新プロクリ。

4KHDRプロジェクトの紹介がネットで公開されたのに伴い、4KHDRに関する制作技術の様々な予測を見聞きします。なにぶん、公開前の作品なので、私の口からは大したことは喋ることはできませんが、動画の単価については制作プロデューサーさんと色々と相談して、「4K時代における極めて大幅な単価の見直し」を実施したことだけは記しておきます。

 

作画の未来を考えるのなら、お金は全てプロデューサー任せではなく、作品における作画のリーダー的存在の人間が、作画の専門分野の見地から、単価の相談をプロデューサーとちゃんと相談して協議すべきです。作画の長が知らんぷりしていると、何も変わっていかないどころか、どんどん状況は悪くなることを改めて認識しました。

 

また、作画のソフトウェアの組み合わせやピクセル寸法に関しても色々なパターンを試しました。それも今はあまり私からはしゃべれませんが、私はクリスタとProcreateとiPad Proで4Kドットバイドットの原画を描きましたし、カットアウトに関してはProcreateとToon Boom Harmonyで6〜8Kは当たり前のサイズで描きました(実写と違ってアニメは大判になりやすいので)。Toon Boomは6Kでも「ケロッ」と何もなかったかのように動作が軽く(macOSなのに)、未来への余裕が感じられました。

 

4Kのレイアウト用紙は、2018年にグローバルな仕様として制定したこれです。

 

 

*まあ、4K(UHD)ドットバイドットなら、誰が作ってもこうなるわな。

*紙での使用は考慮しておりません。ゆえにタップ穴はありません。ペーパーレス運用にて、ピクセル寸法基準のみ(dpiはゼロ扱い)で使用します。

*Procreateに直に読み込めるのは、こちら。(9.7インチの旧型iPad Proだと14レイヤーにレイヤー数が限定されますので、12.9インチがオススメです)>Procreateのレイアウトファイル(ダウンロードしたのちにAirDropでiPadに送ると、Procreateで自動で開きます)

 

 

Procreateは、6Kくらいになると、メモリに余裕のある12.9インチモデルでも、作成可能なレイヤー数が減るので(十数レイヤーとか)、結構苦労しました。最大4ファイルまで分割して描いたものもあります。

 

で、Procreateの「5」。Coming Soonとのことです。

 

 

 

楽しみです。前回のバージョンアップも嬉しさ満載だったので、今回も期待しています。

 

新バージョンはなんと、オニオンスキンまで搭載されるとか。私は今までのProcreateでも原画を随分描きましたが、オニオンスキンに相当する機能は単にレイヤーの不透明度で手作業にてカバーしていたので、純粋に嬉しいです。‥‥まさか、Procreateがそちら(アニメ機能)を拡張してくるとは思わなかったです。

 

 

 

ソフトウェアの伸びしろがある時代って、いいですよねえ‥‥。

 

その昔、PhotoshopやAfter Effectsの新バージョンが出るたびにワクワクしたものです。(なんとなく過去形ですが)

 

今はiOSのAppの更新が楽しみです。純粋に出来ることがどんどん増えて操作も快適になるからです。

 

メディバンを愛用している人もいるでしょうし、私のようにProcreateの他にコンセプト.appにも魅了されている人も多いでしょう。クリスタはBluetoothのキーボード(キー配列に注意!=IOP@[ の並びを選ぶべし=K380とか)と組み合わせると俄然使いやすくなりますし、AdobeはPhotoshopのiOS版もFrescoも期待大です。ソフトウェアの新バージョンが待ち遠しくて使うことが楽しい頃って、新たなムーブメントが台頭する時でもあるのです。

 

 

 

数あるAppの中で、Procreateをなぜそんなに?‥‥というのは簡単な話で、「描きやすいから」です。

 

今やジェスチャーが身に染み付いて、他のAppのジェスチャーをProcreate寄りにカスタムするほどです。油断していると、「ジェスチャー主義者」になりそうで怖いです。いちいち手をキーボードに向けるのが鬱陶しくなるのは、ちょっと危険な偏りです。

 

実際、4KHDRのプロジェクトでは、私はProcreateを多く使って作画しました。さる方はクリスタ、さる方はTVPaintと、ソフトウェアは原画時に自由に選択できるようにしましたが、私自身は「Procreate率」が非常に高かったです。

 

ちなみに、初代のiPad Proでも充分に4Kの線画は描けます。中途半端な環境のデスクトップOS(メモリが少ないとか液タブが小さいとか)で描くより快適かも知れません。初代のiPad Proって言ったら、2015年ですよ。‥‥ガジェットとしては寿命は長いほうですネ。

 

 

 

そういえば、HDR。

 

HDRには、HLG、HDR10(10+)、Dolby Visionがあって、PQというログとリニアに似た仕組みもあります。

 

今回はDolby Vision / PQ1000nitsをターゲットにしましたが、さすがに線画を描く時は、100nitsでも充分過ぎます。作画用紙ファイルの白地を300〜1000nitsで見続けようものなら、目が壊れます。線画作業までは、sRGB/Rec.709やiPad Proの目に優しい輝度で充分です。

 

その辺の制作情報も含め、やがて4KHDRプロジェクトの作品仕様や制作方法などもNetFlixさんから関係筋に公開されるでしょう。

 

 



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