ただ

私はコンピュータを使い始めた最初の頃、そのハイテクっぽいイメージに圧倒されて、ただただ凄い発明品であり、難解なものだと思い込んでいました。‥‥いや、凄い発明で難解であるのは確かなのですが、圧倒されて卑屈になる必要はないですよネ。

 

まず「コンピュータはデジタル」だと思い込んでいましたし、ビットの組み合わせだけがコンピュータのデータの形式だとも思い込んでいました。

 

しかし、コンピュータやデジタルデータへの理解が進んで、仕組みがわかるようになると、コンピュータは電気信号オンリーではなく、電力無しで木材の組み合わせで作ることも可能ですし(卓上サイズなら処理能力規模は極めて可愛いレベルですが)、ビット(0と1の二値)のデータ形式以外の方法も有り得ることも、だんだん判るようになってきました。

 

つまり、思い込みの呪縛が、徐々に解けていったわけです。

 

初心の頃は、ただ覚えることばかり。ゆえに、思い込みの罠にハマります。

 

そこでストップする人も多いでしょうが、分析癖、観察癖を持っている人は、「なぜ、そうなんだろう」と考え、覚えたことを1つずつ分析して仕組みを知りたがります。そして、どこかの時点で「ああ、そういうことか」と「次の扉」が開くのです。

 

これって、コンピュータだけでなく、何にでも言えることですよネ。

 

 

 

1オクターブが12音からなる西洋音楽は、例えるならノイマン型コンピュータのアーキテクチャです。

 

単なるアーキテクチャの1種であって、音楽の全てを12音の黒鍵5個白鍵7個に絶対に限定しなくても、別に良いんですよ。

 

1オクターブという単位も、1オクターブを12分割する仕組みも、頑なに「それが音楽だ」と思い込んで厳守しなくても良いのです。

 

実際に、1オクターブ内を12分割以上に分割する鍵盤楽器も製作されたことがあるらしいです。アフリカや中近東や東洋の音楽アーキテクチャが、西洋の12音ではないことはよく知られています。

 

一方で、ノイマン型がそうであるように、西洋の12音の音楽アーキテクチャは、とても使いやすいですよネ。その方式を使うだけでも、色んな表現ができます。ゆえに世界中に普及しています。

 

西洋の人は、人々をある意味「支配」するシステムや構造を作るのが上手ですよネ。

 

しかし、12音絶対主義とばかりに思い込む必要はないです。バンドを組んだ若い人が「クラシック音楽なんかクソ食らえ。俺たちは自由に音楽を作る!」というのなら、まず音階の新しい仕組みや新しい楽器の製作から始めても良いのです。楽器屋さんでクラシック音楽標準の12音の楽器(エレキギターとかシンセとかも)を無批判で買う必要もないのです。

 

私はノイマン型も12音も大のお気に入りなので、活用させてもらいますけど、絶対神のように思い込んではいないです。

 

 

 

思い込みから脱出する。構造や仕組みを知る。そして、あえて普及した構造や仕組みを用いて使いこなす。

 

このサイクルに目覚めれば、コンピュータをひとまとめに「デジタル」なんて言うのは笑けてしまうはずです。紙と鉛筆を「アナログ」と呼ぶ気も自然とおきないでしょう。

 

良いものは使う。それでいいじゃんか。

 

アナログやデジタルをご本尊のように崇めて、信者のように崇拝する必要などないです。

 

ぶっちゃけ、私もあなたも、紙も鉛筆もコンピュータも、地球上〜宇宙の物質から生み出されているのですから、もうそれだけで血縁関係みたいなものです。‥‥と、中2みたいなことを言い出しますが、妙な思い込みで分け隔てするのは、不毛だと思うのです。

 

各世帯に4KHDRのテレビが普及した社会において、アニメ制作会社やフリーランス作業者とて、未来の映像娯楽産業の中で生きていくわけじゃないですか。

 

だったら、そうした未来社会でポテンシャルを発揮する道具と方法を選べば良いのです。デジタルがどうの、アナログがどうのと、こじらせて同じ場所でループするんじゃなくて。

 

 

 

今、何かを成そうとする時に、良いものをどんどん取り入れて使いこなす。ただ、それだけのことなんですよネ。

 

 


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