時代

普通に考えて、アニメ制作現場の作画(背景美術や彩色含む)の手間が凄すぎるから、これ以上の映像フォーマットの品質向上と進化はストップしましょう‥‥なんてことには、ならないですよネ。アニメ現場の、それも、テレビアニメ制作の都合を考えて、時代の技術進化がストップしてくれていたら、今でも世の中はSDでVHSでブラウン管のままでしょう。

 

明らかに、アニメ制作のクオリティ要求は、近年の映像フォーマット高品質化に引きずられて、辛辣なほどに激化しています。

 

でも、世間はアニメ業界の作画の都合に合わせて動いているわけではないです。

 

 

‥‥ですから、ここはひとつ、思い切って、考え方を変えませんか。

 

時代と共に歩む‥‥と。

 

世界の映像技術の進化に歩調を合わせて、アニメの技術も一緒に変えていく‥‥と。

 

 

「あんなにも」細かい絵を、しかも何百何千何万枚も描くなんて、もう無理!‥‥と思う人は私だけではないはずです。キャラの前髪が目に被さっただけで、作業ペースが食われます。

 

しかし、残念ながら、未来の映像フォーマットは、より一層の繊細で美麗な絵を、アニメに要求するでしょう。今はまだマシなほう‥‥かも知れませんよ。

 

 

「そんなの無理じゃん!」‥‥と思うのは、昔の頭と技術でしか考えないからです。

 

時代が進化して、皆がネットワーク端末(スマホとか)を持ち歩く時代なのに、アニメの作り方の基本は1960〜70年代を踏襲したまま‥‥なんて、どう考えても、「そんな都合が通るわけないよ」‥‥です。

 

他の色々な産業は、時代と共に、生き残りをかけて、技術をどんどん更新してきました。

 

なぜ、アニメはいまだに、何千何万枚も根性で描き続ける方法を採り続けるのでしょうか。‥‥ええ、もちろん、分かっていますよ。それ以外の方法が見つからないからです。

 

でも、見つけようとしなかったもの事実‥‥ではないですか?

 

アニメはこうやって作るものだ‥‥と、半ば、洗脳されたかのように、他の思考を捨ててきた事実はありましょう。

 

 

 

世界の時間の流れは、アニメ業界の、しかも作画の都合では、止めることはできません。

 

だったら、何をすべきかは、ちょっと考えれば解るはずです。

 

 

アンティークな技術として、時代に関係なく、技術更新を停止するか

 

世界の技術進化と共に、技術を更新していくか

 

 

‥‥私は後者を選びます。

 

私は小さい頃を思い出します。アニメが時代の寵児だった頃を。

 

アニメは縄文時代から作られていたわけではないのは、もちろん‥‥ですよネ。

 

世界の娯楽産業の技術進化の、まさに申し子だったのです。太古から営まれる、農業や漁業、牧畜、狩猟、衣服住とは全く異なる、「近代社会が産みしもの」です。

 

なのに、たかだか100年も経たない(=日本でのテレビアニメ放送開始)うちに「骨董品」「古美術」「昔の思い出」になるの?

 

なぜ、「アニメが時代性を捨ててどんなに古臭くなっても、みんなはアニメを好きなままでいてくれる」と思えるのでしょうか。忘れ去られた過去の他の娯楽と同じ運命のほうが、私には思い浮かびます。

 

少なくとも、私はイヤです。そんなのは。

 

私はアニメが大好きですからネ。

 

なので、世界の技術と共に、アニメも未来へと歩んでいきたいです。

 

 

私は子供の頃に、ヤマトや999を映画館で見て、「こんな迫力があって楽しくてかっこよく動く絵を、こんなに大画面と大きな音で見れるなんて、今の時代に生まれてよかった」と心底感激しながら観ていました。つまり、アニメ映画やテレビアニメの向こう側に、近代社会の技術力を見ていたのです。

 

そんな「現代社会の技術力の象徴」とも思えたアニメが、2020年を前に、現代技術から遠のく?

 

 

 

「原画マン」「動画マン」「作監」「アニメタ」とか言うだけでなく、「アニメーション技術」の未来を問いましょうよ。

 

必要なのは、昔の冠や役職ではなく、新しいやくどころで活躍して、アニメーションそのものに心血を注げる、新しい作品作りの方法です。

 

 

 

まあ、人それぞれ、考えはありましょう。

 

しかし、世界の時間を止めることだけは、誰にも不可能です。

 

 

 

 

 


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