CCの例のヤツ

Adobe認定外バージョンに関するアナウンスがありましたネ。

 

アドビのブログより引用

https://theblog.adobe.com/changes-to-creative-cloud-download-availability-jp/

 

「アドビでは、すべてのお客様に最適なパフォーマンスとメリットをご享受いただくため、Adobe Creative Cloudの最新のリリースをアップデートすることをお勧めしています。Adobe Creative Cloudサブスクリプションには多くのメリットがありますが、そのひとつが頻繁な製品アップデートによって、新機能、重要なバグ修正、セキュリティアップデートをご利用いただけることです。

 

〜中略

 

アドビは、現時点で最も多くのお客様にご利用いただいている2つの最新バージョンの改善に注力することで、今後もご要望の高い機能を開発し、WindowsとMac OSでの高いパフォーマンスとメリットを実現することができます。

 

 

書かれている内容は、ごく普通で常識的、かつ、近年のコンピュータネットワークの社会的な状況を鑑みた文面と言えます。

 

漢字Talk7.5とかWindows95、Photoshop Ver.2や3を使っていた1990年代の時代感覚と、今やPhotoshop Ver.20(!)の2020年代目前の現在とでは、根本的に意識を変えなければ、コンピュータを使って仕事ができる環境とは呼べません。

 

Shift+Option+Command+「Photoshop CCについて...」をメニューから呼び出すと、開発時のコードネームが表示されます。その昔、「Photoshopバージョン20なんて日が来るのかねえ」と話していたのが、今まさに現実になりました。

 

パッケージを買って、シリアル番号を手に入れたら一生物‥‥なんて感覚は、未来はどんどん薄れていくでしょう。

 

セキュリティには、一生物なんてないですしネ。

 

古いバージョンを使い続ける際、セキュリティアップデートは特に深刻で、2012年発売のCS6を使い続けることは、その当時の様々な要素も使い続けることになります。例えば、macOSに関してはCS6においては、El Capitan(2015年)でセキュリティアップデートが停止し、最新のMojaveのセキュリティからどんどん遠のくことになります。

 

 

 

MacOS9のQuarkXPressもそうでしたけど、昔のソフトを使い続けるのは限界があります。

 

CCユーザに限らず、CSユーザも、そろそろ2020年を意識して、自分の作業環境を再構築する時期だと思います。ユーザ‥‥というと個人っぽく聞こえますが、会社組織も同じです。そろそろアニメ会社もCS6から「卒業」する時期でしょう。

 

サブスクリプションの導入を含めて、アニメ会社は新しい収益のカタチ、制作運用のカタチ、ワークフローのカタチなど、様々なカタチを見直す時期が、まさに令和の時代の「第一歩」だと思います。

 

もし、昔買ったCS6を令和も使い続けるのなら、第一歩は踏み出せず、平成に留まる過去の会社団体・制作現場となることでしょう。昭和平成の思い出の中で生きていくことになります。

 

「アニメの技術は今がMAXで最高」では「ない」のです。まだまだ先はあり、上もあります。

 

平成で技術進化がストップした制作集団が、令和の2020年代以降に、どうやって生き残っていく戦略でしょうか? ‥‥そもそも、生き残りの戦略など考えたことはないし、その都度、行き当たりでうまく切り抜けるだけ‥‥でしょうか。

 

昔のソフト、例えばセルシス社Retasファミリーのスタイロスは、曲線ツールの使い心地や色分け線の技術は、今でも優れた技術だと思う一方で、さすがにもう最新の制作環境には性能的に厳しいです。macOS版の更新は2013年で停止し(開発停止したんですよね、たしか)、フリーハンドのペンツールはまともに動作しません。Windows版も4Kが相手では苦戦を強いられます。ゆえに、2020年代にスタイロスは通用しなくなるでしょう。

 

古いソフトを使い続けたり、シリアル番号でソフトがいつでも自由に使える‥‥という感覚のままでは、令和、そして2020年代は辛くなるばかりと思います。

 

 

 

アドビの肩を持つつもりはないですけど、少なくともCCユーザは、最新のOSのセキュリティアップデートで、最新かひとつ前のCCを使う方針で良いと思うんですよ。最新のバージョンがまだ安定していなければ前の年の‥‥という感じで。

 

私は2000年代中頃くらいまで、After Effectsで「TinderBox」(セットで13〜20万円)というサードパーティ製のプラグインを使っていましたが、何かのアップデートの時に使えなくなり、業務上でピンチに陥ったことがあります。しかし、そのピンチがきっかけでプラグインに頼らない色々な新しい技法を確立しましたし、TinderBoxよりも格段に安くてしかも美しくかっこいい効果のプラグイン(Trapcodeのとか)を導入することにも繋がりました。

 

「新しいバージョンだと、アレとコレが動作しなくなる!」‥‥というのは、その瞬間はショックですが、いつまでもそのショックのままでいるわけもなく、工夫することで代替案も見つかり、さらには工夫の過程で新しいアイデアも発見できます。

 

もし、私がCS6の停滞状態に依存していたら、技術も停滞して、新しいジャンルやフォーマットの仕事を受注できなかったとも思います。

 

「旧環境に依存する人は、旧環境に束縛されるがゆえに、新しいチャンスも新たな出会いも少ない」というのが、包み隠さぬ実感です。

 

 

 

まあ、これらは、あくまで私個人の経験や考えです。各人の考えもありましょう。

 

もしかしたら2020年代はおろか、2030年代にも、パッケージ版のCS6を使い続けるキモの座った人も中にはいるかも知れませんしネ。

 

結局は、個人や制作集団の未来戦略次第‥‥です。

 

 

 



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