バッグ・イン・バッグ

早いもので、もう1週間で9月。猛暑やらオリンピックやら台風やら忙しい8月でしたが、まったりと本業の作業は続いております。

 

相変わらず、iPad ProとApple Pencilで作画やらカラースクリプトやらを作業しつつ、日々が過ぎていきます‥‥が、一方で新しい技術のステップは次の段階へと駒を進めています。何か新しいことにチャレンジする時、「やることに意義がある」なんていう人もいますが、「やっただけじゃ後に続かない」のもまた真なり‥‥です。一つ一つの短期プロジェクトが複数の点となり、点と点を繋げて面にして、面と面を組み合わせて立体にしてこそ、次世代のアニメーション映像制作の「姿」が見えてきましょう。

 

ただ、のんびりし過ぎていると「遅きに失する」ことだってあります。多方面作戦でしんどいこともありますが、淡々と粛々と作戦図を実践していくことが肝要です。幸い、iMacやiPadと言ったコンシューマ向けのパーソナルコンピュータは、映像制作における言わば「貧者の最新兵器」‥‥つまり資金力の乏しい個人や少人数グループの実戦プロ機材に成りえますから、あとは「どう使うか」‥‥ですネ。

 

‥‥で、当然のことながら、使うためには設置しなければならず、しかもiPadやKindle(Fire)などは日々運んだりもしますから、着々と作業を進めるためには、持ち運び方法や作業スペースなど、基本的な取り回しを確立する必要があります。絵を描いたり映像をコンポジットする基礎技術はもちろん何よりも必要不可欠ですが、技術を実践し発揮するために必要な「雑多なこと」もある程度は解決しておかねばなりません。

 

最近の私にとっての雑多なことは、複数の「板」をどう運ぶか‥‥でした。私は基本的にiPad Pro 12.9と9.7、そしてKindleの3つの「板」を自宅と職場で持ち運びますが、用途や作業内容・規模に応じて、オプションが増減します。ゆえに、昔から使っていたバッグも含め、大中小の3つのビジネスバッグを用意して使い分けていました。

 

しかし、「漠然」と使い分けしていると、(まあ、人によると思いますが、少なくとも私は)「入れ替えミス」がたまにおきます。バッグを変える際に、Apple Pencilを入れ替え忘れたり、Kindleを忘れたり‥‥などです。そして何よりも入れ替えそのものが「面倒」です。

 

当然の成り行きとして「バッグ・イン・バッグ」を物色するわけですが、コレが中々、「自分のニーズにピッタリくる」ものが見つかりません。ちょうど良い「仕切り」で区切られたバッグインバッグが欲しいのですが、そんな「自分に都合の良い」商品なんかあるわけないです。

 

‥‥ありました。

 

バッグインバッグを買うこと、3度目にして、私のニーズにジャスト過ぎる商品に出会いました。奇妙なくらい、ピッタリです。

 

 

 

私の持ち運びたい3枚の「板」がすっぽり収納できます。しかも、iPad 9.7インチに至っては、嵩張るケースに入れたまま、ポケットに収まります。

 

 

 

商品自体は、800円台で買える、とても手頃なものです。これより前に買った1600円のバッグインバッグは、タブレット保護の緩衝材がかえって厚みが増して邪魔だったり‥‥と使い勝手がイマイチでしたが、800円で買える低コストが好都合に作用して無用な保護パッドの厚みもなく、スッキリと収まります。バッグインバッグを収納する親バッグには、たいてい既に保護パッド・緩衝材が内装されているので、バッグインバッグ自体に余計な緩衝材は不要なんですよネ。

 

 

 

とは言え、3つの板を収納してたっぷり膨らんだバッグインバッグ。小さめのバッグには窮屈で入らないかな‥‥と思ってたら、これまた、予想に反して、スッポリと収納できました。

 

 

*もともと、12.9インチのiPad Proを手軽に持ち運ぶ用途で買った、アマゾンの14.1インチバッグ。1580円というリーズナブルなお値段ですが、充分な緩衝材が内装されております。

 

 

 

こりゃ、便利。日々の持ち歩きは、できるだけ軽装にしたい私ですが、板を3つ運ぼうとする時点で軽装にはなりにくいジレンマがありました‥‥が、アマゾンの14.1インチバッグに収納できるのなら、「大所帯ながらもコンパクト」に抑えられます。

 

もはや、特別なミッションでもない限り、Mac Bookは持ち歩かないので、iPadやKindleを詰め込めるリヒトラブのバッグインバッグで日々十分対応できます。

 

ちなみに、アマゾンの14.1インチのバッグには、リヒトラブのバッグインバッグを入れても、20〜30枚前後のA4書類、2個程度のHDDやSSD、財布、iPhone、ハンカチくらいは収納できます。分厚いA4書類などを持ち歩きたい場合は、1サイズ上のバッグが必要になりますが、書類を含めて「デジタルフロー」を確立したい私としては、印刷物ではなくデータで持ち運ぶのが常なので、Mac Bookを持ち出してプレゼンでもしない限りは、14.1インチンバッグで十分そうです。

 

この手の商品って、収納したい物品を持参して、実際に店舗で実物に詰めてみないと、リアルなところは解りません。ゆえに、アマゾンのような通販ですと、「イチかバチか」の買い物になります。返品システムもあるでしょうが、返品の手続きはそこそこ面倒ですので、現実的には「買ってみるまでわからない」類いの商品です。

 

私の場合、9.7インチ、12.9インチ、Kindleの3つを詰め込む条件がありましたが、このリヒトラブのバッグインバッグは、ニーズを満たしてくれる製品で、久々にしっくりくる買い物ができました。通販での「イチかバチか」の買い物って、実物が届いてみると大体は何か1つ2つを妥協しなければならないことが多いですが、今回はうまくハマりました。

 

 

先人の確立したシステムではなく、新しいシステム作りから始めるのって、大変なことですよネ。人間が、朝起きて、飯食って、仕事を始める際の、色々なことをゼロから見直さなければなりません。でも、先人の敷いたレールから外れるからこそ、先人が知りえなかったエリアやフェイズに斬り込むことができて、相応の収穫を得られます。それが「新しいことをする」たまらない魅力・楽しみでもあります。

 

iPad Proをどう持ち運んで、どのように机に置いて、どのようにペンを走らせるか。

 

そんな基本的なことも、新しい技術体系のいち要素なのです。


Fireやら

アマゾンのFire 7インチ端末がドキュメント&画像ビュワーに使えそうなのでテストしてみよう‥‥ということで、実際に新規購入して使ってみました。Fire端末はこれで通算4枚目‥‥ということになり、もはや1台2台と数えるよりは、枚数で数えたほうがしっくりきます。デスクトップパソコンをこの調子でバカスカ買っていたら、何よりも置き場所に困りますが、タブレット端末は置き方さえ工夫すれば狭い場所に何枚も収納できるので、土地の値段が高い都市部では重宝します。‥‥あ、あと、電気代もネ。

 

新規に購入したFire 2015 7インチは、定価は8980円ですが、プライムデーのセールで3480円で購入しました。セールを逃しても、プライム会員ならクーポン利用で4000円引きとなり、いつでも4980円で買えるので、iPad miniのほぼ1/10の価格です。

 

まず、結果から書きますと、Fire 7インチは「十分、作画作業の補助用途に使える」ことがわかりました。

 

JPEGやPDFはもちろん、m4vやmp4などのムービーの再生が可能、しかもデータ容量の大きいムービーや画像データは「ストレージ端末」〜microSDカードスロットに挿した大容量SDカードに保存ができるので、大量の画像&ムービー資料を収容できます。

 

また、スワイプやピンチインアウトの反応も良く、操作性でストレスを感じることもありません。

 

長辺寸法が1024ピクセルで、いまどきのビデオ解像度から見るとショボい印象を受けますが、7インチに1024ピクセルですから、アニメ会社の一般的な作業用メインモニタよりも遥かに高密度で、画像の荒さは全く感じません。横置きにして使えば、画像の表示においても小さくなり過ぎることもなく、ごく普通に作業の流れに馴染んでくれます。

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‥‥性能とは無関係ですが、アマゾンブランドの端末なので、アマゾンダンボール箱のデザインのケースにしてみました。持ち歩く必要のない場合は、ケースは特に買わなくても良いですネ。

Fireの不利な点の1つとして、保護ケースや保護フィルム・ガラスなどのサードパーティ製の商品展開がiPadほどではなく、値段の安いものが少ない点が挙げられます。本体が安く済んでも、ケースと保護フィルムで3千円くらいかかってしまうので、そのあたりは人気機種のiPadとは違うところ‥‥ですネ。

上図本体に、64GBのmicroSDカードを挿しました。

 
*2016年7月現在、SDXCの64GBは大体どのメーカーも2千円を切る価格です。128GBも1年後くらいにはもっと安い価格で買えるかも知れませんネ。


このカード=外部ストレージに、容量喰いのデータを保存して、タブレット本体のメモリ容量を消費しないようにします。

私のテストした結果ですと、画像は「JPEG」「PNG」、ムービーは「m4v」「mp4」が難なく再生できました。FLVやMOVは再生できないので、CompressorやHandBrakeで変換する必要がありますが、その辺りはiPadも同じなので特に問題にはなりません。iPadで再生できるm4vやmp4ならば、そのままFireでも再生できるので、変換の手間が増えることはないです。

画像と映像に関しては、ファイルやフォルダのツリー構造に厳密な決まりはないらしく、ファイル名の規則もユルめです。ファイルを追加した時点でFireがファイルの種別を判別し、「写真」もしくは「マイビデオ」の一覧に表れます。ちなみにファイルの転送は「Android File Transfer」を使って、Finderのウィンドウと同じような操作でおこないます。

 

 


Fireは「Amazonビデオ」の端末の末弟として売り出しているだけあって、さすがにビデオの再生はとても綺麗で滑らかです。ムービーファイルの資料の再生だけなら、ストレスを感じることはありません。ただ、標準の「写真」「マイビデオ」のアプリでは再生だけしかできないので、コマ送りやスクラブして再生したい場合は、何か方法を考える必要があります。

