クイックアクション

‥‥といっても、QARのことではなく、macOSのFinderの右クリックメニューの「クイックアクション」です。

 

前々から、ここに自分で作った数々のプチスクリプトを呼び出せるようにすれば便利だなと思っていました。ファイル名を大量に置換したり、ファイル名を番号でリネームしたり、JPEGやTIFFに変換したり‥‥と、昔から自分で作りためた単機能のスクリプトは、クイックアクションで現代のmacOSでも活きると感じてました。

 

でも、どうやれば、自分でクイックアクションを作れるのか。何となく、調べもしないまま、月日が経ちました。

 

たぶん、Automator。

 

Automatorを使えば、macOS時代のサービスに対応した自作のスクリプトが作れるのではないかと、重い腰を上げてみることにしました。

 

普段は全く使ってなかったAutomatorを起動して、新規書類の一覧を見たら、あっけなく、その機能がありました。

 

 

欲しかったそのまんまの書類=「クイックアクション」対応のファイルが作成可能みたいです。

 

 

 

では、実際にどうするのか。

 

私のプチスクリプトはAppleScriptで実行可能になっていますので、そのスクリプトの中身を移植すれば良いのですが、単純にコピペすれば良いって話でもなさそうです。

 

いろいろ試した結果、「こうすれば良い」というのがわかりましたので、ここでご紹介。

 

自分で作ったクイックアクションは、自分のライブラリの「Services」に保存されます。

 

 

Finderは自動でServicesの中のクイックアクションを認識するはずです。しかし、クイックアクションの内容に合わせて提供する仕組みなのか、単純に保存しただけではクイックアクションのメニューに表れません。

 

右クリックしてクイックアクションを呼び出しても、「てすと」が表示されません。

 

 

Finderが処理すべき内容であることを、クイックアクションのオプションで指定する必要がありそうです。

 

以下のように設定してみました。

 

 

そしたら、出ました。

 

クイックアクションの仕組みにおいて、どのアプリのどんな項目が対象かを、上図のオプションで指定すれば、Finderでファイルやフォルダを選択した状態のクイックアクションのリストの中に表示されます。

 

 

 

クイックアクションは、どのアプリケーションでどのオブジェクトが対象かを、それなりにちゃんと判断するので、ファイルやフォルダを対象とするのなら、「認識させるためにも」上述のオプション指定は必須になる‥‥みたいですネ。

 

たとえ選択項目を処理する場合(=ファイル選択のプロンプトを経なくても)は、「自動(ファイルまたはフォルダ)」を選んでおくと良いみたいです。

 

Finder上でファイルやフォルダを選択した時点で、入力ソースの指定は終わっていますので、「このアクションの入力を無視」にしてもちゃんと正常に処理が進行します。

 

 

ちなみに、サブルーチンも使えます。いつも通りに。

 

 

残念ながらpropertyは設定できるものの、前回の値を記憶せず、毎回初期化されるみたいです。その点は注意点ですかね。

 

 

 

このブログに掲載する画像は、必ずJPEGに変換してアップロードするのですが(WikipediaやAmazonは直接リンク)、項目を選択して右クリックで簡単にJPEG変換スクリプトが呼び出せれば手軽で良いなと思っていました。

 

クイックアクションで呼び出す方法を調べぬまま今まで来て、ようやくそれが今日可能になりました。‥‥もっとはやくやっとけば良かった。

 

こんな感じに簡単に変換できるようになりました。自作のJPEG変換スクリプトを実行してみます。

 

 

 

変換後にオリジナルとペアになるように、単純に変換前のファイル名に拡張子をつけてますが、もちろん、行儀の良い名前で変換もできますヨ。

 

 

新規項目の命名規則は自分で好きなようにプログラムできます。

 

アイコンがスクエアになるのはご愛敬。最近(=Catalina)、なぜかこうなっちゃたんだよネ。原因は調べてないので知りません。アイコンを作り直す自動処理まで作らなくても、いつか改善されるんじゃないかと思ってます。

>解決しました。sips上でアイコンを追加する(-iオプション)のをやめて、Finderに任せることにしました。-iオプションで生成されるアイコンがスクエアに変形される理由は未だ不明。

 

ちなみに、JPEG変換はsipsコマンドでdo shell scriptで実行してます。つまり、Automator>AppleScript>Shellという流れです。画質とリサイズが簡単なUIで指定できるようにプログラムしてあります。TIFFやPNG、TARGAへの変換も可能です。私は昔からsipsを愛用してます。

 

 

 

Automatorは使わずにきましたが、クイックアクションへの移植だけでも、Automatorは有用だと言うことがわかりました。

 

特に、AppleScriptなりシェルなりで自動処理を自作してきた人は、右クリックでも呼び出せる便利な自動処理へと、Automatorで変換できますヨ。

 

AEPファイルを選択して、ライセンスをもたない(というか、正規版の親ライセンスを継承した)レンダリングエンジン版に、aerenderでレンダリングさせるクイックアクションも簡単に作れそうです。Automatorを経由してシェルに命令を投げれば良いだけですからネ。

 

監視レンダーはAdobeの流儀にキッチリ合わせないと動作しないですが、aerenderなら「UIと編集機能のない実行専用のAfter Effects」として動作するので、コマンドさえ使いこなせば1つのライセンスで自分なりのレンダーファームを組めます。監視レンダーに束縛されずに。

 

 

 

話はズレますが(毎度のことか)、aerenderを使って、レンダーガーデン的なものを作ろうと考えています。必要は発明の母。

 

2000年前後の再来はレンダリング事情にも及んで、もはやMacだのWinだのプラットフォームなど超えて、あらゆるマシンのリソースをレンダリングに活用しないと、4KHDR時代の新アニメ技術には間に合いません。2Kテレビ作品のレンダリング時間など比較にならないくらい、時間がかかるようになります。CS6を使っていられるのもリミットが来ましょう。

 

2020年代にAppleScriptを積極的に使おうとは思いませんが、自力開発の必要性は高まるでしょう。

 

去年見たTシャツの画像で、

 

原価で欲しけりゃ自分で作れ

 

‥‥というのがありました。その通りですネ。

 

まあ、原価とまでは言わなくても、開発能力のない集団は、どんな些細な処理でも金を支払って出来合いのアプリケーションをいくつも買い揃えて、使い分けて組み合わせる手間を負いましょう。

 

でなければ、自力開発できる能力を備えるしかないです。PhotoshopやAfter Effectsはともかく、レンダーガーデンのようなソリューションは、自分たちで作っても良いと思いますヨ。自分たちが一番使いやすいように作ることができるんだから。

 

 

 

開発の旅路に終わりなし。

 

 

 


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