ヘッドマウント

私は結構前(十数年前)からヘッドマウント式のモニタを使ってました。ソニーの「グラストロン」というやつで、夜中だろうが大画面・大音響で映画が見れるので、そこそこ愛用してたのです。

ただ、その頃のグラストロンの画質は粗雑で、あからさまに解像度が低く、色彩もお世辞にも良いとは言えないものでした。「画質さえよければなあ」と思う事しきり、でした。

グラストロンは着用して最初のうちは体が馴れず非常に疲労感を伴うものでしたが、やがて馴れるとあまり苦にならなくなってきました(個人差はあるとは思いますが)。‥‥思い起こせば、パソコンのモニタもマウスも、最初のうちは違和感が凄くて、眼精疲労&頭痛に悩まされ、指の関節が痛んだものでしたが、いつしか峠を越して、拡張した人体のごとくに感じられるようになりました。グラストロンもそんな感じで、不快の峠を越すと、苦にならなくなったのです。

そんな事なので、私はヘッドマウント式の「目のヘッドフォン」(?)に対して、好印象なのです。ステレオグラムならテレビではなくヘッドマウントモニタのほうが適しているとも考えています。

私の考える「近い未来、こんなのあったら良いな」と思うものは、4〜8K相当の画素数、120fpsのモーション、全視界をカバーする立体視(四角いフレームがない)で、細密な3Dレンダリングによる「仮想空間コンテンツ」です。ジャイロか何かを装備していて、顔を左右上下に動かすと、追随して視野も動く。‥‥それでフライトシミュレータをやったら、さぞキモいだろうと思います。

「SF映画の見過ぎ」「中坊みたいな事を‥‥」とか思う人もいるでしょうけど、「技術革新は軍事から」の世の習いのとおり、似たようなテクノロジのグッズは既に存在しているようです。戦闘ヘリ・アパッチの乗員の頭の動きに連動する旋回機銃は有名ですし、F-35(自衛隊でも導入計画がある)には機体各部に光学装置が取り付けられ、いわゆる「パイロットの視界の死角」の映像をヘルメット内部のスクリーンに映し出すテクノロジを実現しているようです。



DASか‥‥。昔みたSF映画の世界ですネ。
*ムービー中で散々専門用語の連呼の後、締めに、噛みそうな「エレクトロオプティカルディストリビューテッドアパーチュアシステム」を力強く言い切り、最後に「将来を形作る、ノースロップグラマンです!!」とより一層イキるのが何とも。

家庭用のヘッドマウントは、写真のようなゴツいデザインである必要は無いですよネ。そもそもボンベは必要無いし。視界を覆うバイザーのようなものと、密閉型のヘッドフォンがあれば、充分「仮想空間」に浸れます。

ただ、目の前の小さな空間に映し出すのですから、Retinaディスプレイ程度の密度だとちょっと役不足かなと思います。人間の目の解像度受容能力に対してまだまだショボいと言いますか。‥‥まだ技術向上の余地はあるのでしょうし、それは言わば「技術の伸びしろ」でもあるので、良い事だと思います。行き詰まった技術って、辛いですもんネ。幼く改善の余地のある技術のほうが、苦労は多いですが、まだまだ未来がある‥‥という事ですものネ。

私が生きているうちに、現実と見まごうばかりの仮想空間を闊歩できる日はくるのだろうか。それまで、生きていたいものです。


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