雑感

日本、及び日本人の状況の性質としてよく語られるのは、「上の人間が保守的ゆえに、成功事例ばかり引き合いに出して、新しいことをやらせてくれない」というのがあります。確かに、そうした場面は多いです。

 

しかし‥‥

 

「上の人間が保守的ゆえに、成功事例ばかり引き合いに出して、新しいことをやらせてくれない」

 

ので

 

「無理だと諦めてしまう」

 

のも、日本人の性質なんですよネ。

 

実は、上の人間が保守的で消極的なのと同じくらい、下の人間も妙に従順で消極的なのです。

 

正攻法、正面突破で不可能なら、いくらでも戦法や戦術を変えれば良いのに、そこまではしない人が、日本人にはやけに多いように感じます。

 

思うに、不平を言う人間ほど、不満の言葉だけを延々と繰り返すだけで、別の切り口を考えて自身で実践するところまでは至りません。

 

もし不満点をクールに解析し、何が原因となっているのか構造を解する人なら、不平を言って終わりではなく、何らかの実際のアクションを開始して、新しいメカニズムを起動させて、自分の手の届く周辺から状況を変えているでしょう。

 

 

自分の何倍もあるような大きく高くそびえ立つ石が進路を断ち塞いでいる時、押しても引いても動かず、叩いても全く割れる気配すら見えない‥‥とします。多くの場合、「自分はこの石を超えられない。だから諦めよう。」となりがちです。

 

でも、その大きく高くそびえ立つ石ゆえの相応の重量があることに着目すれば、「石の足元を掘ってしまえば、石はその自重ゆえに、わずかな力を加えるだけで傾いて、バランスを崩して倒れる」ことに気づくかも知れません。大きくそびえ立っていた石も、倒れてしまえば容易に乗り越えられる高さにもなりましょう。

 

この大きな石を目の前から退けよう‥‥とする時に、なぜか皆、石そのものしか見つめません。

 

石そのものを手刀や正拳突きで砕くのは無理でも、神頼みで天の雷が石を砕くことは無理でも、石の足元の土を地道に掘り起こすことは可能です。それこそ、今からでも‥‥です。しかし、多くの人は石そのものしか見ていないので、「なんでアイツは土を掘り起こし始めたんだ? 気でも狂ったのか?」と思うのです。

 

理由もなく、土を掘り起こすわけもないのに、その様子を見て「前例がない」というだけで新しい何かを理解できないのは、実は上の人間だけでなく、真ん中の人間も、下の人間も同じです。頭の固い人間に、上も真ん中も下もないです。

 

逆に、何か方策を探し続けて、自分でも行動したことがある人間なら、上も、真ん中も、下も、分け隔てなく、思わぬ繋がりが得られて、合力することもあるのです。‥‥往々にしてね。

 

 

 

「俺にチャンスさえ与えてくれたら」と思い続けて、いざ、そのチャンスが訪れた時に、どれだけの新機軸や奇想天外のアイデアを実践できるように準備しているでしょうか。どれだけ改革、革新のアイデアを、チャンスの時に実際に実行できるでしょうか。

 

「いや、それは、実際にチャンスの時が来たら、その時に初めて考える」

 

‥‥というのは、笑い話にもほどがあります。

 

 

実は、チャンスや幸運の機会なんて、何度となく目の前に現れているように思います。しかし、あまりにも当人のチャンス&幸運に対する感度が鈍感過ぎるので、何度となく、見過ごして逃している‥‥のかも知れませんネ。

 

どこかの番組で言ってましたが、セレンディピティは「準備した人にしか発見できない」そうですヨ。

 

 

 

 



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