CSを廃止、CCへ移行。とな。

"米Adobe、Creative Suiteの新機能開発を中止〜Creative Cloudへ移行"

うひょー。

ここまでバッサリ行くとわ。

前々回書いた私の杞憂、「ソフトウェアバージョンと、CSバージョンと、さらにCCのバージョンも、全部一緒に平行移動するんか?」と言うのは無くて、CSが廃止され、CCに移行だったのネ。

これを受けて、危機感を募らせている人も、少なからず存在するようです。

「ハードウェア環境もアドビのソフトウェアに合わせてアップグレードしなければならない」

‥‥う〜んと、これは別に今、始まった話じゃないよネ。かなり前、前世紀の頃から、そうなんじゃないですかネ。

新しい機能が増えて今まで以上の事ができるようになったソフトウェアが、より一層のハードウェア性能を求めるのは、そんなに理不尽な事かいな?

アドビに限らず、何でもそうなんじゃないかな? 映像フォーマットだって、音声フォーマットだって、デジカメの写真だって、スマートフォンの録画機能だって、皆、どんどん新しくて高性能なハードウェアを求め続けていると思いますよ。

アドビって、叩かれやすいよネェ。いつも。

‥‥思うに、尻切れトンボで消失したソフトウェアなんて山ほどあるし、そんな「いつの間にか消えた会社のソフト」に私も結構なお金を費やしてきたけど、アドビは今でも健在なだけ、マシなほうだと思うんだけどな。

人それぞれ、感慨はあるとは思います。私としては、ハードウェアを何年か毎に高性能なものへと買い替えていく負担は、「コンピュータで飯を喰う以上、避けられない」と覚悟しております。だってさ‥‥、自分のマシンが「やりたい事に見合わなくなる」のは、年々実感できる事ですから、アドビに頼まれなくても、新しいマシンは必須なんですよネ。

でもまあ、このCS廃止は、今後の流れを分岐する「キッカケ」かも知れないですネ。これでアドビを見限る人が出てもよいでしょうし、CS6を最後にバージョンアップしない流派が出ても良いでしょう。旧来の初期導入費用を用意できなかった弱者が、月額の低さを上手く利用して野心を叶えるのでも良いでしょう。

「自分たちはどのようにお金を使い、どのように道具を使って、どのように映像を作って、お金を手にするか」と言う「映像作りのライフサイクル」を見つめ直す、プチきっかけになるのだとしたら、アドビの極端な方向転換によって、流れがシャッフルされるのは悪い事ばかりではない‥‥と思うのですけどネ。

フリッカー

アニメ制作でたまに出てくる用語の1つに「フリッカー」というものがあります。カクカク、カタカタとぎこちなく不快に動く様々な状態・状況を総称して「フリッカー」と呼んでいますが、これは現場で解決できるものもあれば、現フォーマットではそのままでは解決不可能なものもあり、中々に悩ましい「問題」です。

現場で解決できる類いの多くは、作画のレイアウト作業時に予防する事ができます。有り体に言えば、大判作画を控える事が、フリッカーを予防する「何よりもの解決策」です。大判作画でないと構造上どうにもならない場合は別ですが、単にキャラを追い写しするなどの目的ならば、大判にせずにスタンダード作画で「BG引き」扱いにすることで、簡単にフリッカーを防げます。

なぜ大判作画でフリッカーが発生するかは、カメラワークと作画の「フレームレートのズレ」によるものです。違う言い方をすれば「コマ落ち」「コマ打ち」の差によるもの、でしょうか。

カメラは1コマで動くのに、セルは3コマごとにしか動かないと、「セルがカメラに、引き離されて、追いついて」の繰り返しが発生します。以下の動画を見てもらうと、何となく、その意味が解るかと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=aKIMKmjl-vY&feature=youtu.be

*HTML5試用機能をオフにしないと再生できない事があるみたい、です。

大判作画であっても、止めプラスアルファの内容や、オール1コマ作画なら、フリッカーは発生しない、または目立たないので、結果オーライです。フレームレート、動きのズレが発生しなければ、フリッカーとは「感じられない」のです。

「青空にボールが飛んでいく」とか、「飛行機をフォローする」などのシチュエーションで、大判で2〜3コマ作画にすると、「必ず」フリッカーは発生します。輪郭のはっきりでてしまう状況(例えば青空と飛行機シルエット、とか)だと、余計目立ちます。

つまり、カット内容をちゃんと把握して、「これは大判で作画すると、フリッカーがかなり目立つと思われる。なので、スタンダードサイズの作画でやる。」‥‥のような判断をレイアウト時に下す経験と技術が必要なのです。

「俺らの頃はそんなにフリッカーって問題にならなかったけどなあ」と40〜50代のアニメーターや演出家が思うのも、実は無理も無い事で、現在はテレビが格段に高性能・大画面になっているので、「フリッカーが誤摩化せない」のです。昔と今とでは、状況が大きく違う事を、意識しなければなりません。

アニメ制作関係者だけでなく、一般の人々も、「どんどん目が高性能に馴れてきている」事も、明確に意識すべきでしょう。

今のアニメ制作現場では解決できない類いのフリッカーもあります。まあ、「フリッカー」という言葉が俗称、総称みたいなものなので、とりとめもないのですが、「映像フォーマットそのもの」に起因するフリッカーは、どんなに現場が経験豊かでも、防ぐのは中々に難しいです。

でも実は、「演出を仕切り直す」くらいの気持ちを持てれば、ある程度は防げるのです。「絵コンテ」段階での予防、つまりは、「映像のアイデアやイメージ」段階で防ぐ方法です。「映像フォーマットの限界を心得てコンテを切る」という事ですネ。‥‥まあ、言うのは簡単だけど、実際にやるのは、相当難しいですわな。

例えば、直立した被写体が並ぶ情景を、速い横PANで狙うと、それはもう、目に痛いほどの「フリッカー」が発生します。実写だったら、像が流れるのでフリッカーにはならないのですが、アニメは像は流れませんので、切り立った輪郭が目にチカチカする辛い映像となります。

「だったら、アニメでも移動ブラーをかければ良い」とか思うのですが、大概、そういうカットは「被写体(キャラなど)を短い尺で見せる」ために速いPANにしているので、ブレて見えなくなると「カット内容を喪失」するのです。

実写でキャラ見せの場合、カメラ装置の関係上、アニメとは違う捉え方で、映像に収めると思います。速いPANを使う事は、像が流れる事と同義なので、そもそもキャラ見せでは使いません。実写とアニメが大きく違うところです。実写は、実際の事象をどのようにカメラに収めるか‥‥ですが、アニメーションは描かれた絵をどのように映像化するか‥‥です。全く、「足場」が違うのです。

回避策は簡単で難しいです。速いPANなどによるフリッカーが嫌なら、「フリッカーが出るようなカメラワークは避けて、もっと違う見せ方でシーンを形成すべき」という事です。

ちなみに、速いPANによるフリッカーは、悪い事だけではありません。逆に「パンチが効いて」映像に力が出る事もあります。ロボットヒーロー物とかは、ブラーなんてかけずに、豪快に残像をバラまいてPANすると、ノリが出るように思います。‥‥やはり、どれだけ、「使う人間が使いこなせているか」だと思います。

‥‥しかし、未来の60,120fps、4k,8kになると、状況は一変します。映像フォーマット上のフリッカーはどんどん抑制されるベクトルへと進みますが、アニメがいつまでも24fps(作画の実質は秒間8〜12コマ)のままだと、「アニメだけカクカクしている」風に感じられるようになるでしょう。ハイフレームレートに取り残されたアニメだけが、骨董的なルックス見えてしまうように思います。

現に、地デジの切り替えの時期に、地デジに見慣れた目でアナログ波放送を見たら、すんごい品質が低く見えましたしネ。昔は特にローファイとも思わず見てたのに、ハイファイに馴れると、旧来の品質が恐ろしく目減りして見えてしまうのです。‥‥これは一般の人ほど、そう思うでしょうネ。

私が今、着々と準備しているのは、そうした、ちょっと先の未来の映像制作の事‥‥なのです。その際、今までの映像制作の経験は活用できますが、「昔のまま、これからも」とは行かないように思います。

After Effects CC

本日情報解禁になった、新しいアドビのアプリケーションSuite。After Effectsは「After Effects CC」と言う名称で6月くらいから入手可能、C4Dとの連携の他、クラウド機能をちょいちょい取り入れてのリリースです。

クラウド‥‥とか言うと、何かイマっぽいですが、要は各所の異なる環境をネットワークを利用してシンクロさせる機能‥‥ですネ。力技を使えば、今までも似たような事はできましたが、ソフトウェア自体が自社のサービス経由でシンクロに対応したわけです。

映像表現上の機能向上は、主に3Dと実写関連。実はわたくし、After Effectsの最近のバージョンアップの傾向を鑑みるに、開発元(=アドビ)のアニメ制作に対する関心が年々、離れているように感じております。‥‥う〜ん。あいそ、つかされたかな?

まあ、実際、今度出るAfter Effects CCの機能を、今のアニメ制作スタイルでどれだけ使いこなせるのか、考えるまでもないですもんネ。ぶっちゃけ、タイムシートの内容を全うするだけなら、After Effects 4〜6.5くらいで充分ですし。ごく普通に考えて、旧来の手法を主張するアニメ業界と、アドビの思惑が噛み合うはずもない‥‥ですネ。

「業界のアニメ制作」ではなく、「アニメーション制作」という原点に立ち戻ってAfter Effects新バージョンを見つめ直せば、様々な機能から制作テクニックのアイデアが思い浮かびます。旧来のマインドセットから脱するか否かで、新しいソフトウェアの使い道も雲泥の差となって表れます。もしかしたら、12年前と似たような大きな分岐点に差し掛かっているのかも知れないですネ。

で、CC。

Photoshopなどのその他のアプリケーションも「CC」という新名称でユーザに配布されます。まさか、ソフトウェアバージョンとCSバージョンと、さらにCCバージョンまでバージョン表記に追加されるんですかネ。今でさえ、「After Effects CS6は、バージョンいくつだっけ?」と思い出すのが面倒なので、上手い取り扱いを期待しますヨ、アドビ様。

俺のハマチ

私はよく回転寿司屋にいきます。20歳頃から行き始めたので、もう20年以上のキャリア(と呼ぶべきか?)があります。

回転寿司は安価に手軽に寿司が食べられるのが良いのですが、客の前を皿が通り過ぎていくメカニズム上、自分の注文したものを他の客に食べられる事もあります。レーン内側に板前さんが居ると、手渡しで貰えるので、そのような事故は起こらない反面、板前さんがオーダーそのものを忘れるリスクが発生します。中々上手くいかないものです。

無添くら寿司は、新しい店舗の場合、オーダー専用高速レーンを配備しているので、上記の障害をほぼ完全に克服しており、とても心安らかにお寿司を楽しむ事ができます。‥‥しかし、くら寿司は、イマイチ、メニューがつまらない。焼肉に例えると「ホルモンヌが好むような」ジャンルのものがありません。なので最近は、アオリイカ、ミル貝ばかり、注文しています。

私はイカが好きで、自制しないと、イカばかり注文して他のネタが食べられなくなるほどです。真イカ、紋甲イカ、ヤリイカ、アオリイカ、生ゲソ、‥‥イカだけで5皿もいってしまいます。イカはワサビとの相性が良い(と思っている)ので、必ず、ワサビは追加でゲットします。醤油は、関西系の甘口ダシ醤油が、イカには合う‥‥とも思っております。昔、スシローに私がよく行ってたのは「真いかみみ(甘口醤油漬け)」があったからで、最近のスシローは「真いかみみ」がカタログ落ちしてしまい、足が遠のいてしまいました。

今日、遅い昼飯で、最近お気に入りの「しーじゃっく」でお寿司を食べました。しーじゃっくは、ちょっと前はメニュー的に、スシローやくら寿司などの競合に比べて見劣りする感があったのですが、最近リニューアルしたしーじゃっくは、メニューが豊富な上に100円均一なので、逆に魅力を感じるようになりました。

しかし、レーンは相変わらずの単線構成で、オーダーした寿司が手元に届くまでは、安心できません。むしろ、「オーダーしたものが手元に届けば御の字」くらいに心構えていたほうが良い‥‥とすら思えます。がっかりしないで済むし。実は今日も、私の注文したハマチが、まんまとヤラれました。

アラームがなるので、ふと見ると、流れてくるのはビントロ。「これはどうみても、ハマチじゃない」と思い、取りかけた手をひっこめました。‥‥案の上、私の隣のボックス席の注文品でした。そして、そのすぐ後、「ご注文の品」の「空の台座」が流れてきて、「ああ、コレだったんだな」と直感しました。

「この店内に、他人のオーダーに手をつけた痴れ者が、確実に居る」とふつふつと考えながら、「まあ、1皿少なくフィニッシュするのも一興」とオアイソして、仕事へと戻ったのでした。

数年後の環境

私の自宅は、HDDが沢山あります。何かおバカさんみたいな言い方ですが、要は、外付けHDDが各所に接続されていて、今後も増えるだろう‥‥と言う事です。

5発ケース、4発ケース、2発ケースx2、NAS1発、単発ケース‥‥、ぐぬぬ、ざっと数えて15個。HDDの数はともかく、USB、SATAで繋がっているケースは5個。一生懸命、まとめたつもりでも、何だか煩雑な結果となっています。

今はまだ他に優先してお金をかけるものがあるので実行できませんが、1〜2年後には、成り行きで増えたHDDを、きれいにまとめたいと考えています。各端末はシステム、ワークスペース・バックアップの、3つのHDD(見た目はPC本体と外付け1個)にして、ライブラリは全てネットワーク上のファイルサーバにアーカイブするのです。

現在、主要なライブラリは、Mac mini ServerにUSB2.0で繋いでいるのですが、‥‥USBって、結構、不安な要素が多いのです。こじんまりとした宅サーバなら許容できるのですが、ライブラリが本格化してくると、信頼性の低さがネックになってきます。

Wikiや、ライブラリの「案内役」として、Mac mini Serverは使い道も豊富ですが、ハードウェア視点でのファイルサーバとしては、全くのコンシューマレベルです。信頼性はMac Bookの「ファイル共有」レベルです。

ライブラリが充実してくると、少なくともデータの保存先は、ある程度の堅牢さが欲しくなってきます。



しかし、業務用の高いサーバは買えませんので、例えば、QNAPのTS-869あたりの廉価なモデルが個人で手を出す限界かなと感じています。

ただ、サーバ本体だけ買えば良いのではないので、そのあたりを日々、悶々と考えています。要は、設置する場所の悩みです。

快適な温度を要求し、騒音のうるさいサーバを、自宅にそのまま鎮座させるわけにはいきません。何かうまい方法を考えねばなりません。TS-869がどれだけ騒音が大きいか‥‥にもよりますが、HDDが8つも集まれば、それだけでもにぎやかにはなるでしょうネ。

押し入れとか物入れに入れるのは、よっぽど温度的に適した場合でないと、NGです。熱がコモるのは、「耐熱サーバ」でも無い限り(そんなのあるんか?)、ハードウェアの故障を頻発させます。‥‥でもねえ、冷却目的で冷房を入れっぱなしにすると、電気代がモノ凄いのです。(経験者は語る)

サーバって、それそのもの「だけ」じゃなくて、設置場所、ネットワークの敷設もコミコミの、総合的なソリューションなんですよネ。1G〜10Gの有線配線は、日曜大工レベルでどうにかなりますが、設置場所が「一般のご家庭」では結構ムズい。私の自宅は、トイレの空間がひんやり冷えているのですけど、まさかトイレに置く訳には‥‥。

サーバがどんどん電気を喰って、熱として排出されるのを、冷房などに頼らなくても、うまくエアフローで逃がせるのが理想なんですが、‥‥う〜ん。。。建物の構造まで絡むからなあ‥‥。。。

プラモデリング

私は現在、仕事の合間を見て、(個人としては)夥しい量の「実機のプラモデル」を同時進行で制作しております。趣味ではなくて、きっぱり、実用です。何故かというと、「飾る」事を全く考慮しておらず、作劇に役立つ作り方をしているからです。
*もちろん、以前書いた(他人の作品の)コスモタイガーとかは全く趣味、子供の頃のノスタルジーです。

3Dで組めばいいじゃん‥‥とか言われそうですが、そんな簡単に実物を模した3Dなんて組めません。まずとっかかり、物理的なデータが手元にないですもん。特に飛行機は断面が頭から尻まで複雑に変化するので、ボディシェイプを似せるだけでも大変です。いーかげんに作って、似てない実機を作ってもしょうがないのです。

まあ実際、プラモデルだから似てるとは、言い切れないんですけど、資料の乏しい個人が3Dを組むよりは遥かに説得力があります。昔のキットでも素性の良い(ありていに言えば、実物に雰囲気が「似ている」)ものがありますので、充分実用になります。

現在製作中のはザッと数えて50個くらい。待機中のはそれの3倍はあるかと思います。普通の作り方では終わる訳がありませんが、工数を大幅に削減する事で、「ロールアウト」する数を増やす考えです。

とりあえず、必要な「先行分」を作ってしまわねば‥‥。

でも、メカ物だけをやりたい訳ではなく、あくまでメインはキャラなので、上手い時間配分は必須です。何だろ‥‥、寝てても時間配分の事が頭を離れないので、我ながら、ちょっと根を詰め過ぎかなとは思うのですがネ。

今は作画能力が格段に向上して、さらには3Dで製作されたメカも作中に現れて、形崩れは劇的に抑制されていると感じます。ただ、その扱いはどこか醒めたニュアンス、もしくはアクセサリのようなスタンスで、「熱さ」を感じる事はほぼありません。形が崩れてなければOK‥‥的な雰囲気で、「こう描きたいんだ」という情熱は画面から伝わりません。松本零士原作の戦場漫画シリーズで育った私としては、「有機的な濃さ」がメカの中に欲しいのです。‥‥これは松本零士氏独特の描線の強弱の事ではなく、「たぎる感情」を新しいデジタルという道具で表現したいと考えているのです。
*これは、絵の表現だけでなく、作劇のメカニズムにも関わる事でしょうね。描線の暑苦しいメカを描きたいのではなくて、ドラマトゥルギーに深く関与するメカを表現したいのです。

デジタルで絵を作ると無機的でそっけない絵になりやすいですが、私が思うに、それは単に、表現者の意識上の問題が発端だと感じます。デジタルを道具にすると、油断しちゃうんかな‥‥。アナログ(紙とペンとか)よりも、さらに周到にデジタルを使いこなさないと、「デジタルの予定調和」にどんどん丸め込まれます。
*「デジタルの予定調和」とは、用意されたソフトウェアの機能やプリセットを使って、「想定内」の絵に仕上がる事です。「レンジでチン」した食材を並べて、「自分で作った料理」と言うようなもの‥‥ですかネ。

私はメカでもキャラでも、エフェクトでも、やってみたい表現が山ほどあるのですが、メカに関しては、「プラモデリング」(私の勝手な造語)を活用して、「濃いィ」表現ができるか、試してみたいと思っています。

*追記:「プラモデリング」を検索したら、結構、多くの人が既に「プラモデルを作る事」の意味に用いているのですネ。ただ、私の「プラモデリング」は、プラモデルを「作る」のと、3Dの「モデリング」の語呂合わせなので、ちょっと意味合いが違う‥‥のです。

ポスプロ

昨日、とある文献に目を通した時、「撮影」というセクションが「ポスプロ」枠に囲まれているのに、違和感を感じました。

私の場合、撮影業務‥‥というか、コンポジット&ビジュアルエフェクト業務は、演出さんや監督さんと非常に近い距離で仕事するので、「ポスト」という実感がまるでなく、意外だったのです。実際、私が参加した作品では、同じフロア、歩いて数歩の場所に監督さんがいるので、意識的には「監督直属」なのです。

監督が指令(コマンド)の発信場所だとすると、コマンド・プロセスが集約して1つに成るのがコンポジット・ビジュアルエフェクト・編集です。監督の意図の行き着く先〜最終的に「おとしまえ」をつけるために、監督のすぐ傍で作業するのは、非常に効率が良い‥‥というか「効き目が強い」のです。

ただ、撮影会社という形態が昔から存在する事を考えると、たしかに、一般的には撮影セクションはポスプロなのかも知れない‥‥と、今更ながらに思い直してみたり。

でもまあ、「デジタル」の特性を考えれば、ポスプロであるか否かなんて、「実効面」においては形骸的な議論かも知れませんネ。「素材をひと通り作って、撮影で合成して映像化する」作業とはメカニズム自体が大きく違う場合、もう従来の区分では説明できないですからネ。もちろん、作業の費目も違いますし。

未来も旧来と同じスタイルでアニメを作り続けたい流派には、「撮影=ポスプロ」というカタチは必要なのかも知れません。

ただ、私自身は、アニメーション映像表現の発展を鑑みた時、とても違和感を感じるのは、正直なところです。



tm

After Effects CS6のエクスプレッション入力欄で、「tm」で始まる文字列を入力すると、トレードマークの「™」に自動変換される、妙な動作に戸惑っています。入力欄からフォーカスが外れると、勝手に「™」になるという‥‥。

ちなみに、行頭にtmの文字列が来なければ自動変換されないので、今は"_tm"で誤摩化して運用してます。

いくつかの似た環境で試すと、どうも個々の環境固有の問題で、必ず発生する動作ではなさそうです。

After Effectsと言うよりは、他の問題か。OSX 10.8の何か?

最大2台のパソコンでの同時使用が可能

AdobeのCreative Cloudは、サービスが始まって以来、ソフトウェアの維持費に困っていた私の、まさに「助け舟」となって、各所各場面で便利に使い続けております。

今度、そのCreative Cloudの規約が変更になり、「CS6以降の全てのバージョンが使える」「2台まで同時使用可能」となったようです。Adobeのブログから。

「2台まで同時使用可能」は特に嬉しいです。私は同時使用2台、インストール4台なので、現在2ライセンスのCreative Cloudにお金を払っていますが、倹約する場合は1つのライセンスに減らせますし、拡大する場合は4台を同時に使って時間を有効に使えますので、今回の規約変更は都合が良いばかりです。

Adobeのソフトって、ぶっちゃけ、単体で買って、単体でアップグレードすると、凄く金がかかるのです。Adobeのソフトと16〜7年付き合ってきて、しみじみ、実感するのです。

なので、数年前に「月極でソフトを切り売りしてもらえると、導入する側は楽になる」と要望を出した事があるのですが、おそらく、似たような意見が世界各地でそこそこあったんでしょう。ソフトウェアの導入って、アドビ製品となると、まさに予算管理との「争点」ですからネ。3ヶ月だけ必要‥‥なんて事が、現場ではよくあるのよ‥‥。

いやぁ、これで随分と運用が楽になります。PhotoshopやAfter Effectsを用いた変換サーバを立てるにも、既存のCreative Cloudライセンスの「余り1台分」を使えば良いですし。

おそらく、Creative Cloud CS7以降は、「クラウド」の本来の強み〜ネットを介したデータの一意性〜を活かした機能も追加されるでしょうから、作業場が3カ所に分かれた私の現状には、うってつけです。

Creative Cloudのデメリットは、色々言われています。「ネットでアクティベートしなければならない」「新しいバージョンが出たら、旧いバージョンが使えないかもしれない」「お金を払い続ける必要がある」「今後、値段が上がるかもしれない」などなど‥‥です。

ただ、こうした要素は、わたし的には、「ネットワークありきのワークグループ」において、「機能向上した最新のソフト」を、「単体アップグレードより安価な予算」で維持する目的から、ほとんどデメリットとして作用しないのです。用途によって、是非が大きく異なるのが、Creative Cloudですネ。

「Photoshopが何となくインストールしてあって、たまに使うくらい」だったら、単体購入 & 2〜3年に一度のバージョンアップ(権利を失効しない程度のスパン)のほうが格段に安上がりです。「旧い定番のバージョンで充分だ」という人も、Creative Cloudは必要無いと思います。逆に、「お金がかかるからバージョンアップしないけど、本当は様々なソフトの最新版を使って、どんどん作品を作りたい」のであれば、必要経費と割り切って導入すべきでしょうネ。我慢して旧いソフトを使い続けていると、浦島太郎的なロスが物凄いです。かく言う私も、現在、Illustratorで苦戦しております‥‥。

そろそろ、アドビのバージョンアップの季節‥‥ですネ。今年はCS7と言う事になりますが、これは一方で旧バージョン保持者の「バージョンアップの権利失効」の恐怖でもあります。

思うに、パッケージを持ってようが、クラウドだろうが、Adobeにキンタマ(失敬)を握られている状況は同じ。どうせ握られているのなら、グイグイ押し付けてやる(これも失敬)くらいの開き直りで良いんじゃないかと、私は思うのですけどネ。

結局ソフトウェアなんて、プログラムコードの所有権を買ったのではなく、単に使用ライセンスを買っている事に過ぎませんし、食器や家具と違って、大切に使えば何十年も使えるものでも無いです。パッケージソフトを買うと、何か、自分が「ソフトウェアを所有」した錯覚を起こしますが、結局は、移ろいやすい環境の移ろいやすい使用権限を「当座、保持している」だけに過ぎないんだと、今の私は、結構冷めた視線で見つめているのです。

スキャナを新調

数ヶ月、購入の是非に悩んでいたA4のフラッドベッドスキャナを、昨日購入しました。おそらく、A4サイズのスキャナを買うのは、これでひとまず終了かと思います。

フラッドベッド並みの画質をもったドキュメントスキャナが出れば考えちゃいますが、A4フラッドベッド型は、劇的な技術革新でも無い限りは、今の性能で充分作業要求に耐えるので、買い替えの必要性はもう無いと考えております。

買ったのは、エプソンのGT-X820というモデルで、高速起動と高速読み取り、DIGITAL ICEなどの補正機能が売りです。A3が欲しいところではあるのですが、金も場所も無いので、従来通り、A4を買いました。

購入したショップは、アマゾンです。アマゾンは初期不良の返品交換がとても楽なので、HDDなど初期不良が怖い精密機器は、アマゾンで買うようにしています。故障に対して、アマゾン側からは特に何の検証もなく、申請すれば新しいものを即日に届けてくれるので、面倒な手間がかかりません。故障品は1ヶ月以内に着払いで送り返せばOKです。集荷すらしてくれます。

今まで使っていたスキャナはCanonの8800Fというモデルです。LEDで高速起動ですが、スキャン速度が、400〜600dpiで作業するようになった私のニーズには合わなくなってきたので、買い替える事にしたのです。300dpiまでは充分速いスキャナですので、他で使い回す予定です。

私はB4くらいの用紙が作画にはベストかと思っているのですが、B4のスキャナって、ほぼ無いんですネ。A4かA3サイズになってしまいます。まあ、今のうちは、A4で凌ごうかと思っています。


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