iMac受け入れ準備

先週注文したiMac 5Kですが、いつものアップルストアののんびりペース通り、ほぼ10日後くらいに到着する見込みとなりました。Amazonやヨドバシに馴れていると違和感を感じるゆったりペースですが、アップルストアでは毎度の事なので、気にしません。むしろ、受け入れの準備に時間を使えるので好都合です。

計画では、まず16GBのメモリ(8GBx2)を増設して、本体の8GBと合計で24GBにする予定です。Webでのスペック表示にもある通り、DDR3-1600のSO-DIMMなので、2年前のMac miniと同じタイプのメモリです。‥‥なので、Mac miniのメモリを外して装着してみれば、動作を確認できるので、購入は動作確認OK後にAmazonでおこなう予定です。Mac miniもiMacも簡単にメモリの脱着が可能なので、分解は不要で気楽です。

自宅の作業部屋は、日曜にあれこれ物品を大移動した結果、iMac受け入れが何とかなりそうな気配です。iMacの27インチは、多く流通する24インチ前後のHDサイズモニタよりも大幅にデカいので、置き場所を「iMacを主役」にして想定しなければなりませんが、もともと汎用の製図用の机をPC机として使っている事もあり、机上の物品をどかせばiMacを設置できる見込みです。ちなみにその製図机は、私がフリーアニメーターとして第一歩を歩き始めた頃(1987年前後)から使っているビクター製の机です。18〜19歳当時、まさか後に5KのiMacが設置される事になるとは、全く想像できませんでしたが‥‥。

iMac用の衣替えに合わせて、自作の作画机も使用可能な状態に復活させました。私はペンタブレットも使いますが、それ以上に紙と鉛筆(黒鉛・カーボン芯と言った方が良いか)を使いますので、紙の作画スペースは今でも重要な要素です。今まではモニターアームにより、PC&製図机の机上がクリアで、作画机でなくともLEDライトボックスで作画可能でしたが、スタンド型iMacをあえて購入したので(VESAマウントのiMac 5Kも売ってます)、机が使い物にならなくなる(=スタンドの足が邪魔になる)事を想定し、作画机を復活させたのです。

しかしまあ‥‥うーむ、iMacを設置すると、やっぱり色々と各所に影響が出てきます。


*部屋、上半分の図。順次、機能を追加していくと、こうなりがち…ですよネ。見取り図を作成して見ると、改めて、狭い事が冷静に実感できます。サーバを別室に移動できればもっと広く使えるんですが、自宅の事情ゆえ、制作会社のようにはいきません‥‥。

今回の件もそうですが、棚板を移動すると、妙に高さの狭い段ができて、「何に使えばいいの、コレ」みたいな薄いスペースが出来る事がありますが、私はまず「作画用紙」(=タップ穴がなく白色度の高い、線画原稿の用紙)の置き場として、さらにはiPadなどの板状のガジェットを定置する場所として、案外使い道はあると考えています。iPad2、iPad mini、iPad mini Retina、Kindle HDX 8.9、Kindle PaperWhite(初代)、Kindle(最近の3,980円で買えたヤツ)と、気がつけば板状ガジェットが増えまくっているので、薄い段は板状ガジェットの定置&充電スペースにはもってこいなのです。

私の部屋はツールや材料がひしめいていて、まるで「Uボート」の艦内のような狭さであり、iMacを受け入れるだけでも大騒ぎです。ただし、収まってしまえば、必要なツールにちょっと手を伸ばせばアクセスできるので、見た目はともかく、使い勝手は快適ではあります。

スプレーブースと隣接するPC机‥‥。粉塵を防ぐ措置はしているとは言え、1つの部屋に詰め込み過ぎなのは重々承知ですが、今は我慢のしどころと覚悟して、粛々と前進するのみです。

インク注ぎ足し

昨今のプリンタは、本体ではなくインクで「メーカーが稼いでいる」ような雰囲気があり、プリンタ本体を格安の4千円で買っても、インクカートリッジセットがプリンタ本体とほぼ同じ値段の3〜4千円するような状況であり、何か釈然としないものがあります。まあ、「0円携帯電話」みたいな事は昔からあるので、本体では利潤が少なくてもランニングコストで稼ぐ方法は理解できなくもありません。

しかし、そのランニングコストを抑えるのもまた、消費者の知恵ではあるので、私は最近は「詰め替えインク」をよく使っています。昔は、「ノズルの詰まりの原因」「色が合わない原因」となり、反ってコスト高になるような、低品質の「詰め替えインク」が多かったのですが、最近の製品は少なくともエレコムなどの数千円のものなら、純正と見まごうクオリティを発揮します。

例えば、実売価格4,000円以下のキャノンIP2700は、3色+ブラックの4色インクのプリンタで、4色とはまるで思えない奇麗な印刷クオリティを発揮しますが、やはりインクのランニングコストが悩みの種です。しかし、私はエレコムの詰め替えキットを使用していましたので、インクのランニングコストは3〜4分の1に抑えられました。仕上がりもひと昔の詰め替えインクとは雲泥の差で、モニタのオリジナル図像と見比べても上々な結果でした。
(注!:厳密な色校正には使えません。‥‥というよりも基本的に、4,000円のプリンタでは、「ほぼこんな感じ」という印象までしか再現できませんので(まあ、ディスプレイの発光物とプリンタの印刷物で色が完全一致するわけはないですが)、数千円のプリンタと詰め替えインクに過度な期待は禁物です。)

ただ、詰め替えの手順は、機種によって難しかったり容易だったり色々あるので、詰め替え(正確には「注ぎ足し」)作業に自分の時間を割く事のほうがコスト高だと感じる人は、シンプルにお金でコストを支払った方が良いでしょうネ。カートリッジを入れ替えるだけの手間に比べれば、インクの注ぎ足しはそこそこ、面倒な作業ですから。

現在私は、ブラザーとエプソンの2台の複合機を使っていますが(キャノンのは気に入ってたのですが、知り合いに譲渡しました)、ブラザーは非純正リサイクルカートリッジ、エプソンは注ぎ足しインクで、ランニングコストを下げています。エプソンの注ぎ足しキットは、チップの初期化をおこなう機器が同梱されている少々高価(4,500円前後)なものですが、次回はインク買い足しで済むので、まあいいか‥‥という感じです。

