有利とか不利とか。

何を選んで、何を覚えて習得すると、後々有利か。

 

そんなことばかり考えている人は、そこそこ多いように思います。

 

でも、一番不利なのは、

 

何が後々有利かを考え続けて、結局何も身に付かず、5年10年経過すること。

 

だと思うんですよネ。

 

2000年代の10年間に何ができた?

 

2010年代の10年間に何が身についた?

 

「これがいいかも知れない」「あっちのほうが有利かもしれない」と、何ひとつ成果を出さぬまま、目移りするだけの年月は、有利不利で言うならば、かなり不利ですよネ。まさに「利」を得られなくて、耳の大年増になっただけ。

 

 

 

たとえ、40、50代になっても、10年の浪費はキツいわ。取り返しがつきません。

 

20、30代もせっかくの吸収力の大きい時期に足踏みしているだけなんて、自分の人生のリアルをずいぶんと無駄にしています。

 

「これはいけるかもしれない」

 

‥‥と思ったら、たとえ1年間だけでも、熱中して取り組んでみるのが良いです。他人から「こっちのほうが有利だよ」とか言われても、まずは取り組んだことで成果を達成することです。もちろん、自己満足で終わらないように、ちゃんと実用化して表に出しましょう。5カットでも10カットでも、自分の取り組んだものごとの成果を作品に表しましょう。

 

やっぱり、言われた通りに、あっちのほうが有利だったかも‥‥

 

‥‥と後々で思っても、実は1つの取り組みを成し遂げた経験は、その後の新しい取り組みに極めて有用となります。尻切れトンボで終始していては得られない、大きなノウハウを自分にもたらします。

 

私はスクリプトはAppleScript、GUI付きのソフトウェアのプログラミングはREALbasicで覚えました。今から20年前の話で、アニメーターとコンポジターの本職の傍らで習得しました。

 

AppleScriptなんて今では隅っこも隅っこ。REALbasicって今でも存在しているのか判らないほどです。でも、その2つを習得して色々なプログラムを自作した後で、他のXcodeとかPHPとかAfter Effectsのエクスプレッションやスクリプトなどを使った時に、

 

あれ? これ、何が書いてあるか、何を書けば良いか、解るぞ。

 

‥‥と自分でも驚くくらいに内容が理解できました。つまり、「読解力」「構成力」がAppleScriptとREALbasicを通して、知らぬ間に身についていたのです。

 

 

 

最初のうちは右も左もわからんです。

 

何をすれば良いのか、何を選べば良いかで、色々と迷うものです。

 

しかし、迷うことに2年も3年もグズグズ費やして、振り返ってみたら、10年間、何も覚えられないままだった‥‥なんていうのが、一番悪いです。

 

良き方向を模索して、むしろ、悪しき方向に進む

何が良いかで悩み続けて、どんどん悪くなる

 

そんなことになるのだったら、たとえ最短の直線距離で到達できなくても、何度も曲がって確実にたどり着いたほうが良いです。

 

 

 

周りを気にしてばかりいると、結局、何も得られず、おこぼれしかありつけませんよ。

 

一家言とまではいかないにせよ、目標を達成できたノウハウがあれば、次に繋がっていきます。

 

2020年代の10年間を、また目移りだけで過ごしてしまって、良いのでしょうか。

 

「デジタル作画」だって、ソフトウェアを日常の仕事道具にする、ペンタブで絵を描いてお金を稼ぐ‥‥というノウハウを得られるわけですから、決して紙作画の刷り直し的な面だけでなく、善き点も多く含んでいます。「デジタル作画」でコンピュータとペンタブの扱いに慣れれば、次にはもっと大きなステップアップが可能になるでしょう。

 

揶揄ばかりして何も行動しないのが、一番マズい。

 

展示会にいって現在の動向を見聞きするのは良いですが、それだけで満足しては何も進展しません。

 

アニメーターの人ならわかると思うけど、見聞きしただけで絵が上手く描けるようになった? 他のジャンルだって同じです。見聞きしただけで上達したり習得できるほどチョロいもんじゃないです。

 

 

 

損得は後でも調整できます。路線変更も後で可能です。しかし「行動すること」は、今開始しないと何も始まりません。

 

今のご時世、世代や時代や社会に関連付けた「できない理由」を取り上げる記事やツイートが多いように思いますけど、自分の運命は自分でも大きく変えられます。

*例えば、「ロスジェネ」=「こんなに酷い目にあったから社会に復讐だ」みたいなツイートではなく、むしろ同世代の励みになる「ロスジェネで辛酸も舐めたけど、今はこういう新しいことで道が開けた」みたいなツイートをしたほうがどれだけ有用か。私だって、「アニメ業界にいたからバブルなんて関係なかった。バブル世代がみな勝手放題だったなんて事実誤認の幻想だ。」みたいな記事を延々としつこく続けて書かんですよ。むしろ、アニメ業界の悲惨な作画単価があったがゆえに、どう言う風に思考して新しい方法論を実践してきたかを書き続けています。

 

自分自身で行動を開始して頑張りましょう。そうすれば、自ずと、そういう人たちが集まって、新たな何かが始まります。私は今まで、そういう体験を何度もしてきたので、2020年代も同じことが起きることが普通に予感できます。昔を振り返って、「よくまあ、あの狭いスペースにそうそうたるメンツが肩を並べていたもんだな。」と思っても、実はそれは偶然ではなく必然なのです。

 

私はまた色々な新しいことを始めようと思っています。昔から温めたアイデアを形に変えていくには、2020年はちょうど良い年です。もちろん、従来の仕事〜原画の仕事はすぐに控えているし、劇場のVFXの仕事もありますし、不思議なテレビの仕事も準備中ですが、それとは別に、新しいことはやります。

 

何かやろうと思っているのなら、老若男女分け隔てなく、2020年は良いスタートの時期ですヨ。

 

 

 


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