さらば32bit、さらばS1500

自宅のiMac 5KをmacOS10.15「カタリナ」にアップデートしました。

 

もちろん、様々なリスク覚悟で。‥‥32bit切り捨てはかなりの影響があるでしょうからネ。

 

なので、自宅のiMac 5Kだけで、作業場はHigh SierraとMojaveのままです。

 

「無理せず、昔のバージョンのままでいいじゃん」と思う人もいるでしょうが、現在の狭い視点で見れば「新しい何か」はリスキーでも、視点のスパンを広げれば、昔のままでいることのほうがリスキーでもあるのです。特にコンピュータの類いは、今でも日進月歩なので、あっという間にガラパゴス化して陳腐化します。

 

事実、平均的なアニメ業界のコンピュータ関連技術事情は、古いままで10年間続けてしまったリスクで溢れている‥‥と言っても過言ではないですよネ。おそらく、4KHDRの波を乗り越えられずに店を畳むことになる制作集団も、今後増えることでしょう。

 

とは言え、いきなり制作現場の環境を最新=つまり未知の障害を含む環境に更新するわけにはいかないので、私は20年近く前から、自宅のメインマシンをある意味「人身御供」にして最新環境にして、「毒味」してから現場に導入するというパターンを繰り返してきました。

 

で、今回もその感じで、まず私物のMacに、「32bit切り捨て」のカタリナをインストールしました。32bit廃止でどんなことが起こるのか、特に旧製品ハードウェアあたりがヤバそうで、下手をするとスキャナもプリンタも全滅かな‥‥と覚悟してインストールしました。

 

 

 

インストールを実行してみたところ、結構待ち時間が長かったので、「やっぱり大きなアップデートなんかな」と感じました。3〜4時間はかかりました。「残り時間を計算中...」の表示で何十分も止まるので、フリーズしたかと思いかけましたが、そのまま放置してたら無事アップデート終了しました。

 

再起動後にログインして、早速ドックを見たら、あれやこれや、使用停止のアイコンがオーバーレイしてました。

 

 

 

QuickTime7が、本格的に死ぬ時が来ましたか。

 

もういつ終わってもおかしくないとは思っていましたが、実際に廃止になると感慨深いものがあります。「マックユーザー」が手作りでムービーを編集していた頃の名残りが、まさにバージョン7でしたが、今後は「ジオシティーズのホームページ」が消えたのと同じく、アマチュアリズムは姿を潜め、「プロとアマのヒエラルキー」の境界線がより明確化する時代になっていくのでしょう。

 

脱線しますが、あまりにもテレビが高価だった昭和30年代に、少しでも安くテレビを手に入れようと「テレビの組み立てキット」が発売されたこともあったようです。技師でもない個人が組み立てるなんてスゴい時代だと思います。欲しいものを単に完成品を買うのではなく、自らも参加して作り出そうとするバイタリティが、今とは大きく差がありますネ。

 

実は、時代が進化すると、「知識を活かして有利に展開する者と、完成物に対価を払ってただ受け取る者の、2局化」が進行するのかも知れませんネ。

 

人々は「便利で楽になった」と言いつつ、知識と経験をどんどん手放して、お金を徴収される側に回っていく‥‥という、能力の貧富の差が激しくなるんだと、薄々感じているこの10年です。iPhoneを手にして「自分は情報社会に強い人間になった」と錯覚して、実は猛烈な搾取の対象となる‥‥なんて、まるでイスラエルの学者さんが説いた人類の未来予測みたいで怖いですネ。

 

 

 

話を戻して。

 

QuickTime7が終了するのは、もう数年前に予告されていたことですのでショックはないですが、富士通のスキャンスナップ「S1500」が死んだのは、ややショック。‥‥もし、本格的にダメな場合は、旧OSのままで今後も稼働する「2013年のMac mini」に接続して使おうと思っていましたが、それが現実になりそうです。

 

開発元のWebを確認すると、

 

 

‥‥だそうなので、カタリナでS1500を動作させるのは、もうダメですネ。潔く諦めます。

 

 

 

一方、Epson Scanはドライバのアップデートで、対応しています。エプソンから最新の対応版をダウンロードしてインストールしました。

 

ただ、私はプリンタ(複合機)もあるので、スキャナの単品ドライバではなく、「エプソンソフトウェアアップデータ」なる「エプソン関連をいっきに面倒見る」ソフトをまずインストールして、「アップデートが必要なものを判別して全部インストール」してくれるようにしました。

 

64bitのカタリナでも、2009年製のスキャナ「GT-X820」がちゃんと動作しました。円盤ラベル印刷の「プリントCD」も動作するよう(起動だけ確認しました)です。

 

 

エプソンスキャンでも、システム環境設定のプリンタ・スキャナの設定でも、両方で使用可能です。

 

自宅のもう1つの複合機、ブラザーのDCP-J940Nも普通に認識され動作可能みたいです。(印刷は試していません)

 

 

 

ちなみに。

 

このブログにキャプチャ画像を載せるために、PNGやHEICをJPEGに変換する自作の自動処理を、AppleScriptとShellの連携によるアプリケーションにして使っているのですが、今回のmacOSアップデートは毎度のこと色々あるようで、素ではAppleScriptのアプリケーションは動作しませんでした。

 

 

 

AppleScriptはここ最近のOSアップデートでは、必ず動作しなくなるので、再度コンパイル&アプリケーション形式書き出しをおこなっています。‥‥AppleScritpはもはや、粗末に扱われ過ぎな感、満載。

 

 

 

32bit打ち切りでどうなることかと思いましたが、今のところ、大被害は無いです。

 

動作しなくなったS1500は相当古いスキャナですし、そもそもスキャンをすること自体が、iPad Proによって絵を描くことでほとんど無くなったので、S1500に「今までありがとう。いつか使う時まで、さらば」と潔く言えます。

 

これを機に、さらなる「断捨離」を進めて、これから先の人生に「本当に必要なもの」を明確にしても良いかな‥‥と思いました。

 

 

 

 


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