33〜48?

朝日新聞の「ロスジェネはいま」の特集で、ロスジェネの定義を「ほぼ現在の33歳から48歳にあたる。」としていますが、正直、「幅広!」ですネ。33歳と48歳では、かなりの開きがあります。

 

33歳なら、「ロスジェネ」の単語に自ら束縛されるのではなく、今からでもいくらでもキャリアの路線変更や更新はできると思います。特に映像関係の最新技術を駆使するような仕事は、30代からいくらでも状況を変えていけると思います。2Kすらミニサイズになるような変革期ですから、チャンスはいっぱいあります。

 

アラウンド40だって、まだまだイケるはず。引きこもっていたわけではなく、ちゃんと働き続けて技術も経験も蓄積し、その上で、不当な評価に苦しんでいたのなら、不当な評価を覆す機運は、やはり変革激しい映像業界ではまだチャンスはあると思います。

 

100ある能力を、不当に50しか評価されてこなかったのなら、そもそも「労働力」「技術力」の確保に苦しむであろう未来は、その不当な50のマイナス評価を「事態を理解した受発注双方で」根気強く修復していく取り組みを実践し、手堅い「現場力」を指向するのも良いと思います。

 

少なくとも私の事情で言えば、年齢に関係なく、カットアウトアニメーションの技能者・作業者は、いつでも欲しています。

 

33〜48歳までの年齢層なら、当人の今までの経験の蓄積に、何か「化学反応」が作用すれば、例えばアニメ業界で言えば、2K以下の映像制作で停滞しきっている状況を、根本から変えていくパワーにもなり得ると思うんですよネ。‥‥まあ、アニメ業界は改善すべき点が沢山あるので、ロスジェネに関わらず全世代の問題ではありますが。

 

一方で、怨念感情を爆発させて、自分の100の能力を150も200もあるように主張すると、サーっと潮が引いてしまうでしょう。今まで損した分を取り返す!‥‥みたいなのは、端から見ててもバレちゃいますしネ。

 

33〜48歳の経験の蓄積が、妙に耳年増な達観主義に陥るのなら、かえってマイナスでしょう。鉄板とか定番などを振りかざす中年技術者は、新しい時代には障害にしかなり得ません。

 

いつでもフレッシュな思考を失わない気質は、どんな世代にも必要だと思います。ロスジェネと呼ばれる世代の「目覚め」においても、経験と技術を「ありきたりな予定調和」ではなく、まさに「Think different」へと繋げる思考が求められるでしょう。

 

例えば、「今までアニメの撮影を10年間続けてきました」と言うのなら、誰でも考えがちな凡庸な「アニメの撮影の未来」をイメージするのではなく、今までの経験して得た要素を、自分でも「引く」ほどの奇抜な発想で衝突させて、そこから何か新しいヒントやエネルギーを得るほうが、よほど未来に繋がります。仕事を出す側にしても、アニメの撮影で思考が止まっている人に対して、新しいタイプの仕事も役割も任せられないじゃん?

 

 

 

エスカレーター式出世、終身雇用型人生設計にあぶれたのに、今も未練がましく、その流れに乗れなかったことを恨み続けて何か良い進展はありましょうか。

 

どうすれば今からでもエスカレーターに乗れるか?‥‥なんて、全然Think Differentではないです。氷河期とは、当人の思考まで凍結させるものでしょうか。就職難でエスカレーター乗り入れ口から締め出されたのと同じ発想で行動しても、また同じことが起こるだけです。

 

むしろ、エスカレーター式の弱点を突けば良いと思います。

 

私は学校を卒業した時からエスカレーター式では生きていけない己を意識していたので、エスカレーターでは手も足も出ないことばかりを考えてきました。エスカレーターに乗れない(乗りたくない)のに、エスカレーターに乗ることばかり考えてもしょうがないじゃん。

 

10〜20数年前に正面に弾を撃ち込んで弾き返されたわけでしょ?

 

なぜ今また、同じ正面に弾を撃ち込むのよ。

 

また弾き返されて、返り討ちを喰らうだけだよ。

 

経験も技術も蓄積した今、相手の装甲の弱い部分を狙い撃ちすれば、貫通して撃破できるんじゃないの?

 

ロスジェネ世代の人口が極端に減って空席ができたのならまだしも、同世代の「勝ち組」はまだ健在なんですよネ?

 

‥‥だったら、より一層、正面の防御を固めていることは容易に予測できますよ。

 

エスカレーターのレールに乗っているがゆえに、ライバルは装甲列車みたいなものだとしたら、いくらでも攻め所はありますよネ。

 

攻める方が正面攻撃しか能のないお馬鹿さんだとしたら、守る方も正面防御を固めるだけのお馬鹿さんかもしれませんしネ。英雄になるのが目的なら正面攻撃or正面防御でヒロイックに死ねば良いですが、戦いに勝つことが目的なら戦術はよ〜く考える必要があります。

 

レールの敷かれたところにしか移動できないのが、エスカレーター勢の最大の弱点です。そのくらいの分析は当然した上で、エスカレーターに乗れなかった勢は攻勢を開始しないとさ‥‥、また、負けるで。

 

エスカレーターに乗り続けてきた「勝ち組」がエスカレーターぼけして頭を使わない中年と化しているのなら、そここそがロスジェネの勝機と私は思いますけどネ。恨み節を吐いてイジけていればいるほど、思う壺にハメられると思います。

 

30代なんて、まだまだ存分イケます。自らの境遇を自嘲するあまり、勝機を逃さないように努めましょう。別にロスジェネじゃなくても、エスカレーターに乗ってない友軍・同盟軍はいることも忘れずに。

 

 

 


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