アップスケーリング‥‥

4Kは‥‥さ、絵がボヤけている、くっきりしているかの問題じゃないんだよね。

 

絵をシャープにリアルタイムで4Kっぽく補正するのなら、いまどきの高画質テレビならやってのけますしネ。いわゆる「自動中割り」もテレビの機能のほうがソフトウェアより優秀な場合もあります。

 

フレーム間の補間でいえば、少なくともAfter Effectsのピクセルモーションより、ブラビアのほうがはるかに優秀です。

 

 

 

我々アニメ映像制作者は、「絵の内容を作るプロ」なのです。

 

絵がボケてるかどうかなんてレベルではなく、4Kにふさわしい絵を作ることが未来に求められています。

 

4Kアップスケーリングで「絵がシャープになったから、4Kに対応できる」とヌカ喜びしないようにしましょう。‥‥そんなレベルでは、いつまでたっても、アニメ業界は貧困から抜け出せず、相変わらず動画単価を200〜300円台で受注する日々が未来も継続しますヨ。

 

4Kアップスケーリングはあくまで「旧作」の4K「お化粧直し」機能です。ちょうど、旧作の16ミリフィルムテレビシリーズをブルーレイの2Kにリマスターしたように。

 

16ミリフィルムの作品、SDやHDの作品を、いくら4Kでリマスターしても、それを4K作品として売るのはNGです。あくまで「4Kリマスター」製品です。もし、結果的に4Kサイズになっていれば4K作品としてまかり通るのなら、映像作品に限らず、世間のあらゆる製品は「水増しOKな正規品」になってしまいます。

 

新作アニメを4Kアップスケーリング頼みで2Kのまま作っていたら、制作に関するお値段も2K=現状のまま改善しません。

 

絵の内容も、単に画像のシャープ感が増すだけで、描いてないディテールが足されるわけではないです。その辺の理屈は、実際に絵を作っている現場の人間なら理解できるでしょう。

 

お金を払う側にしても、「偽4K」に「真4K」相当のお金をホイホイ払うわけないじゃん。ドンブリだけ大きくして、中身は並盛りを水増しして薄めたラーメンに、大盛りの料金を払うわけないですよネ。自分の身の丈で考えましょう。

 

 

 

今はまさに変動期。

 

いろいろな一喜一憂がありましょう。

 

ブレないのは、本質に関わる部分です。

 

プロの映像制作者は、本質を見失わないよう、しっかりと自分らの未来の現場を思い描いて、2020年代を進んでいきましょう。

 

 

 


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