プチ間接照明

間接照明は部屋の雰囲気を穏やかに演出するだけでなく、蛍光灯キンキンの作業部屋から、ポスプロスタジオ風の柔らかい照明の作業部屋へと変える、「影の主役」です。

 

ちゃんと効果的に間接照明を敷設する場合は、配線・取り回しなどを計画する必要がありますが、ちょっとした奥の隙間に照明を追加するのなら、 E12のLED電球とソケットが手軽です。

 

 

 

ヤザワの E12 LED電球は、省電力の0.5Wながら25ルーメンと、それなりに眩しい明るさです。ゆえに、白い壁に反射させる間接照明用途でも、壁を照らし出すのに必要な明るさを確保できます。25ルーメンなので広範囲は無理ですが、数値のイメージよりも明るく照らします。

 

こんな感じ。

 

 

 

0.5Wということは、1kWh(=1キロワット/時)を27円(近年の平均値)で計算すると、

 

27/1000=1ワット1時間 0.027円

0.5Wだと、その0.5倍で、0.027x0.5=0.0135円

1日=24時間つけっぱなしだと、0.0135x24=0.324円

24時間つけっぱなし30日=1ヶ月だと、0.0135x24x30=9.72円

24時間つけっぱなし365日=1年だと、0.0135x24x365=118.26円

 

‥‥となります。24時間365日つけっぱなしでも、年間120円です。(深夜電力料金など含めない平均額の簡単な計算ですが)

 

部屋のちょっとしたデッドスペースの暗がりを、こうしたE12電球で照らせば、じめっとした室内がふんわり明るくなります。延長ケーブルで2〜3箇所設置して、おおもとのコンセントにスマートプラグを介せば、AmazonのEchoと連携して、「アレクサ、ライトをつけて」「けして」と言うだけで、いちいちスイッチの近くに歩み寄らずとも、プチ間接照明のON/OFFが可能にもなります。

 

小さなソケットと電球と小電力で、コストもかけずに、0.5Wゆえに発熱もほとんどなく、間接照明が設置できます。

 

まあ、蛍光灯キンキンの部屋に間接照明など無意味ですが、ポスプロのビデオプレビュー室のような、ゆったり柔らかい照明の環境を自分の作業場にも‥‥と思うのならば、まずは間接照明からですネ。

 

紙の現場ならともかく、タブレットを使うようになった作画現場で、まっきんきんの蛍光灯の反射の中で描く必要はもうないですし、洞穴のようにまっくろに暗くした部屋にする必要もないです。

 

居室はね。‥‥当人らの思想や傾向が表れますよネ。

 

 


クレイジーの内質

個人の「根性」を生産性の一環に組み込んで制作計画を立案する‥‥というのはナンセンスだと、以前書きました。しかし、ふと冷静に考えてみれば、原動仕の作業システム自体が、既に「根性ベース」のように思えます。だって、1話につき、動仕数千枚ですよ。その膨大な枚数の絵を人の手で1枚1枚描いて仕上げるって、どう考えても「ど根性」であり、クレイジーでしょう。

 

私ら技術グループの進めている新技術も、ぶっちゃけて言うならば、クレイジーです。膨大なキーフレームをひとりの人間が的確に整然と扱って、ようやくモーションが出来上がります。のべレイヤー数なんて膨大すぎて、語るだけ野暮ったいです。

 

しかし、現代のテレビアニメのクレイジーさに比べれば、全然平気。

 

まあ、テレビアニメ制作は、モーションの全てを一人の人間が完結するなんてことはなく、レイアウト・第1原画・第2原画・動画・仕上げ・撮影‥‥と多人数で分配しているので、過大な数千枚作業も「負担感」は紛らわされていますけどネ。ちなみに、撮影はモーション〜動きに関与しているのか?‥‥と不思議に思う人もおりましょうが、「貼り込み」は完全に動画技術のカテゴリーですヨ。

 

私らの新技術系は、日本ではあまり知られていない技術なので、外見的に「荒唐無稽」とも思われがちですが、「荒唐無稽」なんて言いだしたら、今のアニメ業界の制作体制〜明確なレギュレーションもなしに「デジタル」を方便として用いる現状のほうが、よほど「荒唐無稽」のように思えます。

 

 

 

新技術のクレイジーは、家に帰れば正気に戻れるクレイジーです。職場・作業場で作業している時は、「こんなAfter Effectsの使い方、アドビすら想定していないだろうな」と思うようなクレイジー具合ですが、そのクレイジーさゆえに集中できる時間には限りがあり、「はい、今日はここまで」と仕事を切り上げて帰る「キリの良さ」も持ち合わせています。

 

しかし、テレビアニメに代表される、複雑な絵柄を数千、時には万も、1枚ずつ描いていく旧来技術は、家に帰っても正気に戻れない‥‥というよりも、家に帰ることもできないほどクレイジーです。まあ、今は労基のアレコレで緩和の傾向にありますが、その技術の根本が「何千、何万も、絵を描き続けろ〜!」というクレイジーさを宿命的に宿しています。

 

旧来の技術は、すご〜〜〜〜〜〜く、大変な内容で、極めて労力を消費する技術であることを、今更ながらに、再認識しても良い時期ではないでしょうかね。

 

麻痺状態から一度抜けて、冷静になって。

 

アニメ業界は長年の実績のある旧来システムがあるからこそ、不可能が可能になっている‥‥と自信を持つ御仁もいらっしゃいましょうが、いまどきの恐ろしく大変な内容を貫徹できないからこそ、絵が崩れたり、打ち切りになったりして、「不可能を可能にしてきたけど、また不可能になりはじめている」わけです。‥‥そりゃ、当然ですヨ。アニメ業界の誰もが超々人でもない限り、どこかで心折れ、息も絶え絶えになりますよ。

 

 

 

クレイジーと言っても、先が明るいクレイジーと、お先真っ暗のクレイジーがあるのです。

 

才能ある新人が、4〜5万しか月に稼げないクレイジー。‥‥そんなクレイジーを延々と踏襲してどうする。私だって、旧体制の中では、もうどうにもやりきれません。「いつかパタッと死ぬかもしれない」と予感する、終わることのないロシアンルーレットを回し続けるのです。

 

 

 

「今度、こめかみに銃を突きつけて引き金を引いた時、弾が飛び出すのかも知れない」

 

そんな恐怖に慄くのなら、ロシアンルーレット自体に巻き込まれない方法を、会社も個人も模索すべきでしょう。

 

「会社がやってくれないから、何もできない」なんて言ってたら、私だって現在の新技術を手にできていません。会社に所属しようがフリーランスだろうが、未開の荒野で新しく開拓するくらいの意識をもたなきゃ。

 

 

どんなに個人が色々な新技術の可能性をもっていても、制作会社が古い脳しか持たなければ、何も新しいことは起こり得ない。

 

どんなに会社が新しい技術基盤を作ろうとしても、個人が旧態依然の作業様式と思考しか持たなければ、何も新しいことは起こり得ない。

 

 

なぜ、新しいことがいつまでたってもできないのか。‥‥個人と団体の、どちらか一方が悪いのではなく、どちらも悪いのです。

 

「そのとおりだね!今からすぐ、頭を切り替えるよ!」って誰もが思考をチェンジして動けるのなら、世の中、こんなじゃないですわな。

 

やっぱり、時代性は人を選びます。

 

 

 

私ら技術グループは、ロシアンルーレットを回し続けるクレイジーから抜け、未来の可能性を思考と実践によって回し続けるクレイジーへと転向する所存です。

 

みなさんも、今すぐ100%は無理でも、徐々に、転向していきませんか。

 

 

 


完成模型

完成品の模型といえば、PAPO(パポ)。フランスのメーカーです。

 

比較的安価に、飾り映えのする完成度の高い模型が手に入ります。

 

これ。

 

 

 

私は5〜6年前に買って、棚に並べています。

 

ただ、恐竜にまで本格的に手を出すと、もうアウトなので、ほどほどにしてます。

 

 

やっぱりさぁ‥‥、ネットの画像の1〜2枚じゃわからないことも多くてさ。

 

この角度から見ると、こんな風に見えるんだ‥‥と、いくらでも立体を手に取って確認して答え合わせできるのが、ネット画像にはない、立体造形の強みですよネ。

 

 

パポの良い点は、控えめな色彩で逆に恐怖感を醸し出す塗装技術ですネ。

 

他のメーカーだと肉食恐竜の牙の周辺とかに、いかにも血肉にまみれた真っ赤な色彩を使いますが、パポはくすんだ色調を使うことでリアルさを強調し、かえって怖さが増す演出です。

 

何色も重ね合わせて微妙な色彩が表現されており、西洋画の本場ヨーロッパ(=変な言い方ですが)の色彩感覚が製品にも息づいています。おそらく、この価格で販売できるところをみると、アジア生産だとは思いますが、要は「製品の設計が肝」ですからね。

 

 

 

ドイツのシュライヒは、パポほど恐竜が得意ではなく‥‥というか、子供向けに怖さを抑えてわざとリアル過ぎないようにしているのか、得意分野は動物シリーズです。

 

 

いざ、チーターを描け、ワニを描け、と言われても、日頃から動物好きで描いてなければ、そうそう描けるもんではありません。シュライヒは表情や体つきの味付けがちょいちょい可愛い感じになってますが、日頃棚に置いて損はないです。

 

 

 


散財エアファイター

1/100のエアファイターコレクション。創刊号と2号が届いて、中身を開けてみました。

 

 

 

ダイキャスト製と宣伝しているわりに、特にトムキャットは、各所が樹脂っぽいです。

 

‥‥あれ? ダイキャストって、どういう定義だったっけ?

 

 

 

ダイカスト (die casting) とは、金型鋳造法のひとつで、金型に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳物を短時間に大量に生産する鋳造方式のことである。ダイキャストとも言われる。またこの鋳造法だけでなくダイカストによる製品をもいう。

 

 

 

非鉄金属を使用することも多いので、必ずしも磁石がくっつくわけでもないようです。エアファイターコレクションの金属らしき部分には磁石は反応しませんでした。

 

まあ、実物を持ってみると、確実にプラよりは重いので、部分的に非鉄金属が使われているんでしょう。金属と樹脂、混合のパーツ構成ですネ。

 

私の今までの経験からすれば、このハイブリッド構成は歓迎です。妙にダイキャストにこだわるよりは、繊細さが必要な部分はプラでも何でも使って、精密感を出して欲しいからです。

 

「ダイキャスト完成品の飛行機」は、1〜1.5万円の製品は値段相応の良い出来ですが、2千円前後のものはかなりバラつきがあります。以前に2500円くらいで買った、ヘルキャットとウーフーの1/72(シリーズものではなく単発)は模型というよりは「鈍器」と言った風情で、出土した古代の銅器みたいでしたもん。‥‥それに比べれば、色々とキツめのレビューが目立つ「傑作機コレクション」シリーズも、まだ良いほうです。

 

 

*傑作機コレクション。細いパーツとキャノピー以外はほぼ金属。鈍器のようにズッシリと重いです。重すぎるくらいです。そして、色々と問題も抱えてもいます。アシェットのエアファイターがかなり丁寧に感じられるほど、各所がヌルいし大雑把です。‥‥でも、どうしてもアカん部分だけ修正して、塗装ハゲや汚れなどを施して飾ると、それなりに見えるシリーズでもあります。

 

 

エアファイターコレクションは無理することなく、F-14の主翼などの薄いパーツには樹脂を用いて、スケールに見合った薄さと繊細なモールドを表現していました。一方、創刊号のF-4EJはダイキャスト製の主翼がディテール表現上で仇(=溝の幅が広く鈍くオーバースケール)となっていますネ。

 

手に取った時の重量を演出するためにダイキャストを使うのは理解できるので(タミヤの1/48もそうですし)、一部分にダイキャストを使いつつ、柔軟に樹脂パーツも取り入れて、全100号を構成していただきたい‥‥と思うばかりです。

 

 

毎号税込2200円の定価ゆえに、2200円以上の過度な期待は禁物です。製品時点での存在感・実物感などのディテールアップは皆無です。単にパーツを塗り分けてあるだけ‥‥ですが、1/100の小スケールなら、塗り分けだけでも嬉しいです。キャノピーとか、1/72だって大変ですもんネ。

 

なので、ユーザが自分でスミ入れ。エアファイターコレクションに限らず、完成品シリーズなら、「儀式」みたいなもんです。

 

 

 

スミ入れは、黒だと濃すぎて、グレーだと薄すぎるので、タミヤのブラックとグレーのスミ入れ塗料をミックスして‥‥

 

 ・ ● ・ ・ ・ ● ・ グレー

 

‥‥の黒丸位置の割合のような、かなり暗いグレーとやや暗いグレーの2種類を用意しておくと便利です。

 

*タミヤのスミ入れ塗料。このままだと、濃いわ、薄いわで、使い勝手が悪いです。

 

 

トムキャットの米海軍グレーは明るい色調なので、やや暗いグレーでスミ入れします。

 

 

 

 

そうすると、今まで微かな陰影だけで見えていたディテールに、薄墨が流れ込んで、細かいディテールが浮かび上がります。

 

 

 

 

はみだした部分をエナメル溶剤と綿棒で拭き取れば、さくっと完成。

 

 

 

 

スミ入れの前と後を比較すると、「ディテール線の濃さ」で違いがわかります。スミ入れ前は、のっぺりして味気なかったディテールが、光の加減に頼らずとも、スミ入れによって強調されて目視できます。

 

 

*スミ入れ前↑

 

*スミ入れ後↑

 

アニメの作画でも、ディテール線を描き込んで「メカ感」をアップするのは、常套テクニックですもんネ。ソレと同じです。

 

実はスミ入れ本来の効果以外にも、綿棒ではみだしを拭き取る時に、綿棒に染み込んだ薄墨が思わぬムラを表面に与えるので、無味乾燥な塗装表面にかすかに表情が出るのです。拭き取る際の綿棒の動かし方で、「経年変化」「使用感」をごく控えめに表現すると、味が出ます。

 

エアブラシをお持ちの方は、ここからさらに排気煙のススやヤケ、暗部の表現や空気遠近などを表現しても良いでしょうが、まあ、そこまでしなくてもスミ入れだけで十分「気分に浸れ」ます。

 

細かく手を入れると、そもそも安価な完成品の品質が気になりだして、本末転倒になりますもんネ。完成品は「自分で作らないからイイ」んですから。

 

スタンドにつけると、こんな感じ。

 

 

 

このエアファイターコレクション。今後のラインアップは、中々ソソる機種がありまして、

 

MIG-23

MIG-25

SU-22

SU-24

SU-25

A-5

A-6

A-7

F-105

F-106

 

‥‥と、現在の日本のプラモメーカーが製品化してくれない機種を、どんどん繰り出してきます。現時点で公表されているのは41号までのラインアップですから、42号以降、F-100とかA-4、MIG-15, 17 ,19なども出してくれるかも?

 

A-5ビジランティとかF-106デルタダートとか、日本じゃ不人気過ぎて、もう絶対、日本のプラモメーカーは新製品ださないでしょ。比較的人気がありそうなF-105サンダーチーフだって危うい。

 

全ダイキャスト製だったら(透明部品は除いて)、ディテールの荒さが予想できて、むしろほとんど買わないままスルーだな‥‥と思っていましたが、樹脂と金属のハイブリッドなら話は別です。

 

トムキャットは十分、値段に見合う内容でしたしネ。もし自分でキットを買って作ったら、2200円のコストなんかじゃ済むわけないヨ。

 

う〜ん、ヤバい。


OMEN

オーメン‥‥と聞くと私の世代は恐怖映画を思い出すのですが、今回のオーメンはギター。

 

*Amazon・イケベ楽器店の写真より。

 

最近、特価でシェクターのOMEN Extremeを買いました。相変わらず、高いギターは買わない私なので、「エントリークラス」のギターです。通常の売価は4万円台ですが、1万円引きで35000円税込‥‥くらいだったように思います。

 

色は写真のようなワインレッドではなく、明るい色調のサンバーストです。

 

一番外側のトーンボリュームをプル状態にするとシングルコイルに切り替えられるので、サンバーストの色調とあいまって、それこそジャズからメタルまで、様々な音楽に対応できます。

 

製造はシンガポールですが、背面のカバーのステッカーには、一旦カルフォルニアに戻して調整しているような表記も見られました。

 

質は良いです。このあたりのエントリーギターの品質は、ものすごく「みずもの」で各社各モデルで大きく揺れますが、シェクターのこのオーメンエクストリームは、「当たり」の類いと感じました。

 

