HDR PQだのHEVCだの

Compressorは様々な映像ファイルを変換出力するソフトウェアで、最近のアップデートでは以下のような新機能が追加されました。

 

 

VR、HDR、HEVCと、すぐ先の未来の標準仕様が盛り込まれています。

 

まあ、私は「絵を動かす」映像制作をやり遂げる覚悟なので、VRは他の人の作った作品だけを楽しむとして、HDRとHEVCはアニメ制作でもリアルな技術となりましょう。

 

このアップデートは数ヶ月前のもので、すでにHEVCとかは現場で使い始めています。エンコードに相当マシンパワーが必要ですが、容量に対する画質が高いのが特徴です。H.264よりもかなり効率が優れているのを、目視で確認できます。

 

最近はPQカーブの取り組みもしているので、2020のPQで試しに出力したQTが「なぜ、あんな絵になるのか」がようやくわかるようになってきました。輝度の基準が全く違えば、そりゃあ、変な色味・輝度にもなろうというものです。

 

PQカーブを正常に映し出すためには、何らかの「意図的にHDR PQの表示が可能なモニタ」が必要になり、出力する側(Mac/PCやAfter EffectsやPhotoshop、DaVinciなど)もPQを扱う環境が必須となり、相応のスペックの機材へ転換する必要が生じるのです。SDRでリニアな考え方のままでは、HDRのPQは全く扱えないことを、この数ヶ月で実感しました。

 

新しい技術は、徐々に身の回りに浸透し始めています。sRGBだけを信じて運用していた過去の技術では通用しない、新しい制作技術の要素は、様々なソフトウェアの日常の地味なアップデートの中にしれっと含まれている‥‥んですね。

 

 

 

ちなみに、「Rec.2020 PQ」のフォーマットで「配信」できるデータを、Compressorで作りだせる‥‥ということは、要は、メタデータを埋め込めるということなんかな?

 

安価なHDRモニタや4K HDRテレビは、HDMI信号に「これはPQデータです」と示すメタデータが含まれていないと、「PQ対応機能が発動しない」作りになっているものが多く、Compressorでメタデータを埋め込めるのなら、それはとりあえず役にたちそうです。

 

‥‥まあ、運用したことのない未知の色々を前にして、構造や理屈も考えつつ、実地で何でも試して実験!‥‥です。

 

今は、アニメでの4K&HDRは、黎明期も黎明期。‥‥黎明期過ぎて、関係スタッフ毎日知恵熱がおさまりませんが、それも「未来へと続く道」の大切な道のりの1つと心得ます。

 

 

 



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