EDLで単純分割

ソフトがよりどりみどりで機能豊富になった現在でも、何だかんだ言って、一本つなぎのムービーをEDLで単純に編集点で分割するスクリプトは常備しておいて良いと思います。DaVinciやPremiereのEDL機能に頼らず、After Effectsのスクリプトで分割して各カットごとにProRes4444で書き出すニーズは、たまにはあるもんだ‥‥と実感しました。

 

EDLはテキストファイルなので、拡張子がEDLでもテキストエディタで読めます。中身を読めば、映像の作業に従事している人なら誰でもわかる、極めてシンプルな構成・構造です。

 

 

001  A008     V     C        19:08:53:10 19:09:09:12 01:00:00:00 01:00:16:02
* FROM CLIP NAME: 977.MOV

002  BL       V     C        00:00:00:00 00:00:06:00 01:00:16:02 01:00:22:02

003  B007     V     C        13:50:47:18 13:51:08:10 01:00:22:02 01:00:42:18
* FROM CLIP NAME: 154.MOV

 

 

各クリップではなく一本に繋いだムービーファイルを単純に編集点で分割したいのなら、編集点の行にある3番目のタイムコードで次々分割すれば良いだけです。とは言え、After Effectsはタイムコードに疎いソフトなので、タイムコードを小数点の秒数(=After Effectsの「time」)に変換するユーザファンクションを用意しておくのは必須です。

 

ProRes4444は複数回のトランスコードには強いコーデックですが、トランスコードなどせずにQuickTimeで分割しちゃって、独立保存形式で保存する手もありますネ。QuickTime内部ではfpsではなくTime Scaleで毎秒を管理しますが、23.976fpsだと23976だったりして解りやすいですから、タイムコード分析のサブルーチンをうまく作れれば、EDL分割はさして難しいプログラムではないです。

 

EDL関連はたまに必要になる程度なので、準備ができてなかったり、以前作ったはずのスクリプトを紛失してたりと、後手感が否めませんが、折を見て作っておこうかと思います。

 

ちなみに、各レイヤーをIN/OUT点で整列するスクリプトや、Z軸位置の値でレイヤー順をソートするスクリプト、2つ以上のキーフレームにイーズをつけてピンポンループするスクリプトなどは、もう10年は使い続けています。パペットのピンは階層が深くて面倒なので、エクスプレッション自体を自動で適用するスクリプトを作っておけば、CO/KFアニメーションは作業がスピーディーに進みます。

*CO/KF=カットアウト、キーフレームの略

 

スクリプトは毎作品の作業で徐々に蓄積されるものなので、計画的に事前に揃えることは中々難しいです。当座しのぎで作ったスクリプトをその場で捨てずに、後日に汎用性を加味して、ライブラリとして保存しておけば、作業の強い味方になります。

 

スクリプトを駆使すれば、After EffectsにEDLインポート機能を付与して、EDLからプロジェクトを新規作成することも可能になると思います。「そういうことはDaVinciでやればいいじゃん。」と私は思うので、作ろうとは思いませんが、EDLの中身を理解し、プログラムを使えるようになれば、本来存在しなかった機能をAfter Effectsなどの常用ソフトに追加できます。

 

Edwardが無理やりストラトのボディを削って、ハムバッカーをぶっこんだのと同じく、自分の思うようにカスタムしてこそ、ですネ。

 

 

 


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