足場作りと足場固め

足場を作ることと、足場を固めることを、同じ事だと混同する人は、意外に多いものです。でも実は、「0から作ること」と、「1を10に増やすこと」は、大きく異なるのです。

 

前例がない新しいプロジェクトに対し、前例をいくら探そうとしても、的外れな前例に翻弄され時間を浪費するばかりです。

 

一方で、新しいプロジェクトを完成させた後で、さらに次のプロジェクトにおいても新しい要素を盛って盛って大風呂敷を広げても、いつまで経ってもメソッド化もシステム化もできず、実験段階から実用段階へと駒を進めることができません。

 

要は、

 

今、自分は、足場を作ろうとしているのか、

 

それとも、足場固めをしようとしているのか、

 

自分、もしくは自分たちを冷静に自己分析する必要があります。

 

 

 

団体や協会の調査やアンケートで得られるのは、その性質上、過去から現在までの情報=前例ばかりですから、それをもとに全く新しいタイプの未来を思い描こうとしても、無理なんです。

 

限られたフィールドで、過去と現在の範例だけを分析しても、未来は見えません。

 

同じ穴のムジナが、昔から住み続けた巣穴を、どんなに覗き込んでも、そこにあるのは見慣れたものばかりです。数々の新しい要素の複合体というべき未来は、ムジナが古い巣穴に閉じこもるばかりでは、どんなに待ち続けても手に掴むことはできません。

 

同じ穴のムジナが、同じ穴の中で起きた色々な思い出話をいくら語ろうと、過去と変わらぬ未来が待つだけです。

 

温故知新とも言いますが、故き(古き)から一歩も外に出ずに、古きを客観視することができましょうか。古きものから新しきものを得るにも、一旦、古きものから離れることが必要です。

 

 

 

瓢箪から駒‥‥というのは言い過ぎかも知れませんが、意外なところから思わぬものが、いくつも飛び出して、新たな発想や技術や方法論が生まれるのです。

 

思いもよらぬ組み合わせを恐れたり敬遠しているようでは、新しい血をもつ子供など生まれようがありません。

 

アニメ業界の技術は、近親交配が極まって、血が濃すぎる‥‥とも言えましょう。純血種と言っても、交配が親等が近過ぎれば、色々と問題も浮上しましょう。

 

巣穴から出て、外界の4KやHDRやカットアウトと結婚してみれば?

 

劇的に新しい血が、アニメ制作の血統にもたらされますヨ。

 

新しい血をもつ新しい子供が生まれたならば、今度は育てるフェイズ=足場固めの段階へと進めば良いです。

 

 

 

足場作りであれば、積極的に外界の要素を取り入れるのが肝要。

 

足場固めであれば、取り入れた要素を消化吸収し自己を発達促進させるのが肝要。

 

作ることと、固めることは、似ているようで全く違うので、混同しないように心がけたい‥‥ですネ。

 

 

 

 

 

 


関連する記事

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

selected entries

categories

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM