専門職の品質基準

動画スタッフさんが、彩色作業を兼任して受注する場合、前々回にも書きましたが、「プロの彩色スタッフと同等の作業品質を満たしている場合」に限られるでしょう。もしその条件をクリアしているのなら全く問題はないですが、複数の方々から、デジタル動画兼任の仕上げ上がりは、塗りミス、はみ出し、塗り残しが多いと以前聞いたことがあります。彩色のプロスタッフの作業上がりと見分けがつかないくらいの品質を実現しなければ、外注〜アウトソーシングとしての彩色兼任は現実的には中々難しいように思います。

 

専門の知識と経験があるからこそ、まさに専門職なのです。

 

つまり、作業経験を積んで、専門の知識を体得すれば、どんな役職も兼任できます。

 

実際、少人数の内製化を果たして、各スタッフが何役もこなして、一人の人間を役職に束縛しないで、効率化を果たしている‥‥という成功例を聞いたことがあります。成功して、ちゃんと完成できれば、誰も文句は言わないでしょう。

 

内製化の利点を活かして、制作集団内部でエラーとリトライの自己同期が果たされれば、どんどん集団のポテンシャルは向上するでしょうし。

 

 

 

内製化では済まない、アウトソーシングの関係性において、デジタル動画が兼任した彩色作業に色々なテクニカルエラーが散見されれば、仕上げ検査の人だって黙って見過ごすわけにはいかないでしょう。

 

おそらく、動画経験オンリーでは見過ごしがちな、彩色作業上の色々な技術的な未熟さが、そのまま修正されずに次の工程へと渡されて、色々と障害が発生しているんじゃないですかネ。「作業上がりが酷い」となれば、問題にもなりましょう。

 

 

 

ひとり何役‥‥というのは、決して悪いことではないです。私は以前から、アニメーターにしろ、彩色スタッフにしろ、コンポジター(撮影スタッフ)にしろ、未来は色々な役職を兼任して、収入のバリエーションを増やすべきと考えていますし、そうした「ジョブ型」システム(=フロー型ではなくジョブ主観のシステム)も作ろうとしています。単価・作業費アップだけに頼るのではなく、そもそもできることを増やそうというわけです。

 

「専門職としての作業品質」です。そこが何よりも重要。

 

 

 

ソフトウェア上でペイントも可能だからといって、彩色のプロ経験もない人が、塗り残しや塗りミスを頻発していて「作業アップしました」なんて、生粋の専門職の人々が怒るのも当たりまえです。

 

彩色を兼任するなら、彩色のプロと同等の品質を実現すれば、誰も文句は言わないし、言えないんじゃないですかネ。

 

 

 

自主制作はともかくとして、対価が発生するプロの仕事については、作業品質が問われるので、多くの場合は「餅は餅屋」ということになるのです。

 

餅は誰が作ろうと自由です。餅の中に髪の毛が混ざっていた!‥‥なんてことなく、ちゃんと「餅として売り物にさえなっていれば」‥‥です。

 

 


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