自虐ボケ

「自分はコミュ障で」とかツイッターで度々目にしますが、自称する人の多くは本当に「障害」と呼べる深刻なレベルなんだろうか?‥‥と思います。「死んでやる!」と喚き散らす人間ほど、実は「死なない・死にたくない」人間だ‥‥なんて話はそれこそ昭和の昔から語られます。「コミュ障」で本当に苦しんでいるのなら、軽々しく口にしないと思いますけどね。

 

「コミュ障気取り」は、本当に病状としてコミュニケーション障害によって深刻に悩んでいる人にも迷惑かも知れませんしね。

 

日頃の自虐ってカジュアルなので、当人はその「害」に気づいていないことが多いんじゃないでしょうかね。特にアニメ業界は貧乏なので、自虐ネタに走りがちです。

 

私は男なので、男視線でしか語れませんが、アニメ業界作業者にありがちな自虐志向の論調は、いったん「業界の外」にでると、他者、特に異性(女性)にとって、かなりのマイナス印象なんだな‥‥と感じます。

 

自信を持ちすぎて中身がないのもカッコ悪いですが、自信を持て無さすぎても他人から関心や好意を得られないのも事実でしょう。「モテない、モテない」と連呼することで、リアルにモテない自分が出来上がります。

 

20数年前のことですが、「アニメ作画現場にありがちな自虐ボケ」を「一般」の男女の前(ファミレスでの食事の際)で雑談がてら話したら、場が軽く凍りついた‥‥という実体験があります。プラス方向に俗世離れしているのではなく、マイナス方向に俗世離れしていることを、ふと実感して‥‥なんだか、惨めだったなあ‥‥。

 

自虐ボケの習慣は自分の文章の隅々にこびりついて取れません。自分で意識していなければ余計に、また、日頃意識していてもつい‥‥という感じに、卑屈な気質が言葉に表れるのです。

 

 

 

「どうせ自分はXXだから」「自分なんてXX程度だ」「自分なんてカス・ウンコみたいなもんだ」なんて言うのを「謙遜」「謙虚」とか「面白い言い回し」と考えているのなら、それは自分ひとりで善がっているだけです。

 

自虐という手段で自分を表現している当人の状況を、他者は結構冷静にジャッジしているものですし、他人と比べて「なぜこの人はそんなに自分を貶めるのだろう」と、ある種の当人の異常な状態を感じ取ってしまいます。

 

「どうせ」とか「自分なんて」とか「ウンコ・カス・底辺・ボロい」とか、へりくだった気持ちで自分を表現しても、その気持ちは相手に伝わるどころか、「自分に自信がないわりに、かえって承認要求だけは強い」みたいな悪い印象を与えます。決して「かわいそう‥‥自分が助けなきゃ」などと、相手の中で母性・父性が発動されることはないです。

 

自虐ボケになりがちな思考を明確に自認し、きっぱりと決別しなければ、いつまでたっても「コミュ障気取り」からは脱し得ないでしょう。卑屈な態度は相手を辟易させることを知るべきです。

 

私の20代の頃は「コミュ障」なんて言葉はなかったですが、安い金で作画の仕事をしているからって、ココロまで安さに落ち込んで、自虐で自分を慰め続けていたら、その後に状況が上向くことはなかったと実感します。

 

自虐ボケは、当人の運命すら虐げます。

 

 

 

自虐ボケに走るのは、何よりも自分に自信がもてないからでしょう。

 

自分に自信がないからといって、色んなものに手を出してどれも中途半端で、そうした挫折感からさらに自信がなくなって自虐ボケが強くなっていく‥‥なんていう人々を、アニメ業界の中で何度も目にしてきました。自分もそうした人間になりかけたことがあります。

 

アニメ業界はさあ‥‥。凄く絵の上手い人・技量の優れた人で溢れているんですよ。他人を羨んでばかりいたら、いつまでも自虐からは逃れられませんよ。

 

覚悟しましょう。今、138億年に一度だけ存在している自分の命なんですから。

 

「これだけは他人に負けない」「天才にはなれなくても、奇才になってやる」「自分は転んだり遠回りばかりしたが、転ばず近道してきた人に比べて、より多くの経験と知識はある」‥‥みたいな、「自分のココロのよりどころ」を「自分の実体験から研ぎ澄まして」形成するよう努めれば良いのです。

 

 

 

アラウンド40の男が「結婚できない」とか日頃からツイートしてて、その「できない」という思考がどんどん自分から自信をそぎ落とし、「自分に自信がもてない頼りない人」オーラを女性にも発散して「対象」から外される‥‥なんてこともあると思いますヨ。

 

泣いてわめけば、母親がかまってくれるのは小学生までです。

 

金も能力もキャリアもなく、自信がないことでウジウジしているアラウンド40〜50のオトコに、女性が母性本能だけをMAXに発動させて歩み寄ってきて「あなたはダメな人。是非、私と結婚しましょう」‥‥なんて「あるわけないじゃん」です。

 

 

 

それにさ‥‥。自信がない‥‥なんて、誰しも抱えていることです。

 

自分を信じる? ‥‥誰しも、自分が死んでしまったら、自分を信じることなどできないですよネ。

 

人には「死」という絶対的な「自信喪失」の運命が待ち構えているのですから、生きているうちは「自信を否定」するより「自信を肯定」して、肯定するためにどんどんアクションすれば良いと思いますけどね。

 

 

 

自虐ボケは、極めて近しい人に、オフラインで、たまに「弱音」を吐いて甘える時だけにしておきましょう。

 

自虐ボケによって、相手に「この人って、ものすごく謙虚な人」と感じてもらえると想定するのは、甚だ、ひとりよがりで無知な行為と思い知ったほうが良いです。

 

自分のできることをどんどん強く逞しく広く増やして、こころのうちに自信を蓄えていけば、いつしか自虐ボケだった過去から離れ、「肯定的に生きていける自分」へと変われる‥‥と過去を振り返っても思います。

 

 



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