Apple Music

前から気になっていた「Apple Music」。3ヶ月のお試し期間で使ってみました。

実は、最近まで「いくらなんでも、Appleの提供する途方もない楽曲を、980円で聞き放題だなんて、あり得るのか?」と半信半疑でした。子供の頃から、レコードやカセットをお小遣いを貯めて買っていた世代の私としては、にわかには信じられなかったのです。提供されるのは、流行りの一部の音楽だけ、もしくは米国人好みの音楽だけで、マイナーな楽曲は対象外じゃないのか?‥‥と。

結果。‥‥ほんとに980円ポッキリで聴けちゃうんですネ。

Brecker BrothersやAllan Holdsworth、Soft Machineなどの今ではあまり話題に上らないクロスオーヴァー・フュージョン、コダーイの合唱曲などの少々マイナーなクラシック、米国の流行とは無縁の昔の歌謡曲など、いろいろ検索してみましたが、確かに全部頭から尻尾まで聴けます。

そして、ローカル(手元のPC)にもダウンロードできます。もちろん、AACの再生保護はかかっていますけど、それは有料のコンテンツとて同じです。

これは凄いすネ。今から死ぬまで音楽を聴き続けても、とても聴ききれない膨大な楽曲が、Apple Musicのライブラリには存在し、それを自由に聴けるのですから。

よく考えてみれば、‥‥いや、よく考えなくても、ディスクやファイルを買ったからって、自分のものになるわけではないのです。ディスクやダウンロードしたデータは、楽曲を聴くための「媒体」であって、楽曲の所有者や権利者が購入した人間になるのではなく、「聴く権利」「聴ける状況」を買っただけに過ぎません。CDを買えば、円盤に記録された音声データを聴けるようになる‥‥だけの話です。

それに、ぶっちゃけ、音楽を聴けるのは生きている期間だけです。どんなにCDをコレクションしようと、それを聴けるのは生きている時だけ。

ディスクやデータファイルを手元に置くことに固執し過ぎていたんじゃないかな‥‥と、自分を振り返って思います。

もちろん‥‥ですが、Apple Musicが膨大な楽曲数を誇ろうと、音楽の一部でしかありません。アルバムが少ししかラインアップされていないミュージシャンはいますし、2000年代になって復刻された70年代の歌謡曲のライブアルバムも見かけません。音質はMP3より高音質なAACとはいえロスレスではありません。

ただ一方で、現在では手に入らないCD、もしくはプレミア価格でバカみたいな高値になっているCDの楽曲が、スルッと聴けたりするのも特徴です。

要は、Apple Musicに切り替えるのではなく、今までの音楽との付き合い方に、もう1つの強力な選択肢が増える‥‥と考えておけば良いのですネ。

円盤にこだわらない、作品の楽しみ方。

‥‥これは、我々映像制作の人間にとっても、未来を暗示するメソッドでしょう。ただまあ、例えば4Kの60pは、映像制作者が自信を持って提供するには、ネットでストリームしたりダウンロードするのはインフラの品質的にかなりキツいので、もう少し未来の話だとは思います。

私も、Apple Musicのような媒体を通して、映像作品を提供できるようになれば、願ったり叶ったり‥‥なんですけどネ。


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