PDFファイルがちょっとくせもので、外部ストレージではなく本体の「Documents」フォルダに収納しないと、「ドキュメント」アプリからオープンできない‥‥みたいです。まだそんなに使い方をほじくってないので、確証はないのですが、PDFの扱いは画像やムービーに比べて縛りが強い‥‥というか融通が利きにくい感じです。

ファイルの取り回しはともかくとして、PDFで絵コンテを表示してみましたが、思いの外、使えそうな感じです。もちろん、全画面で1ページを表示すると「豆本」みたいになって実用性を欠きますが、横置きで部分表示すれば、文字も絵も十分な大きさで表示されます。

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*絵コンテの様子。横置きならば「ミニチュア表示」にならずに、必要十分な大きさで、それぞれのコマが表示できます。全カットを俯瞰視して頻繁に各カットを確認する演出さんだと不向きな表示状態ですが、担当シーンだけを作業する原画マンならば、特に大きな問題は感じないでしょう。少なくとも私は、iPad miniで上図と似た表示状態で原画作業をこなしたので、充分作業できると実感しています。


設定表(キャラ設定やメカ・小物設定)を表示する場合は、さすがに7インチだと狭さを感じ始めます。キャラ設定は、全身像の前後とキャラ表情の幾つかを1ページにまとめることもありますから、7インチの物理的限界があります。9.7インチのiPadですら狭く感じますからネ。

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*「そこそこ収まって表示されている」ように見えますが、横幅が15cmのディスプレイですから、キャラ設定等の全体表示はなかなかキビしいです。もちろん、ピンチイン&アウトで拡大表示はできます‥‥が、キャラの立像は全体表示したいので、キャラの立像の時だけ縦置きに変えなければなりません。

資料写真の表示で、「大体の感じを掴む」場合や「拡大してディテールを見る」ようなニーズならば、ピンチインアウトとスワイプで拡大縮小・上下左右で表示を操作し、充分に役立ってくれます。

この他、Fireを運用する際のポイントをかいつまんで書きますと、

 

  • 母機が必要(アマゾンのクラウドを使わない場合)
  • 本体ガラス上で指が滑りにくく、指紋がつきやすいので、保護フィルムによるタッチの改善が必要
  • 環境設定やファイル送受のOS周りが少し不安定


‥‥などです。つまりは、タブレット本体としてのあからさまな弱点はないのです。弱点は、「7インチという大きさ」だけ‥‥ですが、7インチのFireを買っておきながら7インチが弱点だ‥‥と言うのも変な話ですネ。

7インチの大きさでも、案外、色々と使いまわせるものだな‥‥というのが使ってみた本音です。実は当初、7インチは小さすぎて、作業には何の役にも立たないんじゃないかと思っていましたが、机の上に置く幾つかのディスプレイのうちの1つをFire 7インチに変えても、作業上の支障は生じない事が実感できました。

 

* * *

作画作業をする際、机にはまず作画用紙、次に絵コンテ、キャラ設定、参考資料、時にはビデオ資料‥‥など、机を占有する物体が増えることはあっても減ることはほとんどありません。

春先に作業したオールデジタル=ペーパーレスの作品では、全ての要素がデータだったので、どんなに作業が進行しても机が荒れることはありませんでした。複数台のiPadが臨機応変に絵コンテになったり設定表になったり参考資料になったりと、iPadがその役割を様々に姿を変えてくれたお陰で、机は(散らかしやすい私であっても)整然とした状態を維持していました。

 

ペーパーレスと作業の効率化が結びついた時、新しい次元へと制作現場をシフトできる。‥‥そのことを、つくづく実感できました。
 

以前は、ペーパーレスにしたところで、どれだけコストの削減ができるんだろう‥‥とは思っていたのです。今でも、同じ人員規模を維持したままペーパーレスにしたところで、コンピュータ関連機器のコストと維持を相殺できるほど、ペーパーレスの効果は劇的ではないと感じます。ペーパーレスはすなわち、効率化の象徴であるべきで、コンピュータの全面導入と同時に人員の効率化(=今よりも格段に少ない人数でアニメを作ること)も一緒に遂行しなければ逆効果となります。作業人員を減らしもしないのに、コンピュータをどんどん買い込んで作業者にあてがったら、コストなんて簡単に破綻します。

 

ただ一方で、終了作品の紙素材が、通路や部屋を占有していく様子を垣間見るに、紙は確実にコストを消費し続ける存在だとも感じます。紙を「保管時における、空間を占有する度合い」という視点で見れば、土地の値段の高い都市部においては、無視できないほどのコスト消費を負っているとも言えます。作画の紙素材を保管するコストがどれだけのものか、本気で調査すればすぐに算出できると思います。

 

まあ、コンピュータも猛烈な金喰い虫なので、ペーパーレスにしたからコストダウン‥‥なんて簡単な話にはならないのは、上述した通りです。ただ、「紙は金がかからない」というのは極めて局所的な捉え方であって、「環境性能を評価する習慣」や「ライフサイクルコストを思考する習慣」を持てば、紙も実は相当な金喰い虫なのが見えてきます。

 

この辺は話が長くなりますし、わかっている人はわかっているでしょうから、しつこくは書きません。

 

紙の現場は、カット袋を詰め込んだダンボールをどんどん山積みにする。デジタルの現場は、Adobeのソフトウェアを最新バージョンにアップすることができない。こうした状況の延長線上を歩むのか、別の新しい進行路を見出すのか。

 

ホントに、これから先10年間は、各制作グループの「運用の腕の見せ所」だなと思います。

 


Kindleやら

去年秋にiPad Pro 12.9インチ、今年になって、iPad Pro 9.7インチとiPad Air 2‥‥と、短期に3枚もiPadを買ったのですが、その理由は、机の上から紙関連を払拭するためでした。iPadで作画そのものを作業しても、資料や設定関連を紙に印刷して机に広げていたら、せっかくの「ペーパーレス」「オールデジタル」も形無しです。ゆえに、今まで机に広げていた紙の要素を全てiPadに移行したのです。

しかし。

 

iPadは高い。一番安いのを買っても4万円。しかも税別で。

資料を詰め込むには当座の容量が必要なので、一番安いのを買っても意味がなく、都合、メモリを32GB〜64GB以上にアップグレードする必要があります。そうすると、世代の少し古いiPad mini 2ですら4万円、iPad Air 2以上になると、たちまち6〜7万円です。

もちろん、投じた金額に見合う効果はあります。古今東西の膨大な資料を、自分の視力に合わせて拡大縮小して自由に見ながら作業できるのは快適そのもので、一度体験したら紙ベースの資料には戻れないと言っても過言ではありません。

ちなみに、資料参照とお絵描きを1枚のiPadで作業するのは、1アプリが画面全体を専有する設計ゆえ、不適当です。今のタブレットは「見た目上」はMacOS6・漢字Talk6のような状態ですから、「何かを見ながら何かを描く」という動作には全く向かないのです。1つのディスプレイで複数のアプリを同時に動かすには、かつてMacOS6が7になった時のように、または複数のウィンドウをして「Windows」と呼んだように、タブレットが複数のアプリを同時に表示できる必要があります。‥‥ですが、それはタブレットの設計思想そのものに抵触しますよネ。ゆえに、お絵描き用タブレットと資料参照用・設定閲覧用タブレットは、物理的に分けたほうが良いです。

とは言うものの、同じ調子で自宅の環境も揃えていたら、正直「金がもたない」ので、何か良い方法‥‥ぶっちゃけ、もっと安く済む方法はないか、考え始めています。

一番安く手に入って、しかも使用目的を何とかこなせそうな端末は‥‥と私が思いつくのは、AmazonのFire端末です。定価で1万円を切る、7インチのFire。安売りがスゴい時には、3480円で買えるセール(プライムデーなど)もあるので、最強に安いタブレットかも知れません。



表示解像度が1024x600、画面サイズは7インチと、映像制作用途では中々の低スペックぶりですが、7インチに1024pxですから、密度は取り立てて言うほど低くはありませんし、実際に使ってみても「絵が荒いとは感じない」パネルです。

2万円前後の中途半端に廉価なものを試してもジャッジが煮え切らない可能性があるので、あえて一番安く入手の容易な7インチFireで試してみます。テスト内容は、とても単純で、資料や設定の閲覧用途として使えるレベルに7インチFireが達しているか否か、です。

今年春の「iPad作画」作業において、iPad miniの7.9インチでも「画面は小さいながらも、資料閲覧には使えた」実感があります。7.9インチで2Kのきめ細かなディスプレイ表示は「お高いiPad」ならではですが、1万円以下の1024px寸法のFireがどこまで「作業上での閲覧用途」に耐え得るか‥‥が具体的なテスト内容の指針になるでしょう。

まあ、まずは気楽にテストを開始してみます。7インチのFireが作業環境で閲覧用途で使えることが分かれば、少なくとも全てを高価なiPadで揃える必要は無くなりますもんネ。iOSならではの端末間の連携機能は、FireOSのアマゾン端末では期待すべくもないですが、資料棚としてデータ出し入れを少なく抑えれば、煩わしさは多少軽減できるかな‥‥と予測しています。

画面はお世辞にも「大きいとは言えない」ので、恐らく絵コンテの部分表示や写真資料の拡大表示くらいが限界とは思いますが、それでも、別ウィンドウで閲覧書類を表示できる利点は大きいので、ポジティブなスタンスでテストしてみようと思います。

‥‥実はFireの「FireOS」って、5.1.xになった今でも、「パブリックベータ版」みたいな完成度(環境設定の一部が正常に表示されない、「!」マークだけで文字のないアラートウィンドウだけが表示される‥‥など)で、少々不安はあるのですが、「どうせ使えない」という感情でテストしても有用な結果は得られないでしょうから、OSの荒い面にはとりあえずフタをして、目的を重視して使ってみるつもりです。


*デフォルトのアマゾンストアを「com」から「co.jp」に変更するため、居住国の設定を変えようとするも、設定画面には何も表示されないという珍動作。‥‥FireOSのこういうところが「万年ベータ版」とばかりに、頼りにできない理由の大要因です。‥‥もう少し頑張ってOSを整備してください、アマゾン様。


保護ガラス御供

昨日、iPhoneを落としたらガラスが割れました。‥‥と言っても、「こんなこともあろうかと」貼っておいた強化ガラスが、すべて衝撃を引き受けてくれて割れました。iPhone自体には損傷なし。
 

 

で、今日早速、同じものを注文しました。これです。
 




アマゾンで900円です。そこそこの厚みがあって、多少ゴツくなりますが、ゆえに衝撃を吸収してくれそうな感じです。実際、これで助かりましたしネ。

割れた様子は以下。もしこんな風にiPhoneにヒビが入ったら、悲惨だよねえ‥‥。


机の整理

自宅にしろ、職場にしろ、作画の作業環境は、鉛筆をはじめとした筆記具が取り揃えてあり、それ相応の場所を占有しています。しかし、iPad作画の有用性がハッキリ認識できた現在、より広く机を活用するために、筆記具類をさらに厳選して、ほとんど使っていない用具は第一線から退かせるべく、整理を始めました。

様々な図形定規、様々な色鉛筆、様々な太さの鉛筆、クリップ類、様々なステープラー、色々。。。もちろん、必要なものは残しておきますが、今やほとんど出番がなくなった、様々に用意した筆記具類を大幅に削減して、紙作画のウェイトが支配的だった机の上のバランスを調整しようと思います。

今の私にとって作画机は、もはや、紙と鉛筆が支配する空間ではないのです。まさに「作画」をする空間。紙だろうがiPad Proだろうが、鉛筆だろうがApple Pencilだろうが、「作画は作画」です。

ただ、極論に走り過ぎて、紙と鉛筆を机の上から撤去するようなことは考えておりません。まず、私が夏頃に取り扱う作品において、紙とデータをハイブリッドで用いる方式が控えておりますし、鉛筆でしか得られない筆致は依然として存在します。厳選した筆記具は常に机に配備し、必要に応じて紙とデータを使い分ける「賢さ」が求められると思います。

とはいうものの、アニメ業界においては、二値化トレスに覆い尽くされてしまったがゆえに、鉛筆は「暗黒の時代」です。二値化のドット絵のための、可哀想な入力装置です。鉛筆が生き残るか否か‥‥は、「二値化のための入力装置」という不名誉な状態から「鉛筆を救出」できるか否か‥‥にかかっていると感じます。「二値化支配」の状態が続けば、鉛筆は不本意にそのポテンシャルを軽視し続けられ、より一層弱い立場へと貶められていくでしょうネ。

まあ、要はペイント工程が二値ペイント以外のペイント方式を確立すれば良い話‥‥なのですが、それは絶望的に無理っぽいですよネ。ペイント工程や撮影工程が「今の調子」では回らなくなりますもんネ。

でもねえ‥‥実際、二値ペイントしかできない業界の束縛から解放されるために、私の関与する短編では、「iPad作画 to AEダイレクトペイント」なんていう方式も導入し始めていますし、二値化の品質的弱点をカバーするために回りくどい道筋を辿ったりもします。ペイント作業工程が頑なに二値ペイントだけしか受け付けない状態は、映像フォーマットの進化する未来にとって決してプラスにはならない‥‥と思っています。

話を元に戻して。

もはや、私にとって、iPad作画は紙作画よりもウェイトが大きいのですが、そこはバランス取りが肝要。iPad60%、紙40%くらいの割合で机を再構成すべく、いろいろな物品を整理しています。

使い慣れた筆記具を用具箱にしまっていると、寂しい気分になりますが、‥‥これと同じ気持ちは、作画よりもコンピュータを主体にすると決めた1998年頃に感じました。いやあ、本当に転機なんだな‥‥と実感する次第です。

9.7インチ iPad Proの保護フィルム

モーレツな勢いの仕事に呑まれて、4月3日には自宅に届いていたiPad Pro 9.7インチを開梱する間もなく、一昨日ようやく実機とご対面しました。

何をするよりもまず、表面のツルツル感を和らげる保護シート貼りをしました。‥‥が、あえなく失敗。今考えてみると、埃が混入しない方が奇跡的な状態で、シート貼りを強行したのが運の尽き。やっぱり、集中力の持続する体力のある時に、風呂場で半袖で作業するのが、セオリーですネ。

ちなみに、私があらかじめ購入しておいたのは、洗って何度も使えるシート‥‥という宣伝文句でしたが、それもNG。洗って乾かす時点で埃が付きますし、粘着面についたホコリを除去するのはなかなかに至難の技ですから、どんなに「貼り替え可能」と書いてあっても、実際はワンテイクのみで失敗はできないと考えた方が良いですネ。

本当は現在iPad Pro 13インチで使っているのと同じ会社の「サラサラ」タイプのが良いんですが、まだ9.7インチ用のは発売されていないらしく、しかも発売したての9.7インチですと他社製のサラサラタイプはほとんど選択肢がないので、ダメ元で3枚入り600円の光沢タイプを買って、貼り直してみました。

今度は綺麗に貼れたのですが、まず、キズがつきやすいことに気がつきました。爪で擦っただけで、簡単にうっすらとキズが付きます。これで一気にボルテージダウン。すぐに剥がして、貼り替えたくなってきました。

