スマートスムージング、雑感。

クリスタ1.9.1で実装された「スマートスムージング」の機能は、1.2Kを4Kにするのにも使えそうだけど、4Kを8Kにする際にも良さそうですネ。

 

4Kはあくまで進化の過程のフォーマットで、今後8Kへと映像進化のコマが進むことは、映像機器の博覧会に行けばすぐに判ります。気が早いかも知れませんが、頭の片隅で4Kの次はどうしたものか‥‥と考え始めており、4Kを現在の最大目標としてともかく、今のマシンの進化速度では8Kをドットバイドットで作るのは、正直厳しいと感じています。100万円のマシンでも8Kを容易く処理できるほど高性能じゃないので。

 

クリスタに限らず、スマートスムージングが他でも実装されるようになって、4Kから8Kのアップコンに使えそうなら、ひとまずは安心します。8Kは今は絶対にキビしいですもん。4Kを作っていてしみじみ実感します。

 

そうか。せっかくクリスタを使っているんだから、3840から7680pxにアップコンしてみて、具合を見ればよいですネ。ちょっと様子を見るくらいなら、8bitでもまあいいか。

 

クリスタって、16bitにはまだ対応してないよネ。なので、例え連番でも、映像をフィニッシュするには、まだ性能がイマイチ足りない側面は残っています。

 

 

 

スマートスムージング。

 

あくまでジャギったエッジをスムージングするので、そもそも繊細な線の描写は無理そうです。線を細くするのではなく、拡大のジャギを綺麗にする目的のようなので、拡大してボケた絵の印象を改善するのが役割と思います。

 

ただ、このスマートスムージングを「これ幸い」とばかりに用いて、1.2〜1.5Kの「まま」で作っていると、報酬も今までの「まま」‥‥というオチにはなりそうです。

 

制作現場がコレを悪用して、未来も2K未満で作ってスマートスムージングで良い‥‥なんて話になると、アニメ業界の2020年代の業務改革は元の木阿弥にもなりそう。‥‥1枚200〜300円の動画単価のまま、苦しい生活から抜け出せないアニメーターが2020年にも続出しそうではあります。

 

今まで通りが良い‥‥というのは、今まで通りに買い叩かれることに繋がりかねず、むしろ、改善を抑え込む理由にすらなり得る危険を孕んでいる‥‥ことをお忘れなきよう。

 

 

 

ちなみに、映像配信大手は、

 

「中間素材から4Kであること」

 

‥‥という条件を標準にしています。

 

この条件は一見「ゲゲ!」と思いますが、

 

絵を丁寧に作って、それに見合う高い報酬を受け取る

 

‥‥という、アニメーターをはじめとしたクリエイティブ部門のスタッフに対する、またとない大きな転機・改善の機運になると私は考えています。

 

でもまあ、それもこれも、制作集団の生きる道、未来の生まれ変わりに関することですから、それぞれが未来を見据えて道を選択していくしかないです。

 

自分たちの未来の運命は、まさに自分たちの現在の行動が握っています。

 

 

 

私は、初めてもらった動画の報酬が、封筒に50円玉1枚でした。高校在学中のことです。月末に研修料金で1枚だけ本番を作業したので。

 

思えば、それは良かったのです。

 

最初からそこそこの待遇、多少安くても給料で働いていたら、その「異常さ」に気付けなかったでしょうし。

 

今こうして、「自分の代で、この「悲劇を通り越した喜劇」を幕引きにする」と決心するに至ったのですから。

 

全くの笑い話ですよ。50円玉1枚の初めてのプロの仕事。泣きながら笑うわ。

 

 

 

私と同世代のみなさんはどうでしょう。

 

昭和平成の曖昧な調子のまま、引退まで逃げ切りを選択しますか。

 

それとも、後続の世代とともに、新生の道を選択しますか。‥‥私はこっちです。

 

2020年代。

 

それぞれの制作集団の中で、70〜80年代アニメブーム世代の人間の行動が問われていくでしょうネ。

 

 


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