エプソンEP-806のインクカートリッジへの注ぎ足しは、カートリッジに何の加工もせずに注入できるので作業自体は楽です。「注入量は350滴」とか恐ろしい事が書いてありますが、実際は大まかにボトルの目盛りを見ながら注ぎ足せば良いので、特に難しい事はありません。注ぐ面(スクリーンのようなものが張ってある)を見てれば、溢れる前にストップできるので、状況が解りやすいです。

ただし、インクカートリッジは基本的には、インク注ぎ足しによる繰り返し使用に耐え得る耐久性では設計・製造されていないでしょうから、カートリッジがヘタってきたかなと思った時点で、潔くカートリッジを交換して、また注ぎ足し運用すれば良いすネ。

私は、制作現場でも自宅でも、出来るだけ近い未来にペーパーレスを実現したいとは思っていますが、ペーパーレスはまだコマが揃わないのと、例えペーパーレスになってもプリンタはちょいちょい必要になるので、インクのランニングコストは可能な限り(=支障が出ないレベルで)下げたいと思っております。

* * *

ちなみに余談‥‥ですが、私が制作現場でペーパーレスを実現したい理由は、インクと紙が勿体ないからでは全くありません。むしろ「必要なプリントはすべき」と思っています。そんな私の、現場をペーパーレスベースにしたい一番の理由は、「ドキュメントの更新と同期が困難」だからです。「先週お渡ししたプリントのうち、何ページと何ページを、今日渡すプリントと差し替えて頂いて‥‥」と、会議の度にやるのって、‥‥何かいつまで経っても進歩ないよネ。しかも、差し替え作業を各自に委ねるので、本当に差し代わっているか、保証は全くありません。面倒で手間がかかるのに信頼性は低い。

「全部、刷り直して渡し直せば、差し替えのミスなど発生しない」とか言う人もいますけど、そうすると旧バージョンのプリントと混在して複数存在する事になります。「だったら、前のは回収すれば良いじゃん」と言う考えが出てきますが、では、プリントに書き込んだ手書きのメモを、全部新バージョンに書き写させるのでしょうか? ‥‥そして新バージョンが出るたびに、メモの書き写しを会議メンバーに強要するのでしょうか? まあ、浅はかな考えですよネ。

プリンタが身近になった影響で、野方図にプリント類を発生させる制作運用になってませんか? 渡すほうはパソコンからプリントアウトすれば(コストはともかく)済むかも知れませんが、受け取る側はプリントアウトのバージョンが増えるごとに混乱するのです。会議を重ねるたびに、プリントの束が増えていく‥‥って、ちょっとオマヌケな感じがしませんか?

また同時に、管理側が「プリントを節約しよう」なんて喚起したところで、プリントアウトを抑制するソリューションが皆無では、現場感覚の乏しい五月蝿い小言に終始するばかりです。複合機のカウンタだけに目くじらをたてて、「数が増えている原因」に目を向けないのでは、解決するはずもないです。もし仮に‥‥ですが、プリントアウトを節約するために、1〜2年の新人にはプリントは配布しません‥‥なんて事が(ないとは思いますが)あったら、新人だけでなくヘッドの人間も大激怒ですよ。

とまあ、色々な角度から考えて、コンピュータネットワークが敷かれている現場であれば、共有ドキュメントはサーバに置いて、皆が1つのデータを端末で参照したほうが良いです。最新のドキュメントデータを皆で見て、必要があればタイムマシンのように過去バージョンも参照できて、もちろん、各個人ごとのメモ書きも端末操作によって手描き画像&テキストをオーバーレイできて保存できる‥‥みたいなシステムがこれから先は必要だと、少なくとも私は考えています。媒体となるフォーマットを何をベースにすべきか、または独自フォーマットを策定して運用するのか、まだ見えてはいませんが、必要だという事だけは肌身で実感しております。

ですから、コンピュータを導入した制作システムというのは、プログラマも身内として巻き込んで、コンピュータ関連リソースを「喰いまくる」意気込みで構築していくべき‥‥とは私は思うんですよネ。プログラムの仕事は、アニメーション制作でも「コンピュータを積極的に使い倒す」のであれば「四六時中」ありますから、仕事が絶える事がありません。実際、現在の私のツール開発ミッションは、4K映像開発でいっぱいで、手が回っていませんしネ。プログラムを導入してオンラインで制作運用して‥‥という体制に生まれ変わっていけば、プログラマの雇用費は他の「人の無駄使い」を削減した費用で充分まかなえるとも思います。アニメ制作を述べ何百人も使って作るような体制から脱すれば‥‥です。

ペーパーレスにする‥‥というのは、皆が自前のiPadを会議に持ち込むだけじゃ、まだまだ全然消極的でダメなんですよネ。インフラからシフトしていかないとネ。

あ、やば。詰め替えインクの話が、こんな話にズレとる。‥‥ではまた。

ゼンハイザーのヘッドセット

以前2,000円前後で購入したPC周辺機器メーカー製のヘッドセットのイヤーパッドが崩壊してしまったため(=ボロボロに粉々になる)、ヘッドセットを新調しました。イヤーパッドを交換すれば済む話かも知れませんが、とにかく音質が「不快なくらい悪い」ヘッドセットだったので、これを機に買い替えることにしたのです。

買ったのは「PC8」というヘッドセットで、メーカーはゼンハイザー、ヘッドフォンではお馴染みのメーカーです。ただ、老舗のメーカーとは言え、ヘッドフォンの本流から外れる「ヘッドセット」は「音は聞こえてればそれでイイ」とばかりに、周辺機器メーカーのと大差ないショボい音質かもしれない‥‥と、買う前から覚悟して購入してみました。ゼンハイザーがどれだけのものか、4,000円を賭けてみたのです。



商品が届いて、USBに差してMacOSXの環境設定で「Sennheiser USB headset」を選択し、実際に音を聴いてみると、何よりもまず最初に、「音楽的な」印象に驚きました。たまたまiTunesで「Tristan und Isolde」の前奏曲が再生され、「ヘッドセットじゃだめだろうな」と最初は見くびっていたのですが、例えば、チープな音質だと「蚊の鳴くような音」になりやすい弦楽セクションの音も、ふくよかな曲線を思わせる「真ん中から下」のニュアンスも拾っており、明らかに「ヘッドセットのイメージとは異なる音質」を出力していました。事前にカタログスペックをWebで調べて「42 - 17,000 Hz」である事(=あまりレンジは広くない)は確認しておりましたが、カタログスペック以上の「音楽的な雰囲気」をもっています。

日頃からAKGやSONYのスタジオヘッドフォンを使っていると、音の上下に余裕がないのは感じますが(つまりカタログスペック通り)、決してそれが弱点になっておらず、むしろ、聴き疲れしない方向にまとめられているのが、非常に好印象です。刺激的な高音が丸まっているのが、「コモり」のようなマイナス要素に感じられないので、「まあ、こういうのもアリか」という気持ちになるのです。ただ、管弦楽に限らず、ロックやポップス、ジャズなどにおいても、低音の「絶対量」は控えめに感じるので、iTunesですと「イコライザ」で低音を持ち上げると補えます。ただし、音楽の雰囲気はイコライザなしでPC8オンリーでも充分伝わりますので、私はイコライザ無しで聴いています。

音場は広くはなく、コンパクトな印象ですが、オンイヤー型としては標準的なレベルだと思います。オンイヤー型なので、耳への乗せ方のちょっとした差で、低音の量が変わります。とにかく「音圧重視」で、かつ、分厚い低音が必需品の人は、このPC8では物足りなくなると思いますが、でもこれ、ヘッドフォンじゃなくてあくまでヘッドセットですし、音声会話の待ち時間に音楽を聴きながら仕事に集中するには、充分な性能を持っていると思います。

以前の周辺機器メーカーのヘッドセットは、とても音楽を聴く気にはなれないものでしたが、ゼンハイザー製のPC8は普通に音楽鑑賞が可能なのがまさに「ヘッドフォンメーカーとしての面目躍如」と言った感じです。マイクを回転させて収納してしまえば、普通のヘッドフォンの見た目に近くなりますしネ。少なくとも、私が今まで手にしたUSB接続タイプのヘッドセットの中では一番良いです。

ちなみに、イヤーパッドはいつかは必ずボロボロになるものですが、ゼンハイザーのオンイヤー型「PX100」のパッドがソニーの「EP-G2」で代替可能な事から、このPC8もEP-G2でイケると思われます(=未確認)。純正イヤーパッドだと1,500円前後しますが、EP-G2ですとヨドバシカメラの即日配達・送料無料で260円くらいで買えますので、イヤーパッド交換に関しては心配しなくても良さそうです。

MacBookスタンド

MacBook Pro 15インチモデルをデスクトップマシンとして使うスタンドを自作してみました。ホームセンターで売っている安い端材でチャチャッと仕上げました。

以前から書いている通り、最近のMacBookは16GBのメモリを実装したモデルだと、デスクトップ機にひけをとらない処理能力を持つので、「デスクトップ機として使えるように」と、縦置きするスタンドを作ってみました。15インチのMacBook Proをベタッと机に置くとひどく邪魔なので、縦置きにすれば机の隙間に収納できます。折角のRetinaディスプレイは確かに繊細ではありますが、作業するには15インチは小さいので、蓋を閉じて外付けのディスプレイにつなぐ事にします。

こんな感じに。



要は、「最小まで閉じたブックエンド」を作れば良いわけですネ。100円の端材を3つ買ってきて、以下のように組みました。MacBookの厚みに合うように寸法合わせさえ慎重にすれば、後は電動工具で簡単に出来上がります。



木材のささくれは刺さると痛いのでヤスリがけして除去して、MacBookの触れる部分にはフェルトシートを貼り付けてあります。塗装とかオイルフィニッシュは面倒なので一切無し。買ってきた端材を切りもせず、単に組み立てただけなので、工作時間は正味15分くらいでした。お店で端材を「あーでもない、こーでもない」と選んでいた時間の方が長かったくらいです。ちなみに、直立しているパーツの側面に波の加工を施してあるのは、特に何の理由もありません。買った端材がもともとそうなってたからです。

材料代は、端材3つ(檜なので良い香り)300円、フェルトシートは600円とお高いですが使うのは半分以下なので300円程度、サラ木ネジはストックしてあるユニクロームのものを4本、仮止めに使ったボンドもストックなので特に出費無し‥‥で、総計600円前後といったところでしょうか。フェルトシートは100円ショップの安いのを買ってボンドで接着すれば200円はコストダウンできますネ。



フェルトを貼っておくと、MacBook表面にキズがつくのを防ぐばかりか、伸縮してガタつきを抑える効果もあります。下の写真のように、しっかり密着して、MacBookを支えます。



今回の工作で使った電動工具は以下。左上の小皿はたまたま写ってしまったもので(プラモの塗料皿)、工作には関係ないです。



真ん中の青い電動ドリルはタミヤ製の「電動ドリルキット」ですが、これがまた隠れた逸品で、見た目のチープさに反して、色々な場面で活躍しております。今回はネジの下穴をあける為に使いました。左の白い電動ドライバーは、ホームセンターで800円前後で売ってた乾電池式の簡素なもので、下穴加工済みの穴に木ネジをネジ込むくらいのトルクは充分あります。右のはリョービのドリルで、サラネジの「サラ受け」加工に使いましたが、特にコイツを持ち出さなくてもデザインナイフで可能です。いずれの電動道具も「短時間で作業を済ませる」ためのもので、手動でも手間と時間は増えますが可能です。



うむ。雑な加工ですが、雑然とした自宅の作業場で使う用途なので、今回は気にしません。大径のドリルを使えばサラ受けの加工も1カ所3秒で済みます。

このスタンドを作ったお陰で、MacBookを定住させる場所が出来ました。ケーブル類は全て奥側(MacBookの左側)に集約し、右側の端子(USB, HDMI, SDカードスロット)は前面端子として任意の接続に使います。2つあるThunderbolt端子はギガビットの有線イーサネットとD-sub(モニタの端子がそれしか空いてなかったので)変換コネクタを接続、USBは切り替え機を経由してキーボード、無線マウス、タブレットに繋がっています。

今までの私の感覚(映像制作用途)ですと、「ノートパソコンなんて、移動用のその場凌ぎで、長期的には大して役に立たない」とナメてましたが、i7/16GBメモリの高性能に加え、デスクトップマシンとしての置き場所も確定したことで、すっかり認識が逆転、頼りになるセカンドマシンになりました。

以前のCore2DuoのMacBookは買った当時からイマイチなヤツでしたが、今回のi7+16GBのMacBookは、ホントに使い物になりますヨ。最近の「新生」Vaioとかの上位モデルのスペックを見ても、今でもノートパソコンは二流の性能をあてがわれるんだな‥‥と気の毒になりますが、MacBookの15インチは「どんどんレンダリングをブッ込める」大した性能に仕上がっています。2.8Kの本体モニタ、外部に2.5Kモニタを2台同時接続可能、もしくは4Kモニタにも繋げて、20GbpsのThunderbolt2の超高速RAIDも接続できる‥‥という、ふとスペックを見れば、デスクトップマシン相応のスペックをMacBookは誇っています。‥‥とか書くと、「Mac信者」とか言われるんだろうけど、実際のところ、使い物になるマシンをチョイスしているだけなんですけどネ。ちなみに私はWindowsをMacにインストールして、MacもWinも使ってますし。
*Macに限らず、「信者」っていう言葉を持ち出して他人を中傷する人って、往々にして、そのヒト本人が何かの「信者」であって、ゆえに「宗教戦争」をしたがるんですよネェ。もっと、自由になればいいのにネ。

最近の高性能なMacBookを使っている人は、自作でスタンドを作って、デスクトップマシンとして使うのは、結構イケるのでオススメですヨ。

スタジオDIY

設置したエアコンは好調で、今どきのエアコンのクオリティの高さを満喫しております。シャープの一番安い木造6畳(コンクリ9畳)用のモデル(本体価格4万円少々)なんですが、冷却性能が高くて2分前後ですぐに部屋が冷えますし、28度の設定でも快適に過ごせます。‥‥まあ、前のエアコンは94年製の「2極型」(今のエアコンは3極のインバータ仕様がほとんどみたいです)の旧いモデルで性能のギャップは相当あるでしょうし、何よりも私がここ1ヶ月くらいで28度の室温に慣れてしまったので、特に快適に感じるのかも知れません。

設置の前に色々と下調べをしたので、何だかにわかにエアコンの知識が増えてしまいました。他のエアコンの屋外のドレンホースの取り回しでトラップ(ホースのたわみで水が溜まる部分)ができてるのを見かけると直したくてムズムズしてきますし、奇麗な配管の取り回しを見るとマジマジと眺めてしまいます。昔は、なぜエアコンが旧くなってくると水漏れするのかが解らなかったですが、今だったら色んな原因が推測できます。

快適な室温に満足している最中、ふと熱の澱みを感じ、熱源を辿ってみたら、蛍光灯のルーペスタンドが結構な熱を発している事がわかりました。昔は省エネの代表格だった蛍光灯も、LED照明の台頭により、今や「熱を出す上に、電気喰い」の存在と化しています。確かに、蛍光灯をつけて傍に座って作業していると、ちょっと暑く感じます。

私の自宅作業部屋は、メインの照明はまだ蛍光灯ですが、使用中の蛍光管の寿命が来たらLEDに照明ごと交換しようと思っています。間接照明(と言っても、E26のクリップライト)は既に全て600〜800ルーメンのLEDに交換済みなんですが、天井のメイン照明は昔のままで、交換する際は5000ルーメン前後の明るいのを考えています。

私の場合、紙と鉛筆で描画する際はそこそこの明るさが必要で、コンピュータで作業する際は映像スタジオくらいの明るさまで暗くする必要があります。一定の明るさではなく、最低でも2段階の明るさの切り替えが必須なのです。自宅作業部屋では、メイン照明と間接照明を切り替えて、明るさを切り替えています。

振り返ると、アニメ業界のスタジオって、事務机や事務パソコン、作画机、事務机に映像作業用のパソコン、スチールラック、メタルラック‥‥みたいな感じで、作業用途に機材を適合させるのはせいぜいパソコンくらいで、後は汎用品の組み合わせで作業現場を構成していますよネ。

イマジカとかソニーPCLとかのグレーディング等のスタジオに行くと、‥‥何か、少々ミジメなキモチになるんですよネ。設備にかけてるお金の多い少ない‥‥ではなく、「作業するためにスタジオをデザインするんだ」という意識が、根本的にアニメ業界には欠けている気がして‥‥。ディスプレイモニタで作業する場所でキンキンに明るい蛍光灯で、照明の気遣いすらすっぽ抜けている‥‥ような事もあります。

「でも、自分たちの思う通りに色々な建具とかをオーダーメイドしたら、凄くお金がかかるじゃんか」‥‥と言うのは、確かにそうです。

しかし、です。建築デザイナーに依頼しようが完成予想模型を作ろうが、自分たちの欲しい環境になるとは限りませんし(洒落てるだけで使い勝手が物凄く悪い‥‥とか)、これから先の「コンピュータを本格的に駆使したアニメーション作り」においては、制作技術と経験の蓄積によって、環境の変化が逐次必要になるでしょう。現在オーダーメイドしても、未来の発展には追随できないかも知れません。

‥‥なので、私は、以前から「スタジオはDIYで作る」事を構想しています。市販品を利用しつつ、足りない要素や不満な箇所は、自分たちで作るのです。1x4材や2x4材、様々な建材を使って‥‥です。

要は、環境は自分で作る‥‥という発想です。全てを他者に頼る‥‥のではなくて。

私の感慨ですが、‥‥何かね、業界の雰囲気に合わせていると、永久に「作業に適した環境」なんて手に入らないように思うのです。なので、「簡単なものくらいは、自分で作れるように」と10年前くらいからDIYにチャレンジするようになったのです。ラックを組む程度にしても、電動インパクトドライバの使い方くらいはマスターしておきたいと思ったのがキッカケでした。

カタログに無いものは諦め、さらにお金が無いので業者さんへのオーダーメイドも諦め‥‥、であるならば、自分たちで作る可能性も考えてみればいいじゃんか。用意されたアイテム以外は諦める‥‥って「ゲーム」的な発想だけじゃなく、無いアイテムは自分で作る「DIY」的な発想も多いにアリでしょう。

何も木材の買い付けからやろうって話じゃなくて、「足りない要素や変更したい要素を、市販の建材で自作しよう」ってレベルです。工具の使い方を覚えて、基本の工作をマスターすれば、できない話ではありません。加工しやすい建材を使う事を前提に設計すれば良いですし、ホームセンターでは軽トラックの貸し出しもしてますから、建材を運ぶのも可能です。

作業環境って、結局は「総合性能」なんですよネ。どんなに高いリファレンスモニタを購入しても白い壁がモニタに映り込んでいたらダメです。賃貸物件で壁を黒く塗れないのなら、それならそれで「板壁」を設置して黒く塗装すれば良いです。カーテンレールを設置したり、可動式パーティションを用意しても良いでしょう。必要なのは、「自分たちがストレスなく作業できる環境をデザインする」という心意気なのです。

でもまあ、既存のごった返したスペースに、DIYで環境を新たに作ると言っても、色々なしがらみで上手くいかないでしょう。私はそれでも、「グレーディング」作業をアニメスタジオでやる場合は、半ば強引に環境を作っちゃいますが(〜その場合、多くは空調関係が犠牲になりますが)、本当はゼロから拡張性も考慮してデザインしたほうが、使いやすく融通も効き、さらには今後の発展性も見込めるんでしょうネ。


2014年〜15年はかなり重要な岐路だと考えています。ローエンドとハイエンド、レガシー(legacy)とモダン(modern)、様々な「今は目に見えない分岐」の始まりが、去年〜来年にあるように感じます。ゆえに、作業環境のデザインも、分岐に相応しいカタチにできれば‥‥と考えています。

ちなみにDIYリフォームは、ちまたでは、女性も積極的に取り組んでいるようです。昔やってた「TVチャンピオン」でも女性のDIY選手権みたいなのがありましたよネ。今は電動工具も手頃な価格から販売されているので、使い方を覚えれば男女の限りなく、「大工仕事は男の仕事」とは言えなくなってきてる‥‥のかも。

温度管理の季節

恐らく‥‥ではありますが、一般に普及したコンピュータ関連機器は、人間が活動するのに快適な温度を目安として、設計・制作されていると思われます。人が室内で使う事を前提とする製品において、炎天下の猛暑や吐く息さえ凍りつく極寒の環境で「一番性能が出る」ようには設計されていないはず‥‥です。

つまりは、人がストレスなく過ごせる住環境は、コンピュータが性能を維持できる環境でもあるわけです。これは基準として解りやすいですネ。

私の自宅環境や仕事部屋では、温湿度計が各所に設置されており、温度と湿度を日頃から把握できるようにしています。‥‥温度計や湿度計を設置するなんて、大した事ない取り組みのように思いますが、私はアニメ制作現場で温度計や湿度計をあまり見た事がありません。「エアコンのリモコンが温度計代わり」なところがほとんど‥‥ではないでしょうか。皆さんの身の回りはどうでしょうか。

100円ショップの温度計すら買えないほど、アニメ制作現場が窮しているわけではないです。要は「温度・湿度の管理に無頓着」なだけです。

部屋の中の密集度によりますが、6畳ごとのブロックに温度計を1つ設置したいところです。コストをケチっても18畳で300円+税(100円ショップの温度計を3つ)ですから、決してできない事はないですよネ。

「温度計・湿度計なんて、部屋に1つあれば充分だ」と言う人は、おそらく、実際の仕事の実感のない人です。背の高い机の並ぶ作画ブースや廃熱の権化たるコンピュータがひしめくCG作業部屋では、熱が区画ごとにこもって、ほんの5mの距離で2度以上の温度差が生じる事もあります。26度で快く過ごせる場所のパーティションを隔てた隣りでは、28度の暑さを紛らわすために卓上扇風機が「強」で回り続ける事も、珍しくはないのです。

卓上扇風機を買い足しても、温度計は買おうとはしない‥‥のは、何か人間の「性(さが)」を見る思いです。

作業者だけでなく管理者にとっても、漠然と「暑い!」と感じ続ける状況を放置すると、ともすれば「エアコンを交換しよう」なんて話だって出てくるのですヨ。‥‥で、高出力のエアコンに交換してみたら、余計に区画ごとの温度差が生じたりして、環境設備のコストがまるで「銭失い」となる結果だって容易に想像できます。

まずは現状を把握するのが一番先です。大雑把な現状把握の元、大雑把な設備投資をするなんて、お金をドブに捨てたい人やることです。

なので、温度計。できれば湿度計も。

‥‥で、できるだけ温度計の購入費を下げたいのなら、100円ショップへGo!

100円ショップで温度計を買う「罠」は、表示誤差が3度くらいならノープロブレム‥‥という事です。仮に、3度低く表示される温度計と、3度高く表示される温度計を買ってしまったら、その表示誤差は何と6度! ‥‥これでは、混乱を増す結果になりますので、100円ショップで温度計を買う際は「誤差の少ない温度計」を選び出して買うのがポイントとなります。

「誤差の少ない温度計」を買うのは、実は簡単です。売り場に並んでいる全ての温度計の表示を見比べて、「表示が真ん中」のものを買えばよいのです。商品とはいえ温度計は売り場の温度を表示しているはずですから、例えば、
 
  • 25°の温度計
  • 24°の温度計
  • 25°の温度計
  • 27°の温度計
  • 23°の温度計
  • 26°の温度計
  • 25°の温度計
  • 27°の温度計

‥‥というようなバラつきがあったら、買うべきは「25°の温度計」ですネ。‥‥まあ、この方法の欠点は「売り場に最低3つ以上の温度計が在庫している必要がある」事ですけども。

もちろんですが、「23°の温度計」「25°の温度計」「27°の温度計」を3つ、むんずと無造作に掴んで購入しちゃダメですヨ。そんな事したら、もう、訳が解らなくなります。せめて「同じ温度を表示している製品個体」を複数買ってください。そうすれば、エアコンのリモコンの室温表示とのオフセットで把握もできますからネ。

もしお金を数千円支出できるのなら、Dretecなどの熱中症表示機能付き・最低最高メモリー付きのデジタル温湿度計がお勧めです。私が自宅や仕事場で使っているのは、以下のコイツです。1つ1200円くらいですから、3つ買えば3600円ですネ。



商品はよりどりみどりですが、Dretecのコレは、大きな文字と余計な表示のないシンプルさが気にいってます。デジタル温湿度計と、針で表示する温湿度計との大きな違いは、ニコニコマーク‥‥ではなくて、最低と最高の温湿度がメモリーできる点です。この機能により、誰もいない時の室温の上昇下降が把握できるのです。自宅でサーバを常時運用している人は、サーバ周辺に1つ設置して「サーバの環境温度の変化」を把握するのが良いですネ。

私は以前、100円ショップの温度計で温度を把握していましたが、今はデジタル計で「快適度」も含めて確認しています。

ちなみに、今の時期(6月の梅雨時)、怖いのは、以下のような「温度が低く、湿度が高い」状況です。





しっかりニコニコマークが出ていますが、マシン的には80%の湿度は結露のキケンと隣り合わせです。全体的には「低温多湿」でも、マシンの背後は「熱溜まり」なので、マシン周辺部だけ「高温多湿」になる可能性があります。私はマシン周辺のサーキュレータをいつもより強風に設定し、廃熱と乾燥で凌いでいます。

温度計や湿度計があれば、季節折々の色々な「状況判断」に役立ちます。

温湿度計を設置する場所は、「自分の目線」くらいの高さの位置が良いです。映像制作は座って作業する人がほとんでしょうから、着座から起立までの120〜180cmくらいの高さが適切です。「皆が見えるように高い位置」に設置すると、温度が高く表示されることが多いです。ロフトベッドに寝た経験のある人はお解りかと思いますが、暖かい空気は上のほうに集まるので、温度計の表示も高くなります。まあ、上の空気と下の空気の温度差を見るのに、高い位置に温度計が1つあっても良いとは思います。

‥‥とまあ、温度計の設置だけで、こんなに長く書ける‥‥ということは、温度計の設置だけでも色々なノウハウがあって、ズボラではマズいということです。私も20代の頃は、随分テキトーに温度と付き合ってましたから、温度や湿度に目がいかないのも解るんですけどネ。

もはや「作画机を並べれば作画スタジオ」という感覚は、時代とマッチしないのだと強く感じます。今は1980年代ではなく、2010年代なのです。ツイッターとかで「もっとギャラを高く」みたいな話を目にしますが、私としては、今の作業感覚のままギャラや予算を倍にしても、すぐに「状況は頭打ち」になると考えています。色んな小さい部分を大量にないがしろにしてきたツケが回ってきているのに、相も変わらず大雑把な処方を続けるばかりでは、単なる「延命措置」にしかならないと思います。

予算を倍にしたところで、今まで通りの室温や湿度ほったらかしの「よどんだ作業環境」で作業し続けて、何か新しい未来のビジョンなんて見えるのでしょうか。アラウンド50の世代は「逃げ切り」でも良いでしょうが、若い世代は?

自分の作業部屋や作業環境の温度や湿度を即答できる人はどのくらいいるでしょうか。温度・湿度なんて、作業環境作りの基本中の基本ですが、そうした部分をほったらかしにしてお金だけを積んでも、自分らの制作環境の向上とは全く無縁の別のどこかに揮発するだけ‥‥ですヨ。

温度の管理などは大雑把な人から見れば「議論するまでもない些細な事」なのでしょう。そしてそういう類いの人は、小さい事の改善には目を配らず、「秘密兵器」や「特効薬」ばかり期待して、かつ、長い会議が好きんですよネェ‥‥。

でも実は、小さい何かを地道に成し遂げて積み上げた「ちりつも」こそが、秘密の新兵器や新薬を生み出すんですけどネ。

HDDを3ヶ購入

HDDをまとめて3個購入しました。「大人買い」というよりは、「追いつめられ買い」と言ったほうがピッタリで、4TBを2本、3TBを1本、データが溢れる寸前で買いました。HDDの構成は変えたくないので、買い足しではなく買い換え(HDDを交換)で、差し替えてお役御免になった旧HDDは、他でのバックアップ用途で予備役的に使います。

銘柄は、4TBの1つはHGSTのクールスピンのやつ、もう1つの4TBはWDのRED、3TBもWDのREDです。

HGSTのクールスピンのモデルは、いわゆる「容量優先」型で、WDでいうところのGREENに近い位置付けでしょうネ。私はミラーリング用途(=RAID1ではなくプログラムによる)で購入しました。バックアップ処理以外の時は電源OFFで外しておくので、このモデル(型番は「Deskstar 0S03361」)をチョイスしました。

WDの2TBと3TBは、常時読み書きする用途で、REDをチョイスしました。NAS向けを謳っていますが、RAIDも推奨している用途の広いモデルです。私はRAIDを組まずにシングルで使いますが、完成画像や映像の蓄積に使うので、REDのスペックで必要充分です。

映像用途向けには、BLACKなどの銘柄もありますが、メーカー的にはRAIDは非推奨らしく、もしかしたら、今どきのギガビットレベルの映像ストリーム用途では、REDをストライピングで組んだほうが時代に合っているかも知れませんネ。BLACKは単体の実測で200MB/sくらいの速度みたいなので、今後はちょっと役不足でしょうネ。

今でもちまたで人気ナンバー1のWDのGREENですが、何度もイタい目にあっているので、GREENはどうしても買う気になれないのです。コンピュータが趣味の領域なら、データが飛んでも「あーあ…」で済むかもしれませんが、本業ではそうはいきません。買う時に多少辛くても、2割増しのお金を足して、REDにしておいたほうが、後々「良かった」と感じると思います。

まあ、お金に余裕があれば、HGSTオンリーでいきたいところですが、自宅の機材はもちろん自腹なので、REDとかのお手頃価格のHDDに流れてしまう‥‥のです。

そういえば、BLUEって使った事なかったな‥‥。PURPLEも私にはあまり縁がなさそう。

‥‥でも、WDの「色で大よその目的を分ける」のって、解りやすくて気に入ってます。旧IBM〜現HGSTも、DeskstarとかUltrastar、Travelstar(‥‥って、2.5インチオンリーの銘柄だっけ?)、Cinemastar(今でも売ってるんだろうか)‥‥みたいに分かれてますが、現在のコンシューマ向けはほとんどが「Deskstar」になっちゃってて、よくわからんのです。「0S03361」とか言われても、ピンとこないスもん。

宅環境のバックアップシステム

3D(ステレオグラム)の時は、ぶっちゃけ「他人事」ではありましたが、4K8Kはまさに「自分事」なので、世間の動向は気になります。情勢を鑑み、私も自己ロードマップに修正を加えて、「配分」を少々変更しようと思っています。恐らく今年以降、各社各所で色々な4Kアニメが試作されると思いますが、私のターゲットは既に定まっているので、より具体的な作業システムの構築へと駒を進めようと考えています。

ふと、活動の基盤となる自宅のサーバを改めて点検してみると、外付けのHDDは全部が低価格大容量の「WD Green」。意識してGreenを購入したつもりはありませんでしたが、ディスクユーティリティで型番を見てみると、見事に全て「EZRX」です。あちゃー‥‥。これは単純に運用資金の問題ですネ。価格面から、何となくGreenを選んじゃったのでしょう。‥‥個人レベルのイタさではあります。金に余裕があれば、Greenなんて買わないですもん。タイの洪水が尾を引いてて、HGST(日立)のHDDとかも高騰していた時期だったかも知れません。‥‥でもまあ、購入当時にGreenがサーバ向きではない事を知らなかった私自身、ぶざまではあります。
*ちなみに、私の周りには「Greenにやられた」という人は結構居ます。まあ、製品の品質だけでなく、輸送経路にも問題はあるのでしょうが。

Greenすべてを一度にRed7,200rpmのDeskstarに置き換えるほどの資金的馬力は無いので、HDD現物はおいおい置き換えていくとして、まずはディスクの構成を変更して、RAID0+1風な履歴バックアップ環境へと組み直しています(GreenはRAID向きでは無い…との製造元のアナウンスもありますが)。バックアップ用にRAID0(もしくはRAID5)を組んでタイムマシンバックアップするので、「RAID0+1」「RAID1+0」ではなく、「RAID0+1風」なのです。

私の経験ですが、バックアップするデータ合計が、既存のHDD最大容量を超過する場合は、ディスク分割して細切れバックアップするのではなく、必要な容量になるように連結したRAID(もしくはJBOD)とタイムマシンでバックアップしたほうが、結果的に信頼性が高いようです。もちろん、あくまで「個人レベル」の話、ですけど。
*ここで言う「バックアップ」は常時作動するバックアップシステムの事をさしています。データをコピーした後、非作動にして保管するバックアップ(アーカイブ)とは別です。

バックアップソフトって、結局はシステムを不安定にして、本末転倒になりやすいように思います。これはもう、20年近くの経験で‥‥。タイムマシンだけでもそこそこ負担なのに、それに加えてバックアップソフトを併用するのは、リスキーな感じがします。‥‥というか、リスキーだと悟りました(=体験済み)。

個人で構築できるバックアップシステムって、数十万円するラックマウントのストレージではないですよネ。エンターブライズではない一般流通のHDDの中からチョイスし、4発のUSB3.0箱に組み込んで、バックアップ基盤を作るのが現実だと思います。個人のバックアップシステムとは結局、そうした現実の中でどのように「耐障害性」と「安定性」を獲得するか‥‥という言う事なのでしょう。

その時に必要になるのが、「何を買って」「どのように組むか」と言う知識と経験です。この辺の情報って、意外にネットにはほとんど出回ってないのよネ。これとこれを買って組んで、このようにシステムを設定すれば、個人映像制作の保守はバッチリだ!‥‥なんて情報、見た事がないス。個人ごとのマシン環境によって、YESがNOに変わる事も往々にしてあるから、「これでキマリ!」なんていう事は公言できないのかも知れませんネ。なので、各個人が「相性の良い」機材や運用法を見つけていくしかない‥‥のだと思います。

今のところの私の定番は、データを保存するHDDはシングルモード(RAIDなどディスクのArrayを組まない)、バックアップ先はディスク連結による大容量パーティション‥‥のような感じです。HDDの銘柄は、HGSTの7,200rpmあたりが良いと考えています。箱の選定は実は一番難しくて、今のところ、ロジテックの4発が健常に動作してはいますが、どんな環境でも安定動作するとは限りません。買った製品が正常に動作してくれるかどうか解らないのが、この手の箱の怖いところです。‥‥自宅の押し入れには、2〜3個の「安定動作しなかったUSB3.0の箱」が眠っておりますから‥‥。
*SCSIだろうが、FireWireだろうが、ドツボにハマる時はハマりますよネ。USBは障害の頻度が高いように感じはしますが‥‥。

これから先の未来、アニメーション制作において「絵を描く人」には「作画技術」はもちろんのこと、「映像技術」も必須になることでしょう。こんにちまでのアニメーターは「作画のプロ」である事は多く望まれましたが、「映像のプロ」である必要性は暗黙のうちに免除されてきたフシがあります。しかし、4K48fpsのような次世代のフォーマットやテクノロジーを自由自在に使いこなすようなアニメーターになるには、「映像のプロ」の素養も必要になる事でしょう。だとすれば、「映像を具現化する媒体であるコンピュータ」に関する知識も併せて必要になるのは明白です。

分け隔てなく、システムクラッシュやHDD障害など「キングボンビー級の災難」は誰にでも襲来しますから、その際に「多くを、または全てを失う」事になるのか、「1日のロスで復旧できるのか」は、まさに「コンピュータに関する知識」がモノを言う事になるのでしょう。

