ふゅーりぃ

遅ればせながら、先週、フューリーを見てきました。ミリ物をやりたい私としては、見ておかなければならない映画ですので、映画館にて。

同じ映画館でやっていた「アデーレ」も一緒に見ましたが、そちらは実写映画の素晴らしさを堪能できる良い映画でした。老婆をあんなにも可愛くいじらしく描けるのは、実写だけなのもかなあ‥‥と羨ましく感じました。時間軸の異なるシーンを並列に交差させつつ、ドラマを紡いでいく構成の巧みさによって、徹夜明けの私が眠気など一切感じることなく見入ることができました。アデーレ役の女優さんも、演者さんの衣装も、ヘアメイクも美しかった‥‥。ちなみに、ドイツの旅客機としてC-47らしきが登場しますが、理力でJu-52あたりに差し替えて鑑賞しましょう。そういう部分をあーだこーだ言う映画じゃないですからネ。

で、フューリー。

まず、映画館のフロアにガルパンのお客さんがいっぱいいて、驚きました。映画をよく見る友人の話だと、ガルパンは連日、席の予約が入って盛況のようです。こんなのは滅多にない‥‥と言っていました。アニメはおろか、ドイツ軍の装甲戦闘車両など全く縁もゆかりもない女性までが、「Panzer Vor!」とか言ってるのを見ると、これは余程のことなんですネ。

フューリーは、まさに男の子の映画。多少のツジツマなどどうでも良い、「戦車映画」でした。こう言う「モロに戦車の臨場感を前面に押し出して表現した」映画って、今までなかったんじゃないのかな‥‥。以前に書いたことがありますが、中々表現の難しい「狭さ」が、見てて息苦しくなるほどに表現されていました。相当工夫しないと、こんな狭さは表現できないはず‥‥です。見終わった後に、鉄のゴツくて重い印象が長く尾を引いたのは、狭苦しい鉄の塊の中での描写、映画館じゃないととても出せないような重低音の大音響ゆえでしょう。自宅でのBD鑑賞でなく、映画館に足を運んだ価値アリでした。

ストーリーの方は、戦車の戦記物が好きな人なら、必ずやりたいことが、全部詰まったようなストーリーでした。この辺も「男の子」っぽい感じなんですよネ。各場面で重苦しい状況描写もありましたが、戦争ヒューマンドラマというよりは、やはり戦車映画というべき内容だと感じました。戦場そのものを描いた映画ならば、あまりにも凄絶な442部隊のドキュメンタリー映画とかもありますし。

カメラワークは寄り気味で尺の短い、最近のハリウッドアクションそのものな感じでした。映画館とご家庭の大画面テレビの両方を兼ねる映像の組み立て方‥‥と言いますか。ゆえに、格調が高い見せ方というよりは、アトラクション傾向でしたネ。それもまた、映画の楽しみの1つです。「Easy8」を映画館に見に行くだけでも価値があります。

「フューリー」は、アメリカ人が「M4戦車を、ちゃんと描いておかなければならない」と言ったアツい使命感をも感じました。だから、多少の怪しいアレコレは吹っ飛んでしまいます。祖父たちがM4に乗って戦ったことを、映画としてしっかりと刻印しておきたい‥‥という孫世代の熱い想いによってズンズン突き進む映画です。‥‥なので、日本人の私としては、ストーリー的にはややクールに感じ取りました。私は、アメリカに戦争で負けた世代の孫だもの。

2本の映画とも、まさに「映画をたっぷり満喫」しました。

最近は0号か初号の試写でしか映画館設備で映画を見なくなっていましたが、映画館の会員になって、たまに無作為に1,000円で映画を見るのは、良い刺激になります。「じゃあ、自分ら(アニメの映像制作)は、これからどうしようか」という新鮮なキモチになりますしネ。

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