想像外

各人の今までの豊富な映像制作経験をもってしても、未来の映像フォーマットや品質は、想像の外側にあることが多いです。実際にテストを重ねれば、旧来の延長線上で考えた制作上の運用規格や規模が、「願望」レベルでしかないことを痛感します。

 

  • 60秒で200GB前後になるTIFFの連番をどう運用する?
  • ProResやDNxHRよりもむしろ非圧縮のほうがマシン処理的に遥かに軽負荷だと?
  • PC/Macのビデオ出力は様々な要因により信用するに値しない?
  • 圧縮のデコード負荷と転送速度負荷のどちらを危惧すべき?

 

いくら入念に頭で考えていても、リアルにテストしてみれば、事前の予測や計画が机上の空論だったことを思い知らされます。理論値と実測値をたとえわきまえていても、実際にフレーム落ちすれば、単なる「頭の中の計算でしかなかった」ことが解ります。

 

しかし、その机上の空論が現実によって打ち破られるところから、本当の技術体系は再スタートするのです。昔は昔、今は今‥‥を、リアルに肌身で感じながら。

 

過去視点のガイドラインなど、さして役に立たないことを思い知りながらも、同じように、何も指針がないところから体系を作り上げた先人の開拓精神は大いに参考になりましょう。

*ちなみに放送規格やレギュレーションの類いは、指針というよりは順守すべき規定です。ここでいう指針とは、実際の映像の内容を制作する際の具体的な環境作りや方法論を指します。

 

アニメ制作の第一歩を築きあげた先人と、全くの真逆の技術体系を模索し実践しても良い‥‥と、私は思います。先人がフィルムと紙と絵具を使いこなした技術表面上のスタイルを模倣するのではなく、「今存在する技術と道具を、どのように自分たちの目標に活用するか」を先人に学ぶべきでしょう。

 

未来にはインチもミリもタップも要りません。要るのは、先人がインチやミリやタップを使いこなした「活用法の思考」です。

 

 

想像外のことが山ほどおこるであろう、未来の映像制作。

 

想像外であればあるほど、突破した時には痛快で愉快なものでしょうネ。

 

だからこそ、キビしいしプレッシャーも大きいですが、楽しくもあるのです。

 

 

 

 


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