マイパワーを拡張せよ。

キャラの絵をiPadで描く‥‥じゃないすか。

 

キャラの色も自分なりに塗ってみます。こんな感じに。

 

*After Effectsで塗りました。Photoshopだと破壊編集なので。

 

その後に、背景も描く‥‥というか、作ってみます。

 

前髪をアドリブで変えたりもします。

 

 

 

止め絵だとここで終わりですが、せっかくアニメの仕事をしているので、ちょっとでも動かして、映像にしてみます。

 

iPhoneの写真でも良いので、Photoshopなどでレタッチして背景画を作ります。

 

そして、After Effectsに持ち込んで、エフェクトを作って足して、コンポジットします。

 

ガラっと雰囲気を変えてみます。カメラワークもつけます。

 

そうすると、こうなります。寒いのと熱いの、2種類。

 

 

 

 

 

 

 

自分ひとりだけで、ここまで作れます。

 

必要なのは、iPadとiMac、ProcreateとAfter Effects。Photoshopのかわりに、Procreateでレタッチすれば、Photoshopすら要りません。サードパーティのプラグインは一切使わなくても、iOSのAppとAdobe CCだけでできます。

 

新時代のiOSやiPad、iMacやAdobeCCを使うと、今まで「多くの工程のほんの一部だけ担当」していた自分から、短い尺であれ、たった1カットであれ、自分ひとりでアニメを作れる状態へとステップアップできます。


4K=3840x2160で、12bitで、現在のアニメ業界よりもハイクオリティな仕様で、自宅で作れます。

 

そんなこと、30年前のフィルム全盛の頃には不可能でした。20年前の「デジタルアニメーション」の時代でも、マシンスペックや機材の能力不足で不可能でした。

 

今はできます。

 

ただ、やろうとしないだけ。

 

 

 

「髪の毛がなびいて、PANするだけなら、簡単にできる」

 

‥‥と、経験豊富なアニメーターは言うかも知れません。

 

だったら、自分でゼロから最後までやってみれば? 簡単なんでしょ?

 

‥‥と言われると、「いや、自分は作画専門だから、他の部分は誰かに任せて」と答えるでしょう。‥‥となれば、

 

誰かにお願いしないとできないことを、よくもまあ、「簡単」とか軽く言えるよね。で、いったい、いくら払って、お願いするつもり? 出来上がった素材を回収して整理するにも人の力とお金は必要だけど、全部試算したわけ??

 

実はそこが、アニメ制作現場の一番老いて劣化した部分だと、私は思っています。現場慣れして現場感覚ズレして、お互いの工程同士を「専門職ならチャチャっと簡単に作業している」と妄想を抱いて評価しています。中間をつなぎ合わせる人の手間を、手間とも考えず見くびってもいます。

 

お互いが、お互いを「簡単にこなしてるだろ」と思い合っている。

 

ダメな現場の典型じゃんか。

 

 

 

ちなみに、今のアニメ業界ではタイムシートに記述できないようなZ軸&解像度パススルーのコンポジットで、前述の映像を作っています。After Effectsなら少なくとも10年前から可能なテクニックです。

 

 

 

これさ。

 

今のアニメ現場でどうやってタイムシートに指示する?

 

まずアニメーターが、こうした立体配置のレイアウトを描けないですよネ。

 

つまり、レイアウトが構成できなくて、タイムシートの記述法も存在しない。

 

全然、今の制作現場にとって、簡単ではない内容です。

 

だけど、現場ズレした人々はキャラの動きだけ見て、容易に「簡単認定」します。アニメーターだけでなく、制作進行、現場マネージャー・生産管理の人間も。

 

 

 

アニメ制作現場に大きな陰りがで生じているのは、外圧だけでなく、かなり強い内圧〜自ら生み出した限界が深く関与しています。

 

外圧ばかりに原因をなすりつけていたら、現場を改善することは100%絶対に無理です。

 

もちろん、内圧だけが原因ではないですから、外圧を取り除く活動も必須ですが、外圧だけを問題視する現場内部の人間にも相当問題はあります。

 

 

 

紙を使い続けて、昔ながらの方法を継承するのは良いです。でも、昔の品質基準では通用しません。近い未来には最低4Kのスペックが必要になるでしょう。

 

ペンタブを使うのなら、昔の原画の真似事に終始していては発展も改善も見込めません。ペンタブならではのアドバンテージを、制作技法にふんだんに盛り込むアクションが必要です。古い頭の人間と対峙しても、です。

 

 

 

まずは、ひとり、ふたりで、限界突破のネタを試してみるのが良いです。今はそれを可能とするアイテムが身近に存在します。

 

どんなに現場慣れしてたって、未来社会の映像産業には太刀打ちできないですヨ。むしろ、今までの現場感覚など害悪になるだけです。

 

今までの慣習や考え方を改めて、未来にどう立ち向かって切り開いていくかを、驕らず謙虚に、プラグマティックに合理的に考えられる人こそ、ベテランや中堅の人物像です。

 

iPadとiMac、ProcreateとAfter Effects一本あれば(追加のプラグインなし)、少なくとも前述の映像は作れます。

 

 

 

やろうとしない、動こうとしないベテランと中堅。「そんなの無駄だ」と揶揄ばかり座ってばかりのベテランと中堅。

 

たとえ今は徒労に終わっても、チカラ及ばずとも、諦めずに、暗闇から出口を探そうと動き、新しい扉を開こうと動く、ベテランと中堅。

 

どちらが良いですか?

 

私は後者になりたいです。

 

 

 



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