クリスタ色々

Clip Studio Paint EX(以後、クリスタ)は、たしかにまだ色々と改善の余地があるソフトウェアではありますが、それだけ伸びしろがあると思っています。

 

iOS版のクリスタは、ふと客観的に評価すると、随分とApple Pencilの追随が良く、iPad Pro 12.9インチの狭さはあるものの、原画は十分描けるレベルに達しているんだな‥‥と感じます。

 

「あれ? こんなにクリスタって、ペンの書き心地が良かったっけ?」と改めて最近気づきました。もしかしたら、レイテンシーが多少気になるAstroPad(iPadが液タブになる)をしばらく使っていたので、描いててダイレクト感のあるiOSのAppの印象が相対的に良く感じられたのかも知れません。

 

ジェスチャーだけではアニメーション機能は使いこなせませんが、Bluetoothキーボード(テンキー無しのJIS)を併用してショートカットをセッティングすれば、ごく普通に原画が描けるまで、最近慣れてきました。

 

アニメーションの場合、タイムラインを少しだけでも表示させておきたいので、どうしても画面が狭くなりますが、まだワークスペースの吟味は未着手なので、もうちょっと広くすることは可能だとは思っています。

 

やっぱり、毎日どれだけ使っているか‥‥が、慣れに直結しますネ。

 

使えば使うだけ、慣れてきます。「最初の壁」‥‥覚えることだらけの段階を抜ければ、ソフトやハードの素性が「初心者のバイアス」なしに受け取れるようになってきますネ。

 

老いも若きも、もしペーパーレスの流れ、4K&HDRの流れに乗ろうと思うのなら、12.9インチのiPad Proとクリスタなどの安価なAppで、まずはUHDサイズ(3840x2160)で絵を描くところからスタートするのが良いです。

 

もちろん、2Kで原画を描いても良いのですが、まだアニメ業界はペーパーレスとは程遠い現実があるので、イラストを自分の描きたいように描くところから着手して、アニメーターといえどアニメとは違う絵を描いてみるのも良いんじゃないかと思います。

 

 

 

でもまあ、要望はいっぱいあります。

 

クリスタは変形ツールが弱いので(10年くらい前のレベル止まり)、Procreateのようなペンで自由に変形できる変形ツールを実装してくれるのを期待しています。

 

iPadは‥‥‥、iPad Proの21インチとか出ればよいのにネ。‥‥無理か。

 

 

 

原画と動画の取り回しに関しては、スタイロスやペイントマンと互換性をもった色鉛筆のRGBの値とか、アニメーションフォルダ、単なるレイヤーフォルダの構成の「最低限のお約束」とか、整備すべき点はあるでしょうネ。

 

FF0000=RGBでの赤の純色, 00FF00=RGBでの緑の純色, 0000FF=RGBでの青の純色などの極端な色は、原画作業においては陰影を掴みにくいので、「原画の色鉛筆」と「動画の色鉛筆」は分ける必要があるでしょう。原画上がりの演出チェックの時に、影付けの印象を判断しやすくするために紙時代の色鉛筆に似せる必要性は自ずと生じてきます。

 

動画では、現段階ではペイントマンの動作を考慮に入れた色鉛筆の色選びが必要です。「アニメーション出力」でのセル素材出力を期待する結果にしたい場合、色鉛筆の各色の値を「8bit x 3=24bit」にて厳密に規定することが必須のようです。

 

RETAS Studioの終焉が見えてきたとはいえ、二値化の動仕はまだまだ現役でありメインストリームです。思わぬエラーを防ぐためには、クリスタを「従来アニメ用」に使いこなすメソッドを確立して共有するのが肝要と思います。

 

以下はクリスタのマニュアルにある「トレス線と塗り色」の値をHTMLの24ビットでそのまま反映させたものです。「0123456789ABCDEF」16進数(4bit)の6桁(24bit)での表記です。

 

●:FF0000

●:00FF00

●:0000FF

●:FF80FF

●:80FFC0

●:FFFF00

●:8080FF

●:FF8000

●:00C0FF

●:80FFFF

●:FF8080

 

 

16進数の値の入力は、カラーホイールなどのウィンドウにあるカラーチップをダブルクリックすると出現する「色の設定」ウィンドウでテキスト入力します。「HEX」欄に入力します。

 

*あ。ミスタイプしとる。「88FFFF」ではなく「80FFFF」の間違いです。

 

 

そうすると、クリスタ上の画面では見えていたヌキ指示やヌリの色鉛筆が、ペイントマン仕様の「不思議なTarga」=「隠し画像」?をもったTargaへと出力できます。

 

●クリスタでのヌリやヌキ指示

 

●ペイントマン向けのファイル画像。ヌリやヌキ指示を隠し持って(?)います。‥‥セルシス独自仕様のTargaなので、Photoshopのバッチを通すと隠し画像を喪失するらしいです。(色彩設計さんから聞きました)

 

 

 

こうしたことに限らず、毎日使って実際の作業にフィードバックして、経験蓄積のスパイラル〜OODAループを実践するかが、当人や制作集団のポテンシャルに直結するでしょう。

 

やっぱり、道具は使い込んでメソッドを探求してこそ‥‥ですネ。

 

 

 

iPadもクリスタも年齢制限などないですから、使いたい人は自由に使って、未来の可能性の幅を、未来を夢見る皆で一緒に広げていきましょうネ。

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM