HDMIからDisplayPort

意外とないのネ。HDMIからDisplayPortへの変換は。

 

DisplayPortからHDMIはうじゃうじゃあって選択肢が多すぎるくらいですけど、HDMIからDisplayPortへは結構少ないです。‥‥その理由は調べてないので判りませんが、USB給電用のコネクタやケーブルが併設されている商品が多いところを見ると、多分、面倒なんでしょうネ。

 

とりあえず、一番安いのを買ってみました。コレ

 

 

接続のハードルは低く、2K機器をまとめたマトリクススイッチャー(と言っても5千円くらいの無メーカー品)から2K30pで映れば良いので、多分イケそうな感じを期待しつつ買ってみました。

 

で、ハイ、ちゃんと映りました。特にUSBの給電は必要とせず、変換コネクタだけの接続でイケました。

 

4Kとか60pとかを期待しなければ、この手のコネクタは普通に映るように思います。

 

 

ちょっと前までは、HDMIと言えばコンシューマ向けの接続形態の扱いでしたが、今はプロの現場でも活躍しています。機材とケーブルの規格を満たせば、4K60pHDR10bitを搬送できるので、Thunderbolt2〜3の接続よりも遥かに融通が利いてローコストです。特にケーブル長の選択肢が豊富なのが嬉しいです。

 

ちなみに、私が買った変換コネクタは、HDMIのオスをDisplayPortのメスに変換するタイプ、つまりHDMIの出力コネクタに挿して、DisplayPortケーブルで配線するタイプなので、配線に必要な長さのDisplayPortケーブルが必要になります。

 

 

 

今回買った変換ケーブルセットは、作業場で2K機器を4K HDRテレビとマスモニに分配して表示するために使います。

 

4K HDRはえげつないほどの映像補完を「家電メーカーの威信」にかけて処理する一方で、マスモニは「味付けなし」のニュートラルな立ち位置ゆえの高価な製品なので、同時に見比べると「オリジナルの映像とご家庭で見る映像」の差が目で見てすぐ判ります。

 

両者を見比べて「どっちが良い」とか言うのは、まるでわかってない人。民生テレビとマスモニを併設する意味は、どれだけ映像のルックが変わってしまうかを踏まえて、「映像表現のストライクゾーンを広くとる」ためにあるのです。

 

「作業者のこだわり」という名のもとに、狭すぎるストライクゾーンを設定してしまうと、見る側に伝わりにくい映像を作ってしまいがちになります。作業者の作業環境と同じ内容を持つ世帯がどれだけ存在するのか、考えれば「無茶なこだわり」だと判りますよネ。作業者が品質にこだわるには「ストライクゾーンが広い前提」が必要です。

 

あくまで基準はマスモニです。監督・演出・作画・色彩・美術・コンポジット・3DCG・etc‥‥の各スタッフのキーマンは、まずマスモニを基準にしてチェックし、テレビを「わき目」で見ながら「映像表現にどれだけ『バッファ』を設けて、どのくらいの『保険』をかけておくか(またはかけないでGOするか)」を考えるのです。

 

たまに道理のわからない監督さんや演出さんが「各世帯はテレビで見ているんだから、テレビでチェックすべき」とか言いだします。‥‥‥よ〜〜〜く考えてみましょう。 ラッシュチェックの際に目の前にあるソニーのブラビアが、各世帯に一斉に普及しているのでしょうか。レグザだってビエラだってアクオスだってありますよネ。2013年型と最新版の2018年型でも色彩に関する補正機能は変わってきますヨ。「各世帯はテレビで見ているんだから」なんて言って、全てのメーカーと年式のテレビを揃えてチェックルームに置くのでしょうか?

 

色々な視聴環境がある中で、何を基準にすべきか?‥‥という問いに答えるために、何百万もかけて映像信号を忠実に映し出すマスモニを購入して、映像業界の皆がそれを基準にしているのです。たしかに各家庭のテレビはマスモニとほど遠いかも知れませんが、それは各家庭のテレビの方がバラついていると考えるべきで、マスモニがズレているわけじゃないですヨ。

 

各家庭のテレビは、テレビ本体だけでなく、設置された環境も加味されて、とんでもないバラつきがあります。「各世帯はテレビで見ているんだから、テレビで映像品質チェックをしても良い」なんて理由は、まったく頓珍漢な話です。何の説得力もないですし、むしろそれを言った本人がどれだけ無知で盲目かを自ら晒すようなものです。

 

もちろん、「マスモニを買うお金はないので、チェックは普及価格のモニタでやる。その代わり、色彩関連の最終品質チェックと微調整はラボでやる。」というのなら、全く話は別です。色彩のチェックができない環境では、モーションや作業ミスのチェックに徹して、然るべきラボの環境で色彩関連をチェックしつつケアする‥‥というのは、コストとクオリティをわきまえた経験者ならではのジャッジと言えます。

 

 

でも‥‥なんですが、驚いたことに、最近導入した13万円の型落ちブラビア(2017モデル)を「HDR受け入れ」モードで表示すると、色彩の見え方がマスモニとかなり似ます。これは映像制作者にとっては、嬉しいことですネ。意図した映像とかなり似ている状態で、各世帯に届けられるのですから。‥‥とは言ってもテレビは決してチェック基準モニタにはなりませんが、マスモニに近い映像が民生テレビでも再生できるのは、作品を作る側として好ましいです。

 

HDMIのロードマップもどんどんエスカレートしていきます。2.1の規格では、4320p(8K)で60Hz、48Gbpsですって。‥‥もちろん、HDRの広い色域であるBT.2020も含まれています。

 

まあ、2Kはいずれ過去となるフォーマットなので、もうこれ以上は手をかける必要はないかなと思っていますが、まだ各世帯では

2Kは主流なので、移行期の事情を鑑みつつチェックしながら、新しい時代の流れにのっていこうと思います。

 

 


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