でもまあ、綺麗には貼れてるし、もう少し使ってみようかと、Apple Pencilで絵を描いてみたら‥‥

光沢タイプはダメだ‥‥

描いてて異様に気持ちが悪い。。。


サラサラタイプの保護シートを貼ったiPad Proに慣れすぎて、サラサラタイプの保護シートの恩恵を軽視しておりました。今貼っているシートの効果は絶大だったんですねぇぇ‥‥。


*上図はiPad Pro 13インチ用です。考えてみれば、同じ製品ラインでiPad Air 2用のものが流用できたかも知れませんが、その事に気付いたのは、アマゾンプライムで注文してから数時間が経過した後でした。

とまあ、アホみたいに保護シートに散財した挙句、先ほど、サラサラタイプのものを見つけて注文しました。最初からソレにしておけよ‥‥という話ですが、私は当たって砕けた破片を集めて組み直して実感を得る、不器用なタイプなので、仕方ない‥‥。

会議でメモ程度にApple Pencilを使うのなら、ぶっちゃけ、0.3ミリの強化保護ガラスでも良いでしょうし、光沢タイプのスーパークリアでも良いでしょう。

しかし、絵の本職の人は、せめて表面がサラサラタイプの保護シートにしないと、商売になりません。何度も言うけど、水森亜土さんでもなければ、日頃はガラスのツルツル面に絵を描いたりしませんもん。

ペン先と描画面の感触は、絵描きにとって、非常に重要です。筆致の精度にも影響しますヨ。

今回買いなおしたサラサラシートがどれだけ適しているかは、実際に貼ってみてから、実感を書きます。

今回の一件で、以前に私がなんとなく買った13インチ用のサラサラタイプは「当たり」だったということが実感できました。実は3枚で2千円以下だったので、とりあえず買った商品だったのですが、それがうまくハマってくれたようです。1000枚前後描いてみて、不満を感じていませんからネ。
 

9.7インチ iPad Pro用品を調達

既にどんどん初回発送分が購入者の手に届けられているであろう、iPad Pro 9.7インチ。私は刻印をしているので、もう少し先になります。

ただし、iPad Proが到着したら、すぐに保護フィルムで表面をサラサラ処理にしたいので、事前に最低限の用品は買っておきました。

 

作画でバリバリ使っている13インチ iPad Proは保護ケースなし(できるだけ薄いままにしたいから〜サラサラ保護シートのみ)で使っていますが、9.7インチは作画ではなく様々な場面で使うので、とりあえずケース(迷彩柄)も買っておきました。

すっかりiPad Proでの作画作業がデフォルトになった私。Procreateのパース補助定規は秀逸で、今まで画面外の消失点へ合わせる作業は勘に頼っていましたが、定規のおかげで明確な直線がフリーハンドでスイスイ引けます。パースの理屈を習得する前にこのパース定規に頼ると、「異空間」レイアウトになってしまいますが、基礎技術さえ踏まえればシンプルに便利なツールとなって、作画を助けてくれます。

ただね。どんなにiPad Proが描きやすくても、やっぱり線の多い被写体は時間がかかります。配管がむき出しの軍用艦のインテリアは、地道に線が多くて時間がかかります。

私の目下の命題は、こうしたiPad作画などの新技術の優位性を、現在の劣化した制作状況に転用しないことです。旧来作画システムの代用品にしないこと。‥‥これは死守すべき命題です。

来週には、iPad Pro 13インチと9.7インチ、iPad miniとiPad mini 2の4台体制となり、設定、絵コンテ、作画用紙、ビデオ資料の4つを同時に扱える環境となります。Bluetoothスピーカー、Apple TVなどに映像と音声を飛ばすことが可能ですし、時代の進化の恩恵をたっぷり享受して、これからのアニメーション制作にのぞむ所存です。

9.7インチ、購入(予約)

今日から受付開始の9.7インチ iPad Pro。サクッと手続きしました。

刻印入り9.7インチiPad Pro Wi-Fi 128GB - スペースグレイ:84,800円
Apple Care:9,400円

合計:94,200円
税:7536円

支払総額:101,736円

結構なお値段です。普通だったら躊躇しております。しかし、iPad Proは、仕事に直結し、モロに効率に影響するので、心を無にして、Appleローン24回払いで買いました。

私は通常Apple Careには加入しないんですが、iPad Pro 13インチは作画用と定め、新発売の9.7インチは持ち歩き・会議・絵コンテ&設定ビュアーと色々と使いまわすので、手から滑って落下しても大丈夫なようにApple Careに加入しておきました。

ちなみに、月々の支払いは、初回が5,136円、2回目以降が4,200円です。Apple Careを省けば、月々3,800円くらいになります。

Apple製品は値引きが極端に少ないので、Appleストアで買っても割高感は感じません。そして24回までなら分割手数料が0円なので、実はAppleローン24回払いが一番手軽で安いのかも知れません。

肝心の性能のほうですが、ビデオ解像度は2048ピクセル(長辺)と2016年では平凡な印象です。ただまあ、2560ピクセルで9インチのFire HDXは今や販売休止中、現行のFire HDは1280pxと前時代的な仕様なので、さして遜色を感じるほどでもありません。

ただ、カメラ性能はググッとアップして、4K30pの動画、2K60pの動画、1080p120fpsと720p240fpsのハイスピードカメラと、ムービーカメラ性能は大幅に向上しており、2K60pのコンデジの出番が喰われそうな予感。

iPad Proで意外に好印象だった4スピーカーも、9.7インチにも実装されています。まあ、JBLのワイヤレススピーカーにAirPlayで飛ばすのが、低音も音量も豊かで良いですけど、iPad Pro本体のスピーカーもそこそこの音は出るようになりました。


*夜中一人で作業する際の、頼もしい友。12,000円くらいはしますが、老舗JBLらしい音を出します。JBLの「あの音」をデフォルメしてコンパクトにしたような(まあ小さい筐体なので)音がします。オールマイティとは決して呼べませんが、私は好きです。いまどきの70〜80年代の音をリマスターしたような音源ですと、ちょっとブーミーになることもありますが、小さなボディでブンブン鳴らす様は中々にキュートです。大きさは500ccのペットボトルくらいです。

iPad ProとApple Pencilを頻繁に使うようになって、今までの仕事のスタイルが大幅に変わりました。近年、紙の作画は辛さばかりが際立って、キモチよりもカラダがついていかないもどかしさを痛感していましたが、iPadで絵を描くようになって、フワッと辛さが軽減されました。実際、現在進行中の短編は私が全原画をiPadで作画しますが、辛さはほとんど感じません。辛いのは、様々な作品作業との同時進行に絡む、頭の切り替え、作業形式の切り替えです。

iPadによる作画は今はほとんど注目されていないでしょう。でも、始まりはそんなものです。センセーショナルに大転換があったように描写されるのは、後々の取材記事上のことであって、物事は静かに始まり、静かに進行していくものなのです。幾度となく、経験しているから解ります。1996年前後にアニメの作業工程にAfter Effectsが導入された時、どれだけの人が騒いだでしょうか。‥‥当事者以外は、誰も注目せず、騒ぎもしなかったよネ。

私もこうしてブログで書いてはいますが、必要以上に広めようとは思っていません。定期的に読みに来て、気にかけてくれる人がいれば、それで十分です。‥‥どうせ、物事の先頭に立つのは、数限られたファーストペンギンの人々だけなのですからネ。

話を戻して、9.7インチ。‥‥私は必ず刻印するので、納品日は少々遅れますが、のんびりと製品の到着を待つことにします。

噂の9.7インチ

iPad Proの9.7インチが来週に発表されるとの情報が各所で流れておりますね。発売したら、「出た、見た、買った」と即買いするつもりです。現在の私の机は、iPad Pro、iPad mini 2、iPad miniの3台体制ですが、資料をディスプレイするiPad miniのどちらかを、9.7インチのモデルに変えて、大きく見やすくしたいのです。

iPadで固めた作画机は、Mac/PCのモニタを置くより、遥かに快適ですヨ。薄い、軽い、コードが細い、簡単に片付けられる‥‥など、多くの利点があります。もうかれこれ、20年も仕事でコンピュータと付き合ってきた私が、しみじみ実感するのです。ぶっちゃけ、10年前にこの環境があったら、どんどんプロジェクトが進行できたかも知れませんが、それは歴史の運命なので言うだけ野暮ですネ。

紙ベースの作品はともかく、コンピュータネットワークオンラインの新しい技法をベースにした作品では、iPadでの作画が早くも標準化の様相を呈しており(つーか、私が主導しているので、自作自演ではありますが)、なくてはならないツールと言っても過言ではありません。Air Dropはたまに珍妙な動作をするものの、基本的には使いやすく、MacOSXとiOSの連携にも慣れ、Procreateでは手に負えない編集作業は、即座にMacOSXのPhotoshopで引き継ぎ作業する手際も体に馴染んできました。そういえば、最近アップデートしたPhotoshopは、インターフェイスのデザインが一新しましたネ。

噂では、9.7インチ版のiPad Proは、Apple Pencilが使えて、カメラも4Kになるそうな。まあ、本物が発表されるまでは、どうなるかわかりませんが、もはやスタンダードになりつつある高密度ディスプレイと4Kカメラを装備し、Apple Pencilまで使えるとなれば、あとは手堅いiOSアプリ群が支えてくれますから、ハード&ソフトの性能はバッチリです。

あと、9.7インチ版が出たらすぐに必要なのは、9.7インチ用のサラサラ保護シートですネ。Apple Pencilの描き味が大きく変わるので、絵描きなら必需品です。‥‥で、消耗品でもあります。1ヶ月に何百枚もiPadで絵を描けば、保護シートのヘタリも早いです。私はiPad Proでコレ(リンク先)を使用しています。13インチに貼った保護フィルムは、運搬時にちぎれた部分もあるので、そろそろ交換しようと思っています。

ちなみに、作画で使うのなら、やっぱり13インチは必須です。9.7インチでは小さすぎると思います。

以下の画像をiPad Pro 13インチのProcreateに読み込んで画面にフィットさせて表示すれば、A4作画用紙の26cm幅の100Fにほぼ一致します。ちなみに、サイズは4K相当です。Procreateは、4Kでも何のストレスもなく、すいすい描くことができます。




ほんの1年前は、こんなにiPad漬けの自分になるとは思いもしませんでした。しかし、有効なツールは積極的に取り入れていくのが、昔からの私の性質なので、噂の9.7インチも確実に買うことになるでしょう。

高価な道具って、「元を取った」感を得るには、それなりの期間が必要ですが、少なくともiPad Pro 13インチに関しては、早々に「元が取れた」と実感することでしょう(=わたし的に)。1枚のiPad Proから未来に向かって生み出される成果物を予測すれば、決して高い出費とは感じません。

ここ数年は、ふとした落書きなんて、ほとんど描きませんでしたが、iPad ProとApple Pencil、そしてProcreateは、ホントに手軽に高品質な画材を提供してくれるので、作業の合間に色んな落書きをするようになりました。何だか、若い頃の原点回帰のような感じです。


*この画面比率はProcreateの「Retina」との名称を持つプリセットで、iPad Pro 13インチにピッタリとハマるサイズです。落書きにはもってこいです。ちなみに、サイズは2048x2732pxです。こんな感じの落書きならば、カリグラフィペンと平マーカー、水彩ブラシ、そして古いブラシ(毛羽立ったエッジが描ける)だけで書き留められます。原寸サイズで表示してもらえば、筆致の様子から、ストレスなくガシガシ描いている感じが見て取れると思います。(とてもラフですが)
iPad ProとApple Pencil、Procreateって、丁寧に描くだけでなく、筆致に勢いのある絵描きさんにも向いていると思います。もちろん、コツコツと地道に描くにも向いています。‥‥うーむ、これから2ヶ月間、地獄のノルマが始まるのら。‥‥落書きしている暇はあるのだろうか。

Lightningケーブルだらけ

iPadを持ち歩く場合、しかも複数持ち歩く場合は、付属のケーブルまで持ち歩くと、荷物がどんどん増えて煩わしいです。USB充電器をコンセントから外し、さらに配線を外すのも面倒です。作業をする場所は自宅&仕事場と決まっているので、それぞれの場所にUSB充電器+Lightningコネクタを設置し、移動はiPadだけを持つのが現実的です。

Amazonでは様々なUSB充電器とLightningケーブルが売っていますが、どれを買っても大丈夫というわけではありません。むしろ、「ちゃんと充電できる組み合わせ」で買わないと、iPadやiPhoneで「対応していません」等の警告が出て、いつまでたっても充電が始まらないこともあります。しかも結構な頻度で。

Made For i = MFi‥‥つまりiPadやiPhoneのために作られて、Appleの承認を受けた製品だと確実ですが、無印のケーブルだと200〜500円で買えるのが、1000円くらいするのが普通です。しかし、ここでケチると、結局買い直しになることも多いのです。‥‥実は私がそうです。

iPad Proの充電がいつまでたっても開始しない。‥‥最初は色んな要素を疑うわけです。ケーブル、充電器、iOSのバージョン、そして本体。しかし私の経験では、ケーブルを別のもの、MFiのライトニングケーブルに差し替えると、大抵は充電を始めます。

その他の要因としては、そもそも充電器の電力不足というのもあります。つまり、充電器とケーブルを「充電できる組み合わせ」で揃えておけば、多くの場面において、充電時のトラブルを回避できます。

私が既に5つも買った充電器は、コレです。なぜこればかり買うかというと、まず安い、そして電力不足になることがない(=私の使用歴において)、コンパクトで電源タップにいくつも刺せる‥‥などです。

EC Technology 3ポートUSB充電器 20W/4A


この充電器にMFiのケーブルで接続すれば、充電のトラブルはかなり抑えられる‥‥と思います。iPad mini、iPad mini 2、そしてiPad Proという3台体制で作業することも多くなった最近は、この組み合わせを複数設置して充電に充てています。

ただ、一応、電力喰いのiPadを1つの充電器に集中させることは避け、2つ以上に分割しています。Lightningケーブルの必要本数は、今や以下のような状態ですから、分散させてバランスを取っています。

・iPad Pro
・Apple Pencil
・iPhone

・iPad mini
・iPad mini 2

分散させても、コードが同じ色だと繋ぎ間違えることもあります。‥‥なので、以下のように色々なMFiのケーブルを使って、「何色は何Pad」のような判別をしています。




まあ、ポイントはやっぱり、どんなに安くてもMFiでなければ買わないほうが無難‥‥ということです。MFiでなくてもちゃんと充電できることもありますが、いつからかパッタリ充電しなくなったり(この辺の理由がわからないんだよねえ……)することもあるので、MFiにしておいたほうが「起きるかもしれないトラブル」を回避できるのです。

さあ、仕事を始めよう!‥‥という時に、「このケーブルは対応していません」なんていう警告ウィンドウで、腰を折られたくないですもんネ。

でもまあ、こうなってくると、課題は「机の上の、Lightningケーブルの整理術」ですネ。以前紹介した100円木材で作ったiPadオーガナイザーは、仕事が忙しくなって、製作途中のまま使用している状態です。でも、オーガナイザーがあるだけ、さほど混乱もせず、机の上は整理されております。

近いうちにiPad Pro 9.7インチも発売されるでしょうし(まだ噂ですけど、出たら即買いします)、どんどん賑やかな机になっていきます。


*エロい絵を描いているわけぢゃなくて、公開前の作品なのでモザイク処理しております。


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