PM

PM(プロジェクト・マネージャ、プロジェクト・マネージメント)のソリューションは、今後不可欠なものになると思います。現在作業中のプロジェクトも構造が複雑ゆえに、PMなしでは、前の工程は何か、次の工程は何かすら把握できなくなります。

 

形骸化した無駄な作業や段取りはどんどん省く。必要な作業や段取りは確実に把握する。

 

二値化では絵が潰れてしまう内容を、二値化フローで取り回す必要はないです。原画で描いたものの中は、全て動仕を経なくても、実現できるものもあります。レイアウトが完了した時点で作画的アプローチ(=例えばパーティクルによる水とか炎とか)のコンポジット作業が可能なものは、どんどん先行で進めてしまえば良いです。

 

 

 

確かに、今までのアニメ制作フローは、いわば、制作運用の高速道路を整備して、IC(インターチェンジ)からICへ次から次へと伝送できる、タフなシステムを確立しました。現在のアニメ制作が持ち堪えているのは、そうしたアニメ制作現場屈指の「運用網」ゆえでしょう。

 

脇道まで含めて全ての道路網を完全に記憶しなくても、高速道路にさえ乗ってしまえば、次のIC、また次のICと、進み続ければ到達できます。

 

しかし、ICとICを繋ぐ高速道路だけでは、大回り過ぎて小回りが効かず、かえって遠回りして時間がかかったり、高速料金ゆえにお金がかかったりと、「時間とお金」の無駄を出し続けることは、これから先の未来にはどんどん厳しくなるでしょう。

 

加えて、ラッシュアワーの高速道路のように、渋滞が常態化して、思うように進行しないことも多々あります。現在進むべき進路と目標に対して、高速道路しか使えないという選択肢の狭さ(無さ)は、新しい手段なら2日で終わるところを紙運用だと2週間かけたりもします。車が大渋滞している脇で、モノレールがスイ〜っと走り抜けていくのは、何とも滑稽。「アレに乗っておけばよかったかな」と思いつつも、少なくとも次のICまでは渋滞から抜け出ることはできません。

 

 

 

とはいえ、旧来のフローなら勝手知ったる各工程が、新しい工程に差し代わった時、どの工程地点から、どの工程地点へと繋ぐのかすら判断できなくなり、むやみに新技術を導入してもかえって混乱の元になるでしょう。ゆえに、いつまで経っても旧来技術から抜け出せない状況にとどまります。

 

そんな時、せめて「カーナビ」の役割を果たしてくれるPMがあれば、状況判断は人間がおこなうにしても、「右にいくべきか、左へいくべきか、迷う」ようなことはなくなります。渋滞予想も完全ではないですが、意欲的に盛り込めるでしょう。

 

もちろん、カーナビ、iPhoneのマップと同様、経路(フロー)はあらかじめ選択しておくわけですが、どんなに複雑な道筋でも、走り出してから迷うようなことはなくなります。したみち、抜け道もどんとこいです。経路の中途変更も可能。

 

 

 

制作運用において、PMを導入した集団としない集団では、2020年代以降の未来に、徐々に差が表れてくるでしょう。

 

また、PMを導入したとしても、PMの質も問われるでしょう。「原動仕美特撮編」という今まで通りのフローでがっちり固めて静的で融通の効かないPMでは、未来の新たなリソースを活かすに活かせません。単なる「皆がチェックできる集計表」じゃダメなんですよネ。

 

PMは地味ですが、絶大なインフラです。銀行の窓口と、コンビニのATMくらい、利便性に差がある‥‥と言っても言い過ぎではないかも知れません。

 

 

 

タブレット作画のソフトウェアやTIPSだけでは、現場は回りません。

 

制作さんがいなければ、一切、テレビアニメ・劇場アニメは完成しませんよネ。

 

未来は、PMがインフラとして敷かれ、PMの値(情報)から的確な状況判断する制作さんがいて、制作現場は回っていくと思います。

 

PMはアニメ現場に根付くか。

 

何かしらでもPMが根付かないと、今はまだ何とかなっても、未来はやっていけない‥‥と私は思うんですよネ。

 

 


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