絞りを開放(つまり一番小さなF値)してシャッターを押すだけで、いとも簡単に撮れます。

 

 

 

 

 

 

 

深度の浅い「その場の雰囲気を切り取った」ような写真が、EOS一眼レフだと、1.5万円のキャノンの50mm標準レンズ(=とは言っても、デジタル一眼の普及機だとAPS-Cなので、中望遠相当になります)で、簡単に撮れてしまいます。何のテクニックも不要。絞りをダイヤル操作で一番開いておいて、オートフォーカスで目標の被写体にピントを合わせて(シャッターボタン半押しで)、ピントが合ったら「ここぞ」というタイミングでシャッターボタンを押すだけです。

*ちなみに、上の写真は昔撮ったものなので、カメラもレンズも相応に昔のモデルです。私の愛用している、昔の普及型50mmレンズ(F1.8 II)は1万円を切る猛烈な安さでした。

 

Appleのサイトなどで見かけるiPhoneの撮影例は、さすがにレンズの限界なのか、深度の浅い絵は全般的に少ないですし、深度の浅い絵があっても構図上で浅くなるようなシチュエーションで撮影されています。

 

iPhoneの「後付けの被写界深度」はさすがに「いかにも合成」っぽくて嘘くさいのでジョークレベルでしか使えません。そこがiPhoneのカメラとしての弱みかな‥‥と感じます。

 

で、私の勝手な意見を書くと、コンデジには「生粋のカメラだけが撮れる写真」を目指してもらったほうが購買意欲が湧いてきます。変にスマホの真似事をするのではなくて。

 

深度を深くも浅くも即座に操作できて、かつ4K60pでムービー撮影できれば、わたし的には即買いです。

 

「場面記録的」な写真やムービーは、深度の深めなiPhoneに任せちゃって、絞りをうまく活用した「良い雰囲気で撮れる」コンデジにしてもらったほうが、「存在が被らなくて」いいなあ‥‥と思います。

 

手軽に持ち歩いて写真やムービーを撮る‥‥なんていう想定で、スマホと張り合っても、勝てる見込みはもうないと思うのです。写真の後加工をデジカメ本体の機能でいくら頑張っても、iOSやmacOSのAppを凌駕できるはずもないでしょう。

 

だったら、デジカメには「レンズメーカー」「カメラメーカー」の真骨頂を具現化していただければなぁ‥‥と思います。

 

 

 

 


iPhone 8 Plus

iPhone 6 Plusから、iPhone 8 Plusへの移行が完了しました。余計なデータは引きずりたくなかったので、Appとデータの移行はせずに、基本設定のみの移行で、新しいiPhoneとして設定しました。

 

少し手こずったのはSuicaの移行です。iPhone 6 Plusと紐付けてあるApple WatchのWalletでSuicaを使っていましたが、Webの説明(JRのヘルプ)を読んでも要領を得ず(=そもそも私がWalletの根本的な仕組みを理解していないから)、iPhone 8のWallet上で一生懸命トライしていました。

 

その方法=Apple WatchでSuicaを使っているのにiPhoneの操作で移行しようとしてもダメなんす。‥‥JRの説明にもサラっと書いてありますけど。

 

Apple WatchでSuicaを使っている場合は、Apple Watch上のWalletでSuicaカードを削除すれば、新しいiPhone 8でその削除したSuicaカードが現れ、移動することができます。

 

iPhone 8上のWalletで「Apple Watchから解放されたSuica」をあらためて登録し、一方Appwale WatchもiPhone 8と新しくペアリングし直して、その後iPhoneの「Watch」アプリの「マイウォッチ」から、Apple Watch上でSuicaを使えるようにすれば良い‥‥ようです。

 

何だか、段取りを文字で書いてても面倒なので、手こずっても当然かな‥‥とは思いました、今。

 

 

で、iPhone 8 Plusを実際に手にして思うのは‥‥‥。

 

ほとんど 6 Plusと変わらん‥‥です。買い替えのワクワク感はまるでないです。‥‥だから、売れないのかな、iPhone 8。

 

でもまあ、4K60pは確実に撮影できるし、ワイヤレス充電のお盆が発売されれば、充電が楽になるので、じわじわと 6 Plusとの差を感じていくことと思います。

 

6 Plusから使えなくなったのはケースとイヤフォンくらいなもので、iQ6iQ7などのマイクも普通に動作してます。サードパーティの充電器関連も問題なしです。

 

