ゲシンスキー。

Procreateのゲシンスキーインクが最近気に入ってます。楕円のペン先をもつ、カリグラフなどに使えそうなプリセットですが、ちょっとしたメモ・ラフ絵にも使えます。

 

アニメーターの多くは、色鉛筆でアタリをとって、その上に鉛筆線で本書きしますが、ゲシンスキーインクプリセットのような「いかにもインク」といった風情のペンは、白地に一発で描くのが醍醐味です。

 

もちろん、指先消しゴムで修正は可能ですが、脳内にペンの軌跡を描いて、下書きなしでおもむろに描く方法は、アニメの作画ばかりに浸っている毎日に、ちょっと新鮮な気分転換と気づきが得られます。

 

 

 

誰だ。お前は。‥‥という感じで、無意識にApple Pencilのペン先から流れ出たオジさんですが、「なぜ今、このオッサンを描いたのか」、自分のココロのナゾも、これまた、下書きなしのアドリブ描きの醍醐味です。

 

ゲシンスキーインクのプリセットをもとに、ジッターでアウトラインをちょっとギザギザにしています。

 

不透明度はオール100%なので、薄く描いてアタリをとることもできません。筆圧は全て、線の太さ細さの強弱に適用したプリセットです。

 

潔く、白地に筆跡を刻んで描いていきます。

 

なんか、赤で描くと、気楽に描けますネ。白地とのコントラストが若干柔らかいから‥‥かな?

 

 

 

アニメの作画をしていると、キャラの違いはあれ、描きかたはどんどんルーチンワークにハマって、絵を描くことが消化試合みたいになります。

 

仕事をこなす‥‥という観点ではそれでも良いのでしょうが、自分自身としては、アニメの作画しかできない、極めて守備範囲の狭い絵描きになってしまいます。

 

もう30年近く前のことですが、姪っ子に絵を描いてあげたら、「色は塗らないの?」と言われてハッとしたことがあります。「俺の頭の中、すっかり、線画オンリーだった」と。

 

現実の水彩やアクリル絵具は、描く環境を揃える必要があり、自分の机のスペースを考えると「無理ぽ」と早々に諦めがちです。

 

しかし、iPad Proがある今、色んなマテリアルの、色んな絵画技法を、即座に試して楽しむことができます。

 

上図のオジさんの絵は、ボケーとしながらなんとなしに描いたので、筆跡をみれば大体おわかりのように、5分もあれば描ける内容です。遠くからみるとそれらしい感じですが、近くに寄ってみると、かなりザザザッと描いているのが自分でもわかります。

 

「下書きもアタリも描かない」ので、そもそも「時間がかからない」のです。必然的に1〜4分で描くことになります。クロッキーみたいなもんですネ。

 

*絵をちまちま直さず、一発で捉えて描く「iPadゲシンスキークロッキー」とか、自分の能力開発に役立ちそうですネ。この絵は架空のキャラなので考えながら描きましたが、実物が目の前にあるクロッキーなら1分制限で描くのも良さそうです。

 

 

 

ここから、手を加えて、違う雰囲気にまとめることも可能です。

 

例えば、以下。

 

 

 

書き足しかたは、前に紹介した「ゆるいグリカ」の作りかたとほぼ同じです。

 

なので、時間はかかりません。ちゃちゃっと書き足すだけです。

 

 

 

iPad Proは、アニメの作画の仕事(特に原画)でも使えますが、それ以上に「自分の一生の画業」に対して、様々な刺激と発見を与えてくれます。

 

アニメの作画は、制作会社が用意してくれるPCと液タブでも十分作業可能でしょう。ゲシンスキーインクのプリセットなど使う場面もありません。

 

自分のパーソナル部分、自分の絵描きとしての内面は、自分が所有するiPad Proで育めば良いと思います。

 

 

 

 

しかし。

 

ゲシンスキーって何? 誰?

 

検索すると、グシンスキーに修正されて、投資家・銀行家とかがヒットしちゃうんですけど‥‥。

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM