強力な換気扇が

色々あって、現在はアナログからデジタルまで目まぐるしく活動しておるのですが、最近悟ったのは、アナログとデジタルはほどよく調合してこそ吉、と言う事です。何となく‥‥ではなく、明確にバランス取りしないと、どちらかに偏りがちになります。コンピュータだけイジってるとイメージがどんどん「コンピュータの都合の良いもの」へと萎えていくし、デジタルの力なしに紙と鉛筆だけではもはや映像作品は作れませんので、程よい協和・調和が必要なんだと「割としみじみ」実感しています。

デジタルの「誰かが作ったプリセット」を組み合わせて「自分の表現だ」と主張するのはやっぱり「お寒い」ですし、紙や絵具で描いた1枚絵だって、ネットで公開したり製本する際には、デジタルデータです。思うに、何か個人的な怨念感情〜ルサンチマンや劣等感、敗北感、羨望や嫉妬に因る憎悪が作用すると、「デジタル至上主義」「アナログ至上主義」に陥りやすいのだと思います。怨念感情が道具の使い方を不自由にするわけです。

何で作ったか? ではなく、何を作ったか?‥‥ですよネ。

私はデジタルツールを毎日使っているわけですが、デジタルデータやコンピュータを崇拝しているわけではありません。人生の限られた時間の中で、どのように作品を「できるだけ妥協せず」「沢山」作り上げるか?‥‥という命題に対しての、あくまで私自身のスタンスなのです。私はデジタルを駆使しても、寿命が200年足りないと思っているのに、アナログオンリーにしてしまったら、400年寿命が足らんです。アナログはさ、絵具が乾くのを待たなきゃいけないじゃん?‥‥アナログ時代ののんびりした作り方は、今の私には許されんのです。

アナログは、「技術的には出来るけど、状況的には出来ない」事が沢山あるのです。これは私が1996年前後、「デジタルアニメーション」へと転向した直接的なきっかけでもありました。どんなに壮大な構想が頭の中にあろうと、どんな名画が頭の中でひしめいていても、それを具現化できなければ、何も無いのと同じです。

とまあ、デジタルをツールの主軸に据えている私ではありますが、デジタルに頼ってはいけない場面も多々あります。ストーリーを考える時、シーンをイメージする時、構図を狙う時、ググッた画像と3Dモデルだけで思考するのは、何といいますか、「あからさまに凡庸な予定調和へと引きずりおろされる」感じがして、もっと「ナマ」な感覚が欲しくなります。画像をどんなに沢山、ネットで収集したところで、手に取るような実感って得られないじゃないスか。‥‥近頃、よく感じるのは、「ネットで集めた画像資料」って、逆にイマジネーションを萎縮させるんじゃないか?‥‥と言う事です。

もちろん、南極の情景や、月面から見た地球なんて、とても現実に見れるものではないですから、資料写真・資料映像に頼る事になるでしょう。しかし、「ネットは便利だ。ネットで画像は何でも手に入る。ネットの画像で充分。」みたいなスタンスに陥るのは、「コンピュータにとって都合の良い方向へと人間が誘導される」最大の原因だと感じてます。ネット検索の「甘い罠」は、検索語句を入力して得られた結果をさも「自分の成果」「自分のイメージ」のように思い込む事‥‥ですよネ。

なので今は、自室で完結する「リアル」な立体造形〜ありていにいえばプラモデルやドールをプライベートで作って、イメージ作りに役立てています。私の特性なのかも知れませんが、立体データと現実の立体物を比較した際、後者のほうが俄然イメージが湧くのです。




前置きが長くなりましたが、今回のタイトル、「強力な換気扇」は、まさにアナログの弱点〜次のプロセスへの待ち時間をできるだけ短縮するために必要なものです。サーフェイサーや塗料などシンナー系・エナメル系の用具を使うと、部屋の中がシンナー臭くなってキツいですが、その臭気を強制排出するために換気扇が必要なのです。

今の季節(都心で大雪が降るほど真冬)は特にしんどくて、強烈なシンナー臭と換気の寒気で風邪をひきそうになります。風邪で体調を崩すのが、人生の最大の「しょうもないロス」です。クレオスのスーパーブースを使ってはいますが、製品的に1日に大量生産するのは想定外なのか、役不足の感が否めません。本当は休日には10両前後の車両をとっとと塗装したいのに、シンナー臭でイヤになって、4〜5両が限界です。さらに塗装後の1〜2時間は、残り香で部屋を正常に使えません。



なので、もはやホビーメーカーの換気製品では手ぬるいので、自作しようかと計画しています。D2(デイツー)のエアコンフィルターやクレオスのハニカムフィルターとかは有用ですから、既存の交換部品はそのまま活かして、ファン部分を強力にしようと考えています。



25cmクラスの換気扇くらいが良いかと。このくらいの迫力のある「本格的な換気扇」じゃないとダメかと。

パッと見、「デカ!」と感じますが、つべこべ言ってる状況ではないので、性能重視で組もうと思います。ただ、換気扇だけ強力なものに換えても、室内のエアフローを考えないとうまく空気を排出できませんし、最悪、臭気が逆流して流入する可能性もあります。(というか、今はそれに近いです)

まずは、色々リサーチして、Google SketchUpで事前に組んでみて、部材を調達しようかと考えています。


1枚絵を紙と絵具で、スローペースで描くやり方もあるでしょう。それも言わば「生き方」の1つだと思います。ただ、そのやり方では絶対に立ち入れないフィールドがあります。私はそのフィールドに立ち入って、そこで作品を作りたいので、どうしても、のんびりと「絵具が乾く待ち時間」に人生を消費できないのです。‥‥忙しい生き方、生き急いでるんじゃないかと、自嘲的に感じる事もありますが、‥‥まあ、しょうがないッスね。

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