デザインナイフの愛用品

私は立体工作も映像作りの一環としておこないます。絵作りの資料として用いるほか、素材として用いる事もあります。つまり、見て楽しむ趣味の用途ではなく、まさに実用品なので、壊れないように丈夫に作るのはもちろん、できるだけ「仕事に役立つ」ように作ります。「仕事に役立つ」とは、プロポーションやディテールが正確である事が理想、そして「必要な時に出来上がっている」事でしょうか。製作に凝り過ぎて、時間がかかるのは、何よりもNGです。

適度な正確さ、製作時間の短さを欲する時、製作に用いるツールは、非常に大きなファクタとなります。自分の思った通りに扱える道具の存在は必須です。なので、罫書き針やデザインナイフなどの「ミスの許されない」行程の道具は、特に気に入った愛用の品を使っています。

デザインナイフは、素材を削るのに必須の道具ですが、私の愛用するのは曲線刃のものです。よく見かけるオルファタミヤの細身のボディと刃ではなく、アートナイフプロというやや太めのボディに、弧を描いた形状の刃を装着したものです。

この曲線刃の何が良いかと言うと、先端は鋭角、先端からちょっと下は一般的なデザインナイフの刃、さらに下がると平刃のような使い心地‥‥と、1本で万能に使いわける事が可能な点です。一番下のほぼまっすぐな刃の部分は、カンナがけのように使えるので、はみ出しをこそぎ落とすのに重宝します。

オルファの曲線刃は、3本で300円と値段が張りますが、切れ味はよく、一般的な刃よりも長持ちします。材質が違うからなのか、広い刃の部分を使い分けるので全般として長持ちするのか、よくわかりませんが、デザインナイフの小さな刃よりは確実に使用時間は長いです。

罫書き針は、罫書きというよりは、モールドの彫り直しに用います。いわゆる、スジ彫りです。私はあまり器用なほうではないので、スジ彫りなんかは特に不得意だったりしますが、クレオスの専用品「ラインチゼル」を使うようになってからは、及第点くらいの事はできるようになりました。線を引く時はもちろんガイドを貼り付けますが、私はそれでも上手くいかない事がありましたが、ラインチゼルを使うようになってからは、奇麗な線が引けるようになりました。おそらく、素材上の断面が針を使った時に比べてシャープなので、ミクロの差ではありますが、仕上がりに大きく影響するのだと思います。

まあ、なければないで、困るものではないのですが、あればあったで「ひと皮むけた」ように作業の質と速度が上がります。ただ、道具は何と言っても「本人との相性」ですね。

絵も立体造形も、優れた道具を傍に揃えられたら、後は「視力」でしょう。実はこれ、かなり重要です。指先は歳を喰っても、意外に正確に動くものですが、視力が悪いと道具も手も思い通りに機能しません。「指先がおぼつかない」のは、視力の低下が原因だと、ここ数年で悟りました。なので、私の作業環境にはルーペ付きライトスタンドは必須なのです。



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