タダほど高いものは

「ただほど高いものはない」とよく言うけれど、アニメ業界の10年を振り返ると、まさにその通りだったと思います。

「デジタル」を「何でも指示を出せばやってくれる」とばかりに「対価もなしに」技術の大安売りをしてしまったこの10年、「デジタルはギリギリまでひっぱれる」と時間の価値を安くしてしまったこの10年。

テレビ作品の本撮を3日で終わらせるための体制。何重にも作画監督を布陣する体制。1原2原のシステム。そして大量のオフライン撮(コンテ撮、レイアウト撮、原撮、タイミング撮)のコスト。‥‥まだ、挙げればきりがなさそうです。

何重に修正を入れる作画監督も1原2原のシステムも、「デジタルは時間がかからない」=「デジタル工程の時間短縮はタダ」という意識が根底にあって、許容される構造でしょう。


「デジタル」は「何でも都合良くできて便利」でしたか?

‥‥実は、恐ろしく「高い代償を払うはめになった」と思いませんか?


ツイッターなどちまたで見かけるアニメ制作運用に関する議論は、既に6年以上前からあってしかるべきでしたよネ。問題点を「総括」しようとしても、ほんのごく僅かの限られた人だけしか問題を直視しようとせず、多くの人々は「何はともあれ、終わったからいいじゃん」とめんどくさがって問題を放置してきたのです。

癌が全身に転移して我慢できないほどの自覚症状が出てから病院に行っても、もはや手遅れなのです。この期に及んでじたばたせずに、残り少なく限られた命を惜しむのではなく、遺伝子として命を繋ぐ事を考えるべきだ…と私は思います。


もう、解っている人は、解っているはず。‥‥解り過ぎるくらいに。

目指すべきは、「業界の云々」ではなく、もっと向こう側、今までとは違う視野の先にあるものだ‥‥と言う事を。


 

問題のない映画

私が20代の頃にレーザーディスクで繰り返し観て、強烈に影響を受けたケン・ラッセルの映画があるのですが、その作品はヨーロッパでは「問題作」扱いされているがゆえに、今でも日本では入手がしづらく、何とか入手したDVDはPALでリージョン2の輸入DVDです。PALのDVDは再生にちょっとしたコツがいるので、面倒ですがしょうがない。

ついさっき、久々にその「問題作」を観たのですが、‥‥いやぁ、今でも「特濃」で、しばらく呆然としてしまいました。デレク・ジャーマンの美術もズンズン突き刺さりますし、もちろん若きケン・ラッセルも「ぐーでパンチ」級のカットをスタミナ切れをおこさずにどんどん繰り出すし、レッドグレイヴの演技は凄いしで、映画慣れした傲慢なワタシを否応無しに蹂躙してきます。

時代が進んで、映画技術もアップしたから、昔よりスゴい映画が作れる‥‥なんてウソだよネ。作品を生み出そうとする強烈なエネルギーの前には、進化した技術で装飾しても蛇足にしかならないですもんネ。

私は前世紀の早期から「デジタル」アニメーションに関与して、「デジタル」の優位性や利便性も多く活用してきたのですが、映像作りのつまるところは、「表現者そのもの」に行き着くのだと、まざまざと実感しております。「デジタル」は手段であって、目的ではない‥‥のは、もう何度も書いた事ですけども、私が思うに、「映像の仕事を依頼され、全うできる」ための最大要素は、まさに「イメージできること」だと思っています。「オーダーに合わせて作業して」‥‥なんていうスタンスで関わっていたら、まさに「一定の技術レベルであれば誰でもできる流れ作業」になってしまいます。「映像製品工場の歯車」ではなく、「映像を生み出す制作者」でありたいのなら、まずは「イメージする」根源が必要なのです。

ただ、その「イメージ」と、今の世との「関係性」は、いつでも「うまくいく」とは限らないので、ケン・ラッセルの「問題作」のように西欧で上映禁止になったり演者がイタリアに入国できなかったりと(カトリックの本場‥‥だもんネ)、命運はそれぞれではあります。

ここ10年のヒットした邦画を見ると、今の日本がわかる‥‥とは、知り合いの映像制作プロデューサーが言っていた事ですが、たしかに。‥‥「ストレスフリー」「問題フリー」な映画が占めていて、まさに「今の社会システムは壊さずに、ちょっとだけドキドキワクワクしたい」とか、「社会システムを支えるのは実は結構シンドイから、私を癒して」的なものなどが、そこかしこにいっぱいありますネ。発展したシステムの中で自主規制して生き、皆で平均的な個性を装いつつも、実は他人とは違う自分を心の底で求めている‥‥と言う感情の欲するところは、「自己啓発」的なエッセンスを適量やや少なめに混ぜ込んだ、「問題のほぼない」「話題作」といった感じ‥‥でしょうか。

まあ、映画の宿命、「作品でもあり、商品でもある、ダブルスタンダード」は過去現在未来と変わる事はないでしょうから、その辺(=客受け視点)の話題をツツいても水掛け論になるだけです。立場によって、視点や論点も変わるしネ。

ただ映像作品に限らず、「世間の要素」が、「葛藤やストレスを避けて通る」類いで占められていくのは、わたし的は「危ういなあ」と思います。砂の城を、永遠の牙城と思い込みたい心理は解りますけども。



‥‥しかし、DVDで映画を観かえして、レッドグレイヴのネオテニーじゃないオトナ顔は、何だかとても好きだなぁ‥‥としみじみ思いました。イギリスのプレラファエルの絵画みたいなんだよネ、顔つきが。

今のアニメは、キャラ発想のきっかけが、萌絵に染まり過ぎていて、わたし的には「もっと様々な、他のタイプもあっても、いいんじゃな?い」と思うんですけど、結局、「今はそれが売れ線だから」と言う事なんでしょうネ。

ふと振り返れば、アニメの女キャラは今、ほとんどがネオテニー。30代の女性も、おばあちゃんも、みんなネオテニー。昔はほっそりした顔のキャラもいたはずなのに、今は壊滅に近い状態ですネ。ネオテニーの代え難い魅力も解りますし好きではありますが、女キャラの顔がそれだけで独占されるのは‥‥。

美しさを感じる心の中までは、「流行というナショナリズム」に強制されたくはないですよネ。

原付、直す

実家の父のバイクが、バッテリー上がり&キックスターターの不調で、しばらく動かないまま放置されていたのですが、とりあえずキックスターターだけ直して、動かせるようにしました。バイクはホンダの「トゥデイ」というモデルで、ホンダお家芸のタフなエンジンと、メンテナンスしやすい設計により、パーツ清掃とグリスアップだけでケロッと走行可能になりました。

ホンダのトゥデイは、「キックが硬くて、エンジンがかからない」という症状が出やすいようで、ネットに分解整備の情報がいくつもあり、ありがたく参考にさせていただきました。キックペダルは外さずに、6本の8番ボルトを外して、カバーごと外して清掃をおこなうのですが、ネットの情報が無かったら、余計なもの(ペダルとか)まで分解していたと思われます。

サービスマニュアルもパーツリストもないまま、とりあえず中身だけ見て、出来るところまでイジくって、ヤバそうな雰囲気(=専用工具やマニュアルがないと進退窮まりそうな雰囲気)になったら深入りせずに早々に撤退しよう‥‥と考えていましたが、ギアの部分を集中的にパーツクリーナーで洗浄し、二硫化モリブデングリスでグリスアップした後、元に戻しただけで、結果は上々。軽いキックでエンジンがかかるようになりました。

今年で購入から10年目になるトゥデイ。バイクをまるで知らない父なので、整備履歴は中々のヤバさ。年月と走行距離、そして整備履歴からすると、相当なオンボロなはずですが、これがまた結構元気なのです。ホンダの原付はタフですよネぇ。

名義は私に変更し、父にはバイクを降りてもらう事に。‥‥ブレーキの調整(ナット1つで可能)すら自分ではできず、ブレーキの効きが弱かろうが気にもとめず、バイク屋さんで直すつもりもない、反射神経の弱った老人に、これ以上バイクを運転させるのは、危険‥‥と判断した次第です。ハーレーに乗っているおじいちゃんも世間にはいますが、そういう人はちゃんと相応の対価を支払ってバイクを維持してますし、ご本人もシャキッ!としていらっしゃいますもんネ。

エアクリーナ、前後ブレーキシュー(ドラムなので)、バッテリーの充電か交換、ワイヤーの潤滑あたりが、今後の整備項目となりそうです。‥‥まあ、今はバイクに夢中になるわけにはいかんので、のんびり整備しようと思ってます。

年明けぬ

年が明けて、通常業務を再開しました。

ふと現実を直視すると、仕事は山積み。私はプロセスを同時に走らせるタイプではない(というか、走らせられない)ので、複数のタスクを交互に走らせて、疑似マルチタスクで事にあたるほかありません。カレンダー(iCalすね)を上手く使って自己管理して、自分自身をマネージメントせんと。

作業に用いるプラモなんぞは、「自分の隙をついて」作らないと、時間が足りません。救いは、タミヤの最近のキットがパーツ数が少なく組みやすい割に精密感が高いので、時間短縮になって助かります。写真は偵察隊のバイクですが、その昔のタミヤ1/35ツェンダップのような飴が溶けたような感じではなく、キリッとシャープなキットです。反面、よく切れるニッパとデザインナイフ、ルーペ、モーターツールなどの準備がないと、とても短時間では完成できないですけども。

コンピュータのほうは、例の黒いゴミ箱を使う事になると思います。‥‥つーてもね、4Kモニタとかはまだまだ手軽に手に入るわけではないので、リアルタイム処理能力のほうに期待しております。絵を見て話しながらビジュアルエフェクト&グレーディングをするスタイルの作業がわんさか控えているので‥‥。

あとは、CLIP STUDIOをもう1ライセンス契約しようかな‥‥と思っております。今年以降は、AfterEffectsオンリーではなく、様々なソフトウェアをふんだんに使いたいと企んでいます。

正月休みの半分くらいは、ぬぼーっと過ごせたので、心機一転、高回転でこなしていこうと思います。

シワス

あれよあれよという間に、仕事が3本同時進行になっています。細かいのを入れると、さらに増えとります。

Kindle Fire HDX 8.9が来て、その品質の良さに驚くも、さしてイジれていないですし、プラモも溜まる一方。プラモ、近々に仕事で使うのにな‥‥。

ただ事前に、作業に関するパイプラインツールを作っていたので、作業そのもののほうは順調に進んでいます。After Effectsで1つずつ作業してたら、お話にならんです。

最近のアニメ業界制作スタイルを見ていると、「デジタル」移行後10年にして、早くも構造疲労が蔓延している雰囲気ですネ。「デジタル」を「便利にお手軽に」使い回しているわりには、そのじつ、遠回りや余計な段取りが増えているようにも思います。「これは2Dでできるのになぁ」とか「もっと良い方法があるのになぁ」とか思っても、セクショナリズムとそれに付随する段取りが障害物となって、今のアニメ業界フローではどうにも改善できない「無力感」が覆い被さります。

立体っぽいものは何でも3D扱いだし、ちょっとしたものでもすぐに「貼り込み」だし。メカは3Dで、エフェクトもCG扱いで、細かい模様はみな「撮影貼り込み」で‥‥と、アニメーターの能力はキャラの主線のみに集中する勢いで、キャラ描写以外の能力はどんどん退化していくのかな?‥‥と感じられます。

なんだか、「デジタル技術バブル」のような雰囲気。バブルの常、やがてツケがドカンと回ってくるように思うのですよネ。逃げ切る中年はそれでも良いのだろうけど、ツケを払うのは若い世代なのに‥‥。

Kindle HDX 8.9

Kindle HDX 7 のディスプレイに大問題アリ‥‥という事で、HDX7への関心は全く薄れ(次期モデルに期待)、関心の矛先はHDX8.9へとすっかりシフトしました。職業柄、OODA癖がついてるので、Decide(意思決定)はそれなりに速いのれす。

HDX8.9の解像度は、2560x1600。2013年だと、この解像度のPCモニタを持っている人も少ないくらいなのに、小さなタブレットの8.9インチ画面の中に、ビッシリとピクセルが詰め込まれているのです。私は、未来の映像周りは、大画面ではなく、今と同じ画面サイズで高詳細になっていくと考えていますが、まずは小さなタブレットで先鞭をつけるわけ‥‥ですネ。

ぶっちゃけ、前モデルのHD8.9〜1920x1200でもかなりの高密度だとは思いますけどネ。HD8.9は割引特価20,800円で、売り切り気配満載です。

で、HDX8.9。ビデオ解像度は2.5kか‥‥と考えてたら、QTの容量も相応に大きくなるという当然過ぎる事に気付き、さらには、今までの「必要容量」の感覚では不足がでるかも‥‥と連鎖的に想い浮かびました。QTファイル数は変わらなくても、容量は大きくなるんですよネ。

でもまあ、そもそもHDX8.9の許容するムービーファイル解像度がどこまでなのかも判らないですし、クアッドコアの処理能力に応じたビットレートの上限も判りません。どれだけ、容量と処理能力を喰うのかは、実物で試してみないと何とも言えないです。Kindleを買ってみるのも、そこらへんのテストがしたい事もあるので、テスト目的が実行可能な32GBモデルあたりが無難なように思います。

200〜300MbpsのオリジナルQTデータを、Kindleで見る際には5〜15Mbpsまでダウンコンするわけですよネ、恐らく。‥‥色々模索しないと、ダメぽ、です。

今すすめている新方式のアニメーション技法は、400〜600dpi(紙ベースの場合)・4Kキャンバスで、髪の毛1本、まつ毛1本、木々の葉っぱ1枚が48・96コマでフルアニメーションする、ややクレイジーな内容ですが、その技法の意図は未来の高詳細モニタで報われるのです。HDX8.9は2.5kではありますし、FPSの上限は30コマくらいかなとは思いますが、まずは小画面高詳細がどれほどのものか、この目でしかと確認したいとウキウキしております。

Kindle HDX 7を買おうと思ってたんだけど‥‥

Kindle HDXの7インチを買おうと以前から考えてたのですが、今日、ネットで調べていてビックリ、画面の周辺部に青いグラデが入っている‥‥との事です。???‥‥マジすか。

 

http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/623/849/html/56.jpg.html


<アマゾン製品ページより引用>

Kindle Fire HDX 7はこれまでのAmazonの7インチタブレットで最高のディスプレイを搭載しています。323ppiの高解像度、忠実な色彩を再現する100% sRGBのディスプレイを採用し、豊かで鮮やかな色彩を実現しています。

Kindle Fire HDXはこの豊かな色彩のため、白色LEDではなく青色LEDを採用しました。これにより、豊かな色調を再現しながらも、20%電力効率を改善し、端末重量を軽くしています。

この青色LEDによって、読書中やウェブサイトの閲覧時など、背景が白い場合にディスプレイの端にうっすらと青い線が表示されることがあります。すべての液 晶ディスプレイには端に光の放射が発生しますが、Kindle Fire HDX 7のディスプレイの端に見られる光が青いのは忠実な色彩を再現するための技術によるものです。


なんて言うか、アマゾンらしい文章表現スね。‥‥「うっすらと青い線(とうかグラデ)」が表示されちゃう時点で、「忠実な色彩を再現する」とは言えないのでは‥‥と、誰もがツッコむかと。 青いグラデが覆った部分は変色しちゃう(色彩が再現されない)んだからさ‥‥。

これはマズい。かなり昔、こんな感じの液晶モニタがあった(液晶モニタ自体が珍しかった頃)けど、今の品質感覚でこれはヤバすぎです。昔懐かしいCRTモニタの、デガウスボタンを押したくなるス‥‥。

これは「製品上の仕様」との事らしいので、どうにも回避できません。と言う事は、少なくとも、私の使用目的(映像や画像の閲覧)においては、完全にNGです。sRGBとか高詳細とか以前の、基本的なレベルの問題だと感じます。

危うく買いかけるところでした。寸止めでセーフ‥‥。まだ発売前だからキャンセルは可能だとは思いますが‥‥。

8.9インチモデルのほうは大丈夫らしいので、そっちに変更かなァ‥‥。iPad Airは、Apple以外の製品を試してみたいというのがあるので、今回はKindleでいこうと思ってます。

リアルタイム系の指使い

最近は、公私共に新たな展開を目指してヒートアップしている影響で、趣味や娯楽というものに全く時間を割いておりません。仕事もプライベートもアニメと映像の無限ループです。まあ、それでも全然構わないわけですが、どうも体のナマりが忍び寄っている予感がします。これは、回り回って事業にも影響するので、焦ってばかりいないで、少しは気分転換したほうが良いかも‥‥と思っております。

絵を描く、ソフトウェアを操作する、ストーリーを考える、プログラムを作る、写真を撮る、録りためたビデオを見る、資料制作をする‥‥の、「映像関連ヘビーローテーション」 だと、何かキモチ的に澱が溜まるというか、偏りが出るなあ‥‥とつくづく実感します。映像関連の中で趣の違うものをローテーションさせても、やっぱり煮詰まってきます。

加えて、数年前に引越を自前で慣行して以来、指の間接が固くなってしまったような感じで、それを解消する運動もしていないので、今でも引きずったままです。指が固くなっていると、もうすぐソコに老化が忍び寄っているようでコワいです。

そういえば、もう10年以上まともにピアノを弾いていないので、ここはひとつ、数日に1〜2時間でもピアノを弾いて、指の凝りをほぐすのも良いかなぁ‥‥と思い始めています。家には20年近く前に買ったデジタルピアノが半ば物置台のようになっているので、発掘して弾いてみるのも金がかからなくて良いかも知れないですネ。

ピアノの指使いは、プラモ制作やキーボードタイピングと比べて、複雑かつリアルタイム系なので、「指をナマらせない」用途にはピッタリです。プラモ制作も指先の細やかさが必要ですが、リアルタイム性はそれほど問われない(=テンポにのらないとOUT!なんて事はない)かわりに、0.05ミリ精度の動作が要求されるので、ドッと神経が消耗します。キーボードは毎日打ってて疲れるばかりだから論外。やっぱり、ピアノかギターをちょい復活させるのが良いのかも。

20代の頃は、行き詰まるとよくピアノを弾いてモヤモヤをほぐしたものです。鉛筆を持つポーズで何時間もいると、手が凝固するような感覚に陥って「ぬがー」「うきー」となっていたのです。そんな時に、多声的な楽曲を無理にでも弾くと、こんがらがっていた何かが1つずつ解けていくのです。対位法の大家・バッハの楽曲などは「解きほぐし」にピッタリでした。

自身が何かしらで固まってわだかまっていると、やっぱり音も団子になって固まりますもんネ。ピアノを弾くと、自分の状態の客観的な審査結果が、音として即座に表れるのです。今思うと、ある種の「音楽療法」だったのかも知れませんネ。

20年前は、10万円クラスは安物、20万円以上が普通だったデジタルピアノも、今は随分と買いやすくなっているようです。音質もかなり進化して、心地の良い音になっていますね。ローランドのF-120なんかは、10万円を切る実勢価格の下位モデルですが、充分過ぎるほど音は良いですネ。10万円以下で充分、楽しそう。(生ピアノと比べても?‥‥とか野暮な事は言わないで)

とりあえず安く弾きたい!‥‥感じなら、ヤマハのP-105・スタンドセット(ペダル付き)で5万を切る激安モデルでも良いかもです。しかし、この値段でこんな音が出るのだから、今はスゴいっすね。生ピアノの代わりにはなりませんが、音を出すだけの目的ならこのクラスでもニーズを満たしてくれるように感じます。

まあ、私は20年前のクラヴィノーバで充分です。音は無機質ですが、ソレはソレで構いません。指のもつれをほぐして、脳を明晰度を上げるのが目的なので‥‥。

 

YouTubeがな

今の私の自己研究は、キラーカット(グッとくるカット)の研究、ひと通りの演技を網羅しメソッド化する課題、関連性のある作品群のPV的な映像、極少数人数による分担作業システムの開発、etc...といったところです。

私の甘い考えでは、そうこうしているうちにYouTubeの仕様がさらに高品質になる事を予想しています。

今のYouTubeでは、例えば前回のような絵作りの映像をアップしても、解像度とフレームレートの制限により、見た人に「何だ、イラストっぽいディテールのが動いてるだけか」と思われて終了!‥‥だと予測しています。スフマート技法による絵作りの映像がちょっと進化しただけだ‥‥と思われるのは、絶対に避けたい‥‥のですが、今のYouTubeのクオリティじゃどうにもならないですし、もっと言えば、Retina的な高密度液晶がある程度浸透した後でないと、こちらの意図するクオリティを伝えられないと考えています。

前回、前々回のサンプル静止画も、縮小サイズと言えど、できれば1000pxくらいでドン!と出したかったのですが、このブログのテンプレートが500pxちょいくらいの幅なので、仕方なくあのサイズになったのです。

実寸は以下のサイズで、500px前後だと指先しか入りません。



YouTubeでも、HD(2K)が出せるんだからいいじゃん‥‥とか思う事もあるのですが、フレームレートが30fpsどまりなのが、どうにも。

加えて、HD解像度で送信しても、YouTubeのサーバサイドで低解像度も同時に生成して、多くの場合は360とか480px幅がデフォルトとして提供されてしまいます。全ての人が映像スペックマニアなわけではないですから、いちいち解像度を切り替えて見るなんて事はしないでしょう。生粋の4K48fps作品においては、それはもう絶対にNG‥‥なのです。品質の格差が売りなわけですから。

ただ、YouTubeを悪く思う気はありません。現在の落としどころとして、YouTubeの仕様は妥当だと思います。4K48fpsは現インフラを考慮すれば、オーバースペック以外のなにものでもありません。

でもまあ、折角、テレビ放送網ではなく、インターネットという仕様の広がりのあるメディアなので、国営放送や民放に先駆けて、4Kで48〜60pのストリームを開始して欲しい‥‥とは思っています。今やYouTubeの影響力は絶大なものがありますからね。



大国とは言え

一昨年くらい、某映画大国の某大手の「新しいやりかた」のアニメを見て、技術的な根本が私の取り組んでいるやりかたと「モロかぶり」な事にショックを受け、さらにはその金のかけかたにも大きなショックを受けたのですが、その後全く情報が出てないところを見ると、どうやら「量産化」には手間取っている雰囲気を感じます。‥‥その点はちょっとだけ安心。

私も同じような悩みを持ちますが、新しい技術がてんこ盛りだと、アウトソーシングが難しいんですよネ。推測するに、大国が欲する物量は、実現がまだ難しいのかも知れません。

大国は、量で攻めようとするところが強みでもあり、弱みでもあると思っています。量の影に隠れた様々な要素を取りこぼしてしまうのですが、その事に無自覚でもあります。これは絵に描いたような「攻めどころ」です。

日本の職人気質と忍耐力を、物量にシフトするようじゃ、競う前から負けは見えています。日本の特性をどう活かすか‥‥ですが、そのためにはいつまでも万歳突撃してちゃダメだよネ。



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