新環境基準・2

実際問題として、最初から高スペックのマシンを買うのは、なかなか厳しいです。それは個人であっても会社組織であっても。

 

なので、段階的にスペックを高める工夫が必要です。幸い、現在はあまりCPUの性能向上が進まず停滞していますから、CPUとビデオ周りだけ「未来派志向」にして、後は段階的にスペックアップしていくことが可能です。

 

とは言え、iMacの場合、もはや「カスタム不能」と言えるまで「ユーザにあれこれ触らせない主義」でマシンが構成されているので、macOSユーザの場合は、最初からiMac 5Kの最上位CPUにカスタムしたものを買って、メモリだけアマゾンで買って交換する方法が良いです。

 

iMac 5Kの場合、すでにiMacにくっついている5Kのモニタで1つ分のビデオ処理能力を消費しています。残念ながら、iMac 5Kのモニタは未来の4K映像制作には不向きです。単に面積が広くて色が鮮やかなモニタだというだけで、どんなに500nitsを謳おうがPQ1000で表示できるわけではないので、将来は5K寸法の「サブモニタ」として使うことを前提にして今は使います。

 

2台の外部ディスプレイで3,840 x 2,160ピクセル解像度(4K UHD)、60Hz、十億色対応

 

‥‥とAppleの仕様説明のページには書いてあります。これは4K UHD(4Kには3840と4096がありますが、3840のほうをUHDと呼びます)で10bitで60Hzの接続を保証しているという意味です。10bitのRGBは「2の30乗」で、10億となります。アレクサさんに「2の30乗は?」と聞けば、末尾の1桁まで正確に答えてくれますヨ。

 

iMacの背面のThunderbolt3は、高速な40Gbpsの理論値をもち、4Kモニタはもちろん、高速なキャッシュディスク(SSD)を接続できます。ただ、1系統しかないので(1系統に2つの接続口)、あまり無茶はできません。この点は、新しいMac miniの方が優れています。限りあるThunderbolt3を高速のまま使うために、従来のUSB3.0を賢く用いて、速度の低下を散らす工夫が必要になりましょう。

 

実は、iMac 5Kで4KHDR環境は、去年に色彩設計さん用にセッティングしたので、実感があるのです。メモリは、空きスロットに16GBモジュールを足して48GBにしました。コンポジットなど連番やムービーに重い処理を加えるのなら、あらかじめ装着されていた8GBモジュールを外して16GB4枚=64GBに差し替えた方が良いですネ。モニタは本体の5Kと4Kをミラーリング(当然、4K合わせになりますが)、波形モニタとして2Kモニタを繋いでいます。

 

Windows環境に関しては、DELLなどの将来64GBにメモリを増設できる基本モデルをベースとし、順次スペックアップする計画で購入するのが宜しいかと思います。Windowsの未来環境の詳細は、他の方にお任せしますネ。

 

 

 

4Kの液タブも今は諦める。4KHDRのプロ用モニタ(俗っぽい言い方ですが)も今は様子を見る。

 

今ある環境で、何を進めておけるかを考え、来るべき時に備えるのが肝要です。液タブではなく、iPad Proを自腹で買って、4Kのキャンバスサイズでどんどん描き溜めておくのも有効な手です。良いのが描けたら、ツイッターに載せるのも「累積戦術」として有効ですよネ。

 

何度も書きますが、「作画工場」での仕事と、自分の一生の画業は、ちゃんと明確に切り分けて、然るべき戦略と戦術で生きていくのが、「絵描き」として一生を生き抜くことだと思います。アニメ業界のシステムにどっぷり浸かって、制作会社に自分の一生の運命を委ねるなんて、考えるほうが馬鹿なのです。

 

他人は、自分の生涯に対して、そんなに優しく思いやってくれないですヨ。生涯のパートナーでもない限り。

 

同じ事を一生懸命繰り返していれば、やがて努力が認められて、年功序列で出世できる。‥‥そんな甘い考えはさっさと捨ててしまって、たとえ個人レベルのプチ事業でも、どんどん意欲的に進めていくべきです。

 

団塊ジュニアにありがちな、「エスカレーター式の出世を享受できなかった」という恨みは、そもそもエスカレーターに乗ろうとしている時点で甘かったと思います。エスカレーターなんて使わずに、若いうちにとっとと階段で駆け上がっておけば良かったのです。

 

団塊ジュニアは世代人口が多いので、エスカレーターからあぶれた人間も多くて、一層「ロスト」感が強いとも思えます。でも中には、「空いてても、エスカレーターなんか使わない」と考える人もいて、とっとと自分の足で階段を昇る人もいたのです。ベビーブームの一番頂点に生まれた人でも、社会の序列をあてにせずに生きている人は「就職難とは言われてたけど、関係無かった」と言います。

 

ですから、現在20〜30代の人は、エスカレーターにのんびり乗っているよりも、手すりを飛び越えて、今からでも階段を駆け上がれば良いと思います。業界の仕組みとか、協会なんてアテにしないでさ。歳を喰ってから階段を駆け上がるのは、心臓がバクバクして体力がもちませんから、若いうちにどんどん行動して手応えと自信と足場を築くべきと思います。

 

私は、20歳の頃に、60万のローンを組んで、環境一式を買ったことがあります。そのことがずっと下地として活き続けて、今に繋がっているのを、ひしひしと感じます。まあ、当時は相当辛かったですけどネ‥‥。

 

*当時買った機材。8トラックの1/4インチのMTR。オープンリールというのが何とも。‥‥もう回転するかも怪しいですが、捨てられんのですヨ。

 

 

これは何も、無茶なローンを組め!‥‥ということではなく、結局、自分こそが屋城だということを自覚せよ‥‥ということです。

 

自分が屋城であるなら、自分の真田丸を築きましょうよ。堀も作ってネ。

 

 

 



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