散財エアファイター

1/100のエアファイターコレクション。創刊号と2号が届いて、中身を開けてみました。

 

 

 

ダイキャスト製と宣伝しているわりに、特にトムキャットは、各所が樹脂っぽいです。

 

‥‥あれ? ダイキャストって、どういう定義だったっけ?

 

 

 

ダイカスト (die casting) とは、金型鋳造法のひとつで、金型に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳物を短時間に大量に生産する鋳造方式のことである。ダイキャストとも言われる。またこの鋳造法だけでなくダイカストによる製品をもいう。

 

 

 

非鉄金属を使用することも多いので、必ずしも磁石がくっつくわけでもないようです。エアファイターコレクションの金属らしき部分には磁石は反応しませんでした。

 

まあ、実物を持ってみると、確実にプラよりは重いので、部分的に非鉄金属が使われているんでしょう。金属と樹脂、混合のパーツ構成ですネ。

 

私の今までの経験からすれば、このハイブリッド構成は歓迎です。妙にダイキャストにこだわるよりは、繊細さが必要な部分はプラでも何でも使って、精密感を出して欲しいからです。

 

「ダイキャスト完成品の飛行機」は、1〜1.5万円の製品は値段相応の良い出来ですが、2千円前後のものはかなりバラつきがあります。以前に2500円くらいで買った、ヘルキャットとウーフーの1/72(シリーズものではなく単発)は模型というよりは「鈍器」と言った風情で、出土した古代の銅器みたいでしたもん。‥‥それに比べれば、色々とキツめのレビューが目立つ「傑作機コレクション」シリーズも、まだ良いほうです。

 

 

*傑作機コレクション。細いパーツとキャノピー以外はほぼ金属。鈍器のようにズッシリと重いです。重すぎるくらいです。そして、色々と問題も抱えてもいます。アシェットのエアファイターがかなり丁寧に感じられるほど、各所がヌルいし大雑把です。‥‥でも、どうしてもアカん部分だけ修正して、塗装ハゲや汚れなどを施して飾ると、それなりに見えるシリーズでもあります。

 

 

エアファイターコレクションは無理することなく、F-14の主翼などの薄いパーツには樹脂を用いて、スケールに見合った薄さと繊細なモールドを表現していました。一方、創刊号のF-4EJはダイキャスト製の主翼がディテール表現上で仇(=溝の幅が広く鈍くオーバースケール)となっていますネ。

 

手に取った時の重量を演出するためにダイキャストを使うのは理解できるので(タミヤの1/48もそうですし)、一部分にダイキャストを使いつつ、柔軟に樹脂パーツも取り入れて、全100号を構成していただきたい‥‥と思うばかりです。

 

 

毎号税込2200円の定価ゆえに、2200円以上の過度な期待は禁物です。製品時点での存在感・実物感などのディテールアップは皆無です。単にパーツを塗り分けてあるだけ‥‥ですが、1/100の小スケールなら、塗り分けだけでも嬉しいです。キャノピーとか、1/72だって大変ですもんネ。

 

なので、ユーザが自分でスミ入れ。エアファイターコレクションに限らず、完成品シリーズなら、「儀式」みたいなもんです。

 

 

 

スミ入れは、黒だと濃すぎて、グレーだと薄すぎるので、タミヤのブラックとグレーのスミ入れ塗料をミックスして‥‥

 

 ・ ● ・ ・ ・ ● ・ グレー

 

‥‥の黒丸位置の割合のような、かなり暗いグレーとやや暗いグレーの2種類を用意しておくと便利です。

 

*タミヤのスミ入れ塗料。このままだと、濃いわ、薄いわで、使い勝手が悪いです。

 

 

トムキャットの米海軍グレーは明るい色調なので、やや暗いグレーでスミ入れします。

 

 

 

 

そうすると、今まで微かな陰影だけで見えていたディテールに、薄墨が流れ込んで、細かいディテールが浮かび上がります。

 

 

 

 

はみだした部分をエナメル溶剤と綿棒で拭き取れば、さくっと完成。

 

 

 

 

スミ入れの前と後を比較すると、「ディテール線の濃さ」で違いがわかります。スミ入れ前は、のっぺりして味気なかったディテールが、光の加減に頼らずとも、スミ入れによって強調されて目視できます。

 

 

*スミ入れ前↑

 

*スミ入れ後↑

 

アニメの作画でも、ディテール線を描き込んで「メカ感」をアップするのは、常套テクニックですもんネ。ソレと同じです。

 

実はスミ入れ本来の効果以外にも、綿棒ではみだしを拭き取る時に、綿棒に染み込んだ薄墨が思わぬムラを表面に与えるので、無味乾燥な塗装表面にかすかに表情が出るのです。拭き取る際の綿棒の動かし方で、「経年変化」「使用感」をごく控えめに表現すると、味が出ます。

 

エアブラシをお持ちの方は、ここからさらに排気煙のススやヤケ、暗部の表現や空気遠近などを表現しても良いでしょうが、まあ、そこまでしなくてもスミ入れだけで十分「気分に浸れ」ます。

 

細かく手を入れると、そもそも安価な完成品の品質が気になりだして、本末転倒になりますもんネ。完成品は「自分で作らないからイイ」んですから。

 

スタンドにつけると、こんな感じ。

 

 

 

このエアファイターコレクション。今後のラインアップは、中々ソソる機種がありまして、

 

MIG-23

MIG-25

SU-22

SU-24

SU-25

A-5

A-6

A-7

F-105

F-106

 

‥‥と、現在の日本のプラモメーカーが製品化してくれない機種を、どんどん繰り出してきます。現時点で公表されているのは41号までのラインアップですから、42号以降、F-100とかA-4、MIG-15, 17 ,19なども出してくれるかも?

 

A-5ビジランティとかF-106デルタダートとか、日本じゃ不人気過ぎて、もう絶対、日本のプラモメーカーは新製品ださないでしょ。比較的人気がありそうなF-105サンダーチーフだって危うい。

 

全ダイキャスト製だったら(透明部品は除いて)、ディテールの荒さが予想できて、むしろほとんど買わないままスルーだな‥‥と思っていましたが、樹脂と金属のハイブリッドなら話は別です。

 

トムキャットは十分、値段に見合う内容でしたしネ。もし自分でキットを買って作ったら、2200円のコストなんかじゃ済むわけないヨ。

 

う〜ん、ヤバい。



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