El Capitanとディスクユーティリティ

MacOSX10.11、コードネーム「エル・キャピタン」、通称エルカピ、カピタン(キャよりカの方が言いやすい)は、既にiMac 5Kにインストールして、中々に便利に使っております。文字入力をどんどん変換していくスタイルは、最初は戸惑うものの、慣れれば逆に快適に感じます。私はずっと、「ことえり」直系のIMに慣れていたので、「文字を入力したら即変換」の癖が抜けきってはいないのですが、まあ、いつもより長めにローマ字入力するだけの話なので、すぐに慣れます。

ただ、このエルカピ、結構インストールに失敗しよるのです。しかも、起動ディスクを起動不能にした挙句‥‥に。私は既に、2台のマシンで失敗を体験しました。

ユーザ側の不手際ではなく、ソフトウェアアップデートからアップデートプログラムを単に実行しただけで発生します。失敗する時は大体「インストール中: 残り約24分(から21分)」の表示の時にレインボーカーソルが回って失敗します。

エルカピをインストールする前に、TimeMachineのバックアップは必須です。じゃないと、インストール失敗した際に、とんでもない災難を被ることになります。TimeMachineでバックアップさえしていれば、インストールに失敗しようがエルカピが気に入らないので前バージョンに戻そうが、「コマンド+R」キーで起動して以前のシステムを復旧できます。

コマンド+Rで、TimeMachine復旧プログラムでマシンを起動し、システムのHDDを復旧したのち(この際、一旦初期化されます)に起動し、再度エルカピのアップデートを実行すると上手くいっております。まあ、Apple節の「再起動してインストールをやり直してください」なんていう「アップデータに不具合があるわけじゃない」的なダイアログには少々ムカつきますが(実際、何度再起動してリトライしても失敗を続けます)、対策としてはそんな感じです。

あと、「画面共有」がオフに再設定されるので、リモートでシステムバージョンアップ全行程を完了することはできません。モニタとキーボード・マウスを繋ぐ必要があります‥‥。めんどくさいなあ‥‥もう。

エルカピのもう1つの衝撃。それはディスクユーティリティからRAID設定パネルが消えたことです。つまり、エルカピ以降から、簡単な操作によるRAIDの構築はできなくなります。

しかしまあ、Appleも毎度のことではありますが、気が早いですねえ‥‥。確かに今後の高速ストリーム需要(4Kのマルチ編集など)に対してHDDのRAIDでは要求に応え切れないかも知れませんが、それでも2Gbps以上は叩き出すわけですし、こなれた価格の大容量SSDが出現するまでは大容量HDDのニーズは存在し続けるでしょう。

RAIDは何かしらのサードパーティ製のソフトウェアを待つか、ターミナルのコマンドを使うしかありません。

ターミナルのコマンドは以下。

diskutil appleRAID create [stripe, mirror, concatのどれか] RAIDのセット名 フォーマット(JHFS+など) 構成するディスク名をスペースで区切って列記

例:
diskutil appleRAID create concat myDiskArray JHFS+ disk0 disk1
disk0と1を用いて、HFS+ジャーナリングのフォーマットにて、スパニング(いわゆるJBODすネ)のRAIDを構成せよ。‥‥という意味ですネ。

詳しくは、OSX Man PagesのDISKUTIL(8)をみてください。
https://developer.apple.com/library/mac/documentation/Darwin/Reference/ManPages/man8/diskutil.8.html

ちなみに、ディスクユーティリティは、前のバージョンをひっぱってきても、以下のように使えません。



まあ、RAIDを組むなら、今後はdiskutilのお世話になる‥‥ということです。AppleScriptでUIを作って、実質はdo shell scriptで実行する‥‥なんていうのを作っても良いすネ。

Appleが毎度のOSXバージョンアップの際、このような「一般ユーザは手を出すな」的なゾーニングを仕掛けてくるたびに、確実にコンピュータを「表面を触るだけの人」と「内部に入って使いこなす人」の境界線で区切っていくな‥‥と思います。iOSなんてモロに、「使うだけの人」と「使わせる人」の線引きを明確に打ち出していますよネ。

Appleに限らず、他でもこの傾向は強くなっているように思います。「一般ユーザに専門知識が必要な設定や操作をさせない」という。‥‥その傾向が良いのか悪いのか、‥‥少なくとも私が思うに、諸刃の剣だと思います。

一般の人はともかく、コンピュータを道具にして映像を作って商売にする人間は、少なくともコンピュータにおいて「テクノロジの外側」にいるのはマズいです。世間が「一般人はコンピュータの仕組みなど理解する必要なし」という風潮に流れても、「コンピュータを使って仕事するプロ」は「自分の道具をナゾの道具」にするわけにはいきませんもんネ。

ちなみに、Adobe CCやSketch Book Proなどの主要ソフトウェアは、エルカピでも特に不具合に遭遇しておりません。昔のバージョンは試していないのでわかりませんが、作業に支障をきたす感じは今の所ありません。

しかし、「10.11」というバージョン。OSX=「10.xx」という言い方がいつまで続くのか‥‥も見ものではありますネ。
 

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