ただ、8 Plusをビデオカメラやフィールドレコーダーとして本格的に使うために、グリップなどの装備品が増えたので、今までの肩掛けカバンより2回りくらい大きい、安い本革の肩掛けカバンをアマゾンで新調しました。

 

 

 


iPhone。

iPhone Xの予約が開始されて即日で、在庫無し、入荷待ちの状態になったようで、やっぱり売れるんだなあ‥‥と感じ入りました。

 

実は私、iPhone 8 Plusを買う時に、合わせてiPhone Xの見積もりもオンラインでしたみたのです。そしたら、15万。凄い値段だな‥‥と改めて思いました。

 

私はそこまでスマホにお金をかける気にはならなかったので、すぐにiPhone 8 Plusに頭を切り替えましたが、一方で、ソフトバンクの半額キャンペーンを併用して分割支払いにすると、月々2千円台となり、非現実的なことでもないんだな‥‥とは感じました。

 

iPhone Xの機能は、魅力的なものばかりです。

 

ただ、今の私には、必要がないものばかりなんですよね。

 

映像制作に従事している身としては、OLEDのパネルにはかなり惹かれるものがありますが、私が四六時中みているパネルはあくまで映像制作用のディスプレイであり、「スマホの画面でどうこうしよう」という事はないのです。顔認証も便利だとは思いますが今のところはTouch IDで充分ですし、3Dマスコットに化けてチャットする機会はわたし的には皆無です。

 

未来、iPhone Xのようなスマホを普通に使う日が来るとしても、今の私に重要なのは、データベースにアクセスする際に文字が読みやすい画面の大きさと、4K60pのカメラなので、すぐに手に入るiPhone 8 Plusに決めました。実は、もう2年くらいは6 Plusでも良いと思ってたくらいなので‥‥。

 

iPhone 8 Plusはソフトバンクの半額割引と24回の分割(月々の利用料金に含まれる)で購入することにしましたが、これはiPhone Xのような先進的なスマホに切り替えるタイミングが、わたし的には2年後くらいだろう‥‥と予測したがゆえです。‥‥なので、48回にはしませんでした。

 

ちなみに、iPhone 8 Plusは、よほど売れてないのかわかりませんが、25日にオンラインで機種変更して、28日には自宅に届く快速ぶりです。ショップで順番待ちする無駄はないし、在庫なしで再度出向く必要も無しで、オンラインの機種変更はかなり便利なんですね。‥‥機種変更自体をあまりしないで今まできたので、知りませんでした。

 

 


iPhone 8 Plus

‥‥に、機種変更しました。まだ実品は手元にないですけど。

 

iPhone 6 Plusを2年ちょい使ったので、まあ、機種変更しても良いかな‥‥と。

 

iPhone Xは、値段も値段ではありますが、私にとって必要ではない機能が多く含まれているので、iPhone 8 Plusに決めました。私はスマホで色々と楽しむ性分ではないので、従来ラインの8で充分です。

 

まあ、値段の話をしたら、iPhone 8 Plusの256GBも、相当「いい値段」がしますけどね。ソフトバンクの実質半額で機種変更することにしました。

 

大きな理由は、

 

4K60pのビデオカメラ代わりにする

 

‥‥です。

 

4K30pではなく、2K60pでもなく、4K60p、2K240p(=ハイスピード撮影〜2Kのスローモーション)の性能が決め手となりました。‥‥もはや、「携帯電話」の品定めの言い草とは言えないですが‥‥。

 

 

手続きをした後で、iPhone 8の製品紹介ページを改めて見ると、色々な機能向上と品質向上を果たしているようで、中でも‥‥

 

  • TrueTone
  • 広角と望遠レンズの光学ズーム
  • ワイヤレス充電
  • 防塵と防水

 

‥‥あたりは私の使い方でも重宝しそうです。

 

私はiPhoneを「コミュニケーションツール」としてはあまり使っていないので(電話・FaceTimeくらいで、iPhoneでのメールはSiriに代筆してもらうほどです)、ほぼ「ビデオカメラ」「デジタルカメラ」用途での買い替えです。

 

ビデオカメラのAppは「FiLMiC Pro」です。iPhone 7以降では、なんと、ログ収録までできるみたいですね。ログ収録機能は、取材用途で必要になる可能性大です。

 

しかしまあ、iPhone 8 のビデオカメラ画質は、もはやスマホやケータイの領域じゃないですね。日頃使い用のビデオカメラをわざわざ購入して携帯する必要が全く消え失せるほどです。

 

以下は海外の方がiPhone 8 Plusで撮影した映像です。YouTubeの画質設定を1440pや2160pにしてフル画面モードで見ると、その威力が判ります。撮影者さんの撮り方が上手いのは絵を見れば解りますが、iPhoneのカメラ性能も相応に高品質なのが見てとれます。

 

 

4K60pのビデオカメラやコンデジが市場で豊富になる以前に、iPhone 8 Plusで取材もロケハンもバンバンできてしまいます。

 

いい時代になったものですが、4Kも、見慣れちゃえば、使い慣れちゃえば、それが普通になってしまうもの‥‥なのです。

 

 


1/4インチ8トラックMTR

倉庫所有者の廃業により、20年の長きに渡り借りていた倉庫から引越しすることになり、それはもう、色々な物品が出て来ました。懐かしく眺めている暇もないのでどんどん移動していますが、モスボール保管する前にいくつかiPhoneで写真を撮っておきました。

 

その中の1つが、私が20代の頃に使っていたマルチトラックレコーダーです。

 

これ。

 

 

FOSTEXの「MODEL 80」。

 

たしか、当時で198,000円だったと思います。その他も含めて、50万円のローンを組みましたが、生まれて初めての巨額のローンでした。当時の原画マンの原画単価はテレビで2400円前後でしたから、相当なお買い物でした。

 

8トラックのレコーディングミキサー、TX81ZやMT-32などのMIDI音源、各種エフェクト類(ラックマウントの)、ケーブルなどを合わせて買って、録音機材一式を揃えました。

 

今だったら、iPadやMacを買えばついてくるGarageBandで全く同じこと&それ以上のことができるので、「時代」としか言いようがないです。時代の古さゆえに、50万円のローンに苦しんだ‥‥という事です。

 

この「MODEL80」のスペックは、1/4インチのオープンリールテープを毎秒38cmで走らせる豪快なもので、テープの収録時間は10分くらいだったような記憶があります。90分テープ(ステレオ往復)として売られているテープが片方向の8トラック使用でまず半分の45分になり、通常は9.5cmの記録速度が38cmなのでさらに1/4になって11分。‥‥とまあ、かなりのランニングコストをかけて録音していました。

 

テープは大体2500円くらいでした。Ampexの456, 457が楽器屋さんに売っていたのでせっせと購入し、楽曲の制作をアニメーターの作業と同時進行でおこなっていました。20代のバイタリティって我ながら凄いです。今だったらそんなに手が回らんです。

 

 

おそらく、背面にトラック8だけノイズリダクション(Dolby-C NR)をOFFにするスイッチが付いていた‥‥と記憶します。

 

8番目のトラックは、各種シンクロの信号を記録するトラックとして使えるよう、シンクロ信号の記録に悪影響となるNRをOFFにできたのです。私はMIDIタイムコード(MTC)を記録し、レコーダーをマスターにして、MIDIシーケンサーをスレーブで操作していました。

 

8トラックあっても全然足らなかったので、生演奏ではないMIDI音源はミックスダウンと同時に再生して、トラックを稼いでいました‥‥が、それが後々、「再現が困難」な状況を生み出す原因とはなったのです。まあ、当時から問題は認識しており、できるだけテープオンリーで完結するように、トラックをまとめる習慣にしていました。‥‥ただ、トラック8から漏れる「ピーギギギー」というシンクロ信号のクロストーク(隣接するトラックの音が漏れて聞こえてくる)には手を焼いた記憶があります。

 

このあたりの知識を、独学とはいえ音楽制作で経験済みだったので、「デジタルアニメーション」と呼ばれた1996〜2003年くらいのアニメ制作の転換期に関わった際に、「信号レベル」に関するすることや「タイムコード」が何のためにあるのかなど、考え方を応用できました。

 

ちなみに、私は「テープをつなぐ」ことは全くしなかったので、一応スプライシングテープは所有していたものの、使わずじまいでした。フットペダルによる「パンチイン録音」(曲の一部分・一区間だけレコーディングする)は頻繁にやってたんですけどネ。

 

もう1度、音を出してみたい衝動にもかられますが、何しろ、環境を整えるのが大仕事(=重い、デカイ、場所を取る)ですから、いつかまた会う日までモスボールの中でおやすみ‥‥です。

 

 

 


LED生活

実家の台所の120cm=40W形のラピッドスタート蛍光灯が切れたので、前々から計画していたLED化を実行しました。

 

