雑感。

アニメを作るためには、どのソフトが適していて、何と何が必要‥‥という話題は、それこれ20年以上も語り続けられてきた話題です。

 

でも、その話題に結論など出ようはずもありません。

 

アニメは変わり続けるからです。

 

そのことに20年前から気づいている人もいれば、20年間気づかない人もいます。‥‥で、その20年間気づかない人も、実は論調を20年間の間に徐々に変えて今に至っています。

 

もう、「変わるものだ」「普遍ではないんだ」ということに、真正面から覚悟すりゃあいいのに。

 

 

 

鉄腕アトムのテレビ放映開始が1963年ですよネ。‥‥と言うことは、テレビアニメ100周年になるには、2063-2020=43で、40年以上の月日が必要です。

 

たかだか、100年も経過していないテレビアニメベースの制作技術に、普遍もヘチマもないです。

 

しかも、その短期間に、大きく道具を変え、表現を変え、放映する時間帯も変わり、テレビ以外のメディアにも変わって‥‥と、変わり続けた歴史です。

 

なのに、タップがどうたとか、タイムシートがどうだとか、まるで100年200年の伝統の技術のように、しがみつき続けるのは何なのだろう。

 

時代に合わなくなれば、変えていくのが当然。

 

 

 

当座の移行期を乗り切るために、旧来のタップやタイムシートを使うのはアリでしょう。しかし、それを普遍と信じて疑わないのは、あまりの限界集落ぶりを公言しているようなものです。

 

でもまあ、あと10年。

 

10年経てば、いわゆるヤマト世代のアニメブーム世代は老齢化(高齢というよりは老齢)し、一線からどんどん退いていきます。もし一線にとどまったとしても、もはやバイタリティは激減して、生産力としては期待できない世代と化します。

 

そんな時、そのアニメブームのベテランが、相変わらず、タップだタイムシートだミリやセンチだと旧時代感覚で関わるのか、ペーパーレス時代の柔軟な映像技術思考で関わるのかで、大きく立ち位置や発言力や説得力も変わりましょう。

 

「これは何ミリなんだ! このフレームの横幅は何センチなんだ!! 0.125ミリの意味もわからんのか!!!」‥‥と激昂して周囲を困らせるおじいちゃんおばあちゃんになって、存在するだけで疎まれる未来が待つのか。

 

「新しい技術だけでなく、昔の技術をこれこれこのように応用すると、現代にも十分通用する技術に生まれ変わるよ」とアドバイスできるおじいちゃんおばあちゃんになるのか。

 

後者のほうが良い‥‥と私は思うんですけどね。

 

アニメブーム世代は、寸とか尺とか、知らなくても生きてこれた「昭和の現代っ子」だったのにネ。いつしか自分の知っていることだけが正義だと振りかざす老人になるのだとしたら、これはもう、利より害のほうが優ってしまいます。

 

 

 

今はこの方針でいく。しかし、未来の技術発展に呼応して、方針はどんどん変えていく。

 

古参の経験者なら、むしろ、柔軟性を大胆に実践できる度胸を、最大の経験値として示していきたいものです。

 

 

 



calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM