グイター

久々に日曜を完全に休暇にして、溜まっていたギターの改造をまとめて3本作業しました。

 

1番の難物は、42年前に初めて家にやってきたグレコのレスポールのメンテと改造でした。5月には着手していましたが、ようやく先日、メンテを終了し、ピックアップもダンカンのJB=SH-4(定番中のど定番ですネ)、SH-2n、ディマジオのPAF(30年前のオールド)に交換し、見違えるような音に生まれ変わりました。

 

下のメモは、5月に一旦バラした際に、iPadでメモした実体配線図です。こう言う時に、手軽にメモ画を描けて、なおかつ写真まで取れるので、iPad&Appl ePencilは便利ですよねー。

 

*Groundが青と緑の2種類で書かれているあたりは、その時の描いた順番ゆえ。

 

3ピックアップという特殊なレスポールなので、特にPUセレクタ周りの配線は細かくメモしました。

 

電装は全て入れ替えました。なので、ガリも接点不良もなしです。

 

完成した写真は、後でまとめてアップする予定です。

 

 

 

次に、アリアプロの型番不明のエントリーストラトモデルを、ディマジオのAir Nortonに入れ替え、電気系統も結果全て入れ替えました。

*ピックアップは、全体的にアマゾンで買うと高めです。私はいつもサウンドハウスさんです。

 

PUとエスカッションの隙間を、スポンジ(PUの梱包材)で埋めました。ジョー・サトリアーニのメンテ・テクだとか。

 

オレンジのデっかいコンデンサです。ハムバッカーによく使われる定番の022です。

 

スイッチポットに交換して、せっかくのディマジオのコイルタップ機能を新規追加しました。

 

しかし、配線時にいくつのかのシールド線を単線に差し替えた影響か、ノイズが以前よりも感じられるようになったのと、スイッチポットをAカーブに変えたいので(ボリューム奏法を多用するフュージョン向けギターなので)、月末あたりにもう一度、組み直す予定です。

 

合わせて、電装ボックス内に電動塗料を塗布して回路全体をシールドしてみます。ハイ落ちするかどうかは、神のみぞ知る。

 

 

ちなみに、ディマジオのAir Norton

 

凄え、イイです。滑舌がよくなって、音の分離が明瞭・明確で、一気に上手くなったように錯覚します。

 

フュージョンだけでなく、シュレッド系の速弾きのロックにも、音作り次第で粒だちの良い歪みとソロが得られます。

 

 

 

最後に、「出オチ」とか言われそうな、改造を1本。

 

 

 

プレイテックの安ストラトを、「バンヘイレン風」に改造しました。

 

あくまで、バンヘイレン「風」で、レプリカは目指しませんでした。まあ、無理だもん。雰囲気だけでイイです。

 

高校生みたいなこと、してんなよ。

 

‥‥とか言われそうですが、好きなんだからしょうがないス。

 

オリジナルの状態は以下。

 

 

 

いかにも大人しそうなノーマルな3Sのストラトも、鮮烈なストライプが入って、黒いピックガードにリアPU1つとなれば、アグレッシブなギターに早変わり。

 

ちなみに、ストライプは車などに貼る耐候性フィルムを、それこそその場でテキトーにカットして貼っていきました。つまり塗装じゃないんよ。

 

1ハム1ボリュームはもはや回路図など検索しなくても、理屈で配線が解るようになりました。チョー簡単だし。

 

PUは、ディマジオのPAF Masterです。

 

PAFはさほど出力は高くないようですが、そこがまさにサウンドメイキングのポイント。実は歪む音は、何でも出力を高くすれば良いというわけでもないのです。出力が高いとブーミーでダマになることも多いです。

 

ボリュームノブは、余っていたトーンノブを流用したので、ボリュームなのに「TONE」と書いてあります。「アバウトでテキトー」なのが、むしろ「この感じ」にあっていると思ってます。

 

 

 

いつか、音源をアップしたいところですが、まずは改造と設備を整えようと思います。

 

アニメ業界にもギターを弾いてた人は、そこそこいたはず。

 

また、イジってみてはいかが?

 

 


長期戦の覚悟

コロナウィルスの勢いは世界的に増すばかりです。決して、減少していません。死者数のペースは増える一方です。

 

世界の死者数累計は、10月には100万人を数えるでしょう。

 

下のグラフは、死者数の週間ペースです。グラフが右肩上がりなのは、累計ではなくて、増加ペースを表しています。

 

ここ数週間は、毎週4万人の死者が増え続けています。

 

上図グラフは、やがて下降線になることで、終息を表しますが、全然ですよね。まさに上昇するばかりのコロナウィルスの勢いです。

 

下図グラフは、累計死者数の経緯です。このグラフはやがてトレンドラインが並行になれば、死者数が増えない状況になったことを示しますが、10月前半には100万人、年明けには140万人の死者数になることを予測しています。

 

 

先週までに累計73万人、世界でコロナウィルスの犠牲者が出ましたが、のこりの4ヶ月で140万人前後まで増えることを、Numbersの表計算機能が予測しています。

 

現在、週間で4万人死んでいるのですから、月間で16万人は死んでいることになります。

 

Numbersのグラフは、希望的観測とか願いや祈りなど関係なしに、冷静に記録し続け、その記録内容から未来も予測します。

 

 

 

私はNumbersをさほど使ってこなかったので、こうしたグラフやトレンドラインの機能、表示のカスタマイズなど、今回のコロナで色々覚えました。何とも、皮肉なことです。

 

ロシアでワクチンが開発されたようで、臨床(専門用語はわかりません)の第3段階がまだのようですが、そのワクチンが効いて上図の右肩上がりの勢いに歯止めがかかれば良いな‥‥と思います。ただ、そのワクチンは、果たしてどのようなペースで供給されるのか、そもそもロシア優先でしょうから、甘い期待はしないほうが良さそうです。

 

もう、地の底まで、コロナと付き合うしかなさそうです。

 

長期戦を覚悟したほうが良さそうです。

 

来年に収束する‥‥なんて、あまり期待しないほうが良いのかも。

 

中世のヨーロッパは、ペストに生き残った人々の社会だ‥‥と本で読んだことがありますが、まさに、2020年代もコロナを生き残った人々の社会へと変化していくのでしょうね。

 

 

 


プロの強み

日々ブログを書いていてしみじみ思いますが、プロの人間の強みとは、なによりも、プロの現場に在籍することです。

 

アマチュアの人間が一人、もしくは複数集まっても、プロの現場のノウハウは得られません。現場から得られるノウハウは、アマチュア時代のソレとは比較にならないほど豊富です。

 

ですから、プロのアニメーターになっても、ひとりで作業してばかりいるのは、せっかくの恩恵をあまり受けていないことになります。

 

さらには、作画工程だけで内輪でヨロシクやるのも、非常にもったいないです。工程内でこじんまりと収まって、人見知りしていては、いつまで経っても、映像制作の知識など獲得できません。

 

各工程に、それぞれプロの人間がいるのですから、他人の関係のままではなく、交流して雑談だけでもすれば良いのです。

 

自分の牙城として誇りを持つのは良きことですが、バリアを張って拒絶して「ひとりで篭城」する必要はないのです。

 

 

 

知識が得られないと嘆く人は多いですが、知識を得る行動が伴わなければ、得られなくても当然です。

 

一人でアパートで原画だけ描いているより、上手い人たちと一緒に仕事するほうが、何倍も速く上手くなれます。

 

 

 

今はどうか知りませんが、昔は、大手のOVAや劇場作品ともなると、それはもう、巧いアニメーターたちが一つのフロアに集まって、原画を描いていたものです。

 

アニメーターひとりひとり、一律で1方向ではなく、各人が違った魅力を有しており、個性的な広がりをもっていました。1つのアニメ制作会社で純粋培養されると皆似た傾向になりがちですが、フリーアニメーターの凄腕が集うフロアは、めまいするほどのあらゆる巧さで満ちていました。

 

アニメーターには、どんだけ、違うタイプの巧さが存在するんだよ…と気が遠くなったものです。

 

私が開眼できたのは、紛れもなく、そうした作画現場=プロ現場に席をおくようになった後です。一人でアパートで原画を描いていても、限界は低いままで、能力の拡張など不可能だったと思います。

 

まさに、

 

トップガン

 

…なのです。ミラマー海軍学校。

 

プロの若手が、中堅やベテランのプロに揉まれて、さらに巧くなる場所。

 

スキルの高い現場は、若手にとって、小便ちびるほどの緊張とプレッシャーで満ちていますが、そこで頑張るうちにいつしかスキルも向上し、審美眼も身につきます。

 

まさに、プロの現場の強み。

 

2020年の現在。昔とは違う形で、トップガンに似た状態は作れないものかな…と思います。

 

ちなみに、トップガンのリアル〜実際のミラマー海軍学校で養成されたパイロットは、卒業後に自分の部隊に戻って、エースになるだけでなく、教導の立場もとり、部隊全体のスキルアップ・底上げも任務の1つとします。

 

 

 

作画の現場だけでも、広がることもあるのです。

 

そこに、他の工程の人間まで交流して一緒に仕事したら、もっと違う知識と経験が得られます。

 

さらには、アニメプロダクションだけでなく、現像ラボの人たちと技術的な打ち合わせや話し合いをしたら、もっと広がっていきます。

 

さらにもっと、実写作品や3DCG会社のスタッフさんと同じ作品制作で作業を共にすれば、また違う作業経験と知識が広まります。そして少なからず、新たな作品の技術のアイデアやヒントにもつながります。

 

これはまさに表題の通り、

 

プロの人たちと一緒に仕事をする、プロの強み

 

…なのです。

 

 

 

どんなにネットで検索しても、こうした知識は手に入れることは不可能です。日々一緒に作業する中で得られた実感や経験は、ネット検索では入手できません。

 

ネットで検索して得られる知識は非常に有用ですが、全てが検索で足りるわけではないです。経験と知識のタイプが違うのです。

 

だったら、ネット検索も、人との交流も、両方獲得すれば良いのです。2020年代の強みです。

 

 

 

でも今はコロナが……。

 

たしかに悩みのタネではあります。

 

しかし、ここは意識を変えて、2020年代の課題として、ネットも併用しつつ、交流やコミュニケーションを得る方法論を考えていけば良いと思います。

 

人と直接会わなければ全てダメ!…なんて思わず、直接会うしネットでも会う…という選択肢をミックスする2020年代ならでは方法を、柔軟に思考しても良いと思います。

 

コロナで転んだら、今まで地面に転がっていて気づかなかった何かを掴んで、収穫したものを手にして立ち上がりたいですよネ。

 

転び損じゃ悔しいですもんネ。

 

 

 

プロの現場に在籍しているのなら、そこに出入りする人たちこそ、強みなのです。

 

作画同士の交流、各工程との交流、映像に関わる他ジャンルとの交流、どんどんワイドに交流エリアを拡張していけば、どんどんアニメ制作の未来のアイデアも浮かびます。

 

村から一歩も外に出てはいけない!…なんて思い込む必要はないです。

 

むしろ、村から出て、色々な世界を知ることで、自分の生まれ育った村への愛情が一層高まるのです。

 

プロの強みを活かしましょう。

 

 

 

* *

 

例えば、アニメーターの人で、

 

iPadを買ったので、1〜2カット自主制作してるんだけど、どんなムービー形式で保存しておくのが良いのか、わからない

 

…という悩みを、同業の作画の人間に聞いても、具体的で実践的な答えは得られないかも知れませんよネ。

 

もし私が尋ねられたら、

 

いつも見る用途でmp4、それとは別にTIFF(か何かの静止画)の連番でも書き出しておくのが良いです

 

…と答えるでしょう。そうしておけば、mp4でどんな環境でもプレビューできますし、良い画質が必要になればTIFFの連番でどうとでもなりますし、少ないカット数なら2種類の書き出しも負担になりませんしネ。

 

 

 

仕事の邪魔になるから気軽に聞けない…と気遣うのは、日本人の良いところなので、大切にしたい部分です。

 

しかし、一方で、その気遣い・謙遜が、技術交流を妨げているのなら、巡り巡って間接的に、やっぱり仕事の邪魔をすることにもなる……と言えるかも知れませんよネ。技術認識の行き違いでリテーク……だなんて。

 

また、自分自身でコミュ障とレッテルを貼るよりも、思い切って話しかけちゃえばいいじゃんか。妙な下心ではなく、技術の判らない部分を聞くんだから、話し方も明快でさっぱりしますよネ。

 

 


ジレンマの中で

もどかしい問題ですが、映像作品を作る側は「自分たちの作った色彩ができるだけ正確に変化なく、観る側に届いて欲しい」と思いますが、テレビメーカーは「自分たちの製品の個性を発揮したい」と思っているのです。

 

できるだけ無個性に標準状態で映し出して欲しい映像制作側。

 

できるだけ個性的に機能や鮮やかさをアピールしたテレビメーカー側。

 

このギャップは、基本的な部分では、永遠に埋まることはないでしょう。

 

 

 

液晶パネルのパーツとしてのクオリティもありますから、マスモニ画質なんて中々実現できない現実もありましょう。

 

ただ、私としては、結構お高めの民生テレビ上位機種には、「マスモニっぽいモード」が存在しても良いようには思います。フラッグシップモデルなら、内蔵のキャリブレータくらい増備しても良いんじゃないですかネ。

 

24fps作品なら自動フレーム補完はオフ、色彩の「鮮やかモード」もオフ、明るさセンサーがあるのなら、テレビ側が合わすだけでなく、ユーザに「部屋の明るさを暗すぎない程度に落としてください。」と指示するくらいでも良いです。マスモニに近づけたいなら、そのくらいはしないとネ。

 

 

 

でもそんな製品は一般的ではあるまい。

 

ゆえに、テレビは無法地帯くらいに考えておいたほうが良いのです。

 

無法地帯とは言え、少なくとも日本の大手メーカーなら、あまりにも基準から外れた色彩にはしない傾向がありますので、許容範囲に収まります。ユーザ側としては「シネマモード」にするのが、一番手取り速いですネ。

 

どちらにしても、テレビ作品である時点=テレビ放送で見ることが大前提の状況では、絵の内容へのこだわりは、ある程度は割り切ったほうが良いです。フレームレートの補完だってあり得る現在なのですから。

 

反対に、テレビ放送は一時的な形態で、全世界への様々な形態の公開を想定しているのなら、マスターの画質には拘って然るべき‥‥です。ちゃんとグレーディングまでおこなって、ひと昔前の劇場作品レベルで作ることもありましょう。

 

 

 

X300とかのマスモニ、CG3415のような高価なリファレンスモニター、ラボのグレーディングルームと同じクオリティで、家庭や劇場で見れることはほとんどありません。

 

例えば鳴り物入りで開業したドルビーのソリューションを完璧に有する劇場ならば、音も映像も意図通りに上映できるかも知れませんが、家庭のテレビはもちろん、劇場でさえ、上映の状態は大きく変わるものです。劇場でも輝度が落ちたコンディションは多いです。地方の劇場で見た時に、ずいぶんと暗くて、驚いた経験があります。

 

高価なフラッグシップ民生テレビを買っても、テレビを置く環境が明るければ、黒は潰れて見えなくなります。部屋の明るさに合わせて、テレビの暗部を持ち上げた設定にしていては、それこそ本末転倒です。だからといって、家族が共用するリビングを映像鑑賞主体に合わせるのは、なかなか難しいでしょう。

 

やはり、テレビ作品、そして劇場作品も、ピンポイントの絵作り・色作りを連発してはNGなのです。

 

ストライクゾーンが針の穴のような状態で作品を作ってはなりません。劇場でもそこそこ広く、テレビにおいてはたっぷり広く、ストライクゾーンを設定し、各上映環境の振れ幅を最初から想定して絵作りをすることが肝要です。

 

でも勢い余って、全ての絵作りが中庸な絵になるのも、あまりにもつまらないですよネ。だからこそ、映像制作集団の腕の見せ所なのです。ストライクゾーンを使いこなす手腕こそまさに。

 

 

 

レースに例えるなら、攻めすぎてコースアウトしてクラッシュして失格もダメ。安全運転して周回遅れでビリなのもダメ。

 

攻めつつ、コースアウトせず、最後まで走りきってレースに勝つ運転技術を高めば良いです。

 

運用技術とはまさに運転技術。

 

色彩ひとつとっても、運転技術は不可欠ですネ。

 

 


色温度の主語

色温度の6500か9300か‥‥という話題。昔から延々と話され続けてますが、なぜか「主語」がぽっかり抜けているがゆえに、共通認識まで定着していません。

 

色温度の6500、9300は何のためにあるのか。

 

それを理解しないので、まるで「暗記もの」の如く、6500か9300の「どちらを選べば良いか」の判断に揺れます。

 

 

 

日本でのテレビ放送「だけ」を最終形にするのなら9300。世界展開や様々な形態での再生を視野に入れているのなら6500。

 

自分たちがどのように「映像の商売」を展開したいのか、認識できていれば、迷わないです。

 

 

 

私がメインで関わる作品は、90〜00年代の昔から6500です。9300はテレビ放送での一時的なものなので、9300合わせにはしません。9300に合わせたいのなら、ラボなどの変換で対応します。

 

テレビ放送を最終形だと考えていた過去のテレビアニメ作品は、日本の局所的な9300の事情に合わせて、モニタも9300に設定して作業している作品も多かったです。でも、最近は世界規模で公開・配信することも踏まえて、6500で最初から作る作品でも出てきたようです。

 

6500と9300、どちらが正しいか‥‥なんて話ではないです。

 

ただ世界的な多数決で判断するなら、6500でしょうね。日本のアニメ業界は長らく9300で作ってきたのでショックかも知れませんが、日本の9300がむしろ特殊だという事実はそろそろ皆が知っていても良いと思います。

 

 

 

日本はいつも転換期に転換できなくて、余計に混乱を増やすことが多いですよネ。

 

23.976fps然り、9300K然り。

 

 

 

 

まあ、別の話題になりますが、民生テレビの色なんてバラバラですから、「テレビでどんな色になるか」なんて考える事自体、波で揺れる小舟の上で水平垂直を測るような行為です。

 

「テレビでどんな色になるか」と聞かれたら、こう答えましょう。

 

どんな色にもなります

 

‥‥と。

 

でもそれじゃあ、基準がまるで定まらないから、マスモニを基準に据えるのです。

 

各家庭にマスモニと同じ発色のテレビなんて存在しないとわかっていて、あえて、マスモニを水準器として用いるのです。

 

「マスモニはテレビと色が違うのに、どっちで判断したら良いか判らない」と、仮にメインスタッフの誰かが初心ゆえに口にしたら、年長者が理屈を教えてあげましょう。

 

各家庭のテレビはメーカーの違いや経年変化によって色にバラつきがあります。ゆえに、マスモニを映像業界の基準に設定して、色彩を一致しているのです。

 

マスモニで判断しつつ、どのくらい「変わる可能性があるか」を民生テレビで参照しましょう。

 

 

マズいのは、その場に識者・経験者が誰もいない場合です。

 

マスモニを見ずに、色が鮮やかで大きな画面の安い民生テレビを見て、皆で色味をチェックしている‥‥なんて事例をたまに聞きます。

 

「家庭ではテレビで見るのだから、テレビでチェックすべき」と宣った監督さんもいる‥‥と聞いたことがありますが、そのテレビって、どのメーカーでどの画質モードに合わすの? 各社のテレビを何台も並べて、いくつもの画質モードでチェックするの?? すぐに論破されるような言動は慎みましょうネ。

 

チェックルームの機材設置は、マスモニを中央に置いて、民生テレビは横か上(パブリックビューイングみたいに)に置いた方が良いと思います。なまじ真ん中に「私が主役です」みたいにテレビを置くから、みなテレビばかりみて、マスモニを見ないのです。人間の心理もチェックルームの環境に反映させましょう。そして、皆のプロ意識を高めるのです。

 

チェックは色味だけではなく、パカやガタも見る‥‥というのは解りますので、マスモニを中央において、両端に2台の4K大画面テレビを置く‥‥とか、色々工夫すると良いと思います。そうすれば、基準となる色味や詳細感は中央のマスモニ、パカやガタやシートミスやパクズレは大画面テレビ‥‥という役割分担が可能になります。民生テレビは「こんなにも色や画質は変わる」という「みせしめモニター」の役割も果たします。

 

‥‥で、テレビ作品の監督・演出さんは、たとえマスモニを中央で見つめていても、微細な色彩にとことん拘ってはいけません。あえて、無難で大味、ストライクゾーンの広い色彩を目指しましょう。テレビ作品作りでは、些細な色彩にこだわるべきではありません。テレビが各社各プリセットでバラバラなのですから、むしろ「広いストライクゾーンで勝負」するのが腕の見せ所です。

 

 

 

チェック時に、マスモニを見ずに、テレビばかり見て、業界標準の色を覚えなければ、いつまで経っても自分の中に色彩の基準は生まれません。

 

また、アニメ制作会社を名乗るのなら、たとえ300〜500万円しようと、たとえ1台しか買えなくても、マスモニは「チェックルーム」に設置しましょう。だって、映像のプロフェッショナルが「チェック」する場なのですから。‥‥マスターモニタ、もしくはそこそこお高いリファレンスモニタは、制作会社を立ち上げる必須条件です。

 

チェック環境が複数あって、全室にマスモニを導入できない場合は、1台だけはマスモニを買って、他の部屋はリファレンスモニタ(50〜150万くらい)で凌ぐ方法もあります。

 

蛍光灯キンキンの眩しい部屋や、洞窟のような暗闇の部屋、どちらもチェックに適しません。部屋は明るすぎず、暗すぎずで、円盤チェックなどを行うラボの環境に寄せます。できれば間接照明メインで、天井のライトは薄暗くできるのが良いです。

 

 

 

では、個人制作はどうするのか。

 

今は、iPad ProとApple PencilとiMac 5Kがあれば、技術と経験次第で、一人二人でもプロ同等の映像が作れますが、チェックモニタだけはプロ同等にはなり得ません。

 

なので、当面は、DCI-P3 6500に合わせて、各色10bit以上(例えば、After Effectsで16bitモードでProRes4444数兆色)で作っておけば良いと思います。

 

レンジはリミットレンジではなくフルレンジで、後の調整に備えましょう。‥‥DaVinciの設定を間違えないように。

 

で、作品を公開する前工程で、公開メディアに合わせた変換をおこなうのが合理的でしょう。1つのマスターから、SDRとHDRに無変換で対応できることなんて、現実として無いでしょうし、「最上位品質」のマスターを確保しておけば、いくらだって変換でメディアに対応できます。

 

iMac 5Kのモニタでも、輝度をフルにして、プロファイルをDCI-P3に設定すれば、iMacローカルとは言え、独自基準は設定できます。基準のズレは保留しておき、とにかく10bit・12bitの色数の多いマスターを確保しておけば、後の調整にも対応できるのです。

 

私が自宅の環境で短編を作る際は、Rec.709では作らずに、iMacの輝度を最大にして(500nits)、Display P3の6500でリニア(PQはまだ自宅では無理)で作ると思います。そうすれば、Rec.709のSDRにも、将来的に広色域HDRのBT.2100にも、グレーディングで対応できます。

 

iMac 5Kの500nitsは明るいでしょうが、作業時は輝度を落として目をいたわり、色を決めたりチェックする時に最大輝度にしましょう。MacならF1とF2キーで適宜調整します。

 

 

 

困ったのは、コロナの状況。

 

自宅に高圧縮で低画質のムービーファイルをダウンロードして、ラッシュチェックを各個人でおこなう方式。

 

色はかなり大雑把にしかチェックできませんよネ。

 

例えば、「若干、赤が強いので、少し抑え気味に」‥‥なんていう指示は、何を基準にして色を判断しているのか危ういのに、できるわけがないのです。あなたの自宅のモニタが、他に比べて赤が強いモニタだったら、的外れな指示を出すことになります。

 

自宅でムービーをチェックする際は、「色は不正確な状態で観ている」とちゃんと自覚しておきましょう。

 

 

 

話は戻って、6500と9300。

 

何のための色温度か。

 

何を見据えた上での、色温度か。

 

それさえ一番最初に作品制作で決めておけば、主語が確定します。

 

テレビ放送は一時的な「顔見せ」であって、その後に何度も繰り返して、円盤や配信で世界展開する‥‥のなら、そろそろ9300から離れて世界標準の6500に合わせても良い時期‥‥とは、私は思います。

 

でもまあ‥‥。

 

この話題は、制作会社が作品の権利を有するか否か‥‥にも繋がる話です。

 

ただ単に、制作を請け負うだけなら、色温度なんて受け身にしかならない面倒な話題‥‥かも知れませんよね。

 

 

 


2014年の初代iMac 5K

初代iMac 5Kは、2014年の秋に登場しました。それまで、24インチで1920pxのモニタを使っていた私は、即座に飛びついて購入したのを思い出します。4Kの取り組みを既に開始していましたが、ドットバイドットで絵を見渡せないのが、悩みのタネだったからです。

 

2KのHDサイズのモニタでは、4Kは拡大状態でしか等倍でみれません。1920x1080もしくは1920x1200のパネルに、3840x2160の絵を映すのですから当然です。一部を切り取った状態でしかドットバイドットで見れないのです。

 

iMac 5K以前のiMacは、2.5K、つまり2560pxでしたから、やはり4Kの絵は収まりませんでした。

 

 

 

iMac 5Kが2014年秋に自宅に配送され、設置して起動した時の驚きは今でも覚えています。

 

まず、フォントの緻密さがまるで違いました。

 

「今まで、ずっと、ボケて不鮮明な文字を見ていたんだ」

 

‥‥とはっきり自覚しました。

 

さらに、自分で紙に描いた絵をスキャンしたデータを、ドットバイドットかつ高密度の液晶パネルで、絵全体を映し出した時の驚きは、フォントの鮮明さとは比較にならないほどの衝撃でした。

 

A4サイズの紙は、400dpiでスキャンすると、長辺297ミリが4678pxになります。じゅうぶん、iMac 5Kの5120pxの画面に収まります。

 

なんと生々しい描線。

 

絵を描いた瞬間のキモチまで伝わるほどの再現性。

 

私は、自宅にスキャナーを設置したのは、1998年くらいのことですが、今までずっと「ウソのスキャン画像」を見続けてきたと思いました。描線のニュアンスが縮小表示でボケて不鮮明に表示されていたのを、「そういうものだ」と思い続けてきたことにようやく気づいたのです。

 

気づかせてくれたのは、まさに初代iMac 5K。

 

 

 

当時、33万円くらいで購入したと記憶しますが、支払った金額の元を取るどころか、あまりにも大きな収穫を与えてくれました。

 

人生のうちに、何度かあるものです。

 

自分の人生に、決定的な影響を与える、道具との出会い‥‥が。

 

4Kに関する経験の基礎は、iMac 5Kが築いてくれましたので、その機材導入の効果は計り知れません。

 

毎日、27インチの中に5120ピクセルが詰まったモニタを見続けるのです。映像を作る人間にとって、その毎日の意味は、あまりにも深いです。

 

5Kは大きな面積ではないんですよネ。

 

面積ではなく、密度です。

 

従来の27インチの中に、倍のピクセル数が詰まって、高密度であることが、最重要なのです。

 

 

 

4Kのアニメとか聞くと、ピクセル数が大きくて、広い面積で、描いて作るんだと思いがちです。

 

ちょっと、違うのです。

 

大きいのでもなく、広いのでもなく、高密度なのです。

 

面積に対する感覚は、実は変わらんのです。

 

そのことを、理屈ではなく、感覚で教えてくれたのは、まさに2014年の初代iMac 5Kでした。

 

 

 

初代iMac 5Kを買っていなかったら、UHDも4Kも他人事のままだったと思います。

 

今のままのアニメ業界の制作事情では、4KHDRなどとても無理なことも自覚できました。ゆえに、旧来業界とは枠組みそのものを変える必要性もしみじみ実感しました。

 

途中で海門のHDDが死んで、モニタを剥がして交換するなど、メンテの経験もさらに増えました。

 

‥‥こうして、述懐してみると、iMac 5Kが運んできた経験の数々は、まさに得難い6年間だったと感じます。

 

今月、2020年のiMac 5Kが到着すれば、初代iMac 5Kはお役御免となります。

 

モニタを接着した両面テープの粘着力が緩くなって、少し剥がれかけてるんですけど、あと、もう少し、がんばれ。

 

 


今度は冷凍か

ツイッターで今度話題になっているのは、「冷凍餃子は手抜き」。

 

これ、釣りの炎上目的なんじゃないのか‥‥と思うほど、同じパターンだわね。

 

冷凍餃子でもいいじゃん。

 

‥‥いやいや、こういうのを「釣られる」と言うんだろうな。

 

 

 

以前のポテサラ。

 

話は逸れて、私の中では、スーパーのお惣菜コーナーのポテサラは不味いということだけが、気にかかっています。

 

単なる私の思い込み、もしくは記憶が古くて、実は今は美味しいポテサラも売ってるのではないか‥‥と。

 

なので、あえて、スーパーのお惣菜のポテサラを、最近買って食べてみたけど‥‥‥‥マズイ‥‥‥!!!

 

妙な人工的な甘さと酸味が全体を覆っていて、ポテトの素直な旨さがまるで感じられません。

 

こんだけ混ぜ物だらけだったら、変な味になるわな。グリシンまで入ってるんですね‥‥。

 

 

もうなんていうか、この原材料表記のまんまの、不思議な味のポテサラでした。

 

一方で、居酒屋などのポテサラは美味しいものが多いと聞きました。確かに、その場で食べきるのなら、できるだけ混ぜ物しなくて良いので、美味しいでしょうね。

 

ポテサラって本来は美味しいはずですもん。

 

 

 

で、冷凍餃子。

 

そんなに味が落ちないと思いますけどネ。

 

‥という味の話題じゃなく、争点は手抜き云々でしたね。

 

というか。

 

ツイッターのネタ自体、ここまでワンパターンだと仕込みかと邪推してしまいますが、もしパパが子供の前でママを「手抜き」とか言うようなら、そのパパを伴侶とした時点で終了していたのかも知れないですね。パパがどれだけご立派な手抜きなしの人生を歩んできたか知らんけど、子供の前でママの面目を台無しにするなんて、もうダメだよ、その男じゃ。

 

と、熱くなるのも、シナリオ通りなんかな‥‥。

 

 

 

ツイッターか。

 

なかなか、手出しできんよなあ‥‥。

 

 


わたしの2020 iMac。

私が即決で購入したiMac 5K 2020は、以下の仕様です。

 

標準ガラス

3.6GHz 10コア第10世代Intel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)

8GB 2,666MHz DDR4メモリ

Radeon Pro 5700 XT(16GB GDDR6メモリ搭載)

1TB SSDストレージ

ギガビットEthernet

Magic Mouse 2

Magic Keyboard(テンキー付き)- 日本語(JIS)

アクセサリキット

 

362,800円

 

この構成には、多分にここ2〜3年の戦訓も含まれていて、意味が明確です。

 

標準ガラスのままなのは、今はとにかくコストを抑える「アップルシリコンまでの繋ぎ」なので、物珍しさはあったものの、普通のガラスのままにしました。

 

i9の10コア(20スレッド)にしたのは、4KHDRだとアニメ制作とは言え、全てのスレッドの棒グラフが満杯になることが多いので、CPUのパワーは高いほうが良いからです。特にコンピュータに計算させる内容が重い場合(カットアウトなど)、CPUの性能は最上位のBTOにしておくほうが後悔せずに済みます。

 

8GBのメインメモリは、BTOだと物凄く割高になりますので、自分で買って装着する方法にしました。既に32x2=64GBのメモリはアマゾンで注文済みです。出荷時の8GBに、自分で挿入する64GBを足せば、72GBになって相当快適になります。最終的には128GBまで増やせます。

 

GPU〜ビデオの性能は、最近の映像系ソフトウェアでは必要不可欠です。1.5Kで二値化ファイルで作業していると、まるで実感が沸かない部分ですが、極めて重要です。4Kで、しかも大判のカメラワークとなると、レンダリング時にビデオメモリが足りなくて、鈍足なソフトウェア処理を選択せざる得ません。16GBあれば、十分とは言えないものの、4Kかつ大判でも何とかなります。

*ゴミ箱型の旧Mac Proは、ビデオメモリの少なさが、頻繁に急所となりました。旧Mac Proでは36時間かけてソフトウェアGPUでレンダリングしたカットもあります。iMac Proでは半日で済むレンダリングを‥‥です。

 

1TBストレージは妥協しました。できれば2TBが良いです。1TBですと、起動ディスクにキャッシュを置く事ができませんが、2TBにすれば半分の1TBをキャッシュに割り当てられるでしょう。高速なPCIe系のSSD(SATAではない)は4K時代には貴重なリソースです。ただBTOだと高いんだよねぇ‥‥‥‥。1TBでも2TBでも、素材ファイルを起動ディスクに置くことは無理ですので、Thunderbolt3のできるだけ高速な大容量ディスク(6〜10TB)をワークエリアとして用意することは必須となります。

 

ギガビット有線LANは、自宅使用を考慮して10Gbpsにはグレードアップしませんでした。自宅において10Gbpsが活きるネットワークなどまだまだ先の話です。自宅ではない制作会社の現場なら迷わず10Gbpsにしましょう。

 

 

 

この仕様なら、3年くらいはもつでしょう。特にメモリを128GBまで増やせる仕様が延命を予感させます。

 

ちょうど2〜3年後にはアップルシリコンのMacも落ち着くでしょうから、繋ぎとしては良好です。

 

購入費用を36ヶ月で割ると、1万円くらいなので、じゅうぶん見合った働きをしてくれそうです。

 

 

 

ちなみに、iMac 5K 2020が、iMac Proに比べて明らかに劣っている部分は、Thunderbolt3(TB3)のポートが2つしか無い点です。

 

iMac Proは4つポートがありますが、全て使い切って、さらにデイジーチェーンでなんとかやりくりするほどです。

 

何度かこのブログでも書いていますが、ポート2つにつき、コントローラチップが1つなので、iMacのTB3のコントローラは1つだけです。高速なTB3使用のPCIe系SSDを繋ぐ際に、他の接続機器との兼ね合いで影響がでるかも知れません。

*実は旧Mac ProでもThunderbolt2の6つのポートは、機器の速度によって繋ぎ方にコツがあります。1つのコントローラに速度を要求する機器を集中させないで、バランスよく分散させるのが良いです。

 

おそらく、iMac 5K 2020の場合、TB3のポートの1つはリファレンス4Kモニタ(HDRの色をそこそこ正確に表示する)、もう1つは高速SSDストレージ(DaVinciなどのスクラッチ用途)‥‥みたいな接続が、映像制作に向くと思います。もし液タブを使用する場合はもうひとつポートが必要になるので、何かを泣かないとダメですね‥‥。

 

 

 

 

私が初めて「自分のマシン」として用意してもらったのは、Quadra650でした。メモリは128MB。CPUは68040。25年くらい前の話です。初めて自分で買ったマシンは、PowerMac8600/250。

 

今や千倍になって、128GBのメモリか。

 

25年後の2045年には、コンピュータって、どうなってるんでしょうネ。

 

 

 


自宅が高性能

DDR4-2666MHzの32GBモジュールで安い製品、さっそく、売り切れが出始めてますね。

 

iMacでの動作保証をしている製品はどれも2枚セットで4万円〜単体2万円以上なので、1.2V電圧でバッファなしでパリティなし(パリティ〜ECCか否かはメモリ基板上のチップの数でわかります)の1.5万円の単体(動作保証なし)は、今日1日の間に売り切れた製品もありますネ。

 

私は既に購入済みですが、動作確認をしていないので、品番の記載はまだ差し控えたいと思います。実際にiMac 2020に取り付けてみてから、紹介します。

 

 

 

自宅のiMac 5Kが、i9の10コア20スレッドで、72GBメモリで、16GBメモリのGPUとなれば、もはや自宅でも4Kスタンバイ‥‥ということです。PQ1000nitsのHDRは無理ですが、Display P3の500nisの見た目合わせ(つまりリニア)で絵を作っておけば、後で調整できます。

 

iPad Pro 12.9インチ、Apple Pencil、iMac 5K 2020、この「コンシューマ製品」3つで、知識と経験(=技術)さえあれば、業界が全く手を出せない4Kのアニメが、プロと同品質で個人で制作できてしまう時代です。

 

その3製品の合計額、55万円。

 

550万円でも、5500万円でもないです。

 

比べるのは不毛ですが、昔なら1000万円コースでしたから、ほぼ20分の1。

 

 

 

macOSは、カタリナで64bitオンリーになったので、昔のソフトウェアは動きません。

 

でもそれでちょうど良いのです。

 

使えなくなれば、他の方法を探せば良いですし。

 

 

 

実際、アニメ業界歴15年未満の人は、セルとフィルムのアニメ制作工程を知らなくても、十分アニメのスタッフとして作業に従事していますよネ。

 

アニメは本来アナログだ‥‥なんて、そもそも「本来」なんて言い出して、恐竜ガーティや蒸気船ウィリーまで遡るつもりはないでしょう。

 

今、手にできる道具、そして世界規模で進行する技術の変遷の中で、フラットに考えれば良いです。何か道具を手にして絵を描く時点で、鉛筆だろうがApple Pencilだろうが、じゅうぶん、「人間の生の感覚」ですヨ。

 

 

 

自宅の留守録でダウンタウンDXを見たら、キズナアイさんが出てました。浜ちゃん松ちゃんと絡んで、妙に波長が合わない感じが逆に可愛かったです。ダウンタウンお二方の「扱い方に動揺」している様子も面白かったですし、「中の人」(とは言わない約束?)のリアクションに追随するキャラの動きや表情も、改めて見ると「アニメ風の演技付けって楽しいものだな」と再認識して楽しめました。アニメキャラ風のデザインでありながら、全体的な動きは現実っぽく滑らかで生っぽい部分があるのも、現実と非現実が曖昧になって、見ていて癖になりそうです。

 

動きのしゃくりやスキップとかが改善されて、各部パーツの品質がPV並みになれば、もはや「アニメ的表現」の1ジャンルになり得ると思いました。

 

じゃあ、手で絵を描いてアニメを作る我々は、未来のどこに向かって歩けば良いのでしょうね。

 

昔、ターミネーター2を観たときに、「アニメの独壇場が、全て実写映画で、しかも完璧にやられた」と思いました。にゅる〜んと変形するT1000などは、それまでアニメの「空想の動き」の専売分野でしたからネ。

 

キズナアイさんがあれだけ面白く、芸人さんとリアルタイムで絡めるのなら、作画のアニメのキャラの演技って、作画枚数云々なんかじゃなく、もっと違う要素で勝負すべきでしょうね。

 

単にリアル模写とか、枚数稼ぎの「とりあえず中3枚」みたいな動きではなく、人間の頭の中で再構成するからこその、理想化された動きが必要です。

 

仮に未来に、「昔のアニメってこういう絵だったよな」みたいな慰みものみたいな立ち位置で、自虐的に昔の低予算アニメを演じるなんて、絶望しかないです。

 

アニメは、「人間が頭で考えて、手で描く」のが最大のアドバンテージです。ペンタブだろうが、紙だろうが。

 

だったら、実写映画でもキズナアイさんでも立ち入れない独自のフィールドを強く意識すべきです。「アニメ絵がアニメの専売特許」なんて、もう何の神通力もないのです。

 

アニメの絵に拘るのなら、真に絵でしか描けないアニメの絵を強く意識して、「アニメだけが表現しうる世界」を目指したいです。

 

 

 

そのためにも、自宅の高性能機材。

 

いつでも、自分の好きな時に自由に使える、iPad Pro 12.9インチ、Apple Pencil、iMac 5K 2020の「コンシューマ製品」3つ。

 

コンシューマだけど、性能は制作現場の平均以上。

 

商業ベースでは、いつまで待っても新しい表現なんて、企画時点から出現しません。待つだけ無駄。

 

会社が環境を用意してくれないから‥‥という理由なら、用意してくれるまで延々と待ち続けて定年を迎えることになりましょう。

 

アニメ制作現場の場合、ハッキリしているのです。必ず鶏=産む側が先にきます。卵が先なんてないです。多くの人は、卵と丸い石の見分けもつかないです。‥‥で、自分を鶏とするなら、産んだ卵は高く取引しましょう。

 

日々のアニメ制作現場の技術は全体的な総意に基づく状況として捉え、それとは別路線で、「手で描く絵」を用いたアニメ表現を再認識すべく自らの取り組みの中で考えていくのが、2020年代の為すべきこと‥‥と思います。

 

アニメーターが線画を描くだけで満足していれば、その満足なりの世界で閉じられます。

 

何らかの閉塞感を感じているのなら、閉じられた世界の扉を開けて、外界へと踏み出せばよいです。

 

扉を開ける鍵は、進化した道具の数々です。

 

 

 


32GBモジュール

マイナーアップデートした、おそらく最後のインテル搭載iMacを購入しました‥‥というのは、前回の記事の通り。

 

配送は8月下旬の後ろのほうかと思いきや、早めに到着するようなので、メモリを買い足さなければなりません。BTOでは8GBのメモリのままで、それでは全く使い物にならんス。

 

とはいえ、未だに、メモリの相場は読めぬ。

 

安くなるのを待ってばかりで、メモリの「旬の時期」を逃すと、逆に高騰へと移行しますが、もう底値だろうと思って買うと、もっと安くなったりもします。

 

現在、DDR2666は、安めで32GBモジュール1枚2万円です。16GBは7千円くらいなので、ちょっと割高。iMac 2019で動作報告が多数ある32GBモジュールの最安値は2枚セットで3万円です。

 

まずは3万円で32x2=64GBを購入して、72GBのメモリへと増設しようと思います。作業場のiMac Proより大容量になります。

 

64GBあってもメモリ使用量はいっぱいになりますが、32GBのようにすぐに溢れ出すことはないです。なので、当座は128GBまでしなくても凌げると思います。

 

 

 

なんか、前世紀から、こんなことばかりやっているような気がします。

 

単位がMBとかGBに変わっただけで。‥‥友人のMSXはKBだったし。

 

 

 

でもまあ、しゃあない。

 

それがコンピュータと歩む道。

 

 

 

最後のインテルiMac。

 

この時期にインテルのiMacをマイナーアップデートで更新するということは、次のiMac〜iMac相当の新型は、アップルシリコン配合でしょうね。リンスみたい。

 

新筐体の中身を、インテル合わせの基盤構成にするよりも、最初からバッサリとアップルシリコンに何もかも合わせた方が良いですもんネ。

 

わざわざわ、インテル仕様の新型筐体を出すとは思えません。

 

つまり、インテル内蔵のiMacは、これで終了。おそらく。

 

もしかしたら、ミラードドライブドアのG4の時みたいに、アップルシリコンMacと同時に、在庫処分仕様のインテルMacを大幅値引きで売り出すかも知れませんが、それは何とも予測不可能。

 

 

 

ほぼiMac Proと同等性能になった最終型iMac 5K。

 

Macを買うのに1年待てないなら、最終型の完成形を召しませ。

 

 

 

私は初代ボンダイブルーのiMac(rev.B)が可動状態で保存してありますので、まだまだ先の未来のいつか、初期型と最終型を並べて、「動いているのが嬉しい」コンピュータコレクションとして飾りたいものです。

 

 

 



calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM