TEXT()

しばらく経つとすぐに忘れる、NumbersにTEXT関数が存在しない件。

 

TEXT関数とは、1や15や209などの数値を、0001, 0015, 0209 ‥‥に書式を揃える表計算の関数です。

 

何か、代わりになるものはないかと、検索をしてはみるものの‥‥。

 

ないもんはない。

 

ならば、他の言語の時のように、自分で工夫して「桁揃え」を作れば良いです。

 

‥‥って、似たようなことを以前、このブログでも書いた記憶があるなあ‥‥。

 

 

 

例えば、行番号を2020年の末尾「20」と組み合わせて、「20-001」にしたければ、

 

"20-"&RIGHT(1000+ROW(),3)

 

もしヘッダ行で既に1行使っていて、カウントを1つ差し引きたければ、

 

"20-"&RIGHT(1000+ROW()-1,3)

 

ですネ。

 

暗黙の型変換で、1001は"1001"となり、右から3文字抜き出せば、"001"ですわ。原始的な方法。

 

もう20年前以上から、各言語でこのやりかたで桁数を合わせています。どんな言語でも使えます。

 

ちなみに、1000を作り出す場合は、10^3、つまり表計算だとPOWER関数を使って、

 

POWER(10,3)

 

で、桁数から1000や10000を作りだすことができます。3桁の000を作る時は、10を3乗して先頭の1を削れば000が生成できます。

 

なので、表の2行目から、20-001=3桁の001, 002, 003...を作り出す場合は、

 

"20-"&RIGHT(POWER(10,3)+ROW()-1,3)

 

ですネ。

 

まあ、明らかに、TEXT関数のほうが文字が短くてスッキリしてますが、Numbersにはないんだからしょうがない。

 

 

 

年末に、次の年の表計算へと更新する際に、BD-Rの一覧などで001, 002, 003...という書式が必要になるのです。ゆえに、年末にいつも、TEXT()でひっかかっている気がします。

 

私は数年来、Numbersをデータベース代わりにして、ディスクなどの整理をしています。個人レベルの整理整頓や記録には、データベースのサーバを立てるよりも、表計算で記録したほうが手軽です。簡単に内容を検索できますし、ソートも簡単、変換が必要になった際はTSVか何かで書き出せば済みますしネ。

 

 

 

 

私は1年でだいたいBD-Rを100枚くらい焼いているようなので(Numbersで記録して自覚しました)、データベース的には大した件数ではないです。

 

ただまあ、整理整頓の記録云々より、こうして焼いて保存して管理しているBD-RやDVD-Rのビデオって、見たいと思った時に果たして再生装置が健在か、ディスクの状態は良好か、もしかしたら、未来的に見れないディスクを焼いて保存するという、ものすごく無意味なことをしている予感もします。

 

しかし、テレビを年がら年中見ているような生活ではないので、見たいと思っている番組は、後で見る「可能性」のために、とりあえず保存するしかないです。

 

ちなみに、私のソニー製のBDレコーダーは、なぜかソニーブランドのBD-Rがほぼ全滅(=「フォーマットできない」と拒否される)、相性が良いのは、ビクターと三菱(バーベイタム)です。アマゾンの商品レビューを読むと「ビクターはダメ」「三菱ダメ」とみんな状況が激しく異なるんだなあ‥‥と、相変わらずの「相性」問題に少し気が重くなります。

 

*「相性」‥‥とか、2020年になっても、そんなこと言ってのるのは、ちょっと情けない。ディスクのブランドは、まさに「賭け」そのものです。

 

 

バーベイタムのBD-Rは安くていいですが、2020年代はいわゆる4層だか5層だかの128GBのBD-Rも普及するのかな??

 

円盤がそもそも存続するのか、未来は予測できない部分も多いですが、大容量化の波はこれから先もどんどん進行していくんでしょうネ。

 

 


診断

Q&A方式で診断するWebコンテンツは、たまに面白がってやります。

 

すっかり忘れてたけど、ドラマも見てないのに、「桑野度」診断をした際のスクリーンキャプチャが出てきました。性格テストとか色彩感覚テストとか、診断したのは一応撮っておくんよ。

 

 

 

桑野さんを知らないし、ドラマそのものを見てないので、細かくはわからないんですが、要は「結婚できない男」度みたいなもんでしょ。

 

何だ、24%て。中途半端な数字。

 

既婚者は0%になるんかな?

 

 

 

 


洗面台のメンテ

実家の洗面台が、ムカつくくらい水が流れないのでメンテしました。水を出すと排水されずにどんどん溜まって、洗面器いっぱいに水をためようものなら、排水に1分以上は余裕で要します。

 

メンテができない家庭にありがちな光景。障害をそのまま放置して使いにくさを我慢することで日々を過ごす。‥‥そんな場面こそ、メンテ慣れした人間の出番です。

 

 

 

液状のパイプクリーナーは日頃の軽微なメンテに使うもので、重度のつまりには全くと言って良いほど効きません。排水栓を外して、パイプの中に詰まっている髪の毛の塊を除去すれば、ほとんどの場合は解決します。

 

とはいえ、ポップアップ式と呼ばれる洗面台は、表面からは排水栓は外せません。洗面台の下に潜って、パイプとつながっているパーツを外して、排水栓を引き抜くことが必要です。

 

実家の排水パイプは「Pトラップ」という型で、TOTOにPDF図面があります。

 

https://search.toto.jp/item/403/10_T7P11_67702_101.pdf

 

 

これだけだと、いまいちピンとこないので、iPadで書き添えますと、

 

 

 

‥‥のような感じです。

 

シーソーの原理で、排水栓を開けたり(上げたり)閉めたり(下げたり)してたのですネ。

 

 

 

で、肝心の排水栓取り外しですが、TOTOさんのWebに組み付けの丁寧な説明書がPDFでありましたので、そちらをダウンロードすれば解ります。この説明書で解らない人は、自分ではイジらずにお金をかけて業者さんにメンテを頼んだ方が良いです。

 

◆施工に関するPDF書類リンク

https://search.toto.jp/tr/060231RN_200606.pdf

 

 

もちろん、洗面台を全て解体する必要はありません。キックレバーを、排水栓のレバー穴から引き抜けば、排水栓本体を上に引き抜いて外せるようになり、パイプ穴に詰まった髪の毛を除去できます。

 

この図説にはない部分を補足しますと、まずは必要な工具。

 

見ての通り、キックレバー周りのナットはギザギザの溝だけで六角ナットではないので、片口レンチではなく、プライヤーを使って掴んで、反時計方向に回して緩めます。

 

人々の中には(‥‥というか私の父とか)、ペンチとプライヤーを混同している人がいますが、ペンチは挟むもの、プライヤーは掴むもの、です。ペンチは挟んで、なんなら潰すところまで担当しますが、プライヤーは掴む専門です。ペンチではなく、ちゃんとプライヤーを使って、掴んで緩めましょう。


本当はウォーターポンププライヤーが良いのでしょうが、コンビネーションプライヤーでも外せます。

 

 

 

 

 

メーカーは、私は長年の信頼から、KTC、TONE、TOPあたりの日本メーカー製を買います。工具は信頼性が命だと思ってます。安さで飛びついちゃダメっす。昔はKTCばかり買ってましたが、今はもっぱらTONE(トネ)派です。TONEは価格も手頃で良いよ〜。

 

アマゾンで検索してたら、ウォーターポンププライヤーも欲しくなって、つい買ってもうた。2年に1回はメンテしますから、買って損するものでもないですし、水周りだけでなく、日頃から活躍の場があるみたい(開かないビンの蓋を開けるとか)ですよ。

 

TOP工業の製品を買いました。次回のメンテから使おうと思います。

 

 

 

 

ちなみに、「時計回り」「反時計回り」で悩む人を結構見かけます。「どっち側から見て、時計回りか」‥‥です。これには決まりというか法則みたいのがあって‥‥

 

 

‥‥ということになってます。

 

先端側からではなく、締める側(ネジ山)から見て、時計回りです。「逆ネジ」という特殊なネジでもない限り、必ず、この回転方向=ネジの溝切りになっています。

 

ですので、今回の場合は、

 

 

‥‥です。

 

間違って、今以上に締め付けて、絶対に緩まないナットにしないように気をつけましょう。初心者の頃は、私もよくミスしましたよ‥‥。

 

あと、大したTIPSではないですが、キックレバーを外すと、排水栓は完全に閉じて、指では掴めなくなります。指で掴めなきゃ外せないので、まるでマヌケですネ。

 

なので、事前にこうしましょう。

 

 

必ず、ドライバーなどの大きなもので寸止めしておきます。10円玉とかだと、排水パイプの中に落ちて、二次災害になります。

 

排水栓のTOTOロゴの向きには意味があって、キックレバーを元に戻す際に、排水栓のレバー穴を垂直に向ける「目印」の役目を果たします。この点も注意点ですネ。

 

 

 

排水栓が外れれば、箸やピンセットで、ごっそり溜まったドロドロの髪の毛の塊を除去すれば、水の流れは一気に快活になります。逆の手順で排水栓を組み付けて終了です。

 

一度やれば手順を覚えて、次からは円滑にメンテできます。

 

もしご家庭をお持ちならば、年末の大掃除で、パパの腕の見せ所ですヨ。

 

実家に帰った時は、息子の成長ぶりを見せて、親御さんを喜ばせて孝行しましょう。

 

女性でもできるメンテ(腕力があまり必要ない)ですので、DIYがまんざらではない女性もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。今どきの女性は、電動工具を使って家具まで作っちゃう人も沢山いますよネ。

 

流れなかった水が、じゃんじゃん気持ちよく流れるのは、単純だけど嬉しいもの‥‥ですネ。

 

 

 


チューの年

来年は子年。

 

1973年の紅白で「奥村チヨ」さんが「子年の最後を飾るのは、奥村チューさん」とイジられて紹介されていましたから、もう4回も干支が回ったのですネ。私はその年に、おじさんにネズミの描き方を教えてもらった記憶があるので、感慨深いです。

 

 

 

私は年末年始の雰囲気が好きです。

 

おそらく、小さい頃に母方の実家=祖父母の家に帰省していた記憶〜大晦日は手打ちうどんを作り、元旦はお汁粉を食べ、雪の多い地方の異世界感を満喫していたからでしょう。小さい頃の自分には戻りたいとは思わないけど、1973年の大晦日にはタイムトラベルできるなら戻ってみたいです。

 

今と比べて、物の少ない時代、ネットもスマホもない時代でしたが、それを補って余る「別の豊かさ」はあったと思います。大晦日に食べた自家製の手打ちうどんの味、祖父母の一家が集まって過ごす団欒は、もう2度と戻らないですもんネ。

 

田舎うどんの食感を今でも何となく覚えています。もっと味わって堪能して食べればよかったのに‥‥とは思うのですが、‥‥まあ、小学校に上がるか上がらないかの子供には、食の堪能なんて無理か。

 

子供がいっぱいいて、正月はどこも騒々しい街並みでしたが、それもまた懐かしいですネ。今は子供が少なくて、祖父母の街もどんどん寂れて、数年前に訪れた時は街の随所が劣化していてショックでした。結構大きな街、真田ゆかりの街だったのにネ。

 

 

 

今年は久々に正月に普通に休めるので、それだけでも楽しみで。

 

休暇中にやりたいことがたくさんありますし、2020年代の様々な取り組みのきっかけを開始しようと思ってます。iPad ProとApple Pencilがあれば、それだけでも未来は明るい。

 

アニメ業界がどうなろうが、人のキモチ、感情、愛情は普遍的です。アニメ作品が結局何を成していたかを考えれば、いくらでもやりようはあります。原動仕美撮のスタイルに固執するのではなく、アニメとは結局何なのかを問えば、2020年代の解も浮かび上がりましょう。

 

アニメの作り方を決めすぎちゃうから、窮屈で閉鎖的で絶望感に囚われるのです。

 

 

 

でもまあ、実のところ、私は今後アニメだけを作るつもりはなくて、色んなことをしたいと思ってます。今までの自分の経験を資産にして、色々なアニメ業界のスタッフさんたちにも声をかけて、アニメ業界以外の仕事の取り組みにおいても発展・拡張していく所存です。

 

せっかく、「人々に愛される世界を作り出す」職業についているのに、いつまでも改善されない閉鎖的なアニメ業界に忠誠を誓う必要はないでしょ?

 

アニメ業界の人々は、自分の資質を過小運用・消極運用し過ぎだとも思います。生きていれば、色々な活かしかたがあるじゃんか。

 

 

 

死んだら何もできないですもんネ。

 

20代になって「10代の学生のうちにやっておけばよかった」と後悔し、30代になって「20代の若いうちにやっておけばよかった」、40代になって「30代のうちにやっておけばよかった」、50代になって「40代のうちにやっておけばよかった」‥‥なんて後悔し続けて、やがて死の間際に「生きているうちにやっておけばよかった」なんて後悔するんですかね? 

 

まあ、それも人生でしょう。うまくいかなかったことを予測して、拒否られることを怖がって、決断せず行動せずに待っている人生もネ。

 

ただ私は、死んでしまった監督や演出さん、作画の同僚に「やっとけばいいじゃん。まだアンタは生きているんだからさ。」と言われているように思えて、命がもったいないくて、時間ももったいなくて、2020年代もあたたたたと動き回ると思います。

 

沖田艦長も言ってましたよ。「お前にはまだ命があるじゃないか」と。

 

動き回り過ぎると、無駄が多くて、思うような結果にもならなくて自己嫌悪しがちですが、どうせなら、止まっているより動いている人生を選びますわ。

 

人は必ず、何もかも一切全てを手放さなければならない、最悪最強にして自分史最大のネガティブである死がやってくるのですから、生きているうちから進んでネガティブをチョイスしてもしょうがないです。ネガティブ体験は、20代の頃にまさに「やっておいてよかった」です。「やっておけばよかった」ではなくてネ。

 

紙と鉛筆では広がっていかないことも、iPadとApple Pencilならネットを通じて広がりを得られましょう。2020年代のテクノロジーを「三つの僕」にして、バビル君のように未来世界を駆け巡りましょう。

 

 

 


Zを使用可能に。

XYZ軸のレイアウトがあたりまえの未来型(と呼ぶのは少々気恥ずかしいですけど)アニメ制作において、新たに出現するテクニカルエラー〜リテークは「Z軸パカ」「ゼットパカ」「座標パカ」です。思わぬところでZ軸の位置関係が前後して、画像が消えたり現れたりするエラーです。

 

エラー、リテークとして見れば、新たな厄介事かも知れませんが、映像技術的に見れば、今までのタイムシートのシートワークでは複雑怪奇になっていたことが、シンプルに実現できる新技術でもあります。

 

例えば、以下のような動きを、今までのシートワークで指定すると、そりゃあもう、置き換え乗り換えだらけの悲惨なシートになりましょう。

 

Z軸を使えば、この通りのシンプル構造。

 

 

タイムライン上のレイヤー階層の、何とシンプルなことか。

 

大きな円のレイヤーの下にしたり上にしたり、くるくる回るレイヤーのタイムラインをブツ切りにして挟み込む必要はないです。Z軸さえ、コントロールできれば。

 

もちろん、今までのタイムシートだと苦手な動きをあえてやってみただけなので、実際の映像制作の場面では、前と後ろをまたぐ動きはこんなに複雑ではありません。せいぜい、机の下の手を移動して机の上にのせる‥‥とか、人影から前に踏み出る‥‥程度の動きです。

 

でも、そうしたセルまたぎのちょっとした場面でも、Z軸をほんの1〜2ピクセル移動するだけで、例えば、BセルをCセルの上に移動させることが出来ます。

 

「それはいい。方法はどうするの?」‥‥となりがちですが、残念ながらアニメの撮影工程はZ軸を個別に扱う習慣がありません。特殊なカット扱いです。ゆえにシートに明確に指示できません。

 

つまり座標を指定する基本的な事〜アニメ技術のインフラが旧式化し過ぎて、簡単なZ軸のコントロールもままならないのです。

 

位置を指定できないんじゃ、どうにもならん‥‥ですよネ。基本中の基本ができないのですから、発展のしようもないです。

 

 

 

Z軸を扱うには、まずアニメーターがZ軸を使いこなせる必要があります。

 

レイアウト作業、画面を構成するレイアウトを描く際に、担当のアニメーター(多くの場合、原画マン。劇場作品だとレイアウト専門スタッフが存在する場合もあり。)がZ軸を意識して描く必要があります。

 

Z軸の扱いの他に、必要十分な解像度で各要素を分解して、頭の中でコンポジションを組める必要がありましょう。むやみに大判にしてたら、4K時代は大判サイズが2〜3万ピクセルになっちゃいますからネ。

 

「そんな無茶な。自分は撮影スタッフじゃねえし。」

 

‥‥とかいいがちですが、コンポ不可能なレイアウトなんて存在意義がないです。

 

だってさ‥‥、コンポ可能なように、誰かが作り直してやり直すんだもん。レイアウト作業は、原画の下書きじゃないのは判ってますよネ。

 

レイアウトはどのように画面内の要素を構成するか、作画に入る一番最初に画面配置や前後関係、処理などを事前に計画し、各工程の中間素材(セルや背景〜Intermediate)を組み上げてコンポジット(撮影)するための計画図です。

 

アニメーターは絵の収まりを重視しがちですが、もちろんそれが最重要項目ではあるものの、どんなにかっこいい画面配置ができても、コンポジット=最終的に映像化できないのでは、全く意味がありません。静止画のイラストを描くのとは訳が違うのです。

 

 

 

だ・か・ら。

 

アニメーターが、たとえ体験学習的であっても、ゼロからフィニッシュまで、映像を1カット自分一人で作ってみることが有効なのです。

 

「形骸化した原画作業」しか知らなければ、そりゃあ、不具合も非効率も招きますよ。他の工程を「簡単認定」して酷い指示を繰り返しもしましょう。

 

例えば、テクスチャの貼り込み指示はできても、実際に貼り込みがどのような作業によって実現しているか‥‥なんて、全然知らないアニメーターが多過ぎるのです。何をどうやっているかを知らなければ、「簡単に楽にやってる」みたいな曲解をして乱発もしますわな。

 

ざるで水を汲むような愚行も平気で犯しましょう。ざるに水を入れても一気には水は流れ落ちないから、速い動作なら水も汲める!‥‥なんてバカなことを繰り返して。

 

2020年代はもうそういうのはヤメにしませんか。

 

ヤメるためには、とにもかくにも「現代のアニメ制作技術」へと皆で知識を更新することです。

 

フィルム撮影台の亡霊を、ようやく成仏させるのが、2020年代です。

 

 

 

前にも紹介したムービーですが、Z軸を使った舞台セットです。

 

 

 

こうしたZ軸ありきのコンポジットは、欧米のToon Boom Harmonyなどではあたりまえです。クリスタはコンポジットのソフトではないので、日本ではAfter Effectsで実現するのが最短距離でしょう。上のムービーは、Procreate(iPad)で線画を描き、Photoshopを背景を作るのに併用しつつ、After Effectsで完成させました。

 

欧米ではすでに2008年にはZ軸の舞台セットをやってましたヨ。私はHOLiCの劇場版(2005年)で使ったことがあります。つまり、もう15年前にはZ軸はスタンバイしていたのです。

 

日本は進んでいる部分もありましょうが、信じられないほど遅れている部分もあります。2020年代は、技術の遅れを取り戻す10年にしませんか?


 

 

情報が古いままでは、身動きが取れません。

 

何をどうすれば良いかもわかりませんよネ。

 

誰かが‥‥ではなく、自分で技術知識を増やしていきましょう。

 

 

 


もういくつねると20年代

このブログで色々雑感を書き綴ってはいますが、単刀直入にまとめると、アニメ制作の従来のカタチは、2020年代でそろそろ成り立たなくなる‥‥ように思ってます。ドカンとどこかで一斉に‥‥ではなく、1つ2つポツポツと会社が消えたり変わったり‥‥と、2020年代は移行期間としての10年間だと感じます。

 

‥‥まあ、アニメ制作業が存続する‥‥という楽観的な仮定の上‥‥ではありますが。

 

逆に聞きたいのは、どうやれば、2020年代の社会の変動の中で、旧来のアニメ制作スタイルが通用し続けると思いますか?

 

私は紙からキャリアをスタートした(1985年くらいに動画作業)ことも含めて、旧型の制作ラインが2020年代〜特に中盤以降にどうやって存続をするのか、色んな角度から考えてみますが、どうにも「存続の必然性」が導き出せません。

 

2020年代になったら、地球全体の時間が止まって、技術の進化、ビジネスの淘汰が、一緒に停止するなら、話は別ですが。

 

単に「今まで続いて来たんだから、未来も大丈夫でしょ」と考えている人は、かなり多いと思います。特に作画の人間はそう思いがちでしょう。何十年も基本スタイルを変えずに来ましたもんネ。

 

果たして、2020年代の10年を経て、2030年代の幕開けを迎える頃は、アニメ業界はどうなっているか。

 

10年の計は、0年の元旦にあり。

 

残り数日で2020年、0年の元旦です。

 

旧来の原動仕美撮の「作業の型」は確実に旧型化しています。制作現場の人々の技術情報はどんどん古くなっています。

 

例えば、現代の交通機関を駆使すれば2時間で済むことを、徒歩で1日かけて歩いて「苦労の連続だ」と窮状を訴えています。ポンプとホースを使わずに、手桶で水を汲んで担いで運ぶがごとくです。

 

アニメ業界人は、自分らの制作ラインのインフラがかなり古くなっていることを、明確に認識・自覚すべきですヨ。

 

 

 

2020年代‥‥。

 

いやあ‥‥。今のアニメ業界の制作システムだと、ホントに未来はキツイって。

 

「1兆円産業」感‥‥なんて、現場には皆無でしょ? むしろ、苦しさが増してませんか?

 

アニメ業界は人々の影‥‥とは以前書きましたが、影ゆえに、何も見返りや恩恵など与えてくれませんヨ。使い捨て構造がループするだけです。影に期待しても無駄です。

 

現場の人々にとって、なんの足しにもならない「1兆円感」よりも、1年後、3年後、5年後、8年後の自分が何百万円稼げているかを考えましょう。

 

2020年代を無為な加齢の10年間にするか、生まれ変わりと乗り換えの10年間にするか。

 

わたし次第、あなた次第、みんな次第‥‥ですネ。

 

 

 


ジレンマの中で。

ちょっと前、放送仕切り直しになった作品があったようで(最終2話が作りきれないために、来春に1話から放送し直し‥‥とのこと)、どこの会社も大変だな‥‥と思ったのですが、ツイッターのファン層の反応を見て、さらに「相変わらず、世界はジレンマだらけ」と、ふと思いにふけりました。

 

ツイッターで、

 

放送延期はむしろ良い作品を望んでいるファンにとっては良きこと。焦らずゆっくり作って、神回を放送してください。

 

‥‥のようなツイートをいくつも見ました。

 

業界の人間なら、憂鬱な気分になるはず。たとえ、当該作品の当事者ではなくても。

 

ゆっくり作っても単価は同じだからネ。1ヶ月を3ヶ月に伸ばされたからって、1カットや1枚の単価が3倍になるわけではないです。アニメ業界では多くの作業者が単価受けの仕事で、アニメ制作を支えています。学校の部活やサラリーマンとは違います。

 

でも‥‥です。

 

だからって、ファンの人たちに‥‥

 

テレビに期待するのはナンセンス。テレビはテレビ程度のクオリティしか作れません。期待するのは間違い。

 

‥‥だなんて、言うわけにはいかないでしょう。

 

ファンなら期待して当然

 

だと思うのですよ。

 

「期待するな」‥‥だなんて、公にアナウンスする作品制作など、存在するはずもなし。

 

‥‥ですよネ。

 

もちろん、深夜放送でタダで見て、劇場作品のクオリティでなければクソ作品とか吐き捨てるファンには、ムカつくこともあるでしょうが、だからといって、ファン心理を全否定するのは極論過ぎますよネ。

 

アニメ制作に関わる前のアマチュアだった頃の自分、または自分の他の趣味(私だったらギターやバイクなど)に置き換えて考えれば、好きだからこそのファン、好きだからこその期待‥‥は当然です。

 

ファンの人たちに期待されてこその、娯楽産業

 

‥‥ですよネ。

 

もし、アニメ作品作りを、アニメ業界人の生活のためだけ、テレビ放送枠を埋めるためだけ、‥‥として関わるのなら、それはもう、娯楽産業・大衆芸術としてのアニメの「終わりの終わり」です。

 

 

 

評判のラーメン屋さんに行って、醤油ラーメンを頼んでも、出てくるのは、チャーシューが1枚の質素なラーメンです。大評判の店に行けば、無条件になんでも「全部盛りのスペシャル」ラーメンが醤油ラーメンの値段で食べられるわけじゃないのは、誰だって解ることです。

 

では、店側は何で競うか?‥‥というと、採算度外視のスペシャルラーメンを650円で提供することではなく、一番質素でスタンダードなラーメンの「味わい」で勝負するわけです。

 

大盛り全部盛りの神価格の神ラーメンではなく、スープに麺にチャーシュー1枚メンマとネギ、質素な構成の中に「美味いねえ‥‥」としみじみ思わせる底力こそが、ラーメン屋さんの真骨頂ですよネ。

 

一方、アニメ制作は、テレビでのサービスの方法を、どこかで間違えてしまったのでしょう。劇場クオリティをテレビ放送枠で作ることが、ファンの期待に応えることだと勘違いしたまま、どんどん自分たちの首を絞めている‥‥とも言えます。

 

盛って期待に応えるのではなく、基本性能で期待に応える

 

劇場並みの物理的に大変なカットで構成することではなく、演出的な味わいや妙味で応えてこそのテレビ作品‥‥とは思います。

 

‥‥が、近年はそれがどんどん難しくなっているので(=味わいを支える作画力が確保できない)、劇場並みのハデさでごまかそうとする制作者側の苦しい問題もあるのでしょうネ。

 

 

 

3日待ちますから、最高の具材を最高の調理で、最高のラーメンを作って食べさせてください。あ‥‥代金は650円のままで。

 

‥‥という客に、いちいちイライラしてもしょうがないのです。美味しいものを安く食べたいのは大衆の心理でしょう。夏の空気に向かって「暑いよ!! 少しは涼しくなれ!!」と怒るほうが馬鹿なのです。

 

アニメ制作は直接的にはクライアントへの納品でしょうが、間接的には大衆向けの客商売です。名を売るために特売もすれば、定期的に大売り出しもしますが、1年中を特価販売するわけにもいかないですよネ。

 

長期的な戦略を立てて、どこで大売り出しするか、どこで儲けるか、アニメ制作の現場の人間といえど、意識しておく必要がありましょう。部活ノリで仕事するんじゃなくて、あくまでビジネスとしての中長期の視野も踏まえて‥‥です。

 

アニメ制作は客商売が難しい側面もありましょう。トッピングで価格を設定できるような商売ではないですもんネ。

 

しかし、クオリティコントロールは何かしら必要です。

 

上述の通り、ファンは期待して当然なのですから、それに合わせて馬鹿正直に何でもかんでも劇場クオリティで作ってたら、どんどん制作現場は「昇天」(解散・倒産)するでしょう。タダで見れるテレビ放送と、有料配信や劇場や商品パッケージとを、映像品質面で差別化するコントロールは、今後絶対に必要だと思いますヨ。

 

2020年代の現代。ジレンマの解消を夢見るのではなく、ジレンマの中でどう生きるかを考えた方が、現実的です。‥‥というか、歴代のものつくりの人々も、そうして「世情と融和しつつ」生きてきたのでしょうしネ。

 

 

 

 


カシオMQ-38の電池交換

カシオの安い時計、通称「チープカシオ」「チプカシ」は、本体が安いぶん、お店に頼んで電池交換してお金をかけると、本末転倒な感じがします。なので、自分で電池交換することになります。

 

カシオの安時計の中でも、MQ-24MQ-38(女性向けは LadyのLにQで「LQ」番台)は特殊な工具なしでも簡単に電池交換が可能です。

 

‥‥が、扱いをミスると、1000円前後とは言え、繊細な腕時計ですから、「直すつもりがぶっ壊した」結果にもなりかねません。多少、金具が曲がっても動き続けるタフなカシオではありますが、どうせなら、壊さないほうが良いですよネ。

 

Webの「電池交換してみた」情報を検索すると、結構、金具を曲げてしまうことが多いようです。無理にコジ開けて電池を取り出して、電池周辺の金具が変形・破損する事例です。

 

どこをどうすれば、電池が取り出せるのかを知れば、悪戦苦闘などせずに、破損のリスクも皆無で、電池交換できます。

 

今日、MQ-38の電池交換をしたので、iPhoneで写真を撮っておきました。以下、電池交換の要点です。

 

 

 

MQ-38。安価な樹脂製ですが、美しい製品ですネ。

 

 

蓋を開けるのは、小さなマイナスドライバーで、テコの原理で開けます。この辺は他のWebでも解説されている通りです。

 

 

ここからがポイント。

 

電池がどのように固定されているか、よ〜く観察して、アプローチを練ります。

 

 

iPhoneの写真をルーペ代りに見れば解る通り、右側の細い金具の先端で固定しているのがわかります。

 

 

つまり、このような感じです。

 

 

*iPadなら、こうした画像メモも簡単にApple Pencilで添えられます。写真と言葉だけで「右の金具」と言っても、パーツは金属だらけなので何を指しているのかわかりません。図で説明したほうが手っ取り早いですよネ。

 

爪の先で、右側に少しズラすだけで、底面の電極端子の板バネに押されて、電池が浮き上がります。私が交換した際は、勢いよく跳ねて電池が飛び出しました。

 

新しい電池はコレ。同じソニー製でなくても、互換品なら大丈夫だと思います。

 

*Amazonではかなり安い電池も出回ってますが、よほど情報通でもない限りは、メーカーブランドを買ったほうが無難です。メーカー品でもコピー品が出回っている‥‥なんて話も聞くほどですから、腕時計本体が安く済んでいるぶん、電池くらいはそこそこのもの(=と言っても1つ100円前後ですが)を買う方が良いかと思います。電池交換してすぐに電池切れ‥‥なんて面倒ですもんネ。

 

取り付けは取り外しと逆の手順です。

 

電池を斜めにして左側に差しこんでおいて、押さえ金具を右にズラしつつ、元の位置にハメ込みます。

 

「チカラずく」は不正解です。チカラなど全く使わずに取り付けできますから、もしチカラで電池を押し込むような動作をしている場合は、取り付け方が間違っています。何かに引っかかっているのをチカラまかせに押し込んではぶっ壊れてしまいます。押さえ金具を右にほんの少しズラせば、ストンと電池は元の位置にハマります。

 

蓋を閉める前にシリコングリスを塗布しておくとエレガント。シリコングリースメイトを適当な皿(プラ容器や紙)に噴射して取り(チューブタイプだったら、微量を出して)、綿棒や爪楊枝ですくって塗り足します。シリコンスプレーはサラサラ過ぎて塗布には向きません。

 

*まさかとは思いますが、時計に向かって直に噴射したらダメです。別の場所に取った上で、綿棒などでやさしくパッキンの表面に塗りましょう。時計のメンテに限らず、チューブタイプを常備しても良いと思います。

 

*綿棒を使う時は、綿毛がパッキン(Oリング)に付着しないように、ねっとりとグリスを馴染ませてから使います。

 

蓋を閉めたら、メンテ終了。

 

時計の針が動き出しました。時刻を合わせて、全て終了。電池代だけ(100円くらい)のメンテですが、また数年動いてくれるでしょう。

 

 

 

 

こんな細かい作業、無理。

 

‥‥と思う人はいるかも知れませんが、私はデスクライト型のルーペを使って作業しています。裸眼では無理でも、ルーペがあれば全然OK。

 

よく見えないので動作が不正確になり、細かい作業でミスが出ます。意外に、自分の指というものは、対象物さえしっかり見えていれば、かなり正確に繊細にコントロールできるものですヨ。

 

特にデスクライト型のルーペは、光量も十分で、暗くて見えにくいこともありません。

 

 

ルーペがあれば、エレキギターやエフェクターの電気配線や、プラモ作り、そして電池交換など、色々と重宝しますヨ。

 

 

 

MQ-38などのカシオ時計は、肉眼だと細かくて構造がわかりにくいですが、ルーペを併用して「電池周辺の仕組み」を理解した上で電池交換すれば、破損することもなく容易に作業が終了します。

 

生活防水程度の1000〜2000円のカシオ腕時計なら、自分で電池交換して、ランニングコストも安く抑えたいものですネ。

 

 

 


Trembucker 59

‥‥を買いました。

 

 

 

以前に、安いストラトコピーモデルを、1ハム1ボリュームへと改造したのですが、どうも木材に難があるので、再度、プレイテックのストラトもどきを改造します。ソロイストのようなシェイプの、1ハム2シングルのモデルで、以前に六千円くらいで買っておいたものです。

 

*現在は生産終了とのことです。ローズ指板のSSHはまだ在庫があるようですが、ラインアップの雰囲気から察するに再生産はなく「在庫限り」でしょうネ。

 

 

1ハム1ボリューム以外は全て撤去します。ピックガードは、特殊な形状なので他社製に交換できませんので、そのまま再利用して穴は裏からタミヤのプラ板で塞ごうと思います。

 

前回の1ハム1ボリュームの際は、たしかJBをチョイスしたと思いますが、今回は59、いわゆるPAFと呼ばれるあたりの音色です。

 

1ハム1ボリュームなので、配線は超簡単。ピックアップのホットとコールド(グラウンド)を、ポットとジャックにハンダ付けするだけです。以前作った配線図は以下。

 

 

 

59が届いて、実物をすり合わせてみたら、59の方が大きくて、ピックガードの穴に通らないことが判明。

 

Trembuckerではなくノーマルバージョンを買えばよかったのかも‥‥と後悔しかけましたが、いろいろと採寸してみると、元に付いてたハムバッカーがコンパクトで、ピックガードのPUの穴は、タイトに寸法が合わせてあることがわかりました。

 

考えた末に、加工して穴を広げることにしました。プラモ用に揃えておいたルーターやミニドリル、電動やすりを使ったら、あっさりと拡張の加工が成功。

 

‥‥もしプラモの電動工具がなければ難航していたはず。揃えておくべきは、ツールですネ。

 

 

 

トーンコントロールやシングルコイルPUを撤去した名残りの穴は、それぞれ以下のように塞ぎました。

 

 

アルスの「クラフトチョキ」は超オススメ。実売1000円と工具としては安い部類ですが、結構いろんな場面で活躍します。今回のプラ板切断は、クラフトチョキだけで切断しました。1ミリのプラ板ならクラフトチョキで十分切断できます。見えない部分なので、直線曲線の綺麗さにこだわる必要はないですし、簡単にトリミングして微調整できるので、時間をかけずに済みました。

 

 

タミヤのプラ板(1mm厚)を切って、M3の穴を開け、M3の皿ネジで固定しました。ポットの軸穴は、M6のボルトで塞ぎました。ピックガードに使っているM3のネジって、なかなかDIYのネジ・ボルトコーナーでは見ないですよネ。平均的な皿ネジではなく、若干トラスネジっぽく表側も膨らんでいるのです。

 

かまわず、皿ネジで埋めました。

 

1ハム1ボリュームの専用ピックガードと違って、改造感たっぷりの仕上がりになりましたが、まあ、いいです。

 

 

 

弦はまだ張っておりません。一応、弦なしの状態でジャックにケーブルを挿して、配線不良がないかを確かめたのちに、009〜042の標準的なセットを、半音下げチューニングで張ろうと思ってます。弦を張ってから配線のトラブルが発覚すると大変(弦の張り直し)なので。

 

 

 

リアのハムバッカーのみ、ボリュームも1つで、トーンなし。もちろん、PUセレクタがあるわけもなし(PUは1つなので)。

 

私は高校生の頃まで、PUなんてリアだけあれば良いと思ってました。当時流行っていたロックの影響で。‥‥ギターや機材にばかりウンチクたれるわりに演奏が無難で辿々しいよりも、1ハム1ボリュームで豪快に弾きまくったほうがかっこいいと思ってたので、逆に極端すぎて機材の細かいところを軽視していた10代でした。‥‥今は技術も機材もどっちも大事だと思ってますヨ。

 

フロントPUを使うようになったのは、アニメーターになって原画のギャラでFender Japanのストラトを買ってからです。ハーフトーンなんてオツなサウンドは、さらにもっと後になってからです。当時のストラトはまだ3接点のセレクタが多くて、今みたいに即座にフロント+センターのハーフトーンなんてセレクトできませんでしたしネ。

 

最近、我ながら原点回帰の傾向を感じてますが、実はダンカンの59を使うのは初めてでもあるので、正月は80年代のロックを思い出しながら、味わい深く楽しんで弾こうと思います。‥‥まあ、TB-59=1959年由来のピックアップをチョイスするあたりで、すでに原点回帰か。

 

 

 


マイパワーを拡張せよ。

キャラの絵をiPadで描く‥‥じゃないすか。

 

キャラの色も自分なりに塗ってみます。こんな感じに。

 

*After Effectsで塗りました。Photoshopだと破壊編集なので。

 

その後に、背景も描く‥‥というか、作ってみます。

 

前髪をアドリブで変えたりもします。

 

 

 

止め絵だとここで終わりですが、せっかくアニメの仕事をしているので、ちょっとでも動かして、映像にしてみます。

 

iPhoneの写真でも良いので、Photoshopなどでレタッチして背景画を作ります。

 

そして、After Effectsに持ち込んで、エフェクトを作って足して、コンポジットします。

 

ガラっと雰囲気を変えてみます。カメラワークもつけます。

 

そうすると、こうなります。寒いのと熱いの、2種類。

 

 

 

 

 

 

 

自分ひとりだけで、ここまで作れます。

 

必要なのは、iPadとiMac、ProcreateとAfter Effects。Photoshopのかわりに、Procreateでレタッチすれば、Photoshopすら要りません。サードパーティのプラグインは一切使わなくても、iOSのAppとAdobe CCだけでできます。

 

新時代のiOSやiPad、iMacやAdobeCCを使うと、今まで「多くの工程のほんの一部だけ担当」していた自分から、短い尺であれ、たった1カットであれ、自分ひとりでアニメを作れる状態へとステップアップできます。


4K=3840x2160で、12bitで、現在のアニメ業界よりもハイクオリティな仕様で、自宅で作れます。

 

そんなこと、30年前のフィルム全盛の頃には不可能でした。20年前の「デジタルアニメーション」の時代でも、マシンスペックや機材の能力不足で不可能でした。

 

今はできます。

 

ただ、やろうとしないだけ。

 

 

 

「髪の毛がなびいて、PANするだけなら、簡単にできる」

 

‥‥と、経験豊富なアニメーターは言うかも知れません。

 

だったら、自分でゼロから最後までやってみれば? 簡単なんでしょ?

 

‥‥と言われると、「いや、自分は作画専門だから、他の部分は誰かに任せて」と答えるでしょう。‥‥となれば、

 

誰かにお願いしないとできないことを、よくもまあ、「簡単」とか軽く言えるよね。で、いったい、いくら払って、お願いするつもり? 出来上がった素材を回収して整理するにも人の力とお金は必要だけど、全部試算したわけ??

 

実はそこが、アニメ制作現場の一番老いて劣化した部分だと、私は思っています。現場慣れして現場感覚ズレして、お互いの工程同士を「専門職ならチャチャっと簡単に作業している」と妄想を抱いて評価しています。中間をつなぎ合わせる人の手間を、手間とも考えず見くびってもいます。

 

お互いが、お互いを「簡単にこなしてるだろ」と思い合っている。

 

ダメな現場の典型じゃんか。

 

 

 

ちなみに、今のアニメ業界ではタイムシートに記述できないようなZ軸&解像度パススルーのコンポジットで、前述の映像を作っています。After Effectsなら少なくとも10年前から可能なテクニックです。

 

 

 

これさ。

 

今のアニメ現場でどうやってタイムシートに指示する?

 

まずアニメーターが、こうした立体配置のレイアウトを描けないですよネ。

 

つまり、レイアウトが構成できなくて、タイムシートの記述法も存在しない。

 

全然、今の制作現場にとって、簡単ではない内容です。

 

だけど、現場ズレした人々はキャラの動きだけ見て、容易に「簡単認定」します。アニメーターだけでなく、制作進行、現場マネージャー・生産管理の人間も。

 

 

 

アニメ制作現場に大きな陰りがで生じているのは、外圧だけでなく、かなり強い内圧〜自ら生み出した限界が深く関与しています。

 

外圧ばかりに原因をなすりつけていたら、現場を改善することは100%絶対に無理です。

 

もちろん、内圧だけが原因ではないですから、外圧を取り除く活動も必須ですが、外圧だけを問題視する現場内部の人間にも相当問題はあります。

 

 

 

紙を使い続けて、昔ながらの方法を継承するのは良いです。でも、昔の品質基準では通用しません。近い未来には最低4Kのスペックが必要になるでしょう。

 

ペンタブを使うのなら、昔の原画の真似事に終始していては発展も改善も見込めません。ペンタブならではのアドバンテージを、制作技法にふんだんに盛り込むアクションが必要です。古い頭の人間と対峙しても、です。

 

 

 

まずは、ひとり、ふたりで、限界突破のネタを試してみるのが良いです。今はそれを可能とするアイテムが身近に存在します。

 

どんなに現場慣れしてたって、未来社会の映像産業には太刀打ちできないですヨ。むしろ、今までの現場感覚など害悪になるだけです。

 

今までの慣習や考え方を改めて、未来にどう立ち向かって切り開いていくかを、驕らず謙虚に、プラグマティックに合理的に考えられる人こそ、ベテランや中堅の人物像です。

 

iPadとiMac、ProcreateとAfter Effects一本あれば(追加のプラグインなし)、少なくとも前述の映像は作れます。

 

 

 

やろうとしない、動こうとしないベテランと中堅。「そんなの無駄だ」と揶揄ばかり座ってばかりのベテランと中堅。

 

たとえ今は徒労に終わっても、チカラ及ばずとも、諦めずに、暗闇から出口を探そうと動き、新しい扉を開こうと動く、ベテランと中堅。

 

どちらが良いですか?

 

私は後者になりたいです。

 

 

 



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