MacOSXでミラーリング+拡張デスクトップ

MacOSXにはディスプレイのミラーリングとマルチデスクトップ(Macでは正式には拡張デスクトップと呼ぶらしい)の2種類がありますが、これを任意に組み合わせて使用する事ができます。要は、3台のモニタがあったら、「ミラーリング、ミラーリング、拡張」という組み合わせができるわけです。

ただ、これをどうやって設定したら良いかは、なぜだか、ネットでは検索し辛いです。「ミラーリングを実行したい場合は、環境設定でチェックボックスをチェックして」みたいな事しか検索できません。「ミラーリングと拡張デスクトップの混在」を指南している文献は少ないよう‥‥なので、私が。

簡単です。まず、ディスプレイ環境設定の「調整」タブにて、ミラーリングしていない設定状態(=拡張デスクトップの位置調整画面)にしておいて、おもむろにミラーリングしたいディスプレイの枠を「オプションキーを押しながらクリック」して、他のディスプレイの枠へと「オプションキーを押したまま重ね合わせる(ドラッグ&ドロップですネ)」すれば、良いのです。

そうすると、例えば、「2つのモニタはミラーリングモード、1つのサブモニタは拡張デスクトップ」という状態を作り出す事ができます。

単に「ディスプレイをミラーリング」チェックボックスをTRUEにするだけだと、繋がったモニタ全部がミラーリングしてしまいますが、上記の段取りを踏めば、ミラーリングと拡張の混在が可能です。

で、何で私がこの方法を知っているかと言うと、「もしかしたら、オプションキーを押しながら操作したら、設定できたりして」と何の知識もないままテキトーにイジってみたら、出来たのです。ぎゃふん。‥‥もしかしたら、かなり昔に、同じ操作をした事があって、体が覚えていたのかも知れませんが‥‥。

(全てのMacOSXは解りませんが)少なくともMacOSX 10.8では、2.5kの2つのモニタをミラーリング、作業用のサブモニタとして2kモニタを1つ追加‥‥のような、変則的な組み合わせも実現可能です。ただ、少し前のGPUだと、2.5k, 2.5k, 2kのモニタをぶら下げると(合計何kになるんだ?)、途端にコマ落ちするので、それ相応のグラフィック性能は必要です。でっかいモニタ総面積(モニタ面積の総計スね)にて、正常に動画を描画するには、GPUの高い性能も必須なのです。

Kindle Fire HDX 8.9

Kindle Fire HDX 8.9。‥‥う〜ん、呼び名が長い。以後は「HDX8.9」「HDX」でスミマセン。

HDX7の「青グラデ」問題に衝撃を受けた私は、結局、お高いHDX8.9を買ったのですが、HD8.9とはハードウェア面で大きく進化しており、満足しております。

HD8.9は、安くなった今を狙って別途購入しましたので、HDX8.9との比較ができるのです。HDはしっかりとした重さを感じるのですが、HDXは軽いし薄いです。HDXは梱包を解いて手にした途端に「軽い薄い」と実感しましたが、HDのほうは、HDXを先に手にしていた事もあって、石版のような重さを感じました。

肝心の絵のほうですが、HDX8.9はかなりきれいで、テスト映像を作った私自身の目からでも「このレベルで映るのなら、かなりイイ」と感じるクオリティです。HD8.9のほうも十分きれいではあるのですが、既に前iPadを所有している事もあって、感動は薄め‥‥でした。

ただ、細かいテストはまだしておりません。本業が修羅場に突入しておるので、イジる時間がありません。正月休みで色々テストしてみようと思います。
 
  1. グレーのバー(=帯域別に変なよじれが無いか)
  2. ブラックのバー(どこまで暗さを表現できているか)
  3. ホワイトのバー(どこまで明るさを表現できているか)
  4. いくつかのサンプル画像(目視判断‥‥色彩計は自前で所有してないので)
  5. 映像のビデオ解像度の上限
  6. 映像のフレームレート上限
  7. 許容するファイル形式及びコーデック
  8. いくつかのサンプル映像

‥‥あたりをまずはテストしてみて、HDX8.9の基本スペックを調べたいと思っています。過度な期待はしていませんが、良い結果になるといいな‥‥。

HDX8.9は確かにきれいですが、型落ちのiPadくらいの値段がするので、「Kindleは安い」という印象は薄いです。また、iPadの機能を全部まかなえるわけでもありません。iPadからKindleに乗り換え‥‥とは中々いかないように思います。

ただ、「セカンドパッド」的な役割なら、十分こなすと思います。iPadと同じ機能を持てないという事は、逆に考えれば、身軽にできるという事でもあります。何でもかんでも詰め込もう‥‥という気にならないので、「魔Pad」にならずに済みます。

HDX8.9のようなディスプレイ品質の高いデバイスが各家庭に広まっていけば、少なくとも2Kまでは、高密度映像を配信できる可能性が生まれる‥‥という事です。2Kをビロ〜ンと引き延ばして40インチに映し出すのではなく、引き締まった絵で9インチに映し出すほうが、わたし的には好印象なんですけどネ。

(諸事情で何度も使い回しで申し訳ないですが)下図の2.5Kダウンサイズ版をHDX8.9で移し出してみたところ、髪の毛の1本ずつのニュアンスがちゃんと出てくれて、繊細に描写できていました。



このブログの縮小版画像(540px幅が上限)よりは、遥かに奇麗な描写がHDX8.9で実現できていたので、今後のテストの期待も膨らみます。

4Kは恐らく、2Kに縮小しないとHDX8.9では映像再生できないと予測していますが、2Kでも家庭用テレビで見るよりは意図したイメージに近くなります。今のアニメでは定番の「チラつき防止のボカシ」を入れずに、シャープで克明なまま、ユーザに配信できるかも知れません。「繊細な絵が、繊細に動く」のをまず最初に体験できるのは、現時点で高価な4Kテレビや4Kモニタではなく、入手しやすいKindleやiPadなのかな??

でもまあ、ハードウェアのテストも必要ですが、同時に「演し物」も必要です。どんどん先に進まねば‥‥。


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