いわゆる「安定器バイパス工事」=「AC直結工事」を行い、蛍光灯を直管LEDに交換すれば終了です。工事はちゃんとした手続きを踏みましょうネ。

 

いまどきの蛍光灯型LEDは、どんどん進化しており、5000lmの超明るい製品が3千円台で買えます。2400lmくらいの蛍光灯と同じ明るさの製品ならば、18Wの省電力で2000円台前後で買えます。

 

*5万ルーメンはいくらなんでも「誤植」です。正しくは5千ルーメンです。

 

現在はこうした「一見、蛍光灯の姿をしていて、内部にびっしりLEDが並んだ、直管型LED」が各サイズ発売されています。

 

LEDのチョイスで楽しいのは、「今までと同じ明るさで省電力」を採るか、「今までと同じ電力で倍の明るさ」を採るか、またはその中間か‥‥と、色々な選択肢がある点です。

 

実際、作業場も自宅も、私の身の回りはほとんどLED化しており、省電力で明るい上に発熱量が少ないなど、環境の改善にも一役買っています。

 

ただ、LEDは明るい性能ばかりに製品が集中しがちで、10〜20Wの白熱球のような演色が欲しい場合に、ほとんど選択肢がない点が未発達ですね。

 

一応、探せば、優しい明るさの電球も、あることはあります。E17もE26も、選択肢は少ないですが、アマゾン等で手に入ります。

 

*80lmくらいの豆球だと、照らす用途には光量不足でキビシイのですが、220〜250lmくらいあると、ちゃんと優しく照らしてくれます。

 

 

LED化と言えば、懐中電灯の交換球もLED化できます。家にあったのは、暖色系のロウソクのようなしょぼい明るさの懐中電灯だったので、交換しただけで省電力にもなり(=電池が長持ち)明るさも増しました。もし暗い懐中電灯ならば、交換の価値があるかも知れません。

 

*もし、元の電球がクリプトン球などの明るい電球の場合は、逆効果になる恐れがありますので、要確認。

 

まあ、今はLEDの懐中電灯そのものが安くなっていますので、電球を買い替えるよりも懐中電灯そのものを新調した方が効果的です。私が愛用しているのは、モノタロウさんのLEDワークライトで、既に3本購入済みで、別々の場所で活躍しています。

 

 

 

これからの生活や仕事の空間は、省電力もそうですが、演色、そして発熱にも気を使っていきたいところです。

 

 


ネスレの通販、リニューアル

以前、ネスレのバリスタ通販サイトが、いつのまにか、「今回はスキップ」できない仕様になって、解約も考え始めていたのですが、これまた、いつのまにか、サイトが大幅にリニューアルして、以前よりも使い勝手がよくなりました。

 

なんでしょうね。私は電話でサイトの状況を問い合わせた程度でしたが、苦情としての問い合わせも多かったんでしょうかネ。

 

それとも、サイトの大幅リニューアルで、旧サイトの運用に支障が出ていたのか。

 

まあ、何はともあれ、使いやすくなって良かったです。

 

 

以前、私が問い合わせた時は、「配送を頻繁にスキップすると、Webからはスキップできなくなる」「電話のみで対応する」「月々の配送間隔を変えるには、一旦解約して、再度申し込んでもらう」「そういう仕様になった」というのを聞いて、だったら、ひとまず解約して今あるストックを全て使い切ってから考え直すか‥‥と思っていました。

 

しかし、サイトのリニューアルで、月間隔も、配送月も、Webから設定できる仕様になったので、このまま使い続けることにしました。

 

ただ、昨晩、

 

9月5日(火)未明より、一部のお客様に対しご注文に関するメールが誤って配信される事象が発生致しました。誠に申し訳ございませんでした。

今回の事象において、お客様がご注文されていない商品の代金請求や出荷がなされることはありません。

すでに対策をとり、メールの誤配信はストップしております。

先般より発生しておりますシステム障害と合わせて、ご迷惑をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます。

 

‥‥とのことで、私にもネスレから「ご注文について」のメールが届きました。間違いだったんですね。

 

1ヶ月前には、

 

ネスレ通販システムの不具合によってご迷惑をお掛けしており深くお詫び申し上げます。

システムは着実に改善しており、お届けの遅れも概ね解消されています。

マイページへのアクセスやご注文の際に、システムの反応が遅くなる場合があります。
誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承の程お願い申し上げます。

 

‥‥なんてこともあったり。‥‥そういえば確かに、サイトのレスポンスは悪かったです。

 

 

何だか、ちょっと危なっかしいネスレのサイト。

 

まあ、私としては、手軽にコーヒーを飲めるバリスタのシステムが、ごく普通に稼働すればそれだけで良いので、サイトの運営が安定することを期待しております。

 

 


アマゾン、ダッシュボタン。その後。

アマゾンのダッシュボタンは、一見、便利なように見えますが、実際に使ってみると、とても使いにくいことがわかりました。

 

何よりも、一番使いにくいのは、ダッシュボタンそのものではなく、アマゾンでの「価格の大変動」です。

 

アマゾンは、呉のシリコンスプレー1缶(ノーマル缶)が800円の値段で販売されることもあり(出品価格ではなく、プライム価格で‥‥です。普通は300円未満です。)、価格に関しては全く信用ならないのです。

 

私はマルちゃんの「正麺」のボタンなど、色々買ってみましたが、例えば「正麺」は5食入りの6パックで2500円で売られていたり、初回に買った時は1200円台だったポカリスエットが今は1600円台で400円も値上がりしてたりとか、価格の変動を知らずにボタンを押そうものなら、高い価格のまま購入するハメになります。

 

マルちゃんの正麺を1パック400円以上で買うのは、なかなか厳しい。‥‥そんな値段なら、何かのついでにセイムスとかのドラッグストアに寄って買います。通常、298円と税ですからネ。

 

まとめ買いすればするほど、高騰の価格差が積算され、ダメージが強くなります。

 

マルちゃんの正麺6パックを、配送してもらう付加価値だけで700円高く買うくらいなら、その700円で消耗備品を補充したほうがマシです。例えば、シリコンスプレーをデイツーで3缶とかネ。

 

 

ぶっちゃけ、アマゾンのダッシュボタンは危なくて、価格を確認してからでないとボタンが押せません。

 

あれ? そんな手間をかけて、何が「ダッシュ」なのだろうか?

 

米国の事情は知りませんが、日本でのアマゾンダッシュボタンは、そうした理由で「ダッシュ」でも何でもないので、ほとんど使い物になりません。‥‥う〜ん、2000円以上組み合わせ商品が、単品でも即日で届けてもらえるくらい‥‥かな‥‥。

 

ダッシュボタンを手にとって、iPhoneやiPadやiMacのSafariでアマゾンのWebを表示し、商品の値段を確認してからボタンを押して、白色のランプが緑になるのを待つ‥‥って、ちょっと変な段取りですよネ。ダッシュボタンが想定する姿ではないでしょう。

 

 

食品売り場なんてたまにしか行かないような、会社から帰ったら寝るだけの昔ながらの独身サラリーマンが、宅配ボックスに届けてもらえる便利さだけで、価格が1.5倍になろうが知らないまま買う(=普通の値段を知らないから判断できない)ようなシチュエーション‥‥でもない限り、アマゾンダッシュボタンの出番はないかなぁ‥‥‥。

 

食品を通販で買うのなら、アマゾンパントリーとか西友ドットコムとかの方が、価格は安全ですネ。

 

話はそれますが、私は西友の「みなさまのお墨つき」ブランドのファンでして、「みなさまのお墨つき」はハズレがないので(少なくとも私の経験では)オススメです。西友(24時間営業の店舗が多く、映像制作者の心強い味方です)に行くと、優先して「みなさまのお墨つき」を買ってたりします。

 

ちなみにそんなこんなで、私は昔からスーパーマーケット的なものが好きで、今でもついつい鶏胸肉やモモ肉の単価をチェックしてしまうような癖があります。まあ、ビンボー過ぎた20代の昔から、頻繁に自炊してたからなあ‥‥。

 

アマゾンで200円の価格差が出たら、余裕で牛乳1リットル分ですもんネ。牛乳1リットルあれば、色んなことに使えるもんねぇ‥‥。もしくは、その価格差をぶっこんで、いつもは買わない低温殺菌牛乳が買えるじゃんか‥‥。

 

アマゾンは便利でこれからも使い続けますが、いまのところ、ダッシュボタンに関しては微妙な感じです。「価格保障オプション」みたいのがあって、ユーザが許容できる価格差をオーバーした際は注文を受け付けずにプッシュ通知なりメールなりで、スマホかパソコンにお知らせ‥‥的な機能があると、多少は便利になるんですけどネ。

 

 



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