コロナ

新型コロナの影響が、もう数ヶ月続くならば、かなり深刻な経済的ダメージを「興行」系の商業は被ることは、誰でもわかることです。人間が1つの場所に集まって何かをする類いのイベントは大打撃で、コンサートや演劇はもちろん、映画館もコンベンションセンターも、大きな損失を出し続けていることでしょう。

 

アニメ業界も、「映画の興行」をターゲットにしている作品は、相当な影響がありそうです。実際に実写・アニメ問わず、映画の公開が延期され始めているようです。

 

新型コロナ級の厄難は、そうそう度々起きることではないですが、何千万何億と損失を被った人間たちにしてみれば、「もう2度とこんな災難は御免だ」と思うでしょう。大震災が何十年に一度だとしても、大きな被害に合えば、翌年から震災に対策する土地と家を選ぶでしょう。過去に、バブルが弾けたり、リーマンのショックを受けて、同じ轍を踏まないよう、別の方法論を模索してシフトし、現在があります。

 

つまり、今回の新型コロナは、特に、人々を集めて成り立つ「興行」系の商業において、中世ヨーロッパペスト級の経済改革を迫る厄難とも言えそうです。相撲中継の「客のいない」光景は異様そのものです。人が消えたローマの広場の荒涼した風景は現実とも思えません。

 

今まで、「人が集まること自体に問題がある」なんていう状況、少なくとも私は経験したことがないです。アラウンド50なのに。

 

しかし、現実に状況は起きてしまいました。14世紀のペスト流行の時、去年までは平和な村だったのに‥‥とイングランドやイタリアの村人が嘆いても、現実にバタバタと人が死に始めれば、感傷的な気分に浸るよりも、生き残るのが優先されるでしょう。

 

それは人だけで無く、昔話でもなく、現代の商業・産業においても。

 

 

 

中世14世紀のヨーロッパのペストは、ヨーロッパ全人口の30〜60%が死亡した‥‥とあります。今の日本の人口が半分に減るパンデミック‥‥と想像してみると、その恐怖はにわかにはイメージできないほどです。

 

人口が半分に減った国の経済なんて‥‥‥、そりゃあ、ゼロから仕切り直しになりますよね。14世紀前後でヨーロッパの社会構造が大きく変わったのも当然の経緯でしょう。

 

 

 

 

今回の新型コロナで、

 

  • 大きなダメージを受けた商業・産業
  • あまり変化のなかった商業・産業
  • むしろ活況となった商業・産業

 

‥‥が後々浮き彫りとなるでしょう。

 

つまり、中世ヨーロッパのペスト以後の人々が「ペストに耐性のある人間の子孫」であるように、

 

パンデミックに耐性をもつ商業・産業

 

‥‥の姿が見えてきます。

 

 

 

人が集まることをやめる‥‥なんて、そんな無茶な‥‥とは思いますが、「閉所に不特定多数の人間が密集する」状況で、実際に感染が報告された以上、何らかの対応策・治療法が確立されるまでは、自粛ムードは沈静しないと思われます。

 

「閉所に不特定多数の人間が密集」しなくても、商業が成り立つジャンルとは。

 

まあ色々考えられますが、大きなダメージを受けた企業は、「興行」依存からシフトを試みると思います。全シフトではなくても、大損のリスクを回避する行動は実践するでしょう。

 

 

 

パンデミックが現代に起こり得ると、実際に自分の体験として知ってしまった社会・世界。

 

人が消え、警官とパトカーだけが立つ、ローマの広場。まるで、世界が荒廃した近未来SFの序章のようです。

 

たとえ、新型コロナが収束に向かっても、パンデミックで何が起こるかを知ってしまった自分を、知らなかった時には戻せません。

 

今、10代、20代、30代前半の人たちは、これから先、どのように集い、どのように自分の声で叫び、どのように自分たちの凱歌を歌うのだろう。

 

第二次ベビーブームは、もはや40代以上で、文化の中心的存在からどんどん外れていきます。

 

第三次となるはずだった世代が、新型コロナを経て、どのように文化と経済を盛り立てていくのか、旧時代の踏襲だけでは立ち往かない未来が、2020年代に待ち受けているように思います。

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< April 2020 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM