HDMIからDisplayPort

意外とないのネ。HDMIからDisplayPortへの変換は。

 

DisplayPortからHDMIはうじゃうじゃあって選択肢が多すぎるくらいですけど、HDMIからDisplayPortへは結構少ないです。‥‥その理由は調べてないので判りませんが、USB給電用のコネクタやケーブルが併設されている商品が多いところを見ると、多分、面倒なんでしょうネ。

 

とりあえず、一番安いのを買ってみました。コレ

 

 

接続のハードルは低く、2K機器をまとめたマトリクススイッチャー(と言っても5千円くらいの無メーカー品)から2K30pで映れば良いので、多分イケそうな感じを期待しつつ買ってみました。

 

で、ハイ、ちゃんと映りました。特にUSBの給電は必要とせず、変換コネクタだけの接続でイケました。

 

4Kとか60pとかを期待しなければ、この手のコネクタは普通に映るように思います。

 

 

ちょっと前までは、HDMIと言えばコンシューマ向けの接続形態の扱いでしたが、今はプロの現場でも活躍しています。機材とケーブルの規格を満たせば、4K60pHDR10bitを搬送できるので、Thunderbolt2〜3の接続よりも遥かに融通が利いてローコストです。特にケーブル長の選択肢が豊富なのが嬉しいです。

 

ちなみに、私が買った変換コネクタは、HDMIのオスをDisplayPortのメスに変換するタイプ、つまりHDMIの出力コネクタに挿して、DisplayPortケーブルで配線するタイプなので、配線に必要な長さのDisplayPortケーブルが必要になります。

 

 

 

今回買った変換ケーブルセットは、作業場で2K機器を4K HDRテレビとマスモニに分配して表示するために使います。

 

4K HDRはえげつないほどの映像補完を「家電メーカーの威信」にかけて処理する一方で、マスモニは「味付けなし」のニュートラルな立ち位置ゆえの高価な製品なので、同時に見比べると「オリジナルの映像とご家庭で見る映像」の差が目で見てすぐ判ります。

 

両者を見比べて「どっちが良い」とか言うのは、まるでわかってない人。民生テレビとマスモニを併設する意味は、どれだけ映像のルックが変わってしまうかを踏まえて、「映像表現のストライクゾーンを広くとる」ためにあるのです。

 

「作業者のこだわり」という名のもとに、狭すぎるストライクゾーンを設定してしまうと、見る側に伝わりにくい映像を作ってしまいがちになります。作業者の作業環境と同じ内容を持つ世帯がどれだけ存在するのか、考えれば「無茶なこだわり」だと判りますよネ。作業者が品質にこだわるには「ストライクゾーンが広い前提」が必要です。

 

あくまで基準はマスモニです。監督・演出・作画・色彩・美術・コンポジット・3DCG・etc‥‥の各スタッフのキーマンは、まずマスモニを基準にしてチェックし、テレビを「わき目」で見ながら「映像表現にどれだけ『バッファ』を設けて、どのくらいの『保険』をかけておくか(またはかけないでGOするか)」を考えるのです。

 

たまに道理のわからない監督さんや演出さんが「各世帯はテレビで見ているんだから、テレビでチェックすべき」とか言いだします。‥‥‥よ〜〜〜く考えてみましょう。 ラッシュチェックの際に目の前にあるソニーのブラビアが、各世帯に一斉に普及しているのでしょうか。レグザだってビエラだってアクオスだってありますよネ。2013年型と最新版の2018年型でも色彩に関する補正機能は変わってきますヨ。「各世帯はテレビで見ているんだから」なんて言って、全てのメーカーと年式のテレビを揃えてチェックルームに置くのでしょうか?

 

色々な視聴環境がある中で、何を基準にすべきか?‥‥という問いに答えるために、何百万もかけて映像信号を忠実に映し出すマスモニを購入して、映像業界の皆がそれを基準にしているのです。たしかに各家庭のテレビはマスモニとほど遠いかも知れませんが、それは各家庭のテレビの方がバラついていると考えるべきで、マスモニがズレているわけじゃないですヨ。

 

各家庭のテレビは、テレビ本体だけでなく、設置された環境も加味されて、とんでもないバラつきがあります。「各世帯はテレビで見ているんだから、テレビで映像品質チェックをしても良い」なんて理由は、まったく頓珍漢な話です。何の説得力もないですし、むしろそれを言った本人がどれだけ無知で盲目かを自ら晒すようなものです。

 

もちろん、「マスモニを買うお金はないので、チェックは普及価格のモニタでやる。その代わり、色彩関連の最終品質チェックと微調整はラボでやる。」というのなら、全く話は別です。色彩のチェックができない環境では、モーションや作業ミスのチェックに徹して、然るべきラボの環境で色彩関連をチェックしつつケアする‥‥というのは、コストとクオリティをわきまえた経験者ならではのジャッジと言えます。

 

 

でも‥‥なんですが、驚いたことに、最近導入した13万円の型落ちブラビア(2017モデル)を「HDR受け入れ」モードで表示すると、色彩の見え方がマスモニとかなり似ます。これは映像制作者にとっては、嬉しいことですネ。意図した映像とかなり似ている状態で、各世帯に届けられるのですから。‥‥とは言ってもテレビは決してチェック基準モニタにはなりませんが、マスモニに近い映像が民生テレビでも再生できるのは、作品を作る側として好ましいです。

 

HDMIのロードマップもどんどんエスカレートしていきます。2.1の規格では、4320p(8K)で60Hz、48Gbpsですって。‥‥もちろん、HDRの広い色域であるBT.2020も含まれています。

 

まあ、2Kはいずれ過去となるフォーマットなので、もうこれ以上は手をかける必要はないかなと思っていますが、まだ各世帯では

2Kは主流なので、移行期の事情を鑑みつつチェックしながら、新しい時代の流れにのっていこうと思います。

 

 


買い替えのタイミング

映像制作における機材の買い替えのタイミングは、現在の視点だけでアクションしてしまうと、その後に結構「損」をします。損した気分だけでなく、実質的にも。

 

で、買い替えのタイミングは、すべての映像制作関連機器が「全て一斉に、良いタイミング」とは限りません。ズレているのが普通です。

 

例えば、PC/Macはここ数年は大して進化していませんから、ビデオカードの性能とメモリを特に気をつければ、少なくとも「大ハズシ」はしません。ビデオ性能=UHDピクセル寸法(3840x2160)と60Hzのビデオ出力を確保しておき、メモリは最低で32GBを実装しておけば。3年後にも「自宅用」であれば映像制作にも耐え得るでしょう。

 

しかし、モニタはそうはいきません。2018年現在は10〜20万円出しても、未来にも使い続けられる性能のモニタは皆無です。モニタのラインアップは、ことコンシューマ向けに関して言えば、「不毛も不毛」、何ら「生え揃ってない」です。

 

ですから、現在使っているモニタがよほど低解像度でもなければ、今のまま使い続けてお金を貯めて、2年後くらいに4K HDR PQで10bitのモニタを買うのが良いと思います。

 

今、わざわざ中途半端に10〜20万円使って、旧時代のsRGBモニタやPQ非対応(=PQの設定をユーザが設定できない)のHDRモニタを買う必要はないでしょう。故障して壊れたのでもなければ、sRGBやRec.709、Adobe RGBのモニタを高い金で購入するのは、伊達酔狂か未来の映像制作に疎いか‥‥のどちらかです。

 

もし、環境を新規に立ちあげるのなら、今は「未来のサブモニタ」として割り切って、4K HDRを謳う6〜7万円の廉価モニタを購入するのが良いと思います。4K HDRの中身はあまり問わず‥‥というか問えないから6〜7万なのですから、未来メインではなくサブで使うと割り切って今は新規調達するのが現実的な判断と言えます。10万円足して、17万円出しても、必要な性能は揃わないですから、できるだけ安く、一応は「4K 60Hz以上(=60pが再生できる) HDR」仕様の安いモニタを買って、未来のために資金を温存するのがよろしいかと思います。

 

モニタはそのくらい、今は買うのが難しい時期です。

 

あくまで、映像制作に従事する人間が、数年の未来スパンで考えた場合‥‥ですけどネ。

 

 

もし、iPad ProとApple Pencilで「iPadで絵を描くのって、自分の感覚をロスなく映し出せて、線画以外の色んなこともできるし、未来が明るく思える!」と感じるのなら、ぜひ、止め絵でも良いから、4Kの世界に前進してみてください。そして、その前進のために、限りあるお金を大切に、自分自身の未来に投資しましょう。

 

過去の技術基準で考え続ける人にどんなにアドバイスを求めても、「2.5KでsRGBなら大丈夫、メモリも16GBもあれば充分」としか言ってくれないかも知れません。「大丈夫、充分」という根拠が、何ら、未来の映像製作を志向しておらず、過去の慣習だけに基づくものなら、どんなアドバイスも「未来を目指したい」人には役に立ちません。

 

映像制作の技術が2K24pSDRで停止するなんてことは、世界的な動向から、あり得ないのです。音速を超える旅客機のような16K240pならまだしも、4K60pHDRは普通のジェット旅客機レベルなのですから。

 

2018年の今、高い金額を自腹で捻出して、買った内容が「プロペラ旅客機」では、悲しいでしょう。アドバイスした人が「プロペラ機って、味があるだろう? この爆音と振動と低速度がたまらないよね」とノスタルジーに浸るのは構いませんが、まともにその「古いアドバイス」にのっかってしまった人は、ノスタルジーに巻き込まれて未来が遠くなって、お金も消えるのです。

 

2KのSDRでは、絵を描く人間の表現力なんて、とてもじゃないが収まりきるわけないです。器が小さ過ぎます。4K HDRの世界を自分の目で日頃から見て、iPadのキャンバスサイズを3840や4096に設定して器を大きくして、4Kを自分の「普通の日常」にしてしまうところから、4K HDRが等身大の技術になります。

 

個人の作業環境において、お金を使うポイントはひとつ。ノスタルジーでも慣習でもなく、リアルに自分の血肉となって未来を支える機材を、限られた金額の中で買うこと。‥‥です。

 

 

とは言え、今はまだ機材のラインアップがデコボコで、「買って良いもの」と「買うと損をするもの」が混沌と入り乱れています。

 

なので、「今は何でも揃うわけじゃない」ことを念頭において、過去の基準から思考を刷新して、未来視点でPCやモニタの選定をするのが良いでしょう。特にモニタに関しては、「今はあえて買い替えない」という選択肢も含め‥‥です。

 

 


iPad Air 2、バッテリー膨張

iPad Air 2の画面が、どうもふっくらと、昔のブラウン菅みたいに膨れているような気がしていました。

 

で、先週、とうとう画面の剥がれ始めたので、購入日から1年以上経過していたものの、修理に出すことにしました。

 

ちなみに、iPad Air 2を「画面の不具合」で修理を依頼すると、3万円かかります。別に落としたわけでもぶつけたわけでもなく、バッテリーが膨張したがゆえの画面の剥がれですから、「バッテリーの不具合」=11,232円で修理してもらいました。

 

と言っても、修理じゃなくて、新品(たぶん)と交換です。製品のシリアル番号が変わりましたし、中国のシンセンから発送されたので代替品でしょう。

 

自然と画面が浮き上がって剥がれてきたら、画面の不具合ではなく、バッテリーの膨張がほとんどでしょうから、自分で修理内容を選ぶ時には「バッテリーの不具合」を選択すれば妙に高額な修理代を支払わないで済みます。

 

‥‥というか、バッテリーの膨張は2〜3年の保証にしてほしいですけどネ。

 

 

本体まるごとの交換なので、保護ガラスは故障品とともに帰らず。‥‥でも、ちょうど買い置きの保護ガラスがあったので(多分、何かと間違えて購入した余り物)、それをすぐに貼って、元通りの姿になりました。

 

iPad Air 2 の新品らしきものが手に入ったとは言え、バッテリーが勝手に膨張して画面が剥がれて、1週間の修理期間を待って、以前と何も変わらない環境に戻っただけなので、新品でも全く嬉しくはないです。部屋に据え置きのiPadだったので、傷はなかったですし。

 

まあ、これからは、もうちょっとバッテリーのこと=充電の状況も気をつけるようにします。使用頻度の低めなサブのiPadなどのバッテリー内蔵機器は、満タンはNG、空っぽでもNGで、50%の充電状態が長期保存には良いみたいです。

 

 

 

 


Fire、また買う。

もういい加減、買い過ぎでしょ‥‥と自分でも思うのですが、またFireを買い増しました。プライムデー特価により、8インチのコイツが税込5480円なので。

 

 

 

なぜ、また買ったかというと、一番最初に買ったタブレットの「iPad2」と初代「iPad mini」がほとんど役に立たなくなってきたからです。iOSは9で打ち止めですし、スマートホーム=WiFiコンセントの設定アプリすらまともに動かない状況なので、iOSの主要なアプリはiPhone8 PlusとiPad(=最新の無印)、iPad Proに集中して、ビュワーやアマゾン&アレクサ系アプリをFireで仕切るように、切り分けました。これを機に、iPad2などの「iOS9で打ち止めの機材は使用終了」させます。

 

 

Fireは、8と10の性能(=コスト性も含めて)が際立っています。

 

まあ、正直にいえば、iOSの使いやすさにはまるで及ばないのですが、それを補って余る、本体性能の高さと価格の安さが魅力です。何の文句もない。

 

私はFire 10を自宅と作業場に常設して、設定や絵コンテビュワーにしています。HDの解像度を10インチに詰め込んだキレのある解像感と色の美しさは、絵や写真やムービーの閲覧に申し分なしです。

 

*プライムデーの今日は、税込で10480円と、安過ぎにもほどがあります。このクオリティが1万円で買えることを普通だと思ってはいけません。

 

 

私は作画関連の作業環境をiPad ProとFireのコンビネーションへと移行して、そろそろ2年くらい経過しますが、困ったことは何もないです。むしろ、従来では考えられない柔軟な作業性の高さを実感しています。だってさ‥‥設定やコンテ一式と作画机と鉛筆消しゴムが、2枚の軽量な板に収まっちゃうんだもんネ。

 

iPad ProとFire HDの組み合わせは、かなり強力です。ぶっちゃけ、このセットで何十〜何百万も稼げる‥‥と言っても過言ではないです。

 

前回書いた「昔話」の延長線上のような話ですが、2018年はiPadやFireのような製品が恐ろしく安価に手に入る(昔と比べれば)のですから、これら現用の機材を活用して自分の能力をアピールすれば良いのです。

 

会社から与えられた液タブの作画環境に甘んじて、日々の原画や動画作業だけを「自分の画業の全て」にするのではなく、です。

 

むしろ、こうした現代の機材を駆使して、どのように「原画・動画以外の画業を成立させるか」も、絵を描いてメシを食う人間なら、考えないとダメだと思います。

 

せっかく、今の時代に生きているんだもん。「時代性」を賢く利用すべきです。

 

 


CCから消えたもの

Mac Proが故障し、iMac Proをメインにして作業するようになって、色々と周りを見渡す余裕が出てきましたが、ふとAdobe CCのアプリケーション一覧を見ると、2つ3つ「消えた」ものがあります。

 

SG=Speed Grade

FL=Flash

ESTK=Extendscript Toolkit

 

まだ他にもあるかも知れませんが、私がすぐに気付いたのはこの3つ。OSを更新し続けてCCも更新し続けていると気がつかないのですが、新規でOSをHigh SierraからスタートしCCも新規でインストールすると、もはや終了が予告されているFlashだけでなく、使っているのを誰もみたことがないSpeed Gradeも一覧からひっそり姿を消していました。

 

ESTKだけは終了されると困るんだけどな‥‥。エディタとして便利だったから。

 

現在、私らの作業グループでは、環境の近代化を実施しており、映像をリアルタイム再生して作業するような「モーション(アニメーション)」「ビジュアルエフェクト」「編集」「グレーディング」工程に関わる作業者は、iMac Proへと乗り換えております。iMac Proをとりたてて高く評価しているわけでもないのですが、ぶっちゃけた話、今、Macで4Kを普通にぶんまわせるマシンってiMac Proしかないので、結果的にiMac Proに落ち着いています。

 

で、iMac ProはHigh Sierraがスタート点なので、インストールするソフトウェアも「それ合わせ」になり、加えてApp Storeでは「いつのまにか消えている」ソフトも多いので、何だか、やけに「スッキリ」とした「新居」のような感じです。

*Transmit、Get Backup、Mind Note、SimCity Complete Editionとか、App Storeで新規購入できなくなったソフトはかなり多いです。

 

Adobe CCにおいても、旧環境と見比べれば、リストから消えたソフトはもっと多いかも知れません。まあ、Photoshop、After Effects、Illustrator、Dreamweaver、Audition、Lightroomあたりが生き残ってくれれば私としては困りませんが、Flashがいつの間にか一覧から姿を消していたのは「一時代の終わり」を垣間見るようです。

 

ちなみにPremiere。‥‥今後、どのように発展できるんでしょうかね。まあ、発展性で言えば、After EffectsもPhotoshopも似たような行き詰まり感はありますが、Premiereは隣りで使っているのを見ていて不良動作やクラッシュの連続だったので、先行きがリアルに不安です。トラブルの絶えないPremiereを尻目に、私らのグループではDaVinci&Extreme4Kに乗り換えて、新しい取り組みを進めています。

 

お手頃価格帯ソリューションにおける、Adobe一強‥‥という状況は、最近のCCの停滞ぶりから見ても、そろそろ終わりが見え始めているのでしょうかね。お手頃価格帯のもう1つの雄、Blackmagic社の方が気になる製品や欲しい製品が多いです。

 

ただね‥‥、私はやっぱりアドビ製品への愛着や慣れが強いので、CCには頑張って欲しいです。「4Kに対応」ではなく、「4Kを率先」して欲しいです。でもこれはアニメ業界にも言えて、4Kに尻を蹴られて嫌々対応みたいな態度は、それすなわち「2K時代で終了」を予告しているようなものです。新しい技術やフォーマットは対応するものではなく、使いこなすもの‥‥なのですヨ。

 

After EffectsやPhotoshopが、8bit時代、2K時代の「古き過去の象徴」にならぬよう、CCのメンツを盛り上げてほしいです。

 

 


ESTK、ちゃんと更新してね

iMac ProのまっさらなHigh Sierraの環境でESTKをインストールしようとしたら、Adobe CCメニューの一覧に見当たらず、Webで検索して「個別インストール」ページに行き着いたところ‥‥

 

 

‥‥だってさ。

 

どうせなら、「10.12 Sierra以降にはインストールできません」って書いてよ。

 

もうさぁ‥‥。今のアドビはさ、「アップデート料金を払わない人は対象外」を言える身分じゃなくて、「毎月利用者から利用料を徴収している」状況なんだからさ、ちゃんと更新してくださいよ。

 

新しいAfter EffectsはProRes4444 XQには対応していないわ、ESTKはSierra以降の更新はストップしているわ、iPhoneのHEVCは読み込めないわ(=去年の話。今はどうなんでしょうか。)‥‥で、「定額制にあぐらをかいて手を抜き始めた」と言われてもしょうがない状況だと思います。

 

CCは、毎月お金を徴収し続けるんですから、ちゃんと性能維持、機能維持に努めてほしいものです。

 

アドビ先生にお金を回して、昔からのツールの性能向上やメンテにはお金が回らないのかね‥‥と邪推されても、しかたないです。

 

ただでさえ、After EffectsやPhotoshopは、設計が古い、骨董品などと、一部では揶揄されているのです。アドビ全体がそのうち、過去のソフトウェアメーカーなんて言われないように、愛用者の立場から願うばかりです。

 

 

‥‥で、対応策。

 

昔のOSX、10.11=El Capitanが生き残っていたら、ラッキー。

 

そこから、ESTKのアプリケーションフォルダごとコピーして、最新のCC 2018の環境のアプリケーションフォルダに配置すれば、すんなり動きます。‥‥というか、ネットワーク(LAN)においたままでも動きました。

 

まっさらのHigh SierraからESTKを新規インストールするのは難しくても、昔の環境から移植すれば大丈夫みたいです。

 

 

 

 


模様替えは転換期

現在、仕事場の模様替えを作業の合間に進めています。先日のiMac Pro導入もその一環で、私のMac Proが故障したので、早めに投入されましたが、新しい技術世代に合わせて、作業環境全体を更新する運びです。

 

合わせて、部屋の模様替えも若干必要になり、取引先の方々の来訪にも最低限対応できるように、配置や装備を整理しました。‥‥と言っても、ショールームにするつもりはなく、あくまで作業重視の工房を、4K時代を見据えて改良したカタチです。

 

ショールームにしてしまうと、その場所での作業に多くの足かせや制限ができて本末転倒ですし、だからといって散らかし放題で成り行きだけの機材配置なのも作業性が落ちます。

 

今までと同じことを繰り替えすのなら、今までの作業場で良いですが、今までとは違う新しいことを実践するためには、今までの作業場では対応できなくなります。

 

いつもそうでしたが、模様替えをする時って、転換期の表れ‥‥なんですよネ。

 

 

すぐに目につく機材やファニチャーだけでなく、間接照明(=作業場には間接照明が3段あって、常時点灯、部屋全体、各人‥‥の3種類があります)を制御するための電源ライン、10Gbpsのネットワーク線など、目に見えない裏方も模様替えの一環であり、それはすなわち、「作画」から「アニメーション映像技術」へ、「パソコン作業環境」から「映像制作環境」へ、「2Kから4K8Kへ」‥‥などへの「意識の移行」が全ての要素に作用するわけです。

 

模様替えは、技術が変わる時、仕事が変わる時、そして、ココロも変わる時、‥‥の象徴なんだな‥‥と思います。

 

 

 


iMacもヤバい

ヤバい。‥‥いまどきの「凄く良い」という意味ではなく、本当の意味でヤバさそうな、私のサブマシン、iMac Late 2012。

 

「カッ! カッ! カッ! カッ! カッ! カッ! カッ! 」と不気味な異音を発したのち、

 

「プー プー プー プー プー プー プー 」と矩形波のような音(警告音でしょうね)を断続的に繰り返したままフリーズ。

 

私のメインマシン、そしてサブマシンは、いったいどうなったのか。

 

「なんとも不運ですね」と同僚に言われて、「どうやら、そのようですね」と言わざる得ない私。

 

 

でも、私のサブのiMacは昔から、この「持病」を時々発症しており、今回が最初というわけではないのです。何が原因かわかりませんが、昔から病気持ちなのです。ナゾの怪音だけでなく、1年くらい前に内蔵のHDDは昇天するわで、私のiMac 2.5Kは、問題を昔から抱えていたのです。

 

それが最近のMac Pro絶不調と重なったので、余計、目立ったのでしょう。

 

 

しかし、ものは考えもの。

 

普通はフリーズだ故障だ何だと言えば、ネガティブに考えるところですが、飯食ってジュース飲んで他の作業をしているうちに気分が変わり、

 

もう2K時代の機材とはサヨナラしなよ

 

‥‥との「啓示」とも思えてきました。

 

実は近日に4K作業に対応できる作業マシン「iMac Pro」が到着し、来週からマシン環境を刷新するのです。

 

そもそも私のところにiMac Proが早めに配備されるきっかけは、皮肉にもMac Proの故障でした。

 

 

ものは考えよう

 

状況も受け止めかた次第

 

‥‥ですネ。

 

この世の中、ネガティブに考えたら、キリがないもんネ。

 

人間には最後の最後に、自身の存在の消滅=死‥‥という最強のネガティブが待っているのですから(少なくとも私には、そう思えます)、生きている時は、ポジティブにものごとを捉えたい‥‥ものです。まあ、できるだけ、ですけどネ。

 

 

そう思うと、Mac Pro故障と、iMac 2.5Kの不調は、まるで目の覚めるような「突風」のようです。荒々しい強風ですが、周囲のモヤモヤを吹き飛ばしてくれます。

 

私が小学校6年生の頃に夢中になった、銀河鉄道999の主題歌の一節、ゴダイゴが歌う‥‥

 

さあ行くんだ その顔を上げて

新しい風に 心を洗おう

 

古い夢は おいていくがいい

再び始まる ドラマのために

 

‥‥を、ふと、思い出します。

 

そうね‥‥古い夢だよね。昔みた夢。「アニメ」に憧れたのは、まさに昔にみた、古い夢です。あの頃(少年時代)のアニメや時代はもうどうやっても戻らないのに、夢にしがみついていてもしょうがない‥‥と私は思います。

 

夢は捨てませんが、古い夢はおいていきます。

 

時代は新しく変わっていくのですから、ココロも機材も技術も一新して、未来にズンズン進んでいきましょうぞ。

 

 

 

そう言えば、銀河鉄道999のUHD BD、出してくれないかな‥‥。

 

あんまり、BDをこき下ろしたくはないけど、もしフィルム時代のアニメ作品を、記憶の色彩通りに観たいのなら、断然HDRのUHD BDです。

 

BDのRec.709では全然役不足ですヨ。RGB各色の発色がフィルムより劣りますし、特に緑は全く別物の色調まで大幅に劣化しているのが、Rec.709のBDやDVDです。フィルムに忠実な色を出したくても、SDR時代の狭い色域ゆえの制限でどうしても出せなかったのです。

 

実は解像度すらも、2Kでは35ミリフィルムのディテールを余すところなく表現しているとは言い難いです。

 

昔のフィルム作品ならむしろ、UHD BDです。

 

まあ、もし、999のUHD BDが出たら、私は買っちゃうと思います。999は服やメカに緑が多いし、T光もいっぱい使っていますから、UHD BDの独壇場です。UHD BDと4KHDR大型テレビならば、少年時代にスクリーンで直に観た思い出がリアルに蘇る‥‥かも知れません。

 

*ちなみに、最近のテレビや劇場アニメは、Rec.709、もしくはsRGBで作られたものがほとんどです。ですので、そもそもHDR色域の発色を原版が有していないので、解像度も色空間も2K SDRのBDで十分です。

 

 


技術書

技術書って、今でも高いですよネ。もちろん、高いには理由がありましょうから、安くしてとは言いません。高いままで良いです。写真家の写真集、画家の画集も同じく高くて、それで良いです。

 

なので、買い揃えるには、かなりの金額が必要になります。私は20代の頃、わたなべぢゅんいちさんと、ギャラ振込日によく吉祥寺パルコの地下の本屋さんにいって、色々な書籍を買い漁っていましたが、ゆえにビンボーでした。パルコを出て、お互いの書籍の束を見て、「金も無いのに‥‥」と妙に浪費癖者同士で不憫に思ったものでした。

 

アニメ制作に従事するとは言え、若い人たちには、アニメばかりでなく、アニメの源泉となった絵画や写真に触れてほしいし、コンピュータや映像技術の技術書も読み深めてほしい‥‥と思う一方で、20代の私のように書籍購入でビンボーになる必要もないとも思っています。

 

前回書いたKindle図書館は、そうした若い頃のフィードバックです。どうしても自分でほしい書籍は、自分で買って自分のものにすれば良いです。しかし、仕事で必要になる、高価な技術書の類いを、皆で同時購入する必要はなかろう。同じ部屋にいるのなら、なおさら、書籍を共有しても良いと思います。何もKindleデータを不正コピーしようってわけではなく、あくまで端末を皆で閲覧するわけですし。

 

 

「俺らの若い頃は、生活費を削ってでも、専門書をだな、」

 

‥‥というような、自分の昔の苦労話は、「酒の肴」だけでOK。若い人にビンボーをトレースさせる必要はないです。

 

結局、どの年代もどの時代も、歳相応、時代相応に、カタチこそ違えど、苦労するようになっています。

 

 

それにね、年長者が若い人間をちょっと支援したところで、本当にヤル気のある人間は、支援で浮いたお金を、さらに自分の探求へと注いじゃいますから、結局は老いも若きも似た者同士なのです。時間軸を超越してね。

 

昔も今も、技術書や専門書は高い。なので、せめて作業場にいる時は、自由に技術書に目を通せる環境を整えたい‥‥と思います。せっかく、Kindleという現代ならではの書籍スタイルがあるのですから。

 

 

ただ‥‥2018年現在で残念なのは、日本語(翻訳含む)の美術書の類いはKindle化されていない書籍が多く、かなり選択肢が限られてしまう点です。ですから、Kindleをメインに活用したいものの、まだまだ紙の書籍の出番は多いですネ。

 

 

 

 


工作の時間

Kindle図書館。Kindleにデッサン技法書や美術解剖書などの美術書、PythonやSwiftなどのプログラム参考書、映像技術に関する書籍、その他いろいろな「現在未来のアニメ制作のための技術書」を詰め込んで、自分たちの作業場でシェアする取り組みを始めています。‥‥制作会社のお金じゃ中々実現できないプロジェクトなので、自費でやっています。

 

Fire端末はiPadに比べて大幅に安いので、さらにセールの時にもっと安く買っておけば、少人数規模の作業場なら台数も少なく済み、財布に優しいです。3〜4枚揃えておけば、特に困ることはなさそうです。

 

となると、置き場。Kindle/Fireは充電せねばなりませんから、単に棚に置くだけだと、Fire複数枚の充電ケーブルが絡んで散らかるのは事前に目に見えます。

 

ならば、スタンド。Kindleのスタンドを自作して綺麗に並べて、無造作に散らからないようにすれば良いです。

 

最近のDIY事情は、豊富な木材と強力な接着剤の存在により、ネジなしノコギリなしで、簡単にスタンド程度なら作れます。

 

Fire HD8はプログラム技術書など文字メイン用、HD10は美術書など図説メイン用‥‥という感じで揃えれば良いです。

*ケーブルの取り回しに改善の余地あり。まず、ケーブルの長さを短くしてちょうど良い長さにするところから‥‥ですネ。

 

まだ色々とイビツなままの、できたてのほやほやです。手作り感がすごいですが、後でヤスリ・サンダーでささくれと角を取って、オイルフィニッシュ(オリーブオイルとかを少量なじませる)すれば、木目が浮かび上がって、木工ならではの味わいが出ます。‥‥まあ、私がギター好きなので、もともと木目が好きなんですけどネ。

 

製作費は木材500〜800円くらいです。底の板は何かの時に余った端材なので、今回のスタンド用に買った木材はD2のヒノキとスギのミニ木材600円分です。ヒノキは良い香りですネ。

 

左側の充電池スペースは、余白を持て余して、なんとなくそういうことにしただけです。端材の寸法の都合‥‥です。

 

ヒノキの板を4つの杉の角材で挟んで接着しているので、強度は十分です。接着材は、スーパーXか「もっとくっつけ太郎」などの凹凸対応のネットリ系強力接着材が適しています。半日乾かせば使えるようになりますヨ。

 

*たまに使うくらいなら、20ml。

 

*結構使うようなら、135mlがおすすめ。私はモノタロウさんの「もっとくっつけ太郎」を愛用しています。

 

*電動サンダーがあると木工の仕上げに楽です。不揃いな面や、触ると痛い角を、楽々滑らかにできます。ただ、猛烈に振動する電動工具なので、音はそれなりにうるさいです。電動サンダーで大きな角やデコボコを除去した後は、紙やすりで手作業でフィニッシュです。

 

 

 

完成品を買って揃えるのも良いですが、製作可能なものは自分で作ってしまうというのも選択肢の1つです。パーツから作るので融通が利きますし、何よりも映像製作本番で、色々な機転を利かせる習慣も身につきます。「ありもの」だけをチョイスするのではなく、ゼロから作っちゃえばいいじゃん的な発想‥‥ですネ。完成品だけに頼ると、どうしてもコストは膨らみますし。

 

自分たちのスタジオ、作業場は、ショールームであるよりも、工場であるよりも、ものつくりの工房でありたい‥‥と思います。ゆえに、足りないものは、たまには木工で工作しても良い‥‥ですヨ。

 

 

 



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