フィルムなら4KHDRで

フィルム作品の復刻は、4KHDRの技術によって、ようやくあるべき姿が見えてきます。

 

4KHDR生粋の作品を新たに作っていくことも未来のビジョンですが、フィルム時代の作品をディテールそのままに蘇らせるのも未来の大いなるビジョンです。

 

「今のブルーレイじゃダメなの?」

 

フィルム作品の場合は、現行の2Kブルーレイでは役不足です。ダメとは言いませんが、スペックがたりません。

 

  • 秒間の解像度(フレームレート)=24fpsと24pで特に問題なし
  • 画素数=1920pxのHDでは細部の情報量が足りない
  • 色域=Rec.709・sRGBの100nitsでは甚だしく不足しており、500〜1000nitsの明るさとP3以上の色域は必要

 

HD(2K)の映画のブルーレイは、24pで1920pxでRec.709なので、旧テレビ放送やDVDよりはマシですが、フィルム映画を再現するメディアとしては、特に発色で大きく劣っています。

 

ちまたで4Kのリマスターやレストアと言っても、実は4Kに併せて導入されるHDRのほうが見た目の効果は絶大です。

 

1年くらい前に、実際に専門技術のラボに言って「4KHDR PQ 1000nits」のデモを、しかるべき機材で見させてもらいましたが、まるでリバーサルフィルムをライトボックスでルーペで見ているような鮮明な色彩に、胸が踊る想いでした。だって、私はアニメも好きですが、フィルムの映画も好きだからこそ、この職業を30年以上もず〜っと続けているわけですから、4KHDR 1000nitsの映像に魅了されないわけがないです。

 

 

 

でもまあ、今は状況が揃うのを感じつつ、自分らのなすべきことを進めましょう。世界規模で動く物事だということを、明確に意識して。

 

家庭のテレビが4KHDRにリプレースされ、コンテンツも4KHDRが豊富になって、その時に「我々アニメ制作者」がどのように時代を掴むか強くイメージしつつ、クリスタやToon Boom、After EffectsやDaVinciを未来派志向で使っていこうと思います。

 

タブレット作画に関しては、ボトムアップで機運を盛り上げていくのがよろしいでしょう。映像技術の未来と、アニメ制作現場の未来を交差させるには、両方の未来が進み続ける必要があります。

 

 


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