ちょっと呑み

最近、トリキとか日高屋とかで、1杯だけハイボールを飲むような夕飯のパターンが増えております。まあ、トリキは食事というよりは呑みですが、日高屋とかラーメン屋さんでも280円のレモンサワーとかハイボールがあるので、実は結構楽しめます。

 

トリキや日高屋の「レベル」に慣れた最近、久々にいわゆる「居酒屋チェーン店」に入ったら、その内容の古さに驚いてしまいました。値段がいちいち高くて、内容はスカスカなのです。こんなにしょぼかったっけか?‥‥と思うほど、トリキや日高屋のメニューと比べて見劣りします。

 

三鷹はモンテローザのお膝元。「魚民」「目利きの銀次」「魚萬」「山内農場」「魚銀」など系列の飲食店が集中しています。

 

お刺身を肴にチョイ呑みしたくて(刺身はトリキにも日高屋にもないので)、モンテローザ本社ビル内の「魚民」に入ったのですが、夜10時くらいでガラガラで「何でこんなに空いているんだろう。今日は世間的に何かあった日なのかな?」とやや不思議に思いました。「魚民」という割に、刺身のメニューはあまり充実していなくて、「居酒屋ってこんなもんだったかな‥‥」と感じつつも、とりあえず599円(税別)の刺身盛りと中ジョッキを頼みました。お通しはごぼうサラダでした。

 

出てきたのは、刺身数切れと、細めのジョッキにほぼ半分が泡のビール〜正味200ccくらい〜でした。直感的に、「これはヤバいやつだ」=大した満足感も得られずお金が飛んでいくケース‥‥と思い、30分も滞在せずにお会計したら、1500円。

 

まあ、昔の感覚なら1500円なんて居酒屋なら安い出費でしょうが、「大して美味しくもない薄い刺身数切れとグラスビールと見まごうばかりの細い中ジョッキ、表面が乾きかけたごぼうサラダ」で1500円は、ふと冷静に「ユーザエクスペリエンス」として考えると、如何ともレベルの低さを感じます。

 

ちなみに、トリキではメガハイボールとメガ金麦という最強のドリンクメニューがあり、そこに焼き鳥数種、釜飯で締めれば、女性なら1500〜2000円で腹一杯、大食いの私でもバカ呑みしなければ2500円で「食い過ぎた」と後悔するほどです。

 

日高屋においては、大の大人でも、1500円ちょいだせば、お腹いっぱい。レモンチューハイとウォッカソーダ割りで2杯呑んでも500円チョイ、餃子、そら豆、メンマをつまみで500円、ラーメンで締めて500円、地獄の大盛り無料券のループに入れば(会計時に券を必ずもらえるので)実質大盛りは追加料金なし、もし2人なら取り皿で分ければラーメン1つで2人分イケます。日高屋はファミレスのような深夜料金は無いし、表示価格は税込なので、夜の飲み食いはずいぶんと割安のように感じます。

 

それらに比べて、平成定番の居酒屋チェーン店のメニューは、現代のお金の価値や感覚とズレてきているように思いました。

 

思うに、平成の定番居酒屋は、「居酒屋の雰囲気で、店が客を呑む」ような方法だったのでしょうが、いくら店舗室内の雰囲気を居酒屋っぽく演出しても、スーパーで普通に買えるような刺身数切れに税込600円以上も要求するようなスタイルは、もう通用しないように感じます。少なくとも、私は「もう行かないようにしよう」と思いました。

 

実は、その魚民での飲食を早々に切り上げた後に、目利きの銀次で「げんなおし」しようと思って入ったものの、モンテローザ系列だったことに後で気づき、案の定、似たようなメニューでした。平成初期〜中期に台頭した定番居酒屋チェーン店の限界‥‥をメニューから感じた次第です。

 

モンテローザどうこうではなく、平成の居酒屋チェーン流「居酒屋雰囲気料金」みたいな営業スタイルが、もはや「中身を重視する」現在とはズレはじめているのでしょう。私に限らず、他の人々も、中身は気にしますよ、最近は。

 

「ズレ」がなぜ生じるか。

 

外見だけでなく食事の中身も充実させようとする新機軸の居酒屋と、安価に呑みもできる飲食店が出現して、居酒屋チェーンの「平成の方法論」が相対的にズレて古くなっているからだ‥‥と思います。立ち止まっているから置いていかれるのでしょう。

 

1年古い記事ですが「居酒屋」倒産、まだまだ増える理由」とか、「居酒屋 景気」で検索すると「消費行動の根本的変化」などのフレーズも垣間見えます。

 

どんな業界でも、過去の成功体験、そして集団同調性バイアスが作用して、ズレや変化に対して「主流派」ほど認識が不足したり遅れるんだろうな‥‥と思います。

 

ふと「アニメ業界でも、同じことが起こるだろうな」と頭を過ぎりつつ、飯食って気力を回復して、新しい取り組みをどんどん進めようと気合もみなぎるのでした。

 

傷を舐め合う酒ではなく、未来を語り合う酒を飲みましょう。

 

 

 

 


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