iPadとMSP

WacomのMobile Studio Pro(MSP)は、iPad Proのある種「Windowsの対抗馬」のような存在で、初めて登場した時から注目しています。

 

ただ、登場当時のデモ機をいじった時は、いろいろ難しい部分を感じました。厚さと熱さ。ペンの応答速度。常駐ウィンドウに占有されて描画画面が小さいこと。

 

最新のMSPでも共通しているのは、PCとしてのスペックの低さです。できればメモリ32GBモデルを出して欲しいです。なまじ「PC」として使えるWindowsマシンなので、iOSのiPad Proと比較すると、値段と性能面にハンデを感じます。

 

なんか‥‥、バイクなのに、積載性と防雨を求められ、レースにも参戦せよ‥‥と要求されているような立ち位置で、不憫にすら感じます。

 

 

 

 

iMacは自動車、iPadはバイク。その棲み分けは結構ハッキリしています。macOSとiOSも然り。

 

しかし、MSPは両方を期待されている暗黙の空気を感じます。MSPでAfter Effectsを起動して使える‥‥なんて思っている人もそこそこ存在しそうです。

 

2Kならまだいいよ。2Kなら。

 

4Kになると、こういうこともあるのよ。4KHDRのAfter Effects動作時のタスクマネージャです。

 

 

 

Xeonの3.7GHz、8コア(だったと思う)、メモリ32GBがフル稼働で95%使いっぱなしです。CPUも平均は47%でも、断続的に80%は使い続けています。

 

ゆえに、以下みたいなダイアログが、32GBメモリXeonマシンでもしょっちゅうでした。

 

*どうせ解決しないから、報告しなくて良いよ。‥‥というか、この画面のプログレスバー、いつまでもこのままでフリーズしてるし。

 

 

 

MSPのお手頃価格(20万円)の性能は、i5のメモリ8GBです。ストレージは512GB SSD。買った最初から、ある程度のことまでしかできない性能限定マシンです。買って2〜3年で旧機種になるでしょう。

 

MacBook AirはBTOで増強すれば、i7でメモリ16GBで20万円(税込)で、ストレージは1TB SSDです。私はもはやメモリ16GBでは役不足と感じますが、少なくとも8GBよりはマシです。

 

MacBook Airは液タブにはならんじゃん。

 

‥‥まさにそこです。MacBook Airはお絵かきの道具としては期待されていません。だから、メモリ16GBでもセーフ!‥‥なのです。

 

MSPはお絵かきの道具として、もしかしたらアニメ業界では映像制作の道具としてすら、期待されているでしょう。

 

Mobile Studio Proを買ったら、クリスタだけでなく、Photoshop、After Effects、Illustrator、Premiere、DaVinci Resolveなど、Windowsで使えるソフトを積極的に使うぞ!!

 

なんという重荷‥‥‥‥‥。

 

 

 

AppleのiPadは、ある意味、卑怯なんすよ。

 

ハードからソフト、OSまで、自社の思い通りにコントロールして、「無駄なく使いやすい高性能ガジェットが誕生しました」って、そりゃあ、そうだろうよ‥‥と思います。

 

MSPはとても不利なように思います。単に「OS付きの液タブ」の展開しかできません。キンタマ(失敬)の部分が他社他人です。

 

 

i7、16GBメモリ、512GBストレージ、2560x1440解像度、お値段アマゾンで30万円

 

一方、一番安いiPad Pro12.9 128GBと、上述のMacBook Air i7 16GBメモリ 1TB SSDを、一緒に買うと、34万円(税込)。

 

微妙な判断ですが、私なら既にmacOSとiOSの連携に慣れていることもあり、迷わずiPad ProとMacBook Airのコンビを買います。

 

日頃の持ち運びはiPad Pro、机に常駐して確認や指示出し程度でAfter EffectsやPhotoshopやIllustrator、DaVinciを使うのなら、MacBook Air‥‥と使い分けができます。MacBook Airは1TBに増設してあれば、iPad Proのストレージを適宜MacBook Airに逃して整理できるでしょう。もちろん、連携はAirDropで。

 

 

 

MSPの第1世代を買って使っている人がいましたが、「思ったように使えない」と、使いにくそうにしてました。おそらく、スペックが中途半端で、デスクトップにもモバイルにもなりきれないのでしょう。

 

実際、MSPは、デスクトップ液タブ環境の、機能縮小版・機能限定版であり、長所はとりあえずWindowsを使えて持ち運びもできるという点です。とは言え、1.44kgに大きな電源アダプタ‥‥では、なかなか持ち運ぶ気分にはなりにくいでしょう。MSPならではの自慢できる長所が見えにくいのは、やっぱりWindowsOSが足を引っ張っている気がします。

 

iPad ProのOSが、iOSではなく、macOSだったら、全くダメダメだと思いますしネ。メモリバカ喰い、マウス&キーボード前提、ツールウィンドウが我が物顔で画面を占拠する‥‥と、macOSの流儀ではiPadは台無しになるでしょう。iOSだから良いのです。

 

13インチで読みやすい、フォントの大きさってものが、ありますしネ。

 

サイドカーでmacOSをミラーリングすると、macOSが如何にiPadに不向きか、目で見て納得です。

 

 

 

Appleは自社のiPadを、これまた自社のiOSで、自在に使いやすくプロデュースします。Appleの包囲作戦は、米国の伝統?

 

一方、日本のMSPはその点、如何ともしがたい面がありますよね。

 

 

 



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