マシンパワー

4K以降の映像制作において、パススルーを駆使した「解像度非破壊コンポ」「大判ではない大判コンポ」を組んでも、マシンパワーはどうしても必要です。

 

現在、32GBのメモリでも「もはや少なめ」感があり、64GBを標準とする雰囲気が4K制作では漂い始めています。GPUの活用は、3Dだけでなく2D〜アニメでも必須となり、GPUのメモリは8GBは必須、可能ならば16GB以上にしておきたいところです。

 

この働きっぷりを見てください。

 

 

CPUは大稼働という感じではない(コンポの内容によっては80%を超えることも多々あり)ですが、32GBのメモリはいかにも満杯で、仮想メモリ・ディスクキャッシュに溢れて、M.2の内部SSDも大稼働です。

 

上図Windowsマシンに限らず、64GBを積んだiMac Proでも、しれっと64GB中の81%(=52GB)をAfter Effectsが使用するありさま。

 

 

 

「メモリを与えれば与えただけ、食うヤツ」がAfter Effects。オバケのQちゃんみたいで、ちょっと可愛い。

 

別にAfter Effectsだけがマシンパワー食いなわけではなくて、Photoshopでも、Toon Boom Harmonyでも、「アニメの4Kはマシンパワーを食う」のが新標準です。4GBや8GBのメモリ、内部ディスクが鈍足極まりないHDDなんて、もはや「お話にならん」時代がやってきます。

 

とはいえ、運用の見込みすら立たないわけではない=見込みはあるので、まだまだアニメの4Kは勝機があります。今のうちにエラー&リトライを繰り返しノウハウを貯めて、近い将来、周囲の映像産業(実写や3DCG)が4Kで悪戦苦闘する際に、アニメ制作現場だけは「ウチら、4Kできます」という状態にしておいた方が、次世代のビジネスチャンスも獲得できると思うんですけどね‥‥。

 

しかしながら、今のアニメ制作現場は、「デジタル作画をどうするか」「レタススタジオをどうするか」で停滞しているので、せっかくの「未来社会の上げ潮」を活かせないのは、ホントに勿体無いと感じます。

 

 

 

「マシンなんて時代とともにパワーアップするんだから、安くなった頃に導入すれば良い」‥‥と考える人もいましょう。たしかに「高性能は時代とともに安価へと経緯する」のはその通りなんですが、安価へ経緯した時には勝機を完全に失って、レッドオーシャンの芋洗にまみれることになります。安くなればみんな買えるようになるのですから、絵に描いたような「競合の群れ」です。

 

ビジョンもなしに社会の趨勢に一歩も二歩も遅れて追随する危うさを、明確に自覚して避ければ良いのですが、ついつい後手後手で中途半端に新しいものに手を出して、結局は誰もが避けたい一番キツい状況にハマるようなこともあるでしょう。2005年前後に「デジタルアニメーション」の尻馬に乗ったことが、果たして良かったのか、特に総括も反省会もせずに、アニメ業界は2020年代を迎えて、また似たような「尻馬乗り」をする‥‥のかも知れません。

 

「尻馬に乗る」ということは、「馬の尻周辺の、馬糞の臭いに甘んじる」ということでもあります。「尻車に乗る」なんてことわざはないですが、もし自動車の尾部にすがりつけば、排気ガスをたっぷり吸い込むことになります。

 

馬に乗るのなら、尻ではなく、胴に跨って、騎兵のように能動的に戦場を駆けたいですよネ。

 

 

 

 

あと1ヶ月もしないうちに2020年。

 

私が子供の頃にマンガやアニメで見た「チューブの中を乗り物が移動する」都市にはなっていませんが、1990年代に「いくらなんでもそんな発達するのか?」と思っていたくらいにはコンピュータは発達しました。

 

プレステ1のゲームでは320x240で15fpsでアニメーションパートを納品してたんですよ。今では320pxなんて、アイコンサイズ、サムネールサイズですよネ。

 

2020年代の日本をどう生きるか。

 

ネガティブに生きる? ‥‥‥いやいや、不幸が好き‥‥なんて人はほとんどいないはず。

 

2020年の時代性の中からポジティブな要素を紡いで、最終的には「幸せ」を追求したいですネ。

 

 

 



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