上から下から

昔から延々と続くアニメ業界の厳しい状態をして、トップダウンの至らなさに論調の重きをおくのは、「悪者探し」に終始して実際の改善には全く結びついていないと、常々思っています。

 

ミスを指摘したり、悪い部分をつつくことは、ある程度のキャリアを積めば誰でもできることです。では、そのミスを抑制するためにはどうしたら良いか、悪い部分を良くするためにどうすれば良いか、「ダメだと言うばかりではなく、改善策・解決案とセットで語る」ことが必要です。

 

現状のココがマズい! 原因はココにあった!

 

じゃあ、どうすれば、原因と現状を改善できるの?

 

‥‥‥え〜と、どうすれば良いんでしょうねぇ‥‥‥みんなで頑張れば良いんじゃないですかね

 

具体的には何を頑張れば良いの? まず、改善の一手は何から始めるべき?

 

‥‥う〜ん‥‥‥

 

 

核心を指摘したった! ‥‥というレベルで満足して、そのあとはシラ〜‥‥では、実は何も変わっていかないです。

 

指摘するのは簡単なのですよ。指摘した部分をどうすれば良き方向へとシフトできるか。‥‥そこまで考えて、実際に実践して見て手応えを得るところまでやることが不可欠です。

 

 

私は、ボトムアップとトップダウンの両面で、現状の改善、窮状からの脱出を実践せねばならないと思っています。

 

‥‥で、私はボトム側の人間ですから、強烈にボトムからアップしていくべく、仲間と一緒に行動しています。「してくれないから、できない」と言い続けるのではなく、「やることによって、変えていく」のです。

 

そして、「アニメの作り方なんて、昔っからこんな感じだろ」と慢心しきっているトップダウンを揺さぶって、トップダウンの意識を状況的に強制的に変えていくわけです。大きな地震がおこれば、ビルの最上階も大きく揺れて、慌てて跳びだしてくるでしょ。

 

それにトップダウンに属する人間だって、慢心している人ばかりではありません。何をどう考えても未来はマズい‥‥と意識している人も多くいます。しかし、それをどのようにして実践したら良いのか、自分で絵を描いて動かしてコンポジットしているわけではないので、具体的な技術改革の内容がわからず、悶々と危機感だけを胸に抱いて、現状に甘んじているのです。

 

慢心して現状にあぐらをかいている人間は、トップにもボトムにもいます。

 

危機感を抱いて改善の方法を探している人間も、トップにもボトムにもいます。

 

 

思うに‥‥ネットを「ネガティブともだち」、つまり、各人のネガティブな思考だけを寄せ集めて、順番に悪い人間を選定して糾弾するネガティブサークルにするのは、何も生み出さないし、良き方向にもシフトできないです。

 

「ネガ友」のチェーンリングにハマるのは、とても危険なことだと思います。

 

ネガ友が寄り集まって、不平不満を積み重ねるのは、とても簡単なことです。ほっとけば部屋の中がどんどん散らかってゴミ屋敷になるがごとく‥‥です。

 

業界全体、現場全体でセルフネグレクトに陥ってどうするのでしょうか。

 

 

トップだけでなく、ボトムも。

 

ネガティブだけなく、ポジティブも。

 

 

両方が必要だと思います。どちらか一方だけだとバランスを崩して倒れます。ポジティブだけなのもダメです。ポジティブ思考に水を差すネガティブ思考も、バランスよく必要です。もちろん、ネガティブ思考だけでもアカンでしょう。

 

上か、下か、‥‥の1方面思考では容易に行き詰まるでしょう。

 

今、中間位置にある、どうにも進退極まる苦境を、上から下から攻めて突き崩していく‥‥のが、未来を変えていける方法と心得ます。

 

 

 


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