ダメなギターだと、ネックを持った瞬間にわかる‥‥といいますか、掴んだ時のしっくり感や、目に飛び込むロー&ハイフレットの弦高の感じとか、フレットの加工処理とかで、安物感がわかっちゃうんですよネ。‥‥エントリーギターを買って、安物か否かを問うのも妙な話ですが、安物は安物なりに上下があるのです。安物の中でもダメなヤツは、持って判る「雑さ」をギター自体が放っています。

 

ギターって、材質とかピックアップとか言う前に、基本的な工作精度〜調整で、サスティン=音の伸びが変わるんですよネ。ブリッジやネックのコンディションがまずい〜例えばネックが反っていたりすると、弦高が低ければローフレットで弦がフレットに干渉してサスティンを打ち消しますし、だからと言って弦高を高くすると、今度はローとハイのフレットポジションであまりにも弾き心地に差が出てしまいます。

 

ジャズやロックの速いパッセージを指が触れる程度の軽く浅いタッチで弾きたいのなら、ロー・ミッド・ハイフレットすべてのポジションで「サスティンを得つつ、できるだけ弦高を低く」するコンディションが必要ですが、安いギターはそれが根本的に「安さゆえの工作工程の品質」ゆえに、中々難しいです。やっぱりね‥‥ギターも「人が作るもの」ですからネ。

 

加えて、ギターはピックアップやブリッジやペグが金属とはいえ、大部分が木材です。つまり、気候・部屋の環境によって、思いの外、コンディションが上下左右します。ネックの反りを修正する‥‥と言っても、頻繁にネック調整をするような小まめな人でもない限り、簡単には思うような調整はできません。リペアが趣味です!‥‥というような人でもない限り。

 

つまり、最初からコンディションの振れ幅が少ない個体を選ぶのが、良いのです。

 

で、これがまた、2万円前後の半端な金額のギターだと、振れ幅が大きいのです。値段は品質の証‥‥というわけです。2万円のギターを買うくらいなら、いっそ6千円のギターか(プレイテックとかネ)、4万円前後のエントリークラスにした方が良い‥‥みたいです。少なくとも私は、そんな印象をもってます。

 

1万円台後半と、3万円台後半とでは、ひとくちにエントリーモデル(初心者モデル)のカテゴリーでも、かなり大きな差があるようです。

 

 

昔は、3万円代のギターというと、安物も安物‥‥だったんですが、今は、エントリーというよりは中堅クラスと呼ぶに相当する品質の製品も多いです。3〜6万円のギターで「うわ!外した!」という経験が最近思い出せないほどです。1〜2万円だと結構外すことも多いですけど。

 

ちなみに、プレイテックのストラトは6,980円の衝撃価格ですが、お値段以上です。もちろん、色々とコスト削減を感じる部分はありますが、どっちつかずで1万数千円のギターを買うより、納得できます。

 

 

ただし、プレイテックのギターは生産時期やモデルによって、大きく品質が変わるのは悩ましいところです。私はストラトを2本買って、個体に差はあるもののどれもハズレではなかったのでストラトは勧められますが、テレキャスはアカンかった‥‥です。値段が安いのは品質安定保証にも影響あり‥‥と悟って、運だめしするしかないです。

 

 

最近買ったシェクターのオーメンは、初めてシェクターでもあり、エントリーモデルでもあり‥‥で、賭け・運だめしだったのですが、めっちゃ好印象です。あくまで私の好みではありますが、ストラト変形系なら、イバニーズより好きかも‥‥です。ちなみに、私がイバニーズで愛用しているのは、お馴染みのRGではなくセミアコだったりします。

 

*私が所有するのは、普通の木目のおとなしいヤツです。

 

 

オーメンがとても良かったので、いつか、10万円前後のもうちょっと高いシェクターを買ってみたい‥‥と思うようになりました。3万円台のオーメンでこれほど良いのなら‥‥と。

 

 

 

でもねえ‥‥。ギターって、結局、道具で消耗品なので、長く使おうとすると、相当、維持費がかかるんですよネ。フレットはあからさまに消耗部品ですが、フレットの交換・打ち替えって、個人ではまず無理ですし、信頼できるショップに頼むとそれ相応のお金がかかります。

 

趣味趣向のジャンルは、それが映像だろうと、音だろうと、アマチュアだろうと、プロフェッショナルだろうと、お金がかかる‥‥っていうことですネ。

 

 


瑣末ゆえ

タイムシートの枚数表記。ぶっちゃけ、私は、渡されたタイムシートの流儀に合わせています。「枚」「枚目」など具体的な表記がなく斜め線だけなら、分数表記で書きますけど。‥‥それにまあ、枚数表記の場合、分母より分子が大きくなることはないので、大きい数字が総枚数だと一目で解りますしネ。


タイムシートで言えば、もっと大きな話題。‥‥未来の映像技術に対して、今のタイムシートでは対応不可能だ‥‥という局面に、もう数年前から取り組んでいます。

 

枚数表記の問題にあーだこーだ言っている場合ではないのです。瑣末過ぎます。

 

 

思うに、新しい技術体系の取り組みにおいては、瑣末な問題を見分けて、その騒動に巻き込まれないようにするのも、必要なことだと心得ます。

 

そもそもペーパーレス環境では、タイムシートをわざわざ印刷してオフラインにするのはトラブルの元ですし、私らが使う「タイムシート的なスプレッドシート」は、そもそも何枚・何ページという概念はないですしネ。例えば、After Effectsのタイムラインにも何枚目なんて存在しないですよネ。枚数表記がなければ、枚数表記の書式でモメることもないです。After Effectsでタイムラインがページ毎に表示されなくて困ったこともないですし。

 

 

紙もファイルも簡単にオフライン状態〜複製が増える危険性はありますが、それも工夫次第。

 

同時刻オンラインの複数の編集者が表示されるGoogleスプレッドシートを賢く活用しても良いですし、ローカルファイルならば同期を必ず実行する習慣をつけても良いでしょう。iCloudのNumbersを使う手もあります。

 

それ=オンラインドキュメントは、タイムシートに限らず、企画書からキャラ設計書、絵コンテ、集計表に至るまで、もはやドキュメントの基盤と考えても良いです。もちろん、パーミッションはちゃんと設定した上で‥‥ですけどネ。

 

 

まあ、今のご時世、必ず「デジタルデータ」のお世話になっていて、「デジタルデータ」なしでは生きていけない文明になってしまったのですから、紙の書式をどうこう問うて時間を割くよりも、ネットワーク経由の情報技術をアニメ制作でもふんだんに駆使する方法論に、少しでも時間を使ったほうが良い‥‥と私は思います。

 

手持ち無沙汰に、瑣末な事柄に時間を浪費するよりは、もっと、未来に通じる大切な事柄に、多くの時間を使いたい‥‥ですよネ。

 

 


Mac Pro、壊るる

ディスプレイにツブツブのチラチラが絶えず出ていたまでは、何とか見ないようにして誤魔化し運用していたものの、こと、突如の電源落ちやレインボーカーソル地獄に至って、「もはやこれまで」と引き取ってもらうことにしました。修理になるとは思いますが、金額によっては‥‥。

 

私の使っているMac ProはLate2013で5年前のモデルではありますが、そこらへんの中堅PCに比べればまだまだ性能は高く、4K60pのリアルタイム再生は難しいものの、レンダリングや2K作業には十分現役で活躍できるマシンです。2018年の今、同じ性能のマシンを調達しても、そこそこの値段はすると思います。

 

壊れたMac Proは数年前に5万ピクセル(50K!)の版権コンポジットを作業したマシンでもあります。さぞ作業が劇重とか思いきや、意外にストレスなく、5万ピクセルをするっと処理できたのは驚きでした。まあ、Mac Proは逆に軽めの1.5〜2Kだと速さをあまり体感できないのかな‥‥とも思います。

 

そんなMac Proも、壊れてしまえばただの重くてツヤツヤした円筒です。

 

なので、今はサブマシンのiMacで作業しています。

 

現行Mac Proの弱点は、なんといっても、拡張性の乏しさ‥‥ですネ。未来に4Kワークステーションとして売り出すのなら、ぜひPCIeは装備していただきたい。劇高のGPUカードはともかく、DeckLinkとかの4Kビデオアウトのお手頃カードくらいは挿したいですもん。

 

あと、メモリは4Kを基本に据えるなら64GBが標準でしょう。32GBだとちょっとギリギリ‥‥ですかね。でも実は、4Kの鬼門はメモリではなく、ディスク転送速度(=巨大なデータを整然とREADする)とCPU処理能力(ProRes4444XQやDNxHRを高速デコードする)なんすよネ。

 

来年くらい‥‥との噂の新型Mac Proですが、果たしてどうなることか。期待しないで待ちます。

 

 


ルッサーの伸びしろ

2KのSDR視点でいくら未来を想像しても、具体的な未来像は見えてこないでしょう。フィルムカメラとセル画時代に、現在のアニメ制作の姿が見えなかったように。

 

4Kは2Kの4倍の面積‥‥というだけの認識では4Kの真の姿を掴めませんし、1000nitsは現行のSDRの10倍のレンジ‥‥というだけの認識でもHDRの真の姿を掴めません。フィルム時代に、「仕上げ以降が「デジタル」になるんだ」という認識だけでは、現在のようなコンポジット技術の発展は見通せなかったように、です。

 

要素の足し算だけでは、未来は読みきれません。

 

ルッサーの法則の応用編みたいな話ですが、未来の技術の可能性は、その要素の足し算や平均値ではなく、掛け合わせによって予測できる‥‥と実感します。

 

つまり、現在の技術に比べて、例えば5つの技術要素が2倍のポテンシャルを持つ場合は、

 

2+2+2+2+2=10

 

ではなく、

 

2x2x2x2x2=32

 

‥‥のような劇的な進化と格差を生み出します。目に見えて、「これはものすごく進化した」と誰の目にも認識できるのです。

 

まあ、大雑把な概念的な計算ですが、これは1990年代後半の「デジタルアニメーション」の時に実際に体感したことです。

 

ちなみに、この計算は「技術的発達が小規模に収まった場合には、大きな効果とはならない」ことも示唆していて‥‥

 

1.1x1.1x1.1x1.1x1.1=1.61

 

‥‥とか、一部分の技術だけが2倍になったところで、他があまり進化しなければ、

 

1.1x2x1x1x1.2=2.64

 

‥‥と、各工程の技術が足並みを揃えて進化しないと、「何か変わったんか? よく見ても、違いがわからないなぁ」と、むしろマイナス評価とも言える結果が待っています。

 

ゆえに、各工程の技術は少なくとも1.6倍くらいの進化、できれば2倍くらいの技術的発展を成し遂げなければ、「投入したコストに見合う技術発展が実現できていない」と評価されてしまうでしょう。

 

 

私はプレステ1の攻殻のムービー、そして2000年のBloodに関わる中で、「仕上げと撮影がデジタル化された」程度の消極的な認識ではありませんでした。「仕上げと撮影がデジタル化された‥‥ということは、今までできなかった、あの表現もこの表現も可能になって、飛躍的に映像表現が増える」と考えていました。

 

それと同じことが、4KHDRでも起こります。

 

2Kが4Kになった、SDRがHDRになった。‥‥そんな消極的な認識で留まるはずがないじゃないですか。

 

 

アニメ制作にはもう技術的にも表現的にも伸びしろは少ない?

 

アホなことを言うな。知った顔して勝手に伸びしろを縮めるなよ。

 

まだまだいくらでも伸びしろはあるがな。

 

今、20代の人が、50代になってもまだやりきれないほどの広大な広がりが、4K8K時代にはありますヨ。

 

一緒に1つ1つ積み上げて、頑張りましょう。(‥‥と潜在的な同志に向かって囁く)

 

 


想像外

各人の今までの豊富な映像制作経験をもってしても、未来の映像フォーマットや品質は、想像の外側にあることが多いです。実際にテストを重ねれば、旧来の延長線上で考えた制作上の運用規格や規模が、「願望」レベルでしかないことを痛感します。

 

  • 60秒で200GB前後になるTIFFの連番をどう運用する?
  • ProResやDNxHRよりもむしろ非圧縮のほうがマシン処理的に遥かに軽負荷だと?
  • PC/Macのビデオ出力は様々な要因により信用するに値しない?
  • 圧縮のデコード負荷と転送速度負荷のどちらを危惧すべき?

 

いくら入念に頭で考えていても、リアルにテストしてみれば、事前の予測や計画が机上の空論だったことを思い知らされます。理論値と実測値をたとえわきまえていても、実際にフレーム落ちすれば、単なる「頭の中の計算でしかなかった」ことが解ります。

 

しかし、その机上の空論が現実によって打ち破られるところから、本当の技術体系は再スタートするのです。昔は昔、今は今‥‥を、リアルに肌身で感じながら。

 

過去視点のガイドラインなど、さして役に立たないことを思い知りながらも、同じように、何も指針がないところから体系を作り上げた先人の開拓精神は大いに参考になりましょう。

*ちなみに放送規格やレギュレーションの類いは、指針というよりは順守すべき規定です。ここでいう指針とは、実際の映像の内容を制作する際の具体的な環境作りや方法論を指します。

 

アニメ制作の第一歩を築きあげた先人と、全くの真逆の技術体系を模索し実践しても良い‥‥と、私は思います。先人がフィルムと紙と絵具を使いこなした技術表面上のスタイルを模倣するのではなく、「今存在する技術と道具を、どのように自分たちの目標に活用するか」を先人に学ぶべきでしょう。

 

未来にはインチもミリもタップも要りません。要るのは、先人がインチやミリやタップを使いこなした「活用法の思考」です。

 

 

想像外のことが山ほどおこるであろう、未来の映像制作。

 

想像外であればあるほど、突破した時には痛快で愉快なものでしょうネ。

 

だからこそ、キビしいしプレッシャーも大きいですが、楽しくもあるのです。

 

 

 

 


モノタロウさん

作業環境は電子機器の調達と設置のみならず。

 

ファニチャーや各種備品の収納すべてが、作業環境構築の一環です。

 

なので、モノタロウ。

 

 

 

ダンボールが可愛い。潰してしまうのが惜しくなります。

 

モノタロウさんは、それこそ数ミリのベアリング球から背の高い脚立やはしごまで、まさに肩書き「現場を支えるネットストア」の通りの、なんでも揃う業務用ストアです。

 

アマゾンだとイマイチ手のかかる品揃えも、モノタロウさんならすぐ揃います。アマゾンは音響系やDIY系が弱いので、サウンドハウスさんとモノタロウさんは、アマゾンの弱点を補って有り余る心強いネットストアです。

 

例えば、フィッシャープラグ。フィッシャーブランドの他に、いろいろなプラグやアンカーが揃っていて目移りします。

 

 

 

石膏壁ならコイツですネ。アンカーと違って壁の穴が小さくすむので、画鋲やピン痕の穴埋めパテで元どおりになって、補修も楽です。

 

接着剤も豊富です。iPadやKindleの自作スタンドなど凹凸面の多い木工工作で活躍するのが、「もっとくっつけ太郎」です。セメダインスーパーXと同等の接着力(あくまで私の体感ですが)で、大容量で割安です。少々の木ネジと併用すれば、100円の木材だけで頑丈な木工工作が可能になります。

 

 

 

iPadやKindle、MacBookなどの、自立スタンドを作ったり、Bluetoothのスピーカースタンドを作ったり、小容量で400円くらいする一般流通の強力接着剤よりも、ケチケチ使わずに済んで何かと便利です。

 

さらに、NFボックス。スタック可能で丈夫。モノタロウさんに限らず、だいたいのDIYショップで取り扱う定番商品なので、100円ショップの収納ボックスのような「品切れ」の心配がないです。

 

 

 

 

小さいボックス(1.5)は横に向ければ、7もしくは11に2つのせてピッタリスタックできます(最上段のみ)。また、NCボックスもスタック部分の寸法が同じなので、NCとNF混在でスタックできます。

 

ベアリングコーナー(が、あるのがスゴいですが)で「鉄球」を検索すれば、塗料攪拌用の鉄球がアマゾンで買うより格段に安く手に入ります。

 

 

 

 

その他、門外漢には専門的過ぎてわからない代替フロンとか制御機器とか、モノタロウさんにはいっぱい揃ってます。

 

ちなみに、あくまでサンデーカーペンターの私は、専門分野のアレコレ‥‥というよりも、モノタロウTシャツを毎年楽しみにしています。

 

今年はコレ。オリジナルデザインで年号が入るのです。

 

 

 

オンス的には軽めの生地ですが、気軽に着るにはちょうど良いです。サイズ感は普通です。アメリカンサイズではなく、あくまで日本基準のサイズです